西アフリカの熱帯雨林で、世界初となる光景が目撃されました。 英エクセター大学(University of Exeter)の報告によると、チンパンジーが自然発酵してアルコールを含んだ果実を仲間と集まって共食する様子が撮影されたのです。 発酵食は計10回にわたり撮影され、常に仲間たちと分け合って食べていました。 チンパンジーは毎回食料を仲間と分け合って食べるわけではありません。 そのため、研究チームは「アルコールを含む食料は仲間と一緒に食べる」という特別なルールが霊長類の祖先の頃から存在し、これが現代人の「宴会文化」の発達にもつながっている可能性があると指摘しています。 研究の詳細は2025年4月21日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されました。 Wild chimps filmed sharing ‘boozy’ fruit https://news.exeter.ac.