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リアリズム リベラリズムの検索結果1 - 40 件 / 187件

  • 金融日記

    TOPIX: 2670.80, -2.1% (1w), +12.9% (YTD)Nikkei225: 38707.64, -2.5% (1w), +15.7% (YTD)S&P500: 5117.09, -0.1% (1w), +7.3% (YTD)USD/JPY: 148.30, +0.3% (1w), +4.9% (YTD)EUR/JPY: 161.38, -0.3% (1w), +3.1% (YTD)Oil(WTI Futures): 81.04, +3.9% (1w), +13.1% (YTD) 米下院で若年層に人気のソーシャルメディアTikTokの規制法案が可決された。TikTokが米国内で営業を続けるには、親会社の中国バイトダンスが米国企業に虎の子のTikTokを売却しなければいけなくなる可能性がある。覇権争いで、米中対立が続いている。 ●米下院、TikTok規制法案可決 「民

      金融日記
    • リベラリストの「偽善」――リベラル国際主義に未来はあるか?/三牧聖子 - SYNODOS

      現代の政治家にとって、口先ばかりの「偽善者」というラベリングは致命的であるようだ。「ポリティカル・コレクトネス」に配慮してばかりの、中身のない美辞麗句はうんざりだという声、人々の苦境と怒りを率直に代弁し、たとえ世界中から排外的だ、非道義的だと罵られようとも、国民の利益だけを追求するリーダーを待ち望む声は、世界各地に広がりつつある。 このような世界で絶賛不人気な主張の1つが、自国の狭い利益だけを追い求めることなく、平和という共通利益を追求しよう、それこそが啓蒙された自己利益(enlightened self-interest)の要請なのだという「リベラル国際主義(liberal internationalism)」である。 史上初の世界大戦が終結した1919年、リベラル国際主義は人々に希望をもたらす新しいアイディアであった。2度の凄惨な世界大戦を経て、人類は、国際政治は軍事力だけがものをいう

        リベラリストの「偽善」――リベラル国際主義に未来はあるか?/三牧聖子 - SYNODOS
      • 「ゼロ年代の批評」のこれから──宇野常寛さんロングインタビュー - 荻上式BLOG

        2008年2月7日新宿にて、『PLANETS vol.4』が好評発売中の「第二次惑星開発委員会」を主宰している評論家、宇野常寛さんのロングインタビューを行いました。「惑星開発委員会」の成り立ち、論争を起している「ゼロ年代の想像力」(『SFマガジン』連載中)の背景にあるもの、そしてケータイ小説論、サブカル評論の現在まで、ここでしか読めない宇野常寛さんの発言が盛りだくさんのインタビューとなっております ■プロローグ 歌舞伎町の飲み屋から 荻上:今日は新宿、歌舞伎町の飲み屋からお伝えしてます。ということで、『PLANETS vol.4』発売、おめでとうございます! それから、『SFマガジン』での連載「ゼロ年代の想像力」も好調で、話題になっていますね。 宇野:ありがとうございます。 荻上:今日はそんな宇野さんに色々聞いてみたいと思います。個人的には、後日簡単に発表すると告知されてからさっぱり更新さ

          「ゼロ年代の批評」のこれから──宇野常寛さんロングインタビュー - 荻上式BLOG
        • 平和はカネで買える。商業的平和論(Capitalist Peace )のはじまり - リアリズムと防衛を学ぶ

          ブログのタイトルに関わらず、リベラリズムの話をします。 これから2回にわたり、商業的平和論について簡単な紹介をします。商業的平和論とは、経済発展が世界を平和にするという理論です。 商業的平和論の思想的起源 貿易や商業の発展が、世界を平和にするという考えは昔からあり、多くの大学者がこれを説いてきました。 モンテスキューやアダム・スミスは、市場は戦争を嫌うと説きました。戦争になれば、交戦国の間では自由な商取引ができなくなるからです。トマス・ペインは「商業は、愛国心と国防の2つの気運を減退させる」としています。 マンチェスター派の台頭 わけても有名なのはコブデンとブライトの「マンチェスター派」。1839年に結成され、自由貿易を強力に推進した集団です。 指導者たるコブデンとブライトは、貿易の経済的メリットだけでなく、思想的な正義を訴えました。貿易こそ平和への道だというのです。 それ以前の英国は、植

            平和はカネで買える。商業的平和論(Capitalist Peace )のはじまり - リアリズムと防衛を学ぶ
          • みなさん!現実主義って用語、誤解してませんか? - 日はまた昇る

            検索エンジンで「現実主義」というキーワードで検索してやってきた方へ 『攻撃的現実主義』については、次の2つの記事を読んでください。この記事は、はてなブックマークコメントへの反論として書いたものです。 攻撃的現実主義ってこういうものなんだけど(理論編) - 日はまた昇る 攻撃的現実主義ってこういうものなんだけど(実践編) - 日はまた昇る はじめに 6月29日に『河野談話検証で手詰まりとなった日韓両国』という投稿を書いた。1年ちょっとぶりの投稿だったのだけど、思いの外、たくさんのブックマークをいただきちょっとびっくりしながら、読んでいただいた方に心から感謝を申し上げたい。 ブックマークの反応はいろいろで、こういったセンシティブな話題だから、異論・批判があるのは当然だと思っている。ただ、一部のブコメを読むと、使っている用語の解釈で誤解があると思うブコメコメントもあった。 誤解はやはり解いておい

