並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

161 - 200 件 / 378件

新着順 人気順

戦後史の検索結果161 - 200 件 / 378件

  • 六本木・銀座は基地の街だった──売春、賭博、闇取引が横行した時代

    <機密資料が公開され、敗戦直後の1年、すなわち「戦後ゼロ年」の闇に光が差すようになった。それは、米軍の将校とヤミ商人が結託し、好き放題に稼いでいた時代だった> 「戦後」と聞いて、高度成長期の繁栄、東京オリンピックや日本万国博覧会の熱狂などを思い浮かべる人は少なくないだろう。それは「廃墟から見事に復興を成し遂げ、世界有数の経済大国として平和と繁栄を実現した日本」というサクセスストーリーを浮かび上がらせるからだ。 しかし、2017年8月に放送されて話題を呼んだNHKスペシャルを出版化した『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』(貴志謙介・著、NHK出版)においては、全く異なった「戦後」の側面に焦点が当てられている。 イメージの中にある華やかな戦後日本などではなく、敗戦直後の1年、すなわち「戦後ゼロ年」である。その時代は通常、高度成長期の"前座"として過去の遺物のように見なされているが、決してそうでは

      六本木・銀座は基地の街だった──売春、賭博、闇取引が横行した時代
    • 中曽根元首相死去 政界の反応 | NHKニュース

      安倍総理大臣は、弔意を表す談話を発表しました。 この中で「中曽根氏は、東西の軍事対立や日米貿易摩擦の高まりなど、わが国が厳しい内外情勢におかれた時期に、5年間にわたり総理大臣の重責を担われ、戦後史の大きな転換点に当たってかじ取り役を果たされた」としています。 そのうえで「戦後日本政治の総決算を掲げ、アメリカのレーガン元大統領との強い信頼関係のもとで強固な日米同盟を確立し、近接するアジア諸国との関係を強化するとともに、国際社会の一員として、世界の平和、経済秩序の維持に重要な役割を果たし、わが国の国際的地位を大きく向上させた」としています。 さらに「中曽根氏は、行政改革の断行を最重要課題と位置づけ、強いリーダーシップを発揮して21世紀に向けた諸制度の改革に取り組み、国鉄の民営化をはじめとして、大きな実績を上げられた」としています。 そして「私は、この訃報に接し、深い悲しみを禁じえません。国民の

        中曽根元首相死去 政界の反応 | NHKニュース
      • ドイツの少女像で思うこと 歴史認識の折り合いをつけるのは見果てぬ夢か:朝日新聞GLOBE+

        少女像は9月28日、ベルリン・ミッテ区から1年間の許可を得て、住宅街にある公園前に置かれた。日本政府は不適切だとして、ドイツ政府に撤去を要請。区は10月8日、設置許可を取り消し、14日までに撤去するよう市民団体に求めた。 これに対し、市民団体は撤去を求める区の決定の差し止めを行政裁判所に申請した。区は13日、「当面の間、置かれたままになる」と発表。裁判所の判断が出るまでは新たな決定はしないとした。日本側はドイツの司法手続きを見守る姿勢を示している。 今回、ミッテ区の判断が揺れた背景には、市民団体の姿勢に対する不信感があった。フォンダッセル区長は声明で、少女像の設置を承認する過程では戦時中の性暴力に反対する趣旨と受け止めていたが、実際には「旧日本軍の行為のみを対象とし、日本やベルリンでいら立ちを招いた」と指摘した。ミッテ区には100カ国超の出身者が住んでおり、地域の調和を損なわないために「国

          ドイツの少女像で思うこと 歴史認識の折り合いをつけるのは見果てぬ夢か:朝日新聞GLOBE+
        • 中国の駅で拉致されて2年 一人待つ北海道教育大元教授の長男 | 毎日新聞

          「長春駅で正体不明の男たちに黒い袋をかぶせられて車に押し込まれた」――。東アジア戦後史の研究者、袁克勤(えんこくきん)・元北海道教育大教授(65)が、実母の葬儀に参列するため中国に一時帰国した際、当局に拘束されて29日で丸2年となる。袁教授はスパイ容疑で起訴されたが、潔白を主張している。札幌市の自宅で一人、父の無事を祈る長男で会社員の袁成驥(せいき)さん(29)に、今の思いや袁元教授の現状、拘束時とその後の経緯などを聞いた。【聞き手・鈴木英生・オピニオングループ】 2回不起訴で3度目で起訴 ――今の気持ちと、情報を教えてください。 ◆今月9日に、初めて弁護士が父と面会できて、健康そうだとわかりました。それまで2年近く本人の状態が一切わからなかったので、この点だけはほっとしました。ただし、今も、容疑の具体的内容も裁判がいつ始まるのかもわからない。親族の面会も認められていません。まだまだ先が見

            中国の駅で拉致されて2年 一人待つ北海道教育大元教授の長男 | 毎日新聞
          • 「防衛3文書」対中劣勢で打つ拒否・競争戦略の本質

            【特集・新国家安全保障戦略のリアル(第5回)】 国家安全保障戦略を中心とする安全保障3文書(防衛3文書)は、今後10年間にわたる日本の安全保障・防衛政策の根幹となる。同文書の閣議決定は、日本の防衛力を5年以内に抜本的に強化し、防衛関係費を国内総生産(GDP)の2%に達する予算措置を講じ、長射程の「反撃能力」の導入を決定したことなど、日本の戦後史に類例を見ない分水嶺となった。 しかし日本が国家戦略として何を抜本的に変えたのかは自明ではない。日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増しているのは明白だが、単に防衛力の規模と役割を拡張するだけでは、日本の安全を守るための十分な水準に達しているかどうかは、判別できないからだ。 対中劣勢を前提とした戦略環境 あえて論じるならば、今回の3文書で日本が採択したのは「対中劣勢を前提とした拒否戦略・競争戦略」である。これが何を意味するか解説していこう。 日本の安

