何かあったら警察を呼ぼう 2021年に発足した、ホラージャンルに絞った短編作品の一般公募フィルムコンペティション日本ホラー映画大賞。その第1回大賞受賞作を新鋭・下津優太監督が長編映画化した『みなに幸あれ』が公開された。日本ホラー映画界の巨匠・清水崇が総合プロデュースを手がけ、『ミンナのウタ』の角田ルミが脚本を担当という逆に不安になる2人も関わっている。 本作は「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」というテーマを下敷きに、主人公が体験をする村ホラー。 下津監督が都市伝説のユーチューバーさんで「地球上感情保存の法則」を知ったのがアイディアのキッカケだったと語る。*1 「地球上感情保存の法則」とは簡単に言うと。地球上に住む幸せな人と不幸な人を足し合わせると、ゼロになるということ、幸せになる人の絶対数は決まっていてそれを僕たちは奪い合っているということだ。まぁ言いたいことは分かる。身近な