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将棋AIの検索結果1 - 40 件 / 79件

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将棋AIに関するエントリは79件あります。 AI将棋人工知能 などが関連タグです。 人気エントリには 『将棋AIの強化学習の基礎が根底から変わりそうな件 | やねうら王 公式サイト』などがあります。
  • 将棋AIの強化学習の基礎が根底から変わりそうな件 | やねうら王 公式サイト

    将棋AIでは、教師(教師局面)を生成して、そこから評価関数パラメーターの学習を行っている。AlphaZeroなんかもそうしている。 教師は、実際に対局して生成する。ところが、この対局は、1手指すごとに何千とか何万とかの局面を探索しないといけない。Deep Learning(以下DLと略す)系の将棋AIの場合、何千とか何万の局面を探索すということは、その回数だけ推論を行うということである。普通、学習は、順伝播 逆伝播で、順伝播のコストをCとすると、逆伝播は2Cぐらい、つまり合計で3Cぐらいの計算コストを要するのだが、推論(これは順伝播)はCだから、要するに学習は3倍のコストを要する。ところが、教師生成時に1手指すのに仮に1万局面探索するとしたら、10000Cかかるわけで、これは学習コスト(3C)の3333倍である。 というように、教師生成のコストは学習時のコストとは比較にならないほどのコスト

    • 「CPU最強 vs. GPU最強」──進化する将棋AIのいま プロに勝利した「Ponanza」から「水匠」「dlshogi」まで

      「CPU最強 vs. GPU最強」──進化する将棋AIのいま プロに勝利した「Ponanza」から「水匠」「dlshogi」まで:プロ棋士向け最強将棋AIマシンを組む!(1/4 ページ) 将棋のプロ棋士である広瀬章人八段向けに「最強の将棋AIマシン」を組むべく奔走する本連載。前回は、プロ棋士の間でコンピュータを使った研究が本格化していること、必要な演算装置には多コアCPUである米AMDの「Ryzen Threadripper」や並列計算の多いAI処理に向いたGPUがあることを紹介した。 今回注目するのは、「CPU計算による将棋ソフト」と「GPU計算による将棋ソフト」のいまの実力と、それにつながる技術的な変遷についてだ。 コンピュータ将棋がプロに勝った日 その技術は“AIブーム”にあらず コンピュータ将棋の歴史は長く、コンピュータ将棋協会が主催する「世界コンピュータ将棋選手権」の第1回は19

        「CPU最強 vs. GPU最強」──進化する将棋AIのいま プロに勝利した「Ponanza」から「水匠」「dlshogi」まで
      • 最強将棋AIが新境地へ、DeepMindのAI「AlphaTensor」が50年以上停滞していた行列乗算アルゴリズムの改良に成功

        囲碁世界チャンピオンを打ち負かしたDeepMind製のAI「AlphaGo」は度重なる機能強化によってチェスや将棋などあらゆるボードゲームへの対応を果たしました。新たに、AlphaGoの系譜を受け継ぐAI「AlphaTensor」が「行列の積を計算する最適な方法を求めるゲーム」に挑み、行列の積を計算する未発見のアルゴリズムを導き出すことに成功しました。 Discovering faster matrix multiplication algorithms with reinforcement learning | Nature https://doi.org/10.1038/s41586-022-05172-4 Discovering novel algorithms with AlphaTensor https://www.deepmind.com/blog/discovering-no

          最強将棋AIが新境地へ、DeepMindのAI「AlphaTensor」が50年以上停滞していた行列乗算アルゴリズムの改良に成功
        • 羽生九段はなぜ「勝率94%」で投了したのか 将棋AI“進化”のジレンマ 棋士の本音は・・・開発責任者の秘策は「神の手」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

          2020年のクリスマス。豊島(とよしま)将之竜王と羽生善治(はぶよしはる)九段という黄金カードで、その“事件”は起きた。 対局の中継画面上に表示されるAIの「勝率」(どちらがどれだけ優勢かをパーセンテージで示したもの)で94%という圧倒的な優勢を築いていたはずの羽生九段が、突然、投了(負けを認める)したのだ。 AIがほぼ勝ちだと判断しているのに、対局者本人は負けだと認識していた・・・ 実はこれほど極端ではないものの、AIと、人間の棋士の“形勢判断”が大きく食い違うケースが増えているという。 藤井二冠の「AI超え」が新語・流行語大賞にノミネートされるなど、いまや将棋観戦に欠かせない存在となった将棋AI。進化を続ける、その将棋AIが抱えるジレンマと、解決の秘策について関係者に話を聞いた。 [誰もが驚いた終局] 豊島竜王が激戦を制す!(ABEMAビデオ) 「負けました・・・」 羽生九段が頭を下げ

            羽生九段はなぜ「勝率94%」で投了したのか 将棋AI“進化”のジレンマ 棋士の本音は・・・開発責任者の秘策は「神の手」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
          • たややん⚖将棋AI水匠 on Twitter: "羽生先生の本日の対局は伝説級だと思います。 将棋AI「水匠」は、66手目について、ずっと4三金を推奨していたのですが、250億手(!)読ませると、7九竜が明らかな最善手であることが判明しました(画像参照)。 羽生先生はどの時点… https://t.co/Sc0PQhtm74"

            羽生先生の本日の対局は伝説級だと思います。 将棋AI「水匠」は、66手目について、ずっと4三金を推奨していたのですが、250億手(!)読ませると、7九竜が明らかな最善手であることが判明しました(画像参照)。 羽生先生はどの時点… https://t.co/Sc0PQhtm74

