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<A面> 絹(有村架純)が「この人はわたしに話しかけてくれている」と心酔するブログ『恋愛生存率』ではいつも同じテーマが綴られていた。それは、”はじまりはおわりのはじまり“。 出会いは常に別れを内在し、恋愛はパーティーのようにいつしか終わる。だから恋する者たちは好きなものを持ち寄ってテーブルを挟み、お喋りをし、その切なさを楽しむしかないのだ ある日、ブログの筆者である”めい“は恋に落ち、「数パーセントに満たない生存率の恋愛をわたしは生き残る」と綴ったその一年後に自ら命を絶ってしまう。 めいさんが死んだ 恋の死を見たんだろうか。その死に殉ずることにしたんだろうか。どれも想像に過ぎないし、そこに自分の恋愛を重ねるつもりはない としながらも、絹の頭には「どんな恋でも、いつしか必ず終わりを迎える」という諦念が刷り込まれている。麦(菅田将暉)が何気なく言ってのける「僕の人生の目標は絹ちゃんとの現状維持
<A面> オレンジ色の上下のジャージを身に纏った大豆田とわ子(松たか子)が、オレンジ色の布で囲われた公園を歩いている。このはじまりが象徴的なのだけど、この『大豆田とわ子と三人の元夫』というドラマにはあまりにも“オレンジ”に満ちているのだ。大豆田とわ子が入店するお洒落なパン屋の軒先、大豆田とわ子の住む部屋のカーテンとソファーと照明、大豆田とわ子が拾うパスタ、大豆田とわ子が出席した従兄弟の結婚式会場の照明、大豆田とわ子の娘が飲むオレンジジュース、大豆田とわ子の3番目の夫の髪色、2番目の夫の着るアウターの切り返し、1番目の夫の名前の響き(ハッサク*1)、大豆田とわ子の履くサンダル、大豆田とわ子の持つバッグ、大豆田とわ子の同僚の洋服、シロクマハウジングのオフィスの証明、ミニチュアの家の屋根、大豆田とわ子のiPhoneの背景トーン、大豆田とわ子が焦がれるカレーパン、大豆田とわ子の履く靴、大豆田とわ子
『大豆田とわ子と三人の元夫』というドラマは、ロケーション・インテリア・衣装・音楽・カメラワーク・・・どの要素をとっても、徹底してオシャレな質感に包まれている。画面だけ見れば、さながらトレンディードラマのようなリッチさであるのだけど、描かれているのは、シャワーヘッドに頭をぶつけてしまう、うどんの丼にイヤフォンを落とす、ソファーにカフェオレを零してしまう、些細な誤解でパトカー連行されてしまう・・・といったように実に卑小な人間の営みだ。これまでの坂元裕二作品の登場人物と同様に、”社会の理“のようなものからはみ出してしまう人々の魂は健在のようだ。今話の主役である中村慎森(岡田将生)の理屈っぽく捻くれて、憎まれ口ばかり叩くそのありようは、まさに坂元裕二の描いてきたキャラクターの典型と言えよう。特に、携帯で動物の画像を眺める所作などからも、『最高の離婚』(2013)の主人公である濱崎光夫(瑛太)の魂の
クドカン、坂元裕二…男性脚本家の「ジェンダーの描き方」に起きた、確かな変化 フェミニズム的な作品も出てきている 日本のドラマにおける「ジェンダーの描き方」が変わっている…と言うと、『逃げるは恥だが役に立つ』の脚本家である野木亜紀子に象徴されるように、女性脚本家がそれを牽引しているという印象を持つ方は多いだろう。 実際、前回の記事では、今クールでは『MIU404』の脚本で話題になった野木と、2021年に朝ドラ『おかえりモネ』を手掛ける安達奈緒子の脚本の作品から、日本のドラマのジェンダーの描き方の変化を主に取り上げた。言うまでもなく、二人とも女性脚本家である。 しかし、じつは男性脚本家の作品においても、ジェンダー観は大きく変わり、フェミニズム的な要素をもった作品が生まれている。今回は、男性脚本家はどう変化しているのかを追ってみたい。 『問題のあるレストラン』の先見性 日本で最初にフェミニズムを