              みなさん!現実主義って用語、誤解してませんか? - 日はまた昇る
            • hazumaのブログ

              こちらでは超ご無沙汰の東浩紀です。横のプロフ写真の娘も妙に小さいですしね……。 さて、今日は、福島第一原発観光地化計画展全体および第2会場の構成について記した文章を貼り付けておきます。思えば、カオス*ラウンジと梅沢和木について、ぼくがなぜ彼らを評価するのかまじめに文章を書いたのは、これが最初ではないかと。 展覧会は12月28日まで開催しています。チケット情報などはこちら(チケット販売数が妙に少ないのは再販売したからですw) → http://peatix.com/event/25973 会期終了まで時間もありませんが、かなり気合いの入った展示です。この文章を読み興味をもったら、ぜひご来場ください。 ■ 展覧会全体について 震災後、文学者になにができるか。「福島第一原発観光地化計画」はその結論のひとつである。事故後25年の2036年を目途に、福島第一原発事故跡地に観光客を動員しようという計画

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              • 週刊ダイヤモンド/続・憂国呆談:田中康夫×浅田彰×宮台真司

                今回の憂国呆談は、宮台真司氏をゲストに迎え、東京・八重洲ブックセンターにて公開鼎談として行われた。小泉自民党の圧勝に象徴的に表れる日本の危機的状況を、現代日本を代表する3人の論客が熱く深く語り尽くす。本誌版をさらに充実させた完全版を一挙大公開! ●小泉現象をもたらしたもの 今回は社会学者の宮台真司さんをゲストにお迎えして、小泉自民党の圧勝に終わった2005年9月の総選挙、そこに象徴的に現れる政治的・社会的状況を多層的に読み解いてみようという趣向です。 宮台さんは自分のブログで総選挙に関する文章を書いていて(http://www.miyadai.com/index.php?itemid=302&catid=4)、小泉の政治手法を「不安のポピュリズム」としていますよね。 地域や企業という従来の共同体が空洞化して社会的流動性が高まると、それに不安を感じる浮動層が生まれます。小泉は彼らの不

                • 生きること、その不可避な売春性に対する抵抗──マーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』 | inquire.jp

                  「資本主義リアリズム」とは要するに、生きることの不可避な売春性について、不可避であると信じさせられていることを指す。 そして『資本主義リアリズム』という本は、そうしたリアリズムの欺瞞を暴く/暴こうとする──抵抗のための書物である。 2017年に48歳の若さで自ら命を絶った著述家マーク・フィッシャーが発した「警告」とは。 6回目となるSF作家・樋口恭介による連載書評。 資本主義の終わりより、世界の終わりを想像する方がたやすい。 ──マーク・フィッシャー 世界の終わり、失われた未来の亡霊 K-Punk。横に並んだ6つの記号。一見すると無意味な文字列。 解を急げばKはKyberの頭文字、KyberはCyberの起源となったギリシャ語で、つまるところK-Punkとは「サイバー・パンク」を意味している。Kyber-PunkとしてのCyber-Punk。さしずめそれは「真のサイバー・パンク」、あるいは

                    生きること、その不可避な売春性に対する抵抗──マーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』 | inquire.jp
                  • コロナ禍で問い直される 「国家」と「個人」【宇野重規】【梶谷懐】

                    『公研』2020年7月号「対話」 宇野 重規・東京大学社会科学研究所教授×梶谷 懐・神戸大学大学院経済学研究科教授 感染者と接触した個人を追跡するアプリなど、監視型テクノロジーの「効用」がクローズアップされる中で、われわれは国家との関係をどう考えるべきか。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は社会に何をもたらしつつあるのか。 感染状況に大きな影響を与える国のシステム 梶谷 今回、「コロナ後の世界」について考えていく上で、ぜひ胸をお借りしたいということで対談相手に宇野さんを指名させていただきました。と言いますのも、本日のテーマとも若干関係する『幸福な監視国家・中国』(高口康太氏との共著)が先日、中央公論の新書大賞に入賞したのですが、その際に宇野さんから好意的なコメントをいただいたからです。 この本では、中国で進む監視社会化をジョージ・オーウェルの小説『一九八四年』のような冷戦期の恐怖

                      コロナ禍で問い直される 「国家」と「個人」【宇野重規】【梶谷懐】
                    • 藤原正彦『国家の品格』

                      藤原正彦『国家の品格』 昨年(2006年)、ベストセラーになったこの新書を今頃読んでいるのは相当恥ずかしいです。恥ずかしい思いをして通勤電車などで読みました。新書カバーとかかけて、ですね。 内容を大ざっぱにまとめると、次のようなものになります。 「論理」を中心にした近代的合理精神には限界がある。新自由主義も共産主義も民主主義も自由も平等もそれらが生み出したもので、今日の世界のいたるところで破たんを生じている。 その原因は「論理」を軸にしているから。論理はある条件下では問題を正しく導くが、それを忘れて万能薬のように扱うと大間違いに至る。 大事なのは「論理」ではなく、「情」や「形」であり、それを大事にしている文化はまさに日本文化である。これらの情緒を育む形が武士道精神だ。いまの日本はこれが廃れてしまった。 日本はこれらの文化を大事にし「品格ある国家」を再建し、世界の危機を救う聖なる使命を果たす