              「防衛3文書」対中劣勢で打つ拒否・競争戦略の本質
            • ダイアン・コイル 「教養豊かな学生への推薦図書 ~社会科学を本格的に学ぶ前に読んでおくべき本と言えば?~」(2016年1月31日)

              ●Diane Coyle, “What should the well-educated student read?”(The Enlightened Economist, January 31, 2016) ニュースサイトのQuartz(クオーツ)に掲載されているこちらの記事に興味をひかれた。米国の一流大学(計10大学)のシラバス(講義概要)でどんな本が指定図書に選定されているかを専攻分野を問わずに集計したデータベースの話題が取り上げられているが、指定図書に選ばれている回数が多い順に並べると、プラトン(の『国家』)、ホッブズ(の『リヴァイアサン』)、マキャヴェッリ(の『君主論』)が上位3位とのこと。実に興味深い。 件の記事に触発されて、「ある問い」をめぐってああでもないこうでもないと頭を捻(ひね)っているのだが、無人島に持っていきたいレコードを8枚選ぶ(あるいは、無人島に持っていくべき食

                ダイアン・コイル 「教養豊かな学生への推薦図書 ~社会科学を本格的に学ぶ前に読んでおくべき本と言えば?~」(2016年1月31日)
              • 陸軍将校たちの戦後史 角田 燎(著) - 新曜社

                紹介 戦後、親睦互助を目的として戦友会を結成した旧陸軍のエリートたちは、戦争を指揮したことに自責の念を抱いていた。その彼らがなぜ「歴史修正主義」に接近し、政治団体として会を先鋭化させていったのか。陸軍将校たちの戦後史と戦争観の変容に迫る。 *これまでの軍隊経験者の戦後史研究はおもに、末端の兵士や下士官(準エリート)を扱ってきた。本書は、旧陸軍の上級者であった者たちに焦点を絞り、彼らの戦後史と戦争認識を明らかにしている。 *戦友会を対象とした従来の研究群においても、戦友会の非政治性や、戦後世代へ会を継承することの困難さが指摘されてきた。一九九〇年代に会の政治化を遂げ、元自衛隊幹部へ門戸を開いた本書の事例は、戦友会研究の蓄積にも一石を投じるものである。

                  陸軍将校たちの戦後史 角田 燎(著) - 新曜社
                • 安倍首相を「独裁者」と呼ぶ人たちにとって不都合な歴史的事実 なぜ「日本版NSC」が必要だったのか

                  いつ「有事本番」が起きてもおかしくない国際政治の現実 世界がコロナ対策に気を取られている最中、尖閣諸島では中国の活動が活発化している。5月に入って連日、日本の領海への中国船の侵入が続いており、中国公船が日本の漁船を追尾する事案も発生している。 もちろん、中国船の日本の領海への侵入はそれ以前からも続いていたのであるが、最近になって活発化しているのは、3月に米原子力空母「セオドア・ルーズベルト」の艦内で新型コロナウイルスの感染者が発生し、太平洋上での監視活動の一時中断を余儀なくされたことも関係していると見られる。 国際政治において、「力の空白」が発生すると、すぐにそれを埋めようとする勢力が現れるのは、世界中を覆うパンデミック(疫病の世界的大流行)の最中でも全く変わらない。 シビリアン・コントロールの要としての国家安全保障会議 私は、第2次安倍政権における外政担当内閣官房副長官補として、2014

                    安倍首相を「独裁者」と呼ぶ人たちにとって不都合な歴史的事実 なぜ「日本版NSC」が必要だったのか
                  • 皇族の不自由さを「気の毒」と思うなら解決策は一つ 「天皇制と人権」河西秀哉と木村草太が語る | AERA dot. (アエラドット)

                    2016年8月8日、新宿街頭の大画面で流れる天皇陛下(当時)のビデオメッセージを見上げる人々 (c)朝日新聞社 国民主権の国家だが、天皇、皇族という例外的な身分制度がある。この制度をどう見るか。また、皇族の人権をどう考えるか。AERA 2021年11月1日号で、歴史学者の河西秀哉さんと憲法学者の木村草太さんが議論した。 【写真】祝賀式典で目元をぬぐう皇后さまと天皇陛下 *  *  * 河西:戦後史をテーマにしていますが、天皇、皇族の意思を国民がどう受け入れるかは難しい問題だと思っています。天皇、皇族の個人の権利は、憲法学からどう捉えられますか? 木村:一般的な見解では、天皇・皇族は憲法上の権利の保障対象ではありません。長谷部恭男先生は「身分制の飛び地」と表現します。憲法自身が、平等権をはじめとした近代的な人権保障規定を適用しない例外的な身分制を定めているということですね。 人権は保障される

                      皇族の不自由さを「気の毒」と思うなら解決策は一つ 「天皇制と人権」河西秀哉と木村草太が語る | AERA dot. (アエラドット)
                    • 「相対的な安全保障観」を鍛えるために――演繹的安全保障観と現実の「ずれ」をうめるための読書術(書評)/藤重博美 - SYNODOS

                      「相対的な安全保障観」を鍛えるために――演繹的安全保障観と現実の「ずれ」をうめるための読書術(書評) 藤重博美 安全保障研究・平和構築研究 政治 #安全保障をみるプリズム 「安全保障」を論じることは容易ではない。言葉自体が持つ多義性ゆえである。これは英語のsecurityを訳したものだが、基本的には「危険や脅威がない状態(Oxford English Dictionary電子版)」を指す。だが、より正確にいうと「危険や脅威によってもたらされる不安を感じない(心の)状態」のことだ。 たとえば、今まさに隣国に攻め込まれようとしているのだとしても、これに不安を感じないのであれば、安全保障は脅かされてはいない。逆もしかり。この点、類語である「安全(safety)」が、より物理的な意味で危害が及ばない状態を指すのとはニュアンスが異なる。 例を挙げよう。米国の軍事力は、物質的には誰がみようと変わりない

