米ニューヨークの国連本部で開幕した核拡散防止条約(NPT)の再検討会議で、演説したアントニオ・グテレス事務総長(2022年8月1日撮影)。(c)ANGELA WEISS / AFP 【8月2日 AFP】米ニューヨークの国連(UN)本部で1日、核拡散防止条約(NPT)の再検討会議が開幕した。冒頭に演説したアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は、たった一つの誤解が「核による滅亡」をもたらすと警鐘を鳴らした。 グテレス氏は、世界がこれほどまで大きな核の危険に直面したのは冷戦(Cold War)以来だとし、ロシアのウクライナ侵攻、朝鮮半島や中東での緊張を挙げ、「核を背景とした」危機の高まりに対する懸念を表明。 さらに「人類は今、たった一つの誤解や誤算が核による滅亡につながる状況にある」と指摘。「核兵器の不使用を保証するには、廃絶するしかない」と訴え、広島の原爆の日である