                      • 日本の左派はいつから「リベラル」になったのか? - blog for Smart Phone

                        以下はわたしの近著『21世紀の自由論〜優しいリアリズムの時代へ』(NHK出版)からの抜粋です。同書は日本の「リベラル」と呼ばれている勢力の問題点と、そこからどう脱却して日本人であるわたしたちが新たな政治哲学を構築していくことが可能かを論じているのですが、「リベラル」ということばの誤用がどこから始まったのかを以下の抜粋では指摘しています。 補足しておくと、日本ではもともとリベラルには二つの意味がありました。まず第一に、「オールドリベラリスト」と呼ばれた人たち。これは戦前、欧米滞在経験があり、欧米リベラリズムの洗礼を受け、親米的・親英的な立ち位置に基づいていた人たちのことを指します。よりわかりやすく言えば、大正デモクラシーの体現者。 第二に、アメリカのリベラル。端的に言えば、民主党のことです。日本の新聞では一九八〇年代まで、「リベラル」とはおもに米民主党のことを指し、日本国内の政治勢力に対して

                        • WEB連載:失われた未来を求めて 木澤佐登志 / 第3回 ジョーカー、あるはずだった未来の不在

                          「未来はわれらのものだ」と言いながら死んでいったサン=シモン、「未来を構築しなければならない」と言いながら自殺していったマーク・フィッシャー、そして「未来はここで終わる」と言ったリー・エーデルマン――。ルイス・キャロルは暗室の中で少女たちの写真を現像し、カール・マルクスは大英図書館で来るべき革命のための書を執筆する。これは、未来と子どもたち、近代と脱近代、革命と反動、19世紀と20世紀、ユートピアとディストピア、メランコリーとノスタルジー、テクノロジーとオカルティズム、そして失われた未来に捧げるエッセイである。 『ダークナイト』(2008)はテロリズムの映画だったが、『ジョーカー』(2019)はポピュリズムの映画だ。 『ダークナイト』のジョーカーは、平穏な市民生活を脅かすサイコパスのテロリストとして描かれていた。この映画が公開された2008年といえば、9・11というトラウマが未だに長く尾を

                            WEB連載:失われた未来を求めて 木澤佐登志 / 第3回 ジョーカー、あるはずだった未来の不在
                          • バイト候補からの手紙 - hazumaのブログ

                            こんばんわ。 東浩紀です。 何年ぶりかわかりませんが、ここでも更新してみます。ゲンロンの公式ブログよりもこちらのほうがインパクトがあるのではないかと思ったからです。 かつて、ゼロアカがアツかった時代、仲山ひふみという男が2chに降臨しました。彼は、高校生にもかかわらず、ドゥルーズに詳しいと主張し、東大も一瞬で合格できると豪語していました。残念ながら、彼は浪人したすえ、べつの某大学に行ったわけですが。。。 が、それはともかく! そんなスーパースター・仲山くんが、ゲンロンカフェに加わってくれることになりました。ゲンロンはますます原点回帰していきます。 というわけで、以下、仲山くんのアツすぎるメールをお送りしましょう。みなさん、11月からのリニューアルにご期待よろしく!!! ■ 坂上さん、東さん 昨日はお疲れ様でした。 かなり衝撃的な流れでしたが、お二人が語ってくれた言葉は確実に響くものがあって

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                            • [似非原]最高に弱まった無職が薦める百冊より少なめの本

                              http://anond.hatelabo.jp/20100127001517 さらにヴァージョンアップさせるとこうなる。 差し替え『私とハルマゲドン』 竹熊健太郎『檻の中のダンス』 鶴見済『翔太と猫のインサイトの夏休み』永井均『アストロモモンガ』 橋本治『因果鉄道の旅』根本敬『超芸術トマソン』赤瀬川原平編『自転車旅行主義』 香山リカ『天使の王国』 浅羽通明追加『立志・苦学・出世―受験生の社会史』竹内洋『1968年』スガ秀実『日本の思想』丸山眞男『現代詩の鑑賞101』大岡信『「知」の欺瞞』アラン・ソーカル『アナロジーの罠』ジャック・ブーヴレス『「世間」とは何か』阿部 謹也『一九七二』坪内祐三『ストリートの思想』毛利嘉孝『数学ガール』結城浩『虚数の情緒』吉田武『無産大衆神髄』矢部史郎+山の手緑『スカートの中の劇場』上野千鶴子『日本文学史序説』加藤周一『リベラリズムの存在証明』稲葉振一郎『自我

                                [似非原]最高に弱まった無職が薦める百冊より少なめの本
                              • リベラルってどういう意味なの?よく左翼が名乗ってるから左翼のことをリベラルっていうの? : 哲学ニュースnwk

                                2017年10月02日22:30 リベラルってどういう意味なの?よく左翼が名乗ってるから左翼のことをリベラルっていうの? Tweet 1: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2017/10/01(日) 09:09:53.22 0 それとも反日のこと? bokeての画像が100枚たまったから貼っていくhttp://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5265832.html 2: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2017/10/01(日) 09:10:17.91 0 保守の反対 3: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2017/10/01(日) 09:12:49.09 0 本来の意味じゃない使われ方なんていくらでもあるし リベラル = 極左でよい 4: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2017/10/01(日) 09:12:55.05 0 自由主義