だんだん不思議な夜が来て あたしは夢の中へ 堕ちていく天使は 炎を見出してく JUDY AND MARY「LOVER SOUL」 JUDY AND MARYの楽曲の挿話が『最高の離婚』(2013)を彷彿させる・・・などと列挙していたら限がないほどに、これぞまさに坂元裕二の集大成といった質感のドラマであった。社会から零れて堕ちていく人々を天使として描いてきた坂元裕二のドラマを象徴するように、ドラマは高層マンションの吹き抜けを上空から下降していくショットで始まり、天使であるところの主人公のひどく拗らせたナレーションから物語を進行させていく。そして、リーガルサスペンスとしながら、冒頭で真の犯人は星野七美(石橋静河)であると明らかにされ、ドラマのジャンル、そして善/悪の倫理感が混濁していく。善/悪のスイッチのシームレスな切り替えこそが、人間なのだ。『カルテット』(2017)ではそれを、「白黒つけら
とわ子の3人の元夫を演じるのは、岡田将生、角田晃広(東京03)、松田龍平。最初の夫で、東京・奥渋谷にあるレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンである田中八作(はっさく)を松田が演じる。女性にモテるせいで、ときどき面倒なことに巻き込まれてしまう男だ。角田が演じるのは、2番目の夫であるファッションカメラマン・佐藤鹿太郎(かたろう)。とわ子のことが今でも好きでたまらない鹿太郎は、器は小さいが憎めない人物だ。そして岡田が演じる3番目の夫は、理屈っぽく、ひねくれ者なエリート弁護士の中村慎森(しんしん)。「それ、いります?」が口癖の慎森は、しろくまハウジングの顧問弁護士を務めている。 松は岡田、角田、松田との共演について「3人それぞれに個性があって、チャーミングなので、『あ、3回結婚してもいいかな』って思いました(笑)」とコメント。「3人のどの人がタイプとか、そういう話題だけでは済まされないよ
第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルム賞を受賞した映画『怪物』(6月2日公開)の是枝裕和監督が29日、フランス・カンヌから帰国。羽田にて迎えた脚本家・坂元裕二とともに凱旋会見を行った。 【写真】是枝監督が坂元にトロフィーを手渡し 『怪物』は大きな湖のある郊外の町を舞台に、2人の少年が周囲の大人や社会に波紋を投げかけていく物語。ドラマ『東京ラブストーリー』(1991年)や映画『花束みたいな恋をした』(2021年)などで知られる坂元裕二が脚本を、今年3月に亡くなった坂本龍一が音楽を手掛けている。 コンペティション部門の公式上映後には9分半ものスタンディングオベーションで称えられ、坂元裕二の脚本賞と、独立部門「クィア・パルム賞」と合わせて2冠を獲得。 会見の2時間ほど前に帰国したという是枝監督は、授賞式の前に帰国していた坂元に脚本賞のトロフィーを手渡し「無事に坂元さんにお渡しすることが
世界3大映画祭の1つフランスのカンヌ映画祭で、脚本家の坂元裕二さんが是枝裕和監督の最新作「怪物」で脚本賞を受賞しました。日本の作品で脚本賞を受賞するのは、2021年に「ドライブ・マイ・カー」で濱口竜介監督と大江崇允さんが受賞して以来です。 「怪物」は独立賞「クィア・パルム賞」を受賞 今回のカンヌ映画祭で、是枝裕和監督の最新作「怪物」は、カンヌ映画祭の独立賞にあたる「クィア・パルム賞」を受賞しました。 この賞は、映画祭に出品された作品を対象に独自の審査を経て、性的マイノリティーを扱った映画に与えられている賞で、2010年から始まり、日本の映画としては初めての受賞です。 脚本家の坂元裕二さんは、大阪府出身の56歳。 高校卒業後、独学で脚本を学び、1989年に民放のドラマ「同・級・生」で脚本家としてデビューしました。 1991年には脚本を務めた民放のドラマ「東京ラブストーリー」が都会で繰り広げら