              たややん⚖将棋AI水匠 on Twitter: "羽生先生の本日の対局は伝説級だと思います。 将棋AI「水匠」は、66手目について、ずっと4三金を推奨していたのですが、250億手(!)読ませると、7九竜が明らかな最善手であることが判明しました(画像参照)。 羽生先生はどの時点… https://t.co/Sc0PQhtm74"
            • 誰もdlshogiには敵わなくなって将棋AIの世界が終わってしまった件 | やねうら王 公式サイト

              いま大会上位に位置するDeep Learning系の将棋AIは、評価関数として画像認識などでよく使われているResNetを用いている。ResNetについては機械学習を齧っている人ならば誰でも知ってるぐらい有名だと思うので、詳しい説明は割愛する。(ググれば詳しい説明がいくらでも出てくる) 囲碁AIの世界では、このResNetのブロック数を大きくしていくのが一つの潮流としてある。ブロック数が多いと言うことは、より層の数が増え(よりdeepになり)、1局面の評価に、より時間を要するようになるということである。それと引き換えに評価精度がアップするから、トータルでは得をしていて、棋力が向上するというわけである。 ところが大きいブロック数になればなるほど学習に要する教師局面の数が増える。学習もブロック数に応じた時間を要するようになるから、そう簡単に大きくはできない。しかし囲碁AIの方は、中国テンセント

              • 羽生九段「勝率94%」で投了のワケ 将棋AIの功罪

                2020年のクリスマス。豊島(とよしま)将之竜王と羽生善治九段という黄金カードで、その“事件”は起きた。 対局の中継画面上に表示されるAIの「勝率」(どちらがどれだけ優勢かをパーセンテージで示したもの)で94%という圧倒的な優勢を築いていたはずの羽生九段が、突然、投了(負けを認める)したのだ。 AIがほぼ勝ちだと判断しているのに、対局者本人は負けだと認識していた… 実はこれほど極端ではないものの、AIと、人間の棋士の“形勢判断”が大きく食い違うケースが増えているという。 藤井二冠の「AI超え」が新語・流行語大賞にノミネートされるなど、いまや将棋観戦に欠かせない存在となった将棋AI。 進化を続ける、その将棋AIが抱えるジレンマと、解決の秘策について関係者に話を聞いた。 ■ 「パンドラの箱」を開けてしまった!? 「負けました…」 羽生九段が頭を下げた瞬間、中継画面のコメント欄は、驚きと戸惑いの

                  羽生九段「勝率94%」で投了のワケ 将棋AIの功罪
                • 将棋AIはどのようにしてプロ棋士を凌駕したのか? そしてこれからどこへ行くのか?[CEDEC 2024]

                  将棋AIはどのようにしてプロ棋士を凌駕したのか? そしてこれからどこへ行くのか?[CEDEC 2024] 編集部:荒井陽介 ゲーム開発者会議CEDEC 2024で,本八幡朝陽法律事務所の杉村達也氏と,やねうデザインのやねうらお氏によるセッション「将棋AIの過去・現在・未来」が行われた。急激な成長を遂げ,今ではプロ棋士すら凌駕する将棋AIのこれまでとこれからが語られたセッションをレポートしよう。 弁護士である杉村氏は,藤井聡太七冠も使用する将棋AI「水匠」の開発者であり,多数の将棋AI世界大会での優勝経験を持つ。開発者としては「たややん」名義のほうが知られているかもしれない。 やねうらお氏は,オープンソース将棋AIのデファクトスタンダードとなっている「やねうら王」の開発者。水匠を含む近年の将棋AIの多くは,やねうら王を何らかの形で使用している。 杉村達也氏(左)とやねうらお氏(右) セッショ

                    将棋AIはどのようにしてプロ棋士を凌駕したのか? そしてこれからどこへ行くのか?[CEDEC 2024]
                  • 広瀬八段、将棋AIマシンで研究スタート 早速優勝も ソフト設定から広瀬流の研究方法まで

                    プロの将棋棋士が研究に使える、“最強の将棋AIマシン”を組むべく記者が奔走する本連載。前回の記事ではついに将棋AIマシンが完成した。 今回はソフトウェアの設定から、実際に広瀬章人八段にマシンをお届けし、使ってもらったファーストインプレッションまでをお届けする。 ソフト設定、なめてかかるとしっぺ返し 「運送会社の責任限度額を超えるので頑張ってなんとか運んでくださいね」という、筆者にとって自作PCの師匠であるアユート(東京都文京区)森田健介さんの愛ある忠告で終わった前回。 いくつかの方法を検討したが、結局タクシーで運ぶことに。最近のタクシー配車アプリには事前確定運賃に対応しているものもあり、呼ぶ前に「これくらいの料金でいけるのか」と分かるのはこんなときに便利だ。 さて、ハードウェアが完成したといってもソフトがインストールされていなければ研究には使えない。必要な各種ソフトをインストールするため、

                      広瀬八段、将棋AIマシンで研究スタート 早速優勝も ソフト設定から広瀬流の研究方法まで
                    • 「接待どうぶつ将棋AI」が爆誕!おもてなし接待AIを作る物語。 - Qiita