                                  リベラルってどういう意味なの?よく左翼が名乗ってるから左翼のことをリベラルっていうの? : 哲学ニュースnwk
                                • ヒトに意識は必要か? 稲葉振一郎『銀河帝国は必要か?』読書会【闇の自己啓発会】|江永泉

                                  闇の自己啓発会は2月8日、都内某所で稲葉振一郎『銀河帝国は必要か?』読書会を行いました(都合により、予定していた課題本を変更しました。楽しみにしていた方には申し訳ありません…)。調子の悪い人が多く、いつも以上に具合の悪い話が多くなった気もしますが、その模様をお伝えしていきます。 ※これまでの活動についてはこちらをご覧ください。 https://note.com/imuziagane/m/mbd28cf65025b ※【闇の自己啓発会】は読書会記事を募集しています。 https://note.com/imuziagane/n/n9123acc09bec ◇参加者一覧 【ひで】シス 目黒から新宿に引っ越しました。今回の引っ越しで10回目です。無職になりました。 役所【暁】 今までに8回引っ越しています。転職に向けて動き始めました。好きな異世界召喚系ゲームは、Xuse『永遠のアセリア』。 【江永

                                    ヒトに意識は必要か? 稲葉振一郎『銀河帝国は必要か?』読書会【闇の自己啓発会】|江永泉
                                  • シロナガスクジラ現象とは (シロナガスクジラゲンショウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

                                    シロナガスクジラ現象単語 シロナガスクジラゲンショウ 1.4万文字の記事 106 0pt ほめる 掲示板へ 記事編集 概要シロナガスクジラ現象を引き起こす単語一覧あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行アルファベット数字・記号過去に引き起こしていた単語一覧の一部か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行アルファベット数字・記号関連項目掲示板 シロナガスクジラ現象とは、ニコニコ大百科内で、かつての「シロナガスクジラ」のように自動リンクがない単語であるにもかかわらず、自動リンクがあるかのように見えてしまう現象のことである。 【具体例】「シロナガスクジラ」=「シロナ」+「ガス」+「クジラ」 概要 ニコニコ大百科内で度々起こっていた「記事があるのかと思ったので実際にクリックしようとしたら目的の記事へのリンクがなかった」という、大百科利用者を困らせている現象。 命名の成り立ちは、 「小さな小魚が集まってシ

                                      シロナガスクジラ現象とは (シロナガスクジラゲンショウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
                                    • きまぐれな日々 安倍晋三は5年前と変わらない。しかし世間が右翼化した

                                      今回は趣向を変えて、まず安倍晋三・自民党新総裁の激励から始めたい(笑)。 自民党総裁選直後にこんな報道があった。 http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20120928-1024232.html 26日の自民党総裁選直前、都内のホテルで決起集会を行った安倍晋三総裁(58)が、昼食に高級カツカレーを食べていたと一部の情報番組で報道され27日までに、インターネット上で“カツカレー騒動”が勃発している。ツイッターなどでは「(値段が)高すぎる」「既に庶民感覚を失っている」などと安倍氏への非難が出ている。過去にも麻生太郎元首相の都内一流ホテルでの高級バー通いが非難されたことがあり、安倍氏にとっては早速、痛い船出となった。 安倍氏は26日、東京・ホテルニューオータニで行われた決起集会に出席。支持者を前に、総裁選に「勝つ」ための験担ぎとしてカ

                                      • 相互依存は戦争の可能性を減らしても無くす事は出来ない : 週刊オブイェクト

                                        先月の毎日新聞の記事で、抑止力と相互依存に関する議論について公平に良く纏まったものが有りました。抑止力について当ブログでは以前に 「中国人民解放軍軍事科学院の江新鳳上級大佐が警戒する沖縄米海兵隊の抑止力」で解説した事があるので、今回は「相互依存」について紹介したいと思います。 反射鏡:民主党と抑止力「考えれば考えるにつけて」=論説委員・岸本正人:毎日新聞 相互依存関係にある国に侵攻すれば、自国の経済・社会もダメージを受ける。得失を考えれば、その国は簡単に侵略・侵攻の政治決定を下せない--相互依存を重視する理論は、こうした想定を前提にしている。 米国のジョセフ・ナイ氏らの「複合的相互依存」論の展開も、軍事的安全保障の役割を相対的にとらえる議論である。 反論も当然ある。第一次世界大戦前、英国のノーマン・エンジェルは著書「大いなる幻想」で欧州諸国の相互依存の深まりを根拠に戦争無益論を主張したが、

                                          相互依存は戦争の可能性を減らしても無くす事は出来ない : 週刊オブイェクト
                                        • 道徳的動物日記

                                          なんかこのタイミングで「2023年おすすめ本」の記事を書いたら多くの人に読んでもらえそうな流れなので、書いておきます(それぞれの本の詳細な感想や書評は各記事へのリンクをクリックしてください)。 ■今年のベスト本 今年に発売されたなかでの個人的なベスト本はポール・ケリーの『リベラリズム:リベラルな平等主義を擁護して』です。 リベラリズム: リベラルな平等主義を擁護して 作者:ポール・ケリー 新評論 Amazon davitrice.hatenadiary.jp 大晦日まで新宿ブックファーストの「名著百選 2023」フェアコーナーにわたしのコメント付きで並べられているはずなので、関東に住んでいる方は年内に新宿まで急いで行って購入してください。 【ブックファースト新宿店様「名著百選2023」フェア】ポール・ケリー『リベラリズム』が選ばれました🎉推薦者は気鋭の批評家ベンジャミン・クリッツァー氏、