『怪物』は、『万引き家族』で知られる是枝裕和と、多数のドラマを手掛けた坂元裕二によるオリジナル映画である。音楽は2023年3月に亡くなった坂本龍一が担当しており、2曲を本作のために書き下ろしている。 『万引き家族』でカンヌの最高賞であるパルム・ドールを受賞し、国際的にも認知度の高い是枝裕和は長年、坂元裕二との映画作りを熱望していた。坂元裕二は1990年代初頭からテレビドラマの第一線で活躍し続け、時代に即した詳細なディテールと、そのディテールによって作り出される異様なリアリティが多くのファンを生み、その時代時代のひとつの文化的な指標ともなった。ディテールとセリフの巧みさは、バブルの時代の気分を描いてムーブメントを巻き起こした『東京ラブストーリー』から、2021年に公開された『花束みたいな恋をした』まで明確に読み取ることができるだろう。 一方で是枝裕和もまた、『万引き家族』では貧困・格差の問題
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松たか子演じる大豆田とわ子と、松田龍平、角田晃広、岡田将生演じる三人の元夫たちによる大人のロマンチック・コメディ『大豆田とわ子と三人の元夫』(以下『まめ夫』)に多くの視聴者が魅了されている。SNSでも考察や解釈が盛んに広がっているが、坂元裕二脚本作品にはそれをさせる魅力がいつも存在している。 『まめ夫』をわかりやすい記号で説明すると、会社社長のバツ3女性が、三人の元夫たち(一番目はレストランのオーナー兼ギャルソン、二番目はファッションカメラマン、三番目はエリート弁護士)に振り回されながらそれぞれの幸せを見つけていくという内容。数々の恋愛模様を描いてきた坂元作品、本作も恋愛を軸にしたコメディとしてとても面白い仕上がりになっている。 しかし、視聴者の関心は物語のベースであるラブストーリー以外にも及ぶことが多い。それは、坂元裕二という脚本家が作品をつくる上で、しっかりと時代を反映した様々なトピッ
『大豆田とわ子と三人の元夫』プロデューサー・佐野亜裕美のパンクな半生【前編】脚本家・坂元裕二さんと向き合い、その価値を最大化したい 2021年の春ドラマとして放映され、関連ワードがツイッターでトレンド入りするなど話題となった『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ制作・フジテレビ系)。脚本家・坂元裕二さん×主演・松たか子さんによるこのドラマをプロデュースしたのは、関西テレビの佐野亜裕美さん。「やりたいことだけやる」ために試行錯誤してきたという佐野さんのパンクな半生を前後編に渡って紹介。前編では、前職のTBSテレビ入社のきっかけや坂元さんと初めて組んだドラマ『カルテット』(TBS系)の制作秘話、転職の経緯などをお届けします! ※本文中の一部に『大豆田とわ子と三人の元夫』に関するネタバレを含みます。 『まめ夫』は役者の演技を楽しむ“雑談ドラマ” 2021年4月期にオンエアされた『大豆田とわ子と
脚本家の坂元裕二(C)2021「花束みたいな恋をした」製作委員会脚本家の坂元裕二が2月11日、東京・テアトル新宿で行われた「花束みたいな恋をした」大ヒット記念トークイベントに出席。坂元は集まったファンに対して「上映が終わったばかりで、映画の余韻に浸れないよという方もいらっしゃるかもしれません。朝帰りした日に麦くんとの良い思い出に浸っていた絹ちゃんが、両親に邪魔されたときのように、僕が登場して上書きするのが申し訳ないなという気持ちです。耳障りな方はイヤホンをしてください(笑)」と言葉を投げかけていた。 土井裕泰が監督を務めた本作は、菅田将暉と有村架純が共演したラブストーリー。2015~20年、山根麦と八谷絹という、どこにでもいる大学生の21歳から26歳までを描いている。1月29日からの公開後、動員、興行収入ともに2週連続1位を記録。坂元は、この大ヒットについて「TikTokを見ていたら、高校