                        「相対的な安全保障観」を鍛えるために――演繹的安全保障観と現実の「ずれ」をうめるための読書術(書評)/藤重博美 - SYNODOS
                      • 「第5スタジオは礼拝堂~文化放送 開局物語」 | 文化放送

                        第1章「それはチマッティ神父の買い物から始まった」はこちら 第2章「マルチェリーノ、憧れの日本へ」はこちら 第3章「コンテ・ヴェルデ号に乗って東洋へ」はこちら 第4章「暴風雨の中を上海、そして日本へ」はこちら 第5章「ひと月の旅の末、ついに神戸に着く」はこちら 第6章「帝都の玄関口、東京駅に救世主は現れた」はこちら 第7章:「東京・三河島で迎えた夜」はこちら 第8章:「今すぐイタリアに帰りなさい」はこちら 第10章:「大森での新生活がスタートした」はこちら 第11章:「初めての信徒」はこちら 第12章:「紙の町で、神の教えを広めることに」はこちら 第13章:「戦争の足音が近づいてきた」はこちら 第14章:「ベルテロ、ニューヨークに向かう」はこちら 第15章:「印刷の責任者に」はこちら 第16章:「イタリアの政変で苦境に」はこちら 第17章:「警察官と一緒にNHKに出勤」はこちら 第18章:

                          「第5スタジオは礼拝堂~文化放送 開局物語」 | 文化放送
                        • 目の前の金を拾う - 還暦 ~精神年齢40歳~

                          おはようございます。理想と現実のお話です。 私の仕事の理想は ①英会話の貸切観光 ②日本人の貸切観光 ③総合旅行業の資格と経験を生かしての添乗員 ④資格取得後の通訳案内士 ⑤通常のタクシー営業、です。 個タク営業を開始して4日間が過ぎましたが、⑤しかしていません。それで良いと思っています。 私より少し年齢が上の方は学生運動を経験なさっているそうです。グリコ森永事件で「キツネ目の男」の男として疑われ今年3月に亡くなった宮崎学さんは、学生運動を総括していらっしゃいました。たしかこんな内容でした。 ”豆腐屋の店主がどうやって資金繰りをして、どうやって店舗と設備を整え、どうやって豆腐を売って現金を得るか? その現実感の前ではアルバイトの経験しかない学生の理想論など敵うわけがなかった” というような内容だったと思います。 もし私が 「ボクはタクの運ちゃんなんかじゃない。ボクはハイヤーの英会話ドライバ

                            目の前の金を拾う - 還暦 ~精神年齢40歳~
                          • (社説)デジタル教材 点検ルール 見直す機会:朝日新聞デジタル

                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                              (社説)デジタル教材 点検ルール 見直す機会:朝日新聞デジタル
                            • 集落調査の継続を求めます

                              集落調査・<村の履歴>は防災・環境保全に必要です 2023年1月20日18時00分の時点でこれまで1207名の方から賛同の署名をいただきました ! 2025年農業集落調査最終変更案に関する声明 New! PDF版 我々は、農水省の第1回2025年農林業センサス研究会で廃止が提案されてから、農業集落調査の存続と2020年方式での調査続行を社会に訴えてきました。 農業集落調査では、地形と結びついた地域コミュニティのあり方を調査しています。農業振興・伝統文化の継承のみならず、防災・広域災害への対応・教育の観点から、総務省他省庁とのデータとの連携によって、我が国のDX推進において比類のない威力を発揮するかけがえのない地理データです。 しかし、2025年農林業センサス研究会では、廃止の提案による一連の混乱により、調査方法や内容について十分な議論をする時間がありませんでした。その結果、2025年センサ

                                集落調査の継続を求めます
                              • 今なぜ東工大生に教養が求められるのか 池上彰のリベラルアーツ教育のススメ | リベラルアーツ研究教育院 News | 東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院

                                過去の歴史から研究者のあり方を学ぶ 東工大というブランドが持つ使命とは? 私は東工大で「現代史」を教えています。2012年にリベラルアーツセンターの教授として着任し、2016年にリベラルアーツ研究教育院が設立され、2017年に教授職を引退して特命教授となりましたが、一貫して現代史を学ぶ大切さを学生たちに教え続けています。 歴史を知ることは、今の社会を読み解く重要なカギとなります。ところが、高校教育で習う日本や世界の歴史は第二次世界大戦まで。戦後から現代までの歴史は学校で教えてくれないのです。つまり、戦後の高度成長期や東西冷戦やベトナム戦争はもちろん20世紀末のオウム真理教事件や21世紀初頭のアメリカ同時多発テロも、公式に教わることがないのです。いずれも現代の学生たちにとってみれば、直接知らない歴史にもかかわらず、です。この知識の空白を埋めることで、日本や世界の歴史や社会の成り立ちについて、

                                  今なぜ東工大生に教養が求められるのか 池上彰のリベラルアーツ教育のススメ | リベラルアーツ研究教育院 News | 東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院
                                • 内田樹、平川克美 著『東京ファイティングキッズ・リターン』より。安倍、お前だったのか。 - 田舎教師ときどき都会教師