                                            道徳的動物日記
                                          • インターネット業界と金融業界では仮想通貨を全く違う視点で見ている

                                            インターネット業界と金融業界の間に大きなギャップを感じつつも、金融業界流のユーザインサイトを理解する重要性をひしひしと感じているという話です。 前職まではネット業界に首まで浸かってエンジニアをやってきましたが、仮想通貨業界に携わるようになり金融業界一筋の方々と接する機会が増えてきました。この2つの業界は服装からキャリア観まで、まるっきり違う人々で構成されています。そこで直面するのは仮想通貨で注目するポイントに対するギャップです。早い話が「なぜこんなにすごい発明を目の前にして価格や流動性の話に注意が向くんだろう?」ということです。 しかし、この違和感は徐々に薄れていきました。この2つの業界では同じユーザを見たとしても「ユーザに提供すべきもの」に対する考えに大きなギャップがあることが分かってきたのです。そしてこの2つのユーザ像は相反する部分を持ちつつも、両方とも正しく無視できないというのが今の

                                              インターネット業界と金融業界では仮想通貨を全く違う視点で見ている
                                            • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                                              2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                                                ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                                              • 9月18日日本社会学会シンポジウム・コメント原稿 - shinichiroinaba's blog

                                                お約束通りこちらにアップします。当日読み上げられたのは2の冒頭までです。 しかしあのシンポ会場は実にいい意味で不穏であったのに不完全燃焼感著しい。壇上に市野川容孝と安藤馨がそろうというだけで十分アレなのにフロア最後列では小泉義之がいつもながらの怖い顔で壇上をまっすぐ睨みつけていたし、その他かなりやばめの面子がそろっていたというに。 なおわたくしごとになりますが、終了後は市野川、更にフロアにいたid:contractio、id:yeuxquiと連れだって梅田に繰り出し、うちで寝ていた岸政彦を呼んでお酒をいただきました。 いっちーは終始上機嫌。「安藤馨スゲー!」を多分百回は言った。かつての東浩紀「ソルジェニーツィン試論」以上の衝撃であったという。 ===================== 1. 著書『社会』前後から市野川容孝が追究してきた「社会的なるものの社会的構築」という問題系、すなわち、

                                                  9月18日日本社会学会シンポジウム・コメント原稿 - shinichiroinaba's blog
                                                • 三浦瑠麗 - Wikipedia

                                                  三浦 瑠麗(みうら るり[3]、英語:Lully Miura [4][5]、1980年[6]〈昭和55年〉10月3日[7] - )は、日本のコメンテーター、エッセイスト[8]。博士(法学)(東京大学・2010年)を取得後、独立シンクタンクの株式会社山猫総合研究所を設立した[5]。評論・講演活動、政策支援活動を展開する他、日中韓意識調査、日本人価値観調査などを実施、公開。旧姓は濱村[9][10](はまむら)。 独立行政法人日本学術振興会特別研究員、東京大学政策ビジョン研究センター講師など務めた。 来歴[編集] 生い立ち[編集] 神奈川県茅ヶ崎市[1][6]の出身で、兄、姉、弟、妹がいる5人兄妹の次女として育つ。小学2年時に平塚市へ転居[11]し、平塚市立金旭中学校を経て1999年3月に神奈川県立湘南高校を卒業する。 1999年4月に東京大学理科一類[5]へ入学し、2001年4月に農学部生物環

                                                    三浦瑠麗 - Wikipedia
                                                  • 日本の左派はいつから「リベラル」になったのか?

                                                    以下はわたしの近著『21世紀の自由論〜優しいリアリズムの時代へ』(NHK出版)からの抜粋です。同書は日本の「リベラル」と呼ばれている勢力の問題点と、そこからどう脱却して日本人であるわたしたちが新たな政治哲学を構築していくことが可能かを論じているのですが、「リベラル」ということばの誤用がどこから始まったのかを以下の抜粋では指摘しています。 補足しておくと、日本ではもともとリベラルには二つの意味がありました。まず第一に、「オールドリベラリスト」と呼ばれた人たち。これは戦前、欧米滞在経験があり、欧米リベラリズムの洗礼を受け、親米的・親英的な立ち位置に基づいていた人たちのことを指します。よりわかりやすく言えば、大正デモクラシーの体現者。 第二に、アメリカのリベラル。端的に言えば、民主党のことです。日本の新聞では一九八〇年代まで、「リベラル」とはおもに米民主党のことを指し、日本国内の政治勢力に対して

                                                      日本の左派はいつから「リベラル」になったのか?
                                                    • #04「反・資本主義・リアリズム」── 左翼とリベラルとサブカルチャーの不愉快な三角関係・前編|GUEST|花咲政之輔 from 太陽肛門スパパーン

