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  • 人は知ってることしか見えない - いつか博士になる人へ

    大学院に入ったばかりの頃、配属された研究室で研修を受けた。 僕は先輩について回って、実験機器を使ってみたり、実験ノートのとり方を教えてもらったりした。 ある日、先輩が先生たちとミーティングをするというので見学させてもらった。 そのときのことは今でもよく覚えている。 最初に、先輩が実験でとれたデータについて説明した。 先輩の堂々とした説明を聞いて、僕はとても感銘を受けた。 ふんふんとうなずきながら、はたして自分はこんなふうに説明できるだろうか(いや、できない)と思っていた。 でも先輩の説明が終わったとき、 「なんか変だね」 と助教さんが言った。そして、 「普通はこうなるはずなんだけど」 と、他のデータとの違いを指摘した。 先輩と僕は他のデータを知らなかったから、そこが変だと気がつかなかった。 なぜこのデータは変なんだろうねと、皆でうんうん考えていると、 「3次元でグラフを描いてみて」 と先生

      人は知ってることしか見えない - いつか博士になる人へ
    • 行動遺伝学者ロバート・プロミン「子供の成功には、親も学校もあまり関係ありません」 | 「何冊本を読み聞かせても読解力に影響は出ない」

      私たちは自分で自分の遺伝的資質に合わせている ──DNAによって私たちの性格が形作られていることに関心を持ったのはなぜですか。 人生を振り返ってみたとき、分岐点のような瞬間があったと考える人は多いですよね。私はシカゴの中心街で育ちました。大学がどんなところなのか知る人は、家族にはいませんでした。大学に進学すれば奨学金がもらえると進路指導の担当者に教えてもらい、これは良い話だと考えてテキサス大学に出願したんです。 そのときは、この大学が行動遺伝学を必修科目とする世界唯一の大学だとは知りもしませんでした。ですが、「生涯を通じて行動遺伝学に取り組みたい」と思うようになるまで時間はさほどかかりませんでした。 クラスには30名ほどの学生がいましたが、行動遺伝学を面白がっていたのは私だけでした。おそらくそれは私の性格によるものでしょう。私は主流に歯向かうのが好きです。心理学にとって、遺伝は重要だと私は

        行動遺伝学者ロバート・プロミン「子供の成功には、親も学校もあまり関係ありません」 | 「何冊本を読み聞かせても読解力に影響は出ない」
      • カラスにも「自意識」があることを初めて実証!生物の主観は”大脳皮質”がなくても発生可能だった - ナゾロジー

        ドイツ・テュービンゲン大学・神経科学研究チームは、24日、「カラスにヒトと同じ主観的意識の存在が初めて認められた」と発表しました。 『Science』に掲載された実験では、カラスがスクリーン上に表示された視覚刺激に対し、意識的に知覚・判別できることが示されています。 こうした意識構造は、ヒトを含む霊長類でしか確認されておらず、鳥類では初のことです。 研究主任のアンドレアス・ニーダー教授は「この結果は、意識の起源と進化について新しい見方を切り開くもの」と述べています。

          カラスにも「自意識」があることを初めて実証!生物の主観は”大脳皮質”がなくても発生可能だった - ナゾロジー
        • 格差の拡大は本当だろうか?——経済学者、格差の数字を見直す(The Economist より) - 山形浩生の「経済のトリセツ」

          訳者口上:秋にピケティの新著が出たところで、The Economistの11/30号に格差についての議論を見直す研究についての話が出ていた。おもしろかったので勝手に翻訳。トップ層がすさまじく豊かになっているという見立ては、実はそんなに正しくないのではないか、という研究がどんどん出てきたというお話。ただし、どれも金持ちの豊かさ増大がピケティらの言うほどはすごくないかも、というだけで、金持ちが豊かになっていること自体を否定するものではないので念のため。なお、途中の見出しはオリジナル通りで、全部ある有名な曲の歌詞から。(山形浩生) www.economist.com 2011年にニューヨークのズコッティ公園での抗議デモに何千人もが集結する10年以上前、フランスのあまり有名でない経済学者が腰を据えて、所得格差についての新しい見方を扱った論文を書き始めた。「我々の研究の焦点は、トップ10%、トップ1

            格差の拡大は本当だろうか?——経済学者、格差の数字を見直す(The Economist より) - 山形浩生の「経済のトリセツ」
          • 小島秀夫監督ロングインタビュー 新オフィスを構え第2フェーズに突入したコジマプロダクションが問う"繋がり"の意味とは

