『2030年の世界地図帳』(落合陽一/SBクリエイティブ) 今から10年後の2030年、世界と日本はどうなっているのだろうか?様々なテクノロジーが進化した世界にはなるはずだが、それを推測するのは容易ではないだろう。 一方で、地球と文明の“持続可能性” には、先の見えない不安要素も多い。国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、「現在のペースで二酸化炭素が排出され続けた場合、2030年から2052年の間に1.5度※1、2100年には4度程度まで上昇するシナリオ※2」もありうると警告する。また、他にも、世界的な格差社会の広がり※3や、日本では少子高齢化社会が本格化※4するといわれている。 こうした“曲がり角”を迎える時代に、どうすれば近未来予測ができるのか。『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』(SBクリエイティブ)を上梓した落合陽一氏によれば、「これからの