                      Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? はじめに AIが将棋のプロ棋士より強くなってから久しい。 一方で羽生善治先生は、 「接待将棋のようなことはAIには難しい」と喝破している。 では実際に接待AIを作ろうとすると、どのような点が難しく、 どこまでのレベルの「接待」なら出来るのだろうか? 本稿は、「接待将棋」という難問に挑んだ開発日誌的な記録として、 得られた接待AIの考え方にいたるまでの物語である。 参考: 人工知能に「接待将棋」はできない──羽生善治と石山洸が語る将棋とAIの進化 先に完成品を記載(実際に遊べるURL) 結論から述べると、あるシンプルな実装方針で、 自身で

                        「接待どうぶつ将棋AI」が爆誕!おもてなし接待AIを作る物語。 - Qiita
                      • プロ棋士向け最強将棋AIマシンを組む! ある相談から全てが始まった

                        「ディープラーニング系の将棋ソフトを使いたいのですが……」──11月中旬、筆者のもとにある相談が舞い込んできた。 発言の主は、将棋のプロ棋士である広瀬章人八段。王位、竜王のタイトル獲得経験もある、トッププロの一人だ(順位戦では最上位のクラスに当たるA級に在籍)。将棋に詳しくなくても、ネットミームに親しい人なら「羽生善治さんに魂を抜かれた棋士」という画像なら見たことがあるかもしれない(本人いわく「上を向いて考えていただけ」とのこと)。 プロ棋士がコンピュータで研究する時代 将棋界では「Ponanza」が2013年に佐藤慎一四段(当時)に勝ってから、囲碁界では「AlphaGo」が2016年にイ・セドル九段(当時)に勝って以来、プロ棋士によるコンピュータを使った研究が本格化している。将棋ファンには、今をときめく藤井聡太竜王が米AMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper 399

                          プロ棋士向け最強将棋AIマシンを組む! ある相談から全てが始まった
                        • やねうら王 on Twitter: "角交換と言う戦型が終わった。 1886局面の指し手を覚えるだけで先手側は公開されてる水匠(探索局面数は1億までの任意)に対して評価値+300に出来ることが証明された。 大会で上位のソフトは+300から逆転は97%ぐらいありえないので(手数で引分はある)つまりは将棋AIの世界では角交換の後手は必敗。"

                          • いま将棋AIの世界では、どれくらい先手が有利なのか | やねうら王 公式サイト

                            ここ最近になって、将棋は、先手必勝のゲームであると考える将棋AI開発者が増えてきた。私もその一人であるが、いま将棋AIの世界で先手の勝率はどれくらいになっているのだろうか。今回は、最近の流れを追いかけてみる。 今年前半に行われたWCSC33(第33回世界コンピュータ将棋選手権)の数字をそれまでのものと比較してみよう。 2023年決勝 ──────────────────────────── 棋譜数    : 28 先手勝ち   : 19  宣言勝ちを含む 後手勝ち   : 9  宣言勝ちを含む 先手宣言勝ち : 1 後手宣言勝ち : 1 千日手    : 0 持将棋    : 0 中断     : 0 320手 先手勝率   : 0.679  19勝9敗 後手勝率   : 0.321 平均手数   : 176.250 千日手を含む 平均手数   : 176.250 千日手を除く ─────

                            • 第4回世界将棋AI電竜戦本戦 優勝記 | やねうら王 公式サイト

                              先週末に開催された電竜戦本戦で、水匠チームが優勝した。私(やねうらお)も同チームのチームメンバーとして参加し、私は探索部の改良を行った。同チームのたややんさんは、定跡と評価関数(の機械学習)を担当した。 現代の将棋AIの大会で何が起きているのかについて手短に書く。 ■ 定跡 まず、本大会の水匠チームの定跡部分に関しては、たややんさんの以下の配信に詳しい。 【#電竜戦 祝勝会】水匠電竜、連覇しました!!【将棋AI水匠/たややん】 https://www.youtube.com/watch?v=lsNoVMe_wdk 配信の内容で大事なところを簡単にまとめると、 ・角換わり(38手目基本図)は定跡により先手優勢までは持っていける(これは1年ぐらい前からそう) ・相掛かりも定跡で先手有利 ・おそらく将棋は先手勝ちのゲーム ・大会では、「わからん殺し」するしかない とのこと。 結局、将棋は先手勝ち

                              • 「AIより先に良い手を発見することある」──藤井聡太叡王と将棋AI「Ponanza」山本一成さんが対談

                                5月28日開催の第8期叡王戦でタイトル防衛を達成した藤井聡太叡王。戦略や手筋の研究にAIを活用していることでも有名な藤井叡王だが、たまに“AIを上回る一手”を見つけることさえあるという。6月17日に行われた藤井叡王とAI将棋ソフト「Ponanza」開発者の山本一成さんとの対談イベントで、山本さんは「これが実際あるんですよね。なかなかないと思ってたんですけど」と驚きを語った。 以前は中盤の局面判断に困っていた AIの“評価値”が参考に 記者 いつ頃から将棋AIを活用しているのか、また、活用する効果はどのように感じていますか? 藤井叡王 私が将棋AIを活用するようになったのは2016年ごろでした。その当時は中盤でどういうふうに局面を判断していくかに課題を感じていて……。AIってその局面の評価値を判断してくれるので、それを参考にして自分自身の局面判断の力を伸ばせられたかなと思っています。 山本さ

                                  「AIより先に良い手を発見することある」──藤井聡太叡王と将棋AI「Ponanza」山本一成さんが対談
                                • 機械学習エンジニアのための将棋AI開発入門その2 | やねうら王 公式サイト