            小島秀夫監督率いるコジマプロダクションが、2022年12月16日に設立7周年を迎えた。7周年を機に同社は同じビル内の別フロアにオフィスを移し、新たな船出を迎える。小島監督は以前のインタビューで自らのオフィスを「スター・トレック」のエンタープライズ号に例えていたが、そのコンセプトは新しいオフィスでも引き継がれている。ルーデンスが佇むアイコニックな部屋も健在で、この1/1スケールスタチューは、このオフィスのために新造されたものだ。大きなスタジオやスキャンルーム、そして多くの人が顔を合わせられるキッチンは、ここに集う人々とともにさらなるクリエイティブの海へと漕ぎ出していきたいという小島監督の想いが込められているようにも見える。 3年ぶりに登壇したThe Game Awards 2022(以下、TGA)で『DEATH STRANDING 2』(仮称、以下「DS2」)のティーザー映像を世に放ち、『D

              小島秀夫監督ロングインタビュー 新オフィスを構え第2フェーズに突入したコジマプロダクションが問う"繋がり"の意味とは
            • いい記憶で満たされて意欲も上がる「朝と夜のノート習慣」。たった5つ○○を書くだけ! - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

              物事の嫌なところばかり目についてストレスをためがち……。 仕事や将来のことですぐ不安になり、気持ちが暗くなる……。 こうしたネガティブな感情に悩むことが多く、仕事や勉強に十分に打ち込めていない人は、「感謝のリスト」をつくってみるといいかもしれません。 じつは、日々の幸せや楽しかった出来事を書き出すと、ストレスや不安が減る効果が期待できるのです。仕事にも勉強にも落ち着いた気持ちで取り組めるようになるので、パフォーマンスアップにつながるはず。そんな感謝のリストのつくり方を、筆者の実践例とともにご紹介します。 【ライタープロフィール】 かのえ かな 大学では西洋史を専攻。社会人の資格勉強に関心があり、自身も一般用医薬品に関わる登録販売者試験に合格した。教養を高めるための学び直しにも意欲があり、ビジネス書、歴史書など毎月20冊以上読む。豊富な執筆経験を通じて得た読書法の知識を原動力に、多読習慣を続

                いい記憶で満たされて意欲も上がる「朝と夜のノート習慣」。たった5つ○○を書くだけ! - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
              • 書評 「社会正義」はいつも正しい - shorebird 進化心理学中心の書評など

                「社会正義」はいつも正しい: 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて 作者:ヘレン・プラックローズ,ジェームズ・リンゼイ,Helen Pluckrose,James Lindsay早川書房Amazon 本書はアメリカのアカデミアで吹き荒れる行き過ぎたポリコレ,アイデンティティ・ポリティクス,社会正義運動,キャンセルカルチャーがどのような思想的な流れの上に発生したものか,代表的な議論はどのようなものか,そしてこれに対抗するにはどうすればいいのかを語る本になる.著者たちはこれらの運動の基礎にあるのは1970年代に一世を風靡し,その後その非生産性とシニカルさから衰退していったと思われていたポストモダニズムにあるのだと喝破し,詳しく解説してくれている.著者は第2のソーカル事件(不満スタディーズ事件)の首謀者でもある数学者のジェームズ・リンゼイと評論家のヘレン・プラックローズ.原題

                  書評 「社会正義」はいつも正しい - shorebird 進化心理学中心の書評など
                • 【特別寄稿】PC版がいよいよ発売――『DEATH STRANDING』の普遍的テーマが、今こそ、かつてないほどの意味を持つ

                  『DEATH STRANDING』は現代の寓話であり、社会とわれわれの存在そのものを結ぶ、複雑な絆のメタファーである。神々は堕落し、ハデスの門は開かれた。生と死の間の境界は崩れ去り、人々は自分だけの地下壕やビーチから出ていくことができない。『DEATH STRANDING』のリリースから半年近く経つが、人間性というものに対するこのゲームの先見性は、世界の現状から見ると、これまで以上に重要なものとなっている。1カ月以上家の中に引き籠った状態が続く中、私はこれを何度もプレイし直し、そのテーマについて新しい見方をするようになった。ウィリアム・ブレイクの詩がそうであるように、このゲームが持つ時代を超越した感覚は、われわれの生きる現代世界の状況に興味深い洞察を与えてくれるのだ。 かつて、爆発があった サム・ブリッジスは接触恐怖症にかかった、珍しいタイプの主人公である。特出したスーパーパワーの持ち主で

