意図しない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」を医師の処方箋がなくても薬局で購入できるようにするかどうかについて、本格的な議論が始まりました。 4日に開かれた厚生労働省の検討会で、薬局での販売を求める女性たちの団体と、慎重な姿勢を示す産婦人科医の団体がそれぞれ意見を述べました。 「緊急避妊薬」は、性行為から72時間以内に服用すれば高い確率で妊娠を防げるとされていますが、国内では医師の処方箋がないと入手できません。 処方箋なしにこの薬を使えるよう検討することが政府の男女共同参画基本計画に盛り込まれたほか、薬局での販売を求める女性たちの声を受けて、厚生労働省はことし6月から有識者による議論を始めています。 4日の検討会ではさまざまな立場の人が参考人として意見を述べ、このうち薬局での販売を求める女性たちの団体は「予期せぬ妊娠で中絶すれば女性は心身に負担を負い、学業やその後の人生に影響するとともに産まれた子ど