                                  前回の続き。将棋AIで最初に大規模機械学習に成功させたBonanzaの開発者である保木さんのインタビューがちょうどYahoo!ニュースのトップ記事として掲載されたところなので、今回はBonanzaの機械学習について数学的な観点から解説してみたいと思います。 Bonanzaの保木さんのインタビュー記事 プロ棋士に迫ったAI「Bonanza」 保木邦仁「将棋を知らないから作れた」 https://news.yahoo.co.jp/feature/1712 BonanzaのGPW発表スライド とは言え、Bonanzaで使われている機械学習の技法は、いまどきの機械学習とは少し毛色が異なるので心の準備が必要です。 まず、保木さんのGPW(ゲームプログラミングワークショップ)での発表スライド、以前はBonanzaの公式サイトからダウンロードできたのですが、Bonanzaの公式サイトがジオシティーズにあ

                                  • 「HUNTER×HUNTER」の“軍儀”に早くも必勝法? 将棋AI開発者の投稿が話題 開発元「まだ全てのルールは明かしていない」

                                    AI開発を手掛けるHEROZのCAIO(Chief AI Officer)である山口祐さん(@ymg_aq)は「HUNTER×HUNTERの軍儀のボードゲーム、公開されているルールを検討したところ、おそらく先手必勝ですね…」という内容を15日にTwitterへ投稿。具体的な軍儀の棋譜も示した。 開発元のユニバーサル ミュージックが現在公開している軍儀のルールは、将棋などと同じく、自分と対戦相手が交互に盤上の駒を動かして、王将に当たる「帥」(すい)を先に取った方が勝者になるというもの。駒は全14種類でそれぞれ動き方が異なる。 軍儀は独自ルールとして、駒の初期配置を自由に決められる。帥から1駒ずつ交互に、自陣3行目までの範囲で自由に配置可能。先手が駒の配置を完了の宣言「済み」をした場合、後手はその後1駒配置し終了。後手の“済み”は、その時点で両者配置完了になる。配置しなかった駒は持ち駒として初

                                      「HUNTER×HUNTER」の“軍儀”に早くも必勝法? 将棋AI開発者の投稿が話題 開発元「まだ全てのルールは明かしていない」
                                    • ディープラーニング系将棋ソフトはどこまでいけるのか 世界コンピュータ将棋選手権の結果から将棋AI将来性を探る

                                      世界コンピュータ将棋選手権とは 林隆弘氏(以下、林):今回「将棋AIの開発秘話を語る」ということで、座談会形式で秘話を語るということで、まずどのあたりからいきましょうか。 山口祐氏(以下、山口):まずその「コンピュータ将棋選手権」という大会について、私から簡単に説明してから、ここにいる3人の開発者が、それぞれどういった感想を持ったのかを順番に聞いていければと思っています。 林:お願いします。 山口:はい。今回我々が参加したのは、「第31回世界コンピュータ将棋選手権」という大会でして、こちらは非常に歴史の長い大会です。将棋AI同士が対局をして最強を決めるといった、この業界では一番格式が高いというか、みなさん気合いを入れて参加する大会になっています。 毎年ゴールデンウィークの5月3日から5月5日にかけて開催されていまして、3日に一次予選、4日に二次予選、5日に決勝リーグが開催される流れになって

                                        ディープラーニング系将棋ソフトはどこまでいけるのか 世界コンピュータ将棋選手権の結果から将棋AI将来性を探る
                                      • 将棋AI「HEROZ」驚異の成長を支えるビジネスモデルの意外な仕掛け

                                        1968年兵庫県生まれ。92年横浜国立大学経営学部卒業、97年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、博士(経営学)取得。広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教授などを経て、2008年より現職。ペンシルベニア大学ウォートンスクール・シニアフェロー、経済産業研究所ファカルティフェロー、早稲田大学産学官研究推進センター副センター長・インキュベーション推進室長などを歴任。専門分野は、競争戦略とビジネスモデル。主な著作:『ゼロからつくるビジネスモデル』(東洋経済新報社)、『ブラックスワンの経営学:通説をくつがえした世界最優秀ケーススタディ』(日経BP社、中国、台湾、韓国の3つの国と地域で翻訳)、『模倣の経営学:偉大なる会社はマネから生まれる』(日経BP社、オリジナル版が中国、台湾、韓国、タイの4つの国と地域で翻訳)、『事業システム戦略:事業の仕組みと競争優位』(共著、有斐閣)。 事例で学ぶ「ビジ

                                          将棋AI「HEROZ」驚異の成長を支えるビジネスモデルの意外な仕掛け
                                        • ポケモンバトルに特化したAI、ポケモン社が将棋AIの会社と開発 「竜王戦」ライブ配信に活用

                                          ポケモン社は2月9日、ポケモンバトルに特化したAI「Pokemon Battle Scope」(PBS)を開発したと明らかにした。2月25日にライブ配信を行う「ポケモン竜王戦2024」の画面に初めて導入する。 将棋AIの開発を行うHEROZが協力。将棋AIの機械学習の技術を活用し、ポケモンバトルに特化したAIを開発した。 ライブ画面では、PBSがポケモンのタイプや特性、わざ、もちもの、バトル中の天気やフィールドといった複雑な情報から、勝利に近い“次の一手”を予想。「(視聴者は)ポケモンバトルの知識の深さに関係なく楽しめる」としている。 ポケモン竜王戦2024のライブ配信は、25日の午前9時から午後8時45分頃まで。YouTube、X、ニコニコ生放送で実施する。なおニコニコ生放送では、副音声企画として、ポケモン好きの棋士による「プロ棋士と見る『ポケモン竜王戦2024』」を配信する予定だ。