                                  平川 そういうことだろうね。マヌーヴァーを演じるための実体が裏側にあるわけなんだけれども、そこがなくなっちゃった。はなからなかったのかな。 内田 どうもないみたいよね。安倍晋三もそんな感じがするしね。おもしろかったのは福田康夫でさ、いまどき珍しく「全身これマヌーヴァー男」でさ、何考えているかわからない。ぼくはああいうのが政治家の本道だと思うんだけど、ああいうスタイルが今は不評なんだよね。 平川 分かりにくいからでしょう。 内田 分かりにくくていいじゃない。あの程度のマヌーヴァーは許容範囲でしょう。あれでも「分かりにくいからダメだ」とメディアは書き立てていたけれど、それはメディアの方がイノセンスにすり寄り過ぎだよ。 (内田樹、平川克美『東京ファイティングキッズ・リターン』バジリコ、2006) おはようございます。06年の段階では内田樹さんに軽んじられていた安倍元首相ですが、凶弾に倒れた今とな

                                    内田樹、平川克美 著『東京ファイティングキッズ・リターン』より。安倍、お前だったのか。 - 田舎教師ときどき都会教師
                                  • 第21回大佛次郎論壇賞 『人びとのなかの冷戦世界 想像が現実となるとき』 益田肇さん:朝日新聞デジタル

                                    第21回大佛(おさらぎ)次郎論壇賞(朝日新聞社主催)は、シンガポール国立大学准教授の益田肇(はじむ)さん(46)の『人びとのなかの冷戦世界 想像が現実となるとき』(岩波書店)に決まった。無名の人々の日常の営みと想像の連鎖が「冷戦」という新たな現実を生み出した過程を分析し、第2次世界大戦後の歴史に新たな光を当てた。来年1月28日、東京都内で朝日賞、大佛次郎賞、朝日スポーツ賞とともに贈呈式がある。 ■小さな行為の連鎖が生んだ枠組み 冷戦とは何だったのか。現代史研究における大きな問いに取り組んだ。大国間のせめぎ合いや政治指導者の駆け引きの物語ではなく、膨大な資料から草の根の人々の実感を積み重ねることで、冷戦初期の歴史を描き直した意欲作だ。 外交史に社会史を重ね合わせて見えてきた新たな歴史像は説得力がある。第2次世界大戦後の社会変動のただ中にいた欧米や東アジアの人々は、1950年の朝鮮戦争勃発に第

                                      第21回大佛次郎論壇賞 『人びとのなかの冷戦世界 想像が現実となるとき』 益田肇さん:朝日新聞デジタル
                                    • 客は獲物だった…売春街から一転「新宿ゴールデン街」が酒場街に変わるまで(フリート 横田) @moneygendai

                                      戦後以来の飲み屋街をたずね、飲み歩き、古老たちの昔話を聞き集めてきた文筆家・フリート横田氏。最新刊『横丁の戦後史』(中央公論新社)が話題ですが、令和の今も、昭和のたたずまいを残す「横丁」があると言います。その歴史をひもとき、現在の姿も見つめるエッセイ。 独特な「気配」が生まれた瞬間 「あの子は19歳で家出してうちに来てね」 ふふふと静かに、温かに笑う、丸眼鏡に口ひげの紳士、外波山文明(とばやまぶんめい)さん。今回私は、新宿ゴールデン街にある外波山さんの店「クラクラ」を訪れた。 外波山さんは長年にわたって営業者たちの組合(※1)の長をつとめてきた街の長老格である。1971年に「はみだし劇場」を立ち上げ、全国各地の街中で芝居をして回るなど、野外劇を中心に活躍してきた俳優・演劇人としての顔も持っている。映画・テレビへの出演も数多い。 劇場という閉じた空間から飛び出して、テント芝居や野外劇など束縛

                                        客は獲物だった…売春街から一転「新宿ゴールデン街」が酒場街に変わるまで(フリート 横田) @moneygendai
                                      • 今頃、押井守の立喰師列伝を見た。クソ映画を損から特に変える方法 - 玖足手帖-アニメブログ-

                                        【お金を払ったからといって、つまらない映画を最後まで観る必要はない。途中でやめる「損切り力」を身につけようって話。】1/5 pic.twitter.com/5Wv8cDbdH9— インベスターZ公式 | 全巻半額セール開催中! (@investorz_mita) 2024年5月1日 というわけで、物議をかもしたインベスターZの「クソ映画は速めに見るのをやめた方が合理的」という話だが。 しかし先日僕は友人と酒を飲みながら、押井守監督の立喰師列伝の上映会をした。 押井守監督、名作も作っているがクソ映画もたくさん作っている。申し訳ないが天使のたまごは途中で何度か寝た。 【お金を払ったからといって、つまらない映画を最後まで観る必要はない。途中でやめる「損切り力」を身につけようって話。】2/5 pic.twitter.com/TVGFZIZ3GH— インベスターZ公式 | お金の偏差値を上げる (@

                                          今頃、押井守の立喰師列伝を見た。クソ映画を損から特に変える方法 - 玖足手帖-アニメブログ-
                                        • 「新卒一括採用、明治に起源」 社会学者・小熊英二氏 | NIKKEIリスキリング

                                          ――終身雇用や新卒一括採用といった日本特有の慣習はどんな経緯で生まれ、弊害が指摘されながらもなぜ変わらないのか。最新刊『日本社会のしくみ』では、日本の雇用や教育、社会保障制度の成り立ちを様々な角度から検証し、日本社会を規定するしくみの本質に迫っています。執筆のきっかけは。 数年前から日本の戦後史の研究を進めています。政治、経済、外交、教育など様々な角度から日本社会の動きを世界と比較しながら調べていくと、ほとんどは世界の同時代的な潮流に沿ったものだったのですが、一部だけ他国と全く違う動きをしていることに気付きました。最初に気付いたのは、日本の社会保障制度の独自性です。 日本の健康保険や年金制度は、「カイシャ」と「ムラ」、つまり属している企業か、住んでいる地域をベースに組み立てられています。しかし、他国の社会保障制度は必ずしもそうなっていない。例えばドイツの健康保険は、職種を単位として始まって