                    【特別寄稿】PC版がいよいよ発売――『DEATH STRANDING』の普遍的テーマが、今こそ、かつてないほどの意味を持つ
                  • ゲームデザインでダイバーシティが重要な理由|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

                    表題を読んでわかってもらえたかもしれないが、今日は多様性、ダイバーシティについての話をする。この記事の重点は、一般にダイバーシティが良いものである理由ではなく(実際そうだが、それは今日の話題ではない)、ゲームがダイバーシティを持つことがゲームデザインのために良い理由を説明することにある。そのため、2016年のゲーム・デベロッパー・カンファレンスで最高評価を得た「20の年、20の教訓」に立ち返ろう。(記事その1、その2、その3、動画(英語)、ポッドキャスト(英語)とさまざまな形式で見ることができる。) なぜダイバーシティが必要なのかの話をする前に、まずここで言うダイバーシティとは何かを定義しておこう。ダイバーシティとは、この世界に存在する、(人種、民族、性別、性自認、性的指向、社会経済的地位、年齢、肉体的能力、障害/健常性、神経多様性、宗教的/霊的信仰、政治信条など)さまざまな個人を意識して

                      ゲームデザインでダイバーシティが重要な理由|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
                    • 自分のゲームを笑われたって構わない。『Everything』『Mountain』にこめられたアートとは何か?鬼才の開発者David O'Reilly氏ロングインタビュー - AUTOMATON

                      弊社アクティブゲーミングメディアが展開するインディーパブリッシャーPLAYISMは今年3月、『Everything』の日本語版をリリースした。対応プラットフォームはPS4/Nintendo Switch。PLAYISMは販売には関わっていないが、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けにもリリースされている。 『Everything』と『Mountain』。両作は同じクリエイターが手がけた、ユニークな作品だ。すべてのものになれるゲームと、山になれるゲーム。一見シュールなテーマのゲームであるが、マルチメディアアーティストDavid O’Reilly氏の強き想いが込められている。そんなDavid氏に、同氏と親交のあるBaiyon氏との対談を介して、改めて『Everything』について語ってもらった。聞き手として、同作の英日ローカライズを手がけたPLAYISMの山中琢氏が参加している

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                      • RecSys2019 参加レポート 〜ZOZO研究所が注目する、推薦システムの研究の最新トレンド〜 - ZOZO TECH BLOG

                        こんにちは、ZOZOテクノロジーズで機械学習の研究開発をしている松井・真木です。2019 年 9 月末にコペンハーゲンで行われた推薦システムのトップカンファレンスである RecSys 2019 に参加してきたので、本稿では参加報告と気になった論文の紹介をします。 recsys.acm.org Overview RecSys では推薦システムに関するアルゴリズムはもちろん、インターフェースやユーザー心理など幅広い話題を扱っています。今年は参加チケットが売り切れたことからも注目度の高さが伺えます。研究発表はロングペーパーとショートペーパーからなり、採択率はそれぞれ 19%、24%でした。個人的に印象的だったのは、参加者の 7 割以上が企業所属である一方、発表者の数でみるとアカデミアの勢力も強かった点です。私はこれまでいくつかの国際会議に参加してきましたが、RecSys は笑いを取りに来る発表者

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                        • 文芸時評って意味あるの? - 道徳的動物日記

                          わざわざブログ記事にするほどの内容でもないんだけれど、しばらくTwitterに書き込むことはお休みすることにしたので、こっちに書く。 togetter.com この件が話題なので、朝日新聞にログインして、問題の文芸時評を読んでみた。 www.asahi.com 読んでみて思ったのだが、こんな文章から読者が何かしらの知見なり洞察なりが得られるとはとうてい思えない。 たまたま今月に発売されることになった小川公代の『ケアの倫理とエンパワメント』にかこつけて、たまたま今月に雑誌とかに掲載された作品群のなかから「ケア」について関りがあったりなかったりする作品を連想ゲーム的にいくつか取り上げて紹介しているだけ。それも数本の作品を取り上げているうえに枕や結びの文章も含まれているので、「ケアの倫理」やその背景にあるフェミニズム的発想にかこつけながら1800字強という字数のなかで個々の作品についてあらすじも

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                          • ナンバープレートの地名の文字を愛でる会