                                            ポケモンバトルに特化したAI、ポケモン社が将棋AIの会社と開発 「竜王戦」ライブ配信に活用
                                          • 人間のさらにその先へ──将棋AIはまだ強くなれるのか? 「水匠」と「やねうら王」の開発者が語る“歴史と未来”

                                            人間のさらにその先へ──将棋AIはまだ強くなれるのか? 「水匠」と「やねうら王」の開発者が語る“歴史と未来”:CEDEC 2024(1/3 ページ) 2013年、将棋AI「ponanza」がプロ棋士の佐藤慎一六段(当時四段)を下し、AIが対プロ棋士の公式戦で初めて勝利を収めた。それから11年、将棋AIが人間より強いという認識は一般的になり、AIを使った戦法の研究や、AIが予想した次の一手を表示する対局中継なども盛んに行われるようになった。 一見、その地位を盤石にし、もはや成長の余地はないように思われる将棋AI。しかし内実は異なるという。これまで将棋AIはどのように強くなってきたのか、そしてこれからどのように強くなっていくのか?――ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」(パシフィコ横浜、8月21~23日)で、将棋AIの開発者である杉村達也さん(たややんさん)とやねうらおさんが

                                              人間のさらにその先へ──将棋AIはまだ強くなれるのか? 「水匠」と「やねうら王」の開発者が語る“歴史と未来”
                                            • 藤井二冠「神の手」は将棋AIの歴史にも名を刻んだ

                                              藤井聡太二冠が指した「神の手」が大きな話題となっている。 他のプロ棋士たちがこぞって称賛し、その指し手「4一銀」はツイッターのトレンド入りまで果たした。 実はこの歴史的名手、将棋AIの存在によって、過去の様々な名手・妙手とは全く異なる意味合いを持つことになった。 ABEMAでの対局中継に使われたAIが「4一銀」を最善手として示したのに対し、解説のプロ棋士が「これは人類には指せない手だ」と指摘。 しかし藤井二冠はそれを本当に指してしまった… 将棋AIにとっても歴史的だったこの「神の手」を開発責任者はどう見たのか。AI的視点から検証する。 (記事中の▲は先手、△は後手の手であることを表す) ■ 予兆?最新鋭のAIに異変が… 「これは『藤井の4一銀』として後世に語り継がれる名手である」 携帯ライブ中継の解説を務めた上野裕和六段は、そう評した。 「この時代に生まれ、この手をリアルタイムで目撃できた

                                                藤井二冠「神の手」は将棋AIの歴史にも名を刻んだ
                                              • 羽生善治九段「将棋AIは先手勝率7割」に仰天…最強ソフト開発者との対談で「“将棋の結論” を考え直します」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

                                                コンピュータ将棋ソフト(AI)はいまや人類を凌駕し、将棋の世界は大きく変わろうとしている。 【写真あり】将棋AIで藤井七冠との王将戦を振り返る羽生九段と山岡氏 タイトル獲得99期など「史上最強」ともいえる実績を築き上げ、また今年、日本将棋連盟会長に就任した羽生善治九段(52)。2年連続で、世界コンピュータ将棋選手権で優勝を果たした最強AI「dlshogi」の開発者・山岡忠夫氏(45)。 知のトップランナーの2人が、本誌で初対面。自らの将棋の研究にも取り入れている将棋AIについて、羽生九段からは鋭い質問が飛び出す! ●限界が見えないAI 羽生 最近のAI開発のトレンドはありますか? 山岡 今、将棋AIの種類は大きく2つあります。ひとつは従来型で、探索でいかに手数を多く読むかを目指して作られてきた。もうひとつは、新しい画像認識などで使われているディープラーニング(DL)を応用した型です。読みの

                                                  羽生善治九段「将棋AIは先手勝率7割」に仰天…最強ソフト開発者との対談で「“将棋の結論” を考え直します」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
                                                • たややん⚖将棋AI水匠 on Twitter: "本日の棋聖戦の藤井七段の58手目3一銀は,将棋ソフト(水匠2)に4億手読ませた段階では5番手にも挙がりませんが,6億手読ませると,突如最善手として現れる手だったようです。 7七同飛成が藤井七段のソフト超えの手として有名ですが,ソフ… https://t.co/qZAivfJ0rB"

                                                  本日の棋聖戦の藤井七段の58手目3一銀は,将棋ソフト(水匠2)に4億手読ませた段階では5番手にも挙がりませんが,6億手読ませると,突如最善手として現れる手だったようです。 7七同飛成が藤井七段のソフト超えの手として有名ですが,ソフ… https://t.co/qZAivfJ0rB

                                                    たややん⚖将棋AI水匠 on Twitter: "本日の棋聖戦の藤井七段の58手目3一銀は,将棋ソフト(水匠2)に4億手読ませた段階では5番手にも挙がりませんが,6億手読ませると,突如最善手として現れる手だったようです。 7七同飛成が藤井七段のソフト超えの手として有名ですが,ソフ… https://t.co/qZAivfJ0rB"
                                                  • 将棋AIの棋力計測、こんな方法は駄目だぞ | やねうら王 公式サイト