                                            「新卒一括採用、明治に起源」 社会学者・小熊英二氏 | NIKKEIリスキリング
                                          • 【正論】この夏に思う 終戦詔書の叡慮に応へた安倍氏 東京大学名誉教授・小堀桂一郎

                                            20カ国・地域(G20)首脳会談冒頭で笑顔を見せる(左から)トランプ米大統領、安倍晋三首相(いずれも当時)、インドのモディ首相=2019年6月、大阪市住之江区(代表撮影)戦後77年を経て自問する昭和20年8月14日付で昭和天皇の「終戦の詔書」を奉戴(ほうたい)した事により辛うじて大東亜戦争の停戦を成就し得てから本年で77年を経た。 この日が近づくと自然に思ひ浮ぶのは、昭和天皇が降伏の決断を下された事に国民の理解を求めるべく、言々句々血を吐く如き悲痛なみことのりを朗読されたあの玉音放送である。承詔必謹の覚悟の下に拝聴した詔書の結びの節をなす<…総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤(あつ)クシ志操ヲ鞏(かた)クシ誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ遅レサランコトヲ期スヘシ>のお訓(さと)しに対し、我々は胸を張つてお答へできるだらうか、と自問してみる事から戦後史の再検証は始まる。

                                              【正論】この夏に思う 終戦詔書の叡慮に応へた安倍氏 東京大学名誉教授・小堀桂一郎
                                            • 満州という源泉

                                              Home › 記事 › 満州という源泉 満州という源泉 By James_f on 2nd February 2022 • ( 2 ) (この記事は2018年12月4日に「ガメ・オベール日本語練習帳 ver. 5」に掲載された記事の再掲です) 銀座ワシントン靴店が戦時中は、東條靴店と改名していたのだ、というのは前にも聞いたことがある。 いま、おもいだしてインターネットで見てみると、アメリカやイギリス名前のものはとことん目の仇にされたので「ワシントン」という名前では商売が出来なかったのは、日本の社会というものを考えれば、当たり前であるとして、東條のほうは東條英機の名前に迎合したのだと、堀田善衛の「若き日の詩人たちの肖像」に書いてあったような気がするが、そうではなくて、創業者が東條たかしという名の人で、一石二鳥で、名前を時の独裁者の名前に変更してしまったのだと想像がつきます。 独裁者、と書いた

                                                満州という源泉
                                              • 時給100円という賃金差別構造 農福連携というきれいな言葉の陰で(大野和興) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                知的障がい者福祉施設、津久井やまゆり園で起きた殺傷事件から3年以上が経過しました。2016年7月26日未明、神奈川県相模原市にある知的障がい者福祉施設で入所者19人が刃物で殺傷された事件です。あれから何が変わったか、と問われても考えつくことはありません。その一方で、いま農福連携という言葉が福祉関係者や農業の世界で盛んに言われるようになりました。 福祉に農業がもつ教育力とでもいう魅力を取り入れようという実践は、長い歴史があります。いま言われているのは、それを一つの事業としてとりいれようという動きです。農水省や農協界でも取り組みが始まっていますがその発端は安倍内閣の「一億総活躍プラン」にあります。それをきっかけに、政府に政策に次々盛り込まれました。 「ニッポン一億総活躍プラン」は2016年6月に閣議決定されたもので、その中に「障害者等が、希望や能力、 障害の特性等に応じて最大限活躍できる環境を

                                                • 11月30日 各新聞社の社説とコラム

                                                  読売新聞 中曽根氏死去 戦後史に刻む「大統領的」首相 再犯防止対策 出所後も切れ目ない支援を 朝日新聞 桜を見る…

                                                    11月30日 各新聞社の社説とコラム
                                                  • 7月31日は住吉祭、GLAYの日、ビーチの日、蓄音機の日、こだまの日、クールジャパンの日、パラグライダー記念日、土地家屋調査士の日、トゥインクルレースの日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                    おこしやす♪~ 7月31日は何の日? その時そして今日何してた? 2022年(令和4年) 7月31日は住吉祭、GLAYの日、ビーチの日、蓄音機の日、こだまの日、クールジャパンの日、パラグライダー記念日、土地家屋調査士の日、トゥインクルレースの日、等の日です。 ●住吉祭、住吉大社の例大祭(諸事情要確認) 住吉大社 夏祭り(住吉祭)<2022年は神事のみ執り行われます> <2022年は神事のみ執り行われます>大阪の数ある夏祭りのなかでも最後を締め括る「住吉祭」は、大阪中をお祓いする「お清め」の意味があることから、古くから別名で「おはらい」とも呼ばれます。7月の海の日に住吉公園で行われる「神輿洗神事」に始まり、住吉大社での「宵宮祭」、「例大祭」、「夏越祓神事」と続いて斎行されます。最後に、堺へ行列がお渡りする神輿渡御が行われます。 www.youtube.com 開催日時 <2022年は神事のみ

                                                      7月31日は住吉祭、GLAYの日、ビーチの日、蓄音機の日、こだまの日、クールジャパンの日、パラグライダー記念日、土地家屋調査士の日、トゥインクルレースの日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                    • 占領下の「中銀」ビル解体 米軍設計の琉球銀行旧本店―沖縄:時事ドットコム

