岸田総理大臣が、15日の政府の会議で、見直す意向を明らかにした、自己都合で離職した場合の失業給付のあり方。 目指すのは「労働移動の円滑化」だとしています。 長く労働市場の課題とされ、離職を強いられるのではないかという懸念も根強い中、今回の見直しで状況は変わるのでしょうか。 そもそも「失業給付」の仕組みはどうなっているのか。 「自己都合での離職」とはどういうことなのか。 そうした疑問をQ&Aでまとめました。 Q.失業給付ってどんな仕組み? A.失業給付は働く意思と能力がありながら失業の状態にあり、仕事を探している人が安定した生活を送るために支払われます。 財源は労働者と使用者が負担する保険料や国費でまかなわれています。 失業給付を受けられる離職の区分は、倒産や解雇などの「会社都合離職」と転職やキャリアアップなどの「自己都合離職」とがあり、給付の内容などが異なります。