映画TOP 映画ニュース・読みもの 怪物 是枝裕和監督と坂元裕二の特別講義をフルボリュームでレポート。『怪物』が生まれた経緯から脚本の構造、解釈までを語り尽くす イベント 2023/6/25 21:00 是枝裕和監督と坂元裕二の特別講義をフルボリュームでレポート。『怪物』が生まれた経緯から脚本の構造、解釈までを語り尽くす 6月10日に早稲田大学で開講された「マスターズ・オブ・シネマ」に、第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞と「クィア・パルム賞」に輝いた『怪物』(公開中)の是枝裕和監督と脚本家の坂元裕二が登壇。講義に出席した約350名の学生を前に、本作が生まれた経緯から撮影時のエピソード、ラストシーンの解釈に至るまで、2時間近くにわたって語り尽くした。そのトークの模様をフルボリュームでお届けしていこう。 早稲田大学の人気授業「マスターズ・オブ・シネマ」に『怪物』の是枝裕和監督&坂元裕二が登壇 是
拙著『テレビドラマクロニクル 1990→2020』(PLANETS)は1990年代から2020年にかけてのテレビドラマについて論じている。大きく取り扱っているのは野島伸司、堤幸彦、宮藤官九郎の3人。彼らが手掛けたテレビドラマについて考察することによって、90年代以降のテレビドラマの歴史と社会的出来事との関係について書いている。 今回の記事で取り上げる脚本家・坂元裕二についても、野島伸司や宮藤官九郎と比較する形で時代ごとの作家性を掘り下げている。 今年に入り、映画『花束みたいな恋をした』がヒットし、現在、放送中の連続ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』が注目されている坂元裕二は、今のテレビドラマを語る上で欠かせない脚本家だ。1980年代後半のトレンディドラマ全盛の時代にキャリアをスタートし、現在も第一線で活躍し続けている坂元だが、約30年間の中で3度の大きな変化があったと見られる。
映画TOP 映画ニュース・読みもの 花束みたいな恋をした 坂元裕二、野木亜紀子が信頼を寄せる土井裕泰の 『花束みたいな恋をした』は、なぜ“テレビ的”ではないのか?【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】 インタビュー 2021/2/10 13:00 坂元裕二、野木亜紀子が信頼を寄せる土井裕泰の 『花束みたいな恋をした』は、なぜ“テレビ的”ではないのか?【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】 21世紀の日本映画を語る上で欠かせないのは、テレビ局との強い関わりです。慣習的に、日本の映画ジャーナリズムはいわゆるテレビ局映画の存在を軽んじる傾向がありますが、その際にまず混同してはいけないのは、「テレビドラマの映画化作品」と「テレビ局が製作・出資した作品」の違い(例えば、是枝裕和監督の作品の多くは後者に当てはまります)。また、テレビ局映画の中にはそのテレビ局に在籍している演出家が監督を務める作品が
「大恋愛」と聞くと、「なかなか経験できないドラマみたいな恋愛」をイメージする人が多いのではないでしょうか。 たとえば不釣り合いな身分や状況を克服する恋愛、略奪愛や障害のある恋愛。相手のことがまだよくわからないうちにのめり込んでしまう、衝動的で情熱的な恋。それはとてもロマンチックで、そんな恋は2人をドラマの主人公に変えてくれます。でも、本当にそれだけが「大恋愛」なのでしょうか。 そんなことを思ったのは、映画『花束みたいな恋をした』を観てしまったから。観終わってからしばらく経っても、まだ胸がチクチクするという人、多いと思います。つい引きずってしまい、サントラを聞いたり、劇中に出てくるカルチャーに浸ったり、誰かと共有して自分の物語として語りたくなる、そんな誘発タイプの映画なんです。 そこで、みなさんの語りたい欲にさらに薪をくべるべく、過去の坂元裕二作品を下敷きにしながら本作の恋愛について考えてみ