                                                      占領下の「中銀」ビル解体 米軍設計の琉球銀行旧本店―沖縄 2021年01月04日07時17分 半世紀以上も姿を変えず、那覇にあり続けてきた琉球銀行旧本店=2020年12月22日、那覇市 那覇市に本店を置く琉球銀行が、1966年に建設された旧本店ビルの建て替え工事を始める。米軍統治下の沖縄で、いわば「中央銀行」の役割を担った旧本店ビル。米国の最新建築技術が導入され、当時から外観をほとんど変えず街を見守り続けてきた。5日に取り壊しを始め、2025年には13階建ての新しいビルに生まれ変わる。 城一望の老舗ホテル、建て替えへ 名古屋市 旧本店ビル(地上5階、地下1階)は米陸軍工兵隊の監理の下、米設計事務所が設計を担当した。鋼線を引っ張る力で床を固定する当時の最新工法が採用され、各階に柱や梁(はり)のない大きな空間を作った。窓はアーチ状のデザインで、配電設備や地下の大型金庫は米国製。離れた部屋と文書

                                                        占領下の「中銀」ビル解体 米軍設計の琉球銀行旧本店―沖縄:時事ドットコム
                                                      • 「反党裏切り分子」松竹伸幸に今日も悪口する(2024年1/19日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ

                                                        除名再審査却下をふまえて記者会見 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba 果たしてどれだけの人間が来て、どれだけのメディアが記事にすることやら。そして松竹が記者会見の報告記事を書くのかどうか。期待外れの人数しか来なかったので松竹が報告記事を書かないことも十分あり得るでしょう。 お話:松竹伸幸 弁護団(3名中2名) 「弁護士の名前」を書いた方が明らかに「記者会見の客寄せになる(特にロス疑惑、村木事件、ゴーン事件に関わった弘中惇一郎氏*1のような有名弁護士なら)」でしょうに何で書かないのか? 「よほど無名弁護士なのか」「あるいは反共弁護士か」と疑いたくなります(追記:「反党裏切り分子」松竹伸幸に今日も悪口する(2024年1/23日分) - bogus-simotukareのブログで松竹が依頼した弁護士について言及しました)。 私は再審査請求書とと

                                                          「反党裏切り分子」松竹伸幸に今日も悪口する(2024年1/19日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ
                                                        • 飢餓のガダルカナルで大隊長は肉の缶詰を独占していた・・・ 『兵士たちの戦後史』 | BOOKウォッチ

                                                          タイトルを見ただけで、何となくわかったような気分になる。『兵士たちの戦後史――戦後日本社会を支えた人びと』 (岩波現代文庫)。あの戦争を戦った元日本軍兵士が、戦後の日本社会でどう生きて、どんな思いを抱いていたかという物語――。 たしかにその通りの内容だが、いろいろと認識を新たにするような話が出てくる。とにかく「エビデンス」が豊富なのだ。「元日本軍兵士」と言っても多様で、決してひとくくりにできないことがよくわかる。 「日本軍兵士」の多くは餓死 著者の吉田裕さんは1954年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科特任教授。東京大空襲・戦災資料センター館長。2017年に出した『日本軍兵士――アジア・太平洋戦争の現実』 (中公新書)がベストセラーになった。アジア・太平洋賞特別賞や新書大賞を受賞。BOOKウォッチでも紹介した。 同書の最大の特徴は、兵士たちの最期が、実は悲惨なものだったということを克明に伝

                                                            飢餓のガダルカナルで大隊長は肉の缶詰を独占していた・・・ 『兵士たちの戦後史』 | BOOKウォッチ
                                                          • 沖縄は復帰後も不条理強いる「反憲法下」 照屋寛徳氏の社民党への「遺言」 | 毎日新聞

                                                            社民党両院議員懇談会で言葉を交わす福島瑞穂党首(左)と照屋寛徳衆院議員=国会内で2009年12月4日午前9時35分、藤井太郎撮影 「はっきり申し上げます。全国の党員、先輩方が築いた遺産を全て食い潰したのはあなただ」。社民党の事実上の分裂が決まった11月14日の臨時党大会。福島瑞穂党首を痛烈に批判したのは衆参両院で23年間議員を務めてきた同僚の照屋寛徳(かんとく)衆院議員(75)だった。社民党で唯一の小選挙区の議席を守り続け、今期で引退を決めている「カントクさん」が、なぜあのような発言に至ったのか。社民党への「遺言」を聞いた。【遠藤孝康/那覇支局】 「ウチナーの未来はウチナーンチュが決める!」。そう書かれた看板が目を引く沖縄県宜野湾市の後援会事務所で寛徳さんは待っていた。「ウチナー」は「沖縄」、「ウチナーンチュ」は「沖縄の人」のこと。同姓が多い沖縄では名前で呼び合うことが日常的で、照屋氏は親

                                                              沖縄は復帰後も不条理強いる「反憲法下」 照屋寛徳氏の社民党への「遺言」 | 毎日新聞
                                                            • なぜ行員たちは乾杯するように毒を飲んでしまったのか――生存者が語った"帝銀事件"の悪夢――2019年 BEST5 | 文春オンライン

                                                              *  *  * 解説:戦後史の謎の事件、再審のカギは毒物 戦後史の謎の事件の一つとされる帝銀事件は1948(昭和23)年1月26日、東京都豊島区の帝国銀行椎名町支店(当時)に男が現れ「伝染病の予防薬」と称して2段階で液体を飲ませ、行員と家族計12人を殺害。現金を奪った。手口から「731部隊」など旧日本軍の元謀略部隊員らが疑われたが、占領軍の圧力で捜査方針が変更された。 1980年、私は所属する通信社社会部で事件の洗い直し取材チームに加わった。「ネタ」は(1)警視庁捜査一課係長が残した「甲斐メモ」、(2)平塚八兵衛刑事の捜査記録、(3)「O真犯人説」――の3つ。平塚は警視庁の名物刑事で、「帝銀」では類似未遂事件で使われた名刺の捜査を担当。平沢貞通元死刑囚の逮捕に結び付けた。捜査記録は和紙を糊でつないだ「巻物」。本人は前年亡くなっており、どうやって入手したのか……。「O」は実在の歯科医師で、一