                                                    A1vsA2のレート差をΔa1、A2vsA3のレート差をΔa2としたとき、A1vsA2 A2vsA3 A3vsA4 … An-1 vs Anとして計測し、累積したΣΔaと、A1vsAnのレート差Δ(1 vs n)ではΣΔaのほうでレートインフレが起こり、どうやらΣΔa >> Δ(1 vs n)となるらしいことがわかりました。 — 将棋ソフト「mEssiah」公式 (@messiah_ai) July 4, 2020 そこで数学有識者のみなさんのお知恵をお貸しいただきたいのですが、ΣΔa ≒ Δ(1 vs n)となるようにΣΔaのインフレを補正できる方法が何かないでしょうか? — 将棋ソフト「mEssiah」公式 (@messiah_ai) July 4, 2020 要するに、将棋ソフトAとBでは、BのほうがR50強かった。BとCではCのほうがR30強かった。AとCとではR50+R30=R8

                                                    • DeepLearning系の将棋AIがRyzenのiGPUで簡単に動いた(ふかうら王編) - シンギュラリティ実験ノート

                                                      DeepLearning系の将棋AIがRyzenのiGPUで簡単に動いた、の続報で今回はふかうら王についてである。ふかうら王はやねうらお氏によって作られたdlshogi互換エンジンである。 ふかうら王の導入手順 Windows版実行ファイルは下記のページから辿っていき、ふかうら王の実行ファイル詰め合わせYaneuraOu-v7.6.1+20220511b.master-deep-windows.zipをダウンロードする。 yaneuraou.yaneu.com ふかうら王の導入手順は下記のページを見てほしい。 ふかうら王のインストール手順 · yaneurao/YaneuraOu Wiki · GitHub 上記ページに説明があるが、実行ファイル詰め合わせには以下の種類のふかうら王が含まれている。私が導入したのはORT-CPUとORT-DMLである。 ORT-CPU onnxruntime

                                                        DeepLearning系の将棋AIがRyzenのiGPUで簡単に動いた(ふかうら王編) - シンギュラリティ実験ノート
                                                      • ディープラーニングは今までの将棋AIとどう違う? HEROZエンジニアが開発した将棋AIが電竜戦で初優勝した理由

                                                        機械学習・深層学習によるAI関連手法を固有のコア技術としているHEROZのAIエンジニアが「将棋AI」「深層強化学習」など、最新の人工知能の技術動向について話しました。全3回。1回目は2名のエンジニアの経歴と将棋AIの特徴について。 HEROZ株式会社の紹介 井口圭一氏(以下、井口):HEROZの井口です。よろしくお願いします。本日は将棋AIを開発しているトップエンジニアたちに出ていただいて、最新の開発について話をしてもらおうと思っています。 最初に会社の紹介をしたいと思っています。HEROZは2009年に設立して、ここに載っている4名の役員で経営しています。 2012年に将棋ウォーズをリリースして、オンライン上でみなさんに将棋をプレイしてもらっています。2018年には東証マザーズに上場して、2019年には東証一部に市場変更しています。まだまだいろいろなところにAIを展開していきたいなと思

                                                          ディープラーニングは今までの将棋AIとどう違う? HEROZエンジニアが開発した将棋AIが電竜戦で初優勝した理由
                                                        • “最強”将棋AI開発者が目指す自動車メーカーとは | NHK | ビジネス特集

                                                          日本のスタートアップ企業が自動車メーカーを目指す。従来の日本の自動車業界では想定されなかった構想を打ち出す起業家がいます。「Turing(チューリング)」の共同代表CEO、山本一成さん。2030年に年間1万台の完全自動運転の自動車を生産するメーカーとなることを目指しています。将棋AI「Ponanza(ポナンザ)」の開発者としても知られる山本さん。インタビューで語ったのは、他社が開発にしのぎを削る自動運転システムとは一線を画し、“AI=人工知能が車をみずから運転する”という斬新な発想でした。(経済部記者 名越大耕) 山本さん 「思想的には、カメラとかセンサーを一生懸命頑張っても結局、自動運転はできないのではと思っています。優秀な頭脳を作らないと、この場合はAIですけど完全自動運転はできないというスタンスです。人間が運転できる理由ってすごい視力がいいとか、そういう話じゃなくて単純に頭がいいから

                                                            “最強”将棋AI開発者が目指す自動車メーカーとは | NHK | ビジネス特集
                                                          • たややん⚖将棋AI水匠 on Twitter: "王位戦第4局、2日目の藤井聡太新二冠の封じ手「8七同飛成」から終局(80手目)までの指し手は、水匠(1手50億ノード)の指し手と完全に一致(一致率100%)していたようですね。 凄まじい…いや違いますね。藤井新二冠と同じ手を示した… https://t.co/mruzg0mkZt"

                                                            王位戦第4局、2日目の藤井聡太新二冠の封じ手「8七同飛成」から終局(80手目)までの指し手は、水匠(1手50億ノード)の指し手と完全に一致(一致率100%)していたようですね。 凄まじい…いや違いますね。藤井新二冠と同じ手を示した… https://t.co/mruzg0mkZt

                                                              たややん⚖将棋AI水匠 on Twitter: "王位戦第4局、2日目の藤井聡太新二冠の封じ手「8七同飛成」から終局(80手目)までの指し手は、水匠(1手50億ノード)の指し手と完全に一致(一致率100%)していたようですね。 凄まじい…いや違いますね。藤井新二冠と同じ手を示した… https://t.co/mruzg0mkZt"
                                                            • 将棋AIの2024年は大規模定跡時代 | やねうら王 公式サイト