新型コロナウイルス感染拡大防止に関する取り組みと ご来場のお客様へのご協力のお願い 「坂元裕二朗読劇2021」は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じ、公演を開催致します。お客様・出演者・スタッフの安全を最優先に運営を行って参ります。チケットのご購入、ご来場の前にこちらの注意事項を必ずお読みください。 《お客様へのお願い》 マスクの着用をお願いします。 マスクを着用のうえご来場ください。また、会場内ではマスクの常時着用を必須とさせていただきます。マスクをご着用いただけない場合(フェイスシールド、マウスシールド等のみご着用の場合を含む)はご入場をお断りさせていただきます。 会場入口で体温測定をさせていただきます。 37.5度以上のお客様のご入場はお断りいたします。 会場内でのお願い 咳エチケットの励行やこまめな手指の洗浄・消毒をお願いいたします。 整列時や入退館時など会場内のソーシャルデ
東京・早稲田大学で10日に行われた授業「マスターズ・オブ・シネマ」で映画『怪物』がテーマとなり、是枝裕和監督、坂元裕二、岡室美奈子教授(聞き手)が登壇した。 【※この記事は作品の結末についての記述を含みます】 同作は是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二によるオリジナル作で、この度、第76回 カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞を受賞した。大きな湖のある郊外の町に存在する、息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち(黒川想矢、柊木陽太)。そこで起こったのはよくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した。 これまでの脚本作などについて触れながら今作について話が及ぶと、坂元は「どうすれば自分が加害者になって、お客さんに加害者の主観になって体
※本記事は『花束みたいな恋をした』の内容に関する記述が含まれています。あらかじめご了承下さい。 『最高の離婚』『いつ恋』『カルテット』……視聴者の心に深く刺さる、坂元裕二ドラマの言葉の数々 かねてより大きな注目と期待を集めてきた映画『花束みたいな恋をした』が、いよいよ公開される。注目と期待を集めているのは他でもない。本作が、菅田将暉と有村架純という当代きっての若手俳優によるラブストーリーだからなのはもちろん、それが人気脚本家・坂元裕二による、書き下ろしのオリジナル作品であるからだ。『東京ラブストーリー』(1991)でその名が知られるようになって以降、『Mother』(2010)、『最高の離婚』(2013)、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(以下『いつ恋』、2016)、『カルテット』(2017)、『anone』(2018)など、数々の名作ドラマの脚本を手掛けてきた坂元裕二が、映
映画TOP 映画ニュース・読みもの クレイジークルーズ 坂元裕二が”トレンディドラマの作家”であり続ける理由「作品を書くことで時代を愛せるようになりたい」Netflix映画『クレイジークルーズ』インタビュー インタビュー 2023/11/15 21:30 坂元裕二が”トレンディドラマの作家”であり続ける理由「作品を書くことで時代を愛せるようになりたい」Netflix映画『クレイジークルーズ』インタビュー 2023年の坂元裕二。第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した『怪物』に続いて発表される新作は、吉沢亮&宮崎あおい主演のNetflix長編オリジナル映画『クレイジークルーズ』(11月16日配信)となる。本作は坂元裕二にとって初めてNetflixと組んだ作品であり、その後の5年間に及ぶNetflixとの新作独占配信契約も大いに注目を集めている。 Netflix映画『クレイジークルーズ』は1
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