                                                                なぜ行員たちは乾杯するように毒を飲んでしまったのか――生存者が語った"帝銀事件"の悪夢――2019年 BEST5 | 文春オンライン
                                                              • 日本復帰から50年 沖縄はいったい何から「復帰」したのか(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

                                                                沖縄の国政参加のための国会議員(衆議院、参議院)選挙が1970年10月23日に告示された。28年ぶりの国政選挙。那覇市の平和通りでは候補者の演説に多くの人々が耳を傾けた=大須賀興屹撮影 15日で沖縄が日本に復帰して50年になりました。沖縄はいったい何から復帰したのでしょう。復帰する前の人々の暮らしはどうだったのでしょう。いきさつを振り返ります。 【写真で】コザ騒動、ナナサンマル…沖縄の歴史 Q:50年前の沖縄は日本ではなかったの? A:米国が沖縄で暮らす人々のルールを決めていました。こうした力を「統治権」や「施政(しせい)権」と言います。米国が統治権を握るきっかけになったのは、太平洋戦争(1941~45年)の末期に起こった沖縄戦です。この時まで沖縄は日本が統治権を持っていましたが、米軍は沖縄本島に上陸し、日本軍との間で地上戦となりました。県民の4人に1人が命を落としたとされる激しい戦いの結

                                                                  日本復帰から50年 沖縄はいったい何から「復帰」したのか(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
                                                                • シリーズ 終わらない戦争② 封印された心の傷 “戦争神経症”兵士の追跡調査 - クローズアップ現代

                                                                  https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/episode/te/7NN1R56MKX/ 先の大戦で精神障害を患い、存在を隠された元日本兵たち。彼らがその後、どう生きたのか追跡調査した「極秘資料」を独自取材。初めて明らかになる兵士たちの戦後とは。 戦争で精神障害を患い、存在を隠された元日本兵たち。彼らはその後どう生きたのか。戦後、彼らを密かに追跡調査した極秘資料が初めてNHK取材班に開示された。調査したのは精神疾患兵が収容された病院に赴任した精神科医(当時30)。焼却命令に背いて残されたカルテを基に、全国に散った元兵士たちの症状や暮らしの調査を続けた。「真実を闇に葬ってはならない」と封印を解く決意をした医師。知られざる兵士たちの戦後史とは。

                                                                    シリーズ 終わらない戦争② 封印された心の傷 “戦争神経症”兵士の追跡調査 - クローズアップ現代
                                                                  • 日本が渡してしまった「ヤバすぎる特権」…なんとアメリカ軍にとって、日本は「国境が存在しない国」だった!(矢部 宏治)

                                                                    日本が渡してしまった「ヤバすぎる特権」…なんとアメリカ軍にとって、日本は「国境が存在しない国」だった! 日本には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が存在し、社会全体の構造を歪めている。そうした「ウラの掟」のほとんどは、アメリカ政府そのものと日本とのあいだではなく、じつは米軍と日本のエリート官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としている。最高裁・検察・外務省の「裏マニュアル」を参照しながら、日米合同委員会の実態に迫り、日本の権力構造を徹底解明する。 *本記事は矢部 宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)から抜粋・再編集したものです。 研究の成果をひとことでまとめると ここまで見てきた、「戦後日本」という国のあまりにもおかしな現実。約7年間、多くの研究者のみなさんといっしょに、その謎を解くための研究をつづけてき

                                                                      日本が渡してしまった「ヤバすぎる特権」…なんとアメリカ軍にとって、日本は「国境が存在しない国」だった!(矢部 宏治)
                                                                    • 小川幸司・成田龍一編『世界史の考え方』(岩波新書) 8点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                                                                      5月17 小川幸司・成田龍一編『世界史の考え方』(岩波新書) 8点 カテゴリ:歴史・宗教8点 「シリーズ 歴史総合を学ぶ」の第1巻。今年度から始まった高校の「歴史総合」を見据えて、「歴史総合」の議論にも大きな影響を与えてきた著者2人が、岸本美緒、長谷川貴彦・貴堂嘉之・永原陽子・臼杵陽をゲストに迎えて、歴史に関する本を読みながら近現代を中心とした世界史と歴史学について考えるという構成になります。 章ごとに3冊の本がとり上げられており、それを著者2人+ゲストが紹介しながら、時代の特徴や歴史学の展開を語っていく形で、刺激的な議論がなされています。 ただ、前半については文句がなしですが、後半の本のセレクションについては個人的には大いに問題があるように感じます。 第一章 近世から近代への移行とり上げられている本:大塚久雄『社会科学の方法』、川北稔『砂糖の世界史』、岸本美緒『東アジアの「近世」』ゲスト

                                                                      • 「ヘイト」に対抗するための言論誌を作ります!