                                                      石丸元章 『危ない平成史』 #04「反・資本主義・リアリズム」── 左翼とリベラルとサブカルチャーの不愉快な三角関係・前編|GUEST|花咲政之輔 from 太陽肛門スパパーン GONZO作家・石丸元章が異形の客人と共に平成の「危ない」歴史を語り合う。今回のテーマは平成の“イデオロギーとカルチャー”。ゲストは今年結成30年を迎えたバンド「太陽肛門スパパーン」のバンマスにして、ノンセクト左翼活動家である花咲政之輔。前後編の前編。 平成前期のアンダーグラウンドに異形の花を咲かせたバッドテイスト・カルチャー。その立役者のひとりであるGONZO作家・石丸元章が、毎回、ひと癖もふた癖もある客人を招いて、過ぎ去りし平成の「危ない歴史」を振り返る当シリーズ。 今回のテーマは、米ソ冷戦体制が崩壊し、フランシス・フクヤマがいうところの「歴史の終わり」と共に始まった平成という時代において、イデオロギーとカルチ

                                                        #04「反・資本主義・リアリズム」── 左翼とリベラルとサブカルチャーの不愉快な三角関係・前編|GUEST|花咲政之輔 from 太陽肛門スパパーン
                                                      • 新聞各紙の「来年度の概算要求」に関する社説に失笑を禁じ得ない理由(髙橋 洋一) @gendai_biz

                                                        「財務省寄り」な新聞ばかり…… 2019年度の概算要求は、5年連続で「100兆円越え」になった。毎年、9月初めの新聞社説に概算要求の話が載るが、今年も、各紙社説に次のようなものがでている。 9月1日朝日「防衛概算要求 歯止めなき拡大路線」(https://www.asahi.com/articles/DA3S13659490.html) 9月1日読売「概算要求 歳出膨張を防ぐ工夫を凝らせ」(https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20180831-OYT1T50169.html) 9月2日毎日「過去最大の予算要求 借金漬けを顧みぬ法外さ」(http://mainichi.jp/articles/20180902/ddm/005/070/008000c) 9月2日日経「財政健全化へ正念場の来年度予算編成」(https://www.nikkei.com/arti

                                                          新聞各紙の「来年度の概算要求」に関する社説に失笑を禁じ得ない理由(髙橋 洋一) @gendai_biz
                                                        • 「普遍性」をいかに追求するか、という課題 - 梶ピエールのブログ

                                                          日本人は中国をどう語ってきたか 作者: 子安宣邦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2012/11/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 前回のブログ記事の最後に、この本について「本書に感じた「ちょっと待てよ」という違和感の由来を整理してみたい」と書いた。同時に、「日中に通底する普遍的な(ぶれない)価値判断の軸を持つこと」および、「その価値判断の軸に照らして、それと大きくずれた現象が生じたときは、社会に対して何らかのアクションを起こす」ことをよしとする著者の姿勢に共感する、ということも述べた。 実は、僕が本書に感じる第一の違和感も、後者にあげた日中間に通底する「普遍的な価値判断の軸」にかかわる。本書の記述からは、それが大事だということはわかっても、普遍性を具体的に練り上げていくための、道筋が示されていないように思うのだ。例えば、本書の尾

                                                            「普遍性」をいかに追求するか、という課題 - 梶ピエールのブログ
                                                          • 連載・『三体』から見る現代中国の想像力 第一回/『三体』における閉域と文脈主義

                                                            ※本記事は『エクリヲ vol.11」に掲載されたものです。 連載・『三体』から見る現代中国の想像力 第一回 『三体』における閉域(ヴァーチャル・リアリティ)と文脈(コンテクスト)主義[1] 序 〈三体〉シリーズ[2]はいわば中国SFの起爆剤となった。この作品によって、中国SFにまつわるすべてが変わってしまった。それは今日の中国文化の中心になったとすら言える。 オンラインかオフラインかを問わず、書店はSFの作品に埋め尽くされ、その多くに〈三体〉の著者である劉慈欣(りゅうじきん)の推薦コメントが載っている。IT企業の億万長者たちがこぞって〈三体〉のファンであることを公言し、中国やアメリカの国家指導者が『三体』の本に付箋をびっしりと貼ったりしている。中国の全国人民代表が北朝鮮の核問題を論じる際に〈三体〉を引用している。これらは誇張でもなんでもなく、実際に起きていることである。 中国SFには多様性

                                                              連載・『三体』から見る現代中国の想像力 第一回/『三体』における閉域と文脈主義
                                                            • 山尾志桜里議員の件と「自分が幸せになるのが一番」という世界で生きるということ - いつか電池がきれるまで

                                                              togetter.com 最初にこの件に対する僕の考えを書いておきます。 人間というのはそんなに完璧なものじゃないから、不倫をすることだってあるのはわかるのです。 それは僕にとっては大変不快なことなので、ものわかりの良いふりをするつもりはないけれど、少なくともこの人の場合には、他者(宮崎健介議員)の不倫に対して、議員不適格、だと公言していたのだから、自分が同じことをしたら、同じことを言われるのは当然だし、離党だけじゃなくて、議員もやめるべきでしょう。 ただし、議員を辞めてしまえば、あとは当事者や家族、直接の関係者以外が口をさしはさむような問題ではない。 ちなみに、佐々木俊尚さんの「党派性」については、以前、佐々木さんの著書の中にこんな文章があったので、佐々木さんが民進党の議員だった山尾さんを「政治家として擁護」されていたことに「民進党びいきだから」というのは無いと思われます。 fujipo

                                                                山尾志桜里議員の件と「自分が幸せになるのが一番」という世界で生きるということ - いつか電池がきれるまで
                                                              • データベース消費 - Wikipedia