                                                              将棋AIの2024年は大規模定跡時代の幕開けだ!(大航海時代みたいなノリで言ってます) 従来、将棋AIに搭載している定跡と言うと、数万~数十万局面程度が限度であった。 人の手で数十万局面規模の定跡を編集してる時点で職人芸ではあるのだが、そろそろそれも限界で、定跡の自動生成に舵を切るチームが増えてきた。 しかし定跡の自動生成には非常にお金がかかる。なぜお金がかかるのかと言うと、将棋AIに思考させないといけないからである。 例えば、従来手法には、floodgate(将棋AIの対局場)の棋譜のうち、そこからの勝率の良い局面を抽出して定跡とする方法があった。確かにこの方法なら、勝率を集計するスクリプトを書くだけで定跡が生成できた。 しかしそれでは局面数に限界があるし、定跡の精度もさほど高くはならない。また、振り飛車の定跡が欲しいとしても、振り飛車は勝率が高くないからと、従来手法だと切り捨てられてし

                                                              • 【やじうまPC Watch】 ゲームコントローラの入力を可視化するツール。将棋AI「dlshogi」の開発者作

                                                                  【やじうまPC Watch】 ゲームコントローラの入力を可視化するツール。将棋AI「dlshogi」の開発者作
                                                                • 将棋AIはなぜ入玉がヘタクソになってしまったのか? | やねうら王 公式サイト

                                                                  いまどきSNSで馬鹿でかい主語を使うとすぐに炎上する。「女と言うものは」とか「人類は皆」とか、そういう馬鹿でかい主語で語ることについて誰もが細心の注意を払っている。 ところが、「将棋AIは入玉がヘタクソ」と誰かが言ったところで炎上なんてしない。プロ棋士が「いまの将棋AIはこうなので…」みたいな発言をしたところで、「いやいや、こっちの将棋AIはそうじゃないよ」と誰からも指摘が入らない。 なんなら将棋AIの開発者の私が自ら、「将棋AIは入玉がヘタクソ」と書いたところで、「いやいや、こっちの将棋AIはそうじゃない」とはならない。 なぜならないのか?その疑問に答える前に、先日の棋王戦の話を先に書こう。 先日の棋王戦第一局、藤井聡太棋王と伊藤匠七段の対局で、伊藤匠七段が角換りから入玉狙いの展開となった。将棋AIの世界では、先手勝ちとされている変化のようなのだが、プロの対局は24点法(将棋AIの大会は

                                                                  • 大規模言語モデルで将棋AIを作る - TadaoYamaokaの開発日記

                                                                    先日、dlshogiをPyTorch Lightningに対応させてマルチGPUで学習できるようにした。 これは、より大規模なモデルで将棋を学習するための布石でもある。 Transformerを使ったLLMで使われている技術を将棋に応用することを計画している。 「Deep Learning Shogi」(dlshogi)にちなんで、「Large Language Shogi」(llshogi)として開発していきたい。 ※モデルサイズは昨今のLLM並みに数兆パラメータとかにはできないので、LargeはLLMの技術を使うという意味で。 ベースラインの方針 まずベースラインとして、「Grandmaster-Level Chess Without Search」を参考にして、Transformerによる将棋の方策を実装したい。 トークン 以前に、将棋でTransformerモデル(Multi-He

                                                                      大規模言語モデルで将棋AIを作る - TadaoYamaokaの開発日記
                                                                    • 弁護士にして将棋AIソフト「水匠」開発者・杉村達也さんに、将棋×高性能PCの世界を聞いてみた

                                                                      今年2月、史上最年少の19歳6ヶ月で五冠を達成するなど、その一挙手一投足が常に大きな注目を集める藤井聡太竜王(※2022年9月現在) 。彼が将棋AIソフトを使用するためにPCを自作しているニュースを見たことがある人もいるのではないでしょうか。藤井竜王をはじめ、現代の将棋界においては、将棋AIの活用はスタンダードとなっているようです。 そこで今回、将棋AIソフト「水匠(すいしょう)」の開発者であり、現役弁護士でもある杉村達也さんにインタビュー。AIと将棋の相性や開発の面白さ、将棋AIの未来などについて聞きました。 杉村 達也(すぎむら たつや) 将棋AI「水匠」(すいしょう)開発者。2017年よりコンピュータ将棋の開発を始め、世界コンピュータ将棋オンライン大会2020にて優勝する。その後、第2回世界将棋AI電竜戦TSEC(2021)優勝、第3回世界将棋AI電竜戦TSEC(2022)準優勝。本

                                                                        弁護士にして将棋AIソフト「水匠」開発者・杉村達也さんに、将棋×高性能PCの世界を聞いてみた
                                                                      • 将棋AIはまだまだ強くなる! その誕生、そして未来の見通しとは【CEDEC2024】 ワンアイデアで最強の将棋AIが生まれる可能性も

                                                                          将棋AIはまだまだ強くなる! その誕生、そして未来の見通しとは【CEDEC2024】 ワンアイデアで最強の将棋AIが生まれる可能性も
                                                                        • 棋聖戦2局目・藤井聡太7段の58手目『3一銀』は将棋AIが6億手読まないと最善手としてサジェストしない神の一手だった

                                                                          たややん⚖🔮将棋AI水匠(電竜) @tayayan_ts 本日の棋聖戦の藤井七段の58手目3一銀は,将棋ソフト(水匠2)に4億手読ませた段階では5番手にも挙がりませんが,6億手読ませると,突如最善手として現れる手だったようです。 7七同飛成が藤井七段のソフト超えの手として有名ですが,ソフト側からすれば,今回の3一銀発見の難易度はそれ以上ですね! pic.twitter.com/vMkHvK9rlp