                                                                        このプロジェクトは、2019-11-07に募集を開始し、222人の支援により1,400,155円の資金を集め、2019-11-29に募集を終了しました 私たちは今、隣人に対する「ヘイト」の蔓延する社会に生きています。外国人・移民に対するレイシズム、性差別、障害者差別などが複雑に絡み合い、殺伐とした不寛容が拡がっていく社会。そんな状況を、私たち自身で乗り越えていくための批評/文学/学問の新雑誌を創刊します。 はじめに・ご挨拶 このたび、批評家の杉田俊介と、日本文学研究者の櫻井信栄を編集委員とする雑誌企画、『対抗言論』を創刊します。 いま、私たちの生活する日本社会には、さまざまな種類の差別、もしくは「ヘイト」があふれています。マスメディアやネット上だけでなく、公共の空間でも、外国人や移民に対する無意識のレイシズム、特定の民族への意図的な中傷、歴史の書き換え、性差別、障害者や生活保護受給者などへ

                                                                          「ヘイト」に対抗するための言論誌を作ります!
                                                                        • 沖縄アクターズスクール校長・マキノ正幸が語る半生 そして安室奈美恵との衝撃の出会い|注目の人 直撃インタビュー

                                                                          今年5月、沖縄が本土復帰して50年を迎える。春からは沖縄出身の女優・黒島結菜が主演で沖縄を舞台にしたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」もスタート。これまで沖縄文化はさまざまな形で発信されてきたが、こと芸能界では「沖縄アクターズスクール」がその代名詞だろう。ダンスミュージックという新たな音楽シーンを生み出し、安室奈美恵、SPEED、DA PUMPら多くのスターを輩出した伝説の男の生涯は、沖縄戦後史と軌を一にする。 ◇  ◇  ◇ 「沖縄アクターズスクール」創設者・マキノ正幸氏(80)が初めて沖縄を訪れたのは返還1年前の1971年にさかのぼる。現在は本島中部の北谷に居を構える氏は、レッスン場を兼ねた広いリビングで、ソフトな口調で語り始めた。 ■渡哲也に誘われ気分転換で沖縄に 初めて沖縄に来たのは30歳の時でした。経営していた福島のスキー場が倒産してね。東京にいればなにかと雑音が入る。哲(渡哲

                                                                            沖縄アクターズスクール校長・マキノ正幸が語る半生 そして安室奈美恵との衝撃の出会い|注目の人 直撃インタビュー
                                                                          • 『はだしのゲン』削除から考える平和教育――軍拡・安全保障教育にしないために(高橋博子さんインタビュー) - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

                                                                            広島市教育委員会が2023年度、平和教育の小学生向け教材から、漫画『はだしのゲン』を削除する方針を決めたと報じられました。広島市の小学校、中学校、高校では、2013年度に平和教育プログラムがはじまり、それぞれの学年に応じて作られた教材を使用しています。『はだしのゲン』は小学3年生の教材に6ページに渡って掲載されています。関連文書では、削除の理由として《漫画の一部を教材としているため、被爆の実相に迫りにくい》、《ゲンの気持ちを考えることに留まり、教材を通して、自分が平和について考えたことを伝える学習となっていない》などを挙げています。さらに、中学3年生の教材にあった「第五福竜丸」の記述がなくなることも分かりました。 戦争の記憶の継承にはどのような課題があるのか、歴史家の高橋博子さんに伺いました。 ――『はだしのゲン』が広島市の平和教育の教材から削除されると聞いて、高橋さんは率直にどう感じられ

                                                                              『はだしのゲン』削除から考える平和教育――軍拡・安全保障教育にしないために(高橋博子さんインタビュー) - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
                                                                            • 菅孝行「〈事実〉か〈情緒〉かが問われる (水俣曼荼羅/MINAMATA)」(『映画芸術』第477号) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

                                                                              『映画芸術』に菅孝行の映画評「〈事実〉か〈情緒〉かが問われる (水俣曼荼羅/MINAMATA)」が掲載されていると知り、取り寄せて読んだ。この評では2020年に公開された2本の水俣についての映画を比較している。1本は原一男監督のドキュメンタリー作品「水俣曼荼羅」である。この作品は、水俣病患者やその支援者の裁判や行政との交渉を追い、それぞれが現在、水俣で生きている事実を積み重ねていくことで、観客に今ある問題を突きつけていく。もう1本はアンドリュー・レヴィタス監督の劇映画「MINAMATA」である。これは、写真家であるユージン・スミスとその妻・アイリーンに焦点を当て、水俣病を告発するカタルシスを観客に味あわせる。菅はこの二つの映画の違いはドキュメンタリーか劇映画かだけではないと指摘する。私は菅がこの評において言おうとする両者の違いは、ひとつのストーリーによって情緒によって人々を動かそうとするか

                                                                                菅孝行「〈事実〉か〈情緒〉かが問われる (水俣曼荼羅/MINAMATA)」(『映画芸術』第477号) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
                                                                              • 地元の悲願、佐渡金山が世界遺産に 朝鮮半島出身者の展示に評価も:朝日新聞デジタル

                                                                                ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                                  地元の悲願、佐渡金山が世界遺産に 朝鮮半島出身者の展示に評価も:朝日新聞デジタル
                                                                                • 仲人の近代 見合い結婚の歴史社会学 | - 阪井 裕一郎(著)

                                                                                  紹介「結婚」や「家」と密接な関わりがあった仲人は、どのように広まり定着して、なぜ衰退に至ったのか。明治期から戦前、そして戦後に至る仲人の役割や見合い結婚のありようをたどり、仲人の近・現代史から近代日本の家族や結婚をめぐる価値観の変容を照射する。 解説1990年代まで「結婚」や「家」と密接な関わりがあった仲人は、どのように広まり定着したのか。また、なぜ衰退して現在では見られなくなったのか。 明治時代以前の村落共同体では見合いが浸透していなかったが、教育勅語や家制度によって仲人が急速に普及する。明治期の家族主義と個人主義、大正期以降に登場する恋愛などとのせめぎ合いのなかで、見合い結婚が「正しい結婚」として位置づけられ、強固に維持されたことを史料を渉猟して明らかにする。 また、明治期に民間の結婚相談所が設立されたが、戦時下の人口政策に組み込まれ厚生省が結婚媒介を統制するに至って、優生思想とも接続

                                                                                    仲人の近代 見合い結婚の歴史社会学 | - 阪井 裕一郎(著)