                                                                データベース消費(データベースしょうひ)とは、物語そのものではなくその構成要素が消費の対象となるようなコンテンツの受容のされ方を指す[1]。批評家の東浩紀がゼロ年代初頭に導入した概念。 概要[編集] 東が本論を提起した背景として、評論家・作家の大塚英志による物語消費の概念がある。 大塚は『物語消費論』で、ビックリマンシールやシルバニアファミリーなどの商品を例に挙げ、それらは商品そのものが消費されるのではなく、それを通じて背後にある「大きな物語」(世界観や設定に相当するもの)が消費されているのだと指摘し、主に1980年代にみられるこういった消費形態を物語消費と呼んだ。ここで「大きな物語(世界観・設定)」という意味で「物語」という語句を使うことは紛らわしいことから世界観消費といいかえられることもある[2][注 1]。 東はこれを踏まえ、物語消費論でいうところの「大きな物語(世界観)」が「大きな

                                                                  データベース消費 - Wikipedia
                                                                • ウクライナを切り裂くパワー・ポリティクスの刃(2022年1・2月-1):API国際政治論壇レビュー(責任編集 細谷雄一研究主幹) | API国際政治論壇レビュー | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

                                                                  「われわれは、このようになるということを分かっていたのだ」と、プーチンの行動を観察し続けたフィオナ・ヒルは国際論壇に向けて矢を放つ。その鋭い批判が射貫くのは、グローバルな国際協調体制という楽観主義に溺れた西側諸国の傲慢さだ。ロシアのパワー・ポリティクスからの挑戦に、自由民主主義が揺れている。 1.緊迫のウクライナ情勢 2022年の幕開けは、平和な時代の到来を告げるものとはならなかった。引き続き国際関係は深刻な緊張や対立を孕むものであり、これまで以上に軍事衝突勃発の危機は高まっている。 近年の国際関係を大きく左右してきた米中対立の構図に加えて、ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻が、よりいっそう国際情勢を不安定で不透明なものとしている。軍事侵攻が始まった2月24日以降の議論を取り上げることは次回に譲るが、年末から現在に至るまでの国際論壇はウクライナ情勢をめぐる論考で溢れている。おそらくは、こ

                                                                    ウクライナを切り裂くパワー・ポリティクスの刃(2022年1・2月-1):API国際政治論壇レビュー(責任編集 細谷雄一研究主幹) | API国際政治論壇レビュー | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
                                                                  • それでも地球から戦争がなくならない理由(藤原 帰一)

                                                                    経済のグローバル化が進み、世界中のサプライチェーンがつながったことで、国家間の大規模な戦争が「不合理なものになった」と思われていたいま、なぜロシアは侵略を開始したのか。国際政治研究の第一人者の著書『「正しい戦争」は本当にあるのか』の一部を、抜粋してお届けします。 3つの戦争論 藤原 戦争のとらえ方は、大きくまとめると三つぐらい、考えられるんです。 ひとつは悪いやつが戦争を起こすんだ、戦争を起こそうとするような政府は取り除かなければ、そうでないと平和は訪れないっていう考え方ですね。武器が悪いんじゃなくて、武器を使うやつが悪者だから、それがダメなんだ、っていう。悪いやつを倒す正義の戦争ってわけです。ナチの話っていうのはまさにそれで、ナチを取り除くから平和になるんだっていう理屈です。〈ミュンヘンの教訓〉(*1)という言葉があります。イギリスのチェンバレン首相はナチとミュンヘンで交渉するわけですが

                                                                      それでも地球から戦争がなくならない理由(藤原 帰一)
                                                                    • 『21世紀の自由論』自由と不自由と非自由と - HONZ

                                                                      正直、リベラルとか保守とか、その手の話からは距離を置きたいというのが本音である。一言で言えば、ややこしいからだ。左右を問わず角度のついたスタンスからの発言は力強いし、もっともらしく聞こえることも多い。そんな中で、内側のスタンスから中庸なことを物申しても、無力感が伴うだけだろう。その実行力はともかく、立ち位置の格差というものが確実に存在するのだ。だからサイレント・マジョリティが、大量製造されていく。 これは言い替えれば、「言葉が、議論する力を失いつつある」状況とも言えるだろう。見聞きする多くの言論は、何を軸に議論をしているのか、そういったプロトコルがあまりにも見えてこない。そもそも一人の人間と一つの思想が、一対一対応しているという前提にも無理があるのではなかろうか。 このような混迷きわまる政治哲学の現状を鮮やかに喝破してくれるのが、本書『21世紀の自由論』だ。ジャーナリスト・佐々木俊尚氏が、

                                                                        『21世紀の自由論』自由と不自由と非自由と - HONZ
                                                                      • 笙野頼子 - Wikipedia

                                                                        『二百回忌』(1993年) 『タイムスリップ・コンビナート』(1994年) 『幽界森娘異聞』(2001年) 『金毘羅』(2004年) 『未闘病記――膠原病、『混合性結合組織病』の』(2014年) 笙野 頼子(しょうの よりこ、1956年3月16日 - )は日本の小説家。本姓・市川。三重県出身、立命館大学法学部卒。 自称「神道左翼」の立場から急進的な政治性を打ち出し、私小説と幻想小説を周到なメタフィクションなどを用いて過激に混成させた作風で「闘う作家」「メタの女王」[1]とも呼ばれる。 2011年度より5年間立教大学特任教授(大学院文学研究科比較文明学専攻博士課程前期課程)を務めた。 概要[編集] 自らをアヴァン・ポップ[2]作家と称し、藤枝静男や内向の世代などの影響を受けた独自の私小説を得意とする。概説的には世界への違和感を社会的な視座に見据えつつ、不穏な幻想とスラップスティックなユーモア