                                                                            棋聖戦2局目・藤井聡太7段の58手目『3一銀』は将棋AIが6億手読まないと最善手としてサジェストしない神の一手だった
                                                                          • 羽生善治九段「将棋AIは先手勝率7割」に仰天…最強ソフト開発者との対談で「“将棋の結論” を考え直します」 - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]

                                                                            羽生善治九段「将棋AIは先手勝率7割」に仰天…最強ソフト開発者との対談で「“将棋の結論” を考え直します」 ライフ・マネーFLASH編集部 記事投稿日:2023.07.09 06:00 最終更新日:2023.07.09 06:00 コンピュータ将棋ソフト(AI)はいまや人類を凌駕し、将棋の世界は大きく変わろうとしている。 タイトル獲得99期など「史上最強」ともいえる実績を築き上げ、また今年、日本将棋連盟会長に就任した羽生善治九段(52)。2年連続で、世界コンピュータ将棋選手権で優勝を果たした最強AI「dlshogi」の開発者・山岡忠夫氏(45)。 知のトップランナーの2人が、本誌で初対面。自らの将棋の研究にも取り入れている将棋AIについて、羽生九段からは鋭い質問が飛び出す! 【関連記事:羽生善治九段、将棋界のレジェンドが “人生初” 壁ドン&キュンポーズで語る「詰め将棋愛」】 ●限界が見え

                                                                              羽生善治九段「将棋AIは先手勝率7割」に仰天…最強ソフト開発者との対談で「“将棋の結論” を考え直します」 - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
                                                                            • 「なんで強くなるのかわからない」 世界コンピュータ将棋選手権の結果から見る将棋AIの未来

                                                                              将棋AIの開発には大変な部分がある 山口祐氏(以下、山口):ありがとうございます。非常に新しい情報もあって興味深いです。そうですね。先ほどフリーズの話がありましたが、私はちょうど対局の当事者だったのでよく覚えています。局面がPALと「やねうら王」が対局していて、PALから見ても必敗になったという局面があって、「これは負けだな」と思って見ていたんですが、ピタッと手が止まったタイミングがあって、ぜんぜん手が指さない。 「やねうら王」側が残り時間がもう1分半ぐらいになって、私の経験上もこういうのはだいたいフリーズして時間切れで負けるんじゃないかと期待して見ていたんですが、たちまち復活してそのまま勝ち切るといったことがあって、非常に印象に残っています。あれは確かに探索部の問題ですかね。 直前にいろいろ調整された結果、そういったかたちになったと聞いています。なかなか探索部のバグというか、ハードウェア

                                                                                「なんで強くなるのかわからない」 世界コンピュータ将棋選手権の結果から見る将棋AIの未来
                                                                              • 世界最強の将棋AIを開発したHEROZ社 林社長が展望する将棋AIのいまと「人間 with AI」の未来

                                                                                「AIに革命を起こし、未来を創っていく」を経営ビジョンに掲げるHEROZ。将棋AIをコアコンピタンスに、さまざまな分野へ活躍の場を広げている。将棋AIはどこまで強くなって、どのような形で応用されていくのか。HEROZ創業者でCEOの林隆弘さんが語るAIの現在地と未来。 去年の自分に7割以上勝つ将棋AIの進化スピード2023年5月に開催され46チームの将棋AIが参戦した第33回世界コンピュータ将棋選手権において、見事優勝を飾ったのが、HEROZのAIエンジニアメンバーで構成された『dlshogi with HEROZ』だった。前回の32回大会に続いて2回連続の栄冠となった。彼の将棋AIはいま世界で最も強い将棋AIといっていい。 「『dlshogi with HEROZ』は去年のバージョンとは比較にならないほど強くなっており、昨年のバージョンと100回戦った場合には70回以上勝利するくらいとん

                                                                                  世界最強の将棋AIを開発したHEROZ社 林社長が展望する将棋AIのいまと「人間 with AI」の未来
                                                                                • 「第二の藤井聡太は生まれる?」「将棋AIの評価値をどう考えている?」藤井聡太三冠が返答した“意外な持論”とは | 文春オンライン

                                                                                  コンピュータで得た情報を鵜呑みにしない 丹羽    藤井さんが将棋にコンピュータを取り入れたのは、何歳くらいの頃から? 藤井    自分が将棋を始めた五歳頃からすでに、インターネットを通じて人と対局する「ネット将棋」がけっこう盛んでした。小学二年生の頃からは、自宅の家族共有のパソコンでネット将棋をやっていました。 丹羽    パソコンか。スマホではなかったんですね。 藤井    はい。その後、奨励会の初段、二段の頃、自分はどうすればこれ以上強くなれるのかといった閉塞感を感じていました。「AI」を使い始めたのは、奨励会三段、中学一年生の頃(2015年)です。 丹羽    それは対局して帰ってきて、自分のその日の将棋を全部入れてみて、その時々の評価値を、「この局面は自分が思っていたより厳しかったんだな」などと知るという、そういう使い方ですか? 藤井    そうですね。対局中の自分の形勢判断と照

                                                                                    「第二の藤井聡太は生まれる?」「将棋AIの評価値をどう考えている?」藤井聡太三冠が返答した“意外な持論”とは | 文春オンライン

                                                                                  新着記事