                                                                        • 第37話「日本という怪しいシステムに関する一見解」

                                                                          ※ 筆者は日本人でありながら、どうしても昭和以後のこの国が好きになれない。 一体それはどこから来るのだろうか?。小さい島国で飽くことなく続いた権力闘 争のなれの果ては、あの残忍な秦の始皇帝も顔負けの官僚制度を生みだした。 そして現在、政財官トライアングル(=権力階級)は資本主義と社会主義を極 めて巧妙に組み合わせ、しかも情報統制(非公開、隠匿、操作)をもって国民を 飼い馴らしている。いまや日本は権力階級の「私物国家」に成り果てており、殆 んどの国民が惰眠を貪っているあいだに、徐々に構築された巨大なピラミッド型 の「一億総『潜在能力』搾取・没収システム」が民主主義の萌芽さえ阻んでいる。 まさに「国民の命を蹂躙し翻弄する」という表現がピッタリの「日本という怪 しいシステム」の本質を分析してみた。 ( 『潜在能力』とは社会の枠組みの中で、今その人が持っている所得や資産 で将

                                                                          • 「戦争はなぜ起こるか」 1 フランス革命戦争の場合 - リアリズムと防衛を学ぶ

                                                                            戦争はなぜ起こるか―目で見る歴史 (1982年) 作者: A.J.P.テイラー,古藤晃出版社/メーカー: 新評論発売日: 1982/08メディア: ? クリック: 3回この商品を含むブログを見る「戦争はなぜ起こるのか」はテイラーという有名な史家が書いた著作です。原題は「HOW WARS BEGIN」。中身はタイトルの通り、戦争がいかに開始されるかを書いています。フランス革命戦争から冷戦までの主だった戦争を取り上げています。 何せテイラーの著作ですので、読み物としても面白く、多くの示唆を与えてくれます。戦争の原因は百万通りもあるとしても、その中で「錯誤」と「不合理」が含まれないものは一つもないようです。 今回はこの本から「フランス革命戦争」の項を取り上げます。 戦争をする気はなかったのに、戦争を開始した 「解放」のための戦争 「解放者」と「いきのよい政治家」には注意 関連 戦争をする気はなか

                                                                              「戦争はなぜ起こるか」 1 フランス革命戦争の場合 - リアリズムと防衛を学ぶ
                                                                            • 【読書感想】21世紀の自由論―「優しいリアリズム」の時代へ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                                                                              21世紀の自由論―「優しいリアリズム」の時代へ (NHK出版新書 459) 作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2015/06/09メディア: 新書この商品を含むブログ (11件) を見る Kindle版もあります。 21世紀の自由論: 「優しいリアリズム」の時代へ (佐々木俊尚) 作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: 佐々木俊尚発売日: 2015/06/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 日本にはリベラルや保守がそもそも存在するのか?ヨーロッパの普遍主義も終わりを迎えているのではないか?未来への移行期に必須の「優しいリアリズム」とは何か?―「政治哲学」不在の日本、混迷を極めるヨーロッパ、ネットワーク化された世界に生まれた共同体の姿を描き、「非自由」で幸せな在り方を考える。ネットの議論を牽引する著

                                                                                【読書感想】21世紀の自由論―「優しいリアリズム」の時代へ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                                                                              • シオニズムはリベラルになりうるのか――ヤエル・タミール『リベラルなナショナリズムとは』をめぐる勘違い:パレスチナ情報センター:Staff Note

                                                                                Posted by :早尾貴紀 ◇ヤエル・タミール『リベラルなナショナリズムとは』 (押村高、高橋愛子、森分大輔、森達也訳)、夏目書房、2006年12月 *   *   * 私事になりますが、昨年アイザイア・バーリン論を書きました。バーリンとは、政治学分野では知られたリベラリズムの思想家です。が、同時に労働党とピースナウに肩入れをしていた強固なシオニストでもありました。彼のなかで、リベラリズムとシオニズムはどう両立していたのか、それを論じたのです。 そして、ここで取りあげる『リベラルなナショナリズムとは』のヤエル・タミールは、そのバーリンの教え子です。この著書の元は、バーリンのところで書かれた彼女の博士論文でした。バーリン論を書いたときに、まだ日本語訳の出ていなかったその著書もザッと読んで言及もしました。一読、ある意味でたいへんにつまらない本だと思うと同時に、シオニズム左派の欺瞞を典型的に

                                                                                • 対イラン戦争の可能性

                                                                                  イランが高濃縮ウランの精製に踏み切りました。これは核の平和利用というお題目をかなぐり捨てる行為であり、どれだけ深刻な事態であるかは、イランに同情的な立場であるロシアですら欧米側に同調してイランを非難している事からも分かります。更には、ロシアからこのような発言まで飛び出しました。 戦争になる可能性がある、と。 Russia criticizes Iran over uranium enrichment | RIA NovostiRussia's Security Council chief said earlier on Tuesday that a long-standing dispute over Iran's nuclear activities might result in a military conflict. "Theoretically, there is [a poss

                                                                                    対イラン戦争の可能性