                            地名フォントのかわいさは、「おしゃれ寄り」と「不思議寄り」のふたつある さて、現在交付されているナンバープレートは全133種。 ※ご当地ナンバー58種はこちら。古くからのものはまとまっていないため興味ある方は各自検索ください! 参加者には事前に全ナンバープレートをお見せして好きなものを5つ選んでいただいた。泣く泣く候補から外したものも多く、それぞれ何を選んだのかとてもワクワクしている。 まずは筆者から。 5位:飛鳥 北向:じゃあ発表はじめますね、まずは「飛鳥」です。 全員:あー! みんなにこやかな顔(お二人は顔出ししてないけど終始笑顔でした、ありがたい) 日下田:このナンバープレート欲しいですよね、飛鳥ナンバーって言いたい。 北向:やっぱり「鳥」の下の「灬」ですよね、この斜めの角度の揃い方…!名前もデザインもわかりやすく格好いい… 5位はつい先日発表された新しいナンバーから選出した奈良の「

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                            • 【ネタバレあり】超絶映画『TENET テネット』がわかるかもしれない、「エントロピー」の話

                              【ネタバレあり】超絶映画『TENET テネット』がわかるかもしれない、「エントロピー」の話2020.09.18 21:0032,758 山田ちとら ※本記事は、映画『TENET テネット』のネタバレを含みます。事前情報なしで同作を楽しまれたい方は、鑑賞後に読まれることをおすすめします。 とてつもない映画を観てしまいました。 あたりまえだと思っていた〈時間〉という概念を根底からくつがえす超大作『TENET テネット』。 未来では“時間の逆行”と呼ばれる装置が開発され、人や物が過去へと移動できるようになっているという設定で、その装置を使って未来から敵がやってきて、現在の世界をぶっ壊そうとします。名もなき主人公(ジョン・デヴィット・ワシントン)に与えられたミッションとは、未来からきた敵と同じように〈時間〉から脱出して、世界を滅亡から救うこと。 Video: ワーナー ブラザース 公式チャンネル/

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                              • 【寄稿】小島秀夫監督の素晴らしい作品たちが、いかにしてピーター・トライアスのSF小説『サイバー・ショーグン・レボリューション』に影響したか

                                『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』や『メカ・サムライ・エンパイア』、『サイバー・ショーグン・レボリューション』で知られる作家ピーター・トライアス氏による寄稿。鬼塚大輔による翻訳。 私は記憶にある限り、ずっと小島秀夫監督の作ったゲームをプレイしてきた。常に時代の先を見据えた、複雑で哲学的、社会的なテーマを追求する予見的なストーリーを使って、彼は常にゲームを構成する要素の限界を突破してきた。しかし同時に、ゲームの規範で実験をするような、革新的遊び心も、そこにはうかがわれるのだ。 小島の作品においては、創造的なゲームプレイと緻密なストーリー展開に注目が集まることが多い。だが、キャラクターたちに焦点を当てていることこそが、私にとって彼のゲームを非常に重要なものにしている大きな要素なのである。人間であるとはどういうことなのか、それも、あまりにも普及し過ぎてしまったテクノロジーに直面した今、と

                                  【寄稿】小島秀夫監督の素晴らしい作品たちが、いかにしてピーター・トライアスのSF小説『サイバー・ショーグン・レボリューション』に影響したか
                                • ティ・グエン「芸術はゲームだ」 - #EBF6F7

                                  松永伸司『ビデオゲームの美学』の帯には「ビデオゲームは芸術だ!」というキャッチフレーズが用いられている(松永さんではなく編集者の言葉らしい)。 今回訳出して紹介するのは、これとは対照的に、「芸術はゲームだ」と題されたティ・グエンの記事である(なお、ビデオゲームではなく広義のゲームが扱われている)。 グエンの問いは簡単かつ素朴だ。 芸術鑑賞において、なぜ私たちは正しさ(正しい理解や判断)に関心をもつのか。 なぜ正しさを気にせず、自由に、好きなように楽しまないのか。 この問いに対して、グエンはゲームにおけるモチベーション構造を分析し、それを芸術鑑賞に応用することで応答を試みている。 議論を通して浮かび上がるのは、芸術鑑賞とゲームプレイとの共通点、また芸術鑑賞と正しさに関心をもつ他の多くの領域(科学や倫理など)との相違点である。 議論の過程でなされる、「バカゲーム」と呼ばれる種のゲームやロックク

                                    ティ・グエン「芸術はゲームだ」 - #EBF6F7
                                  • ラテラルシンキングって?そのメリットと鍛え方:書評 | ライフハッカー・ジャパン

                                    変化とは、違うものにすること。ある状態から別の状態に移行すること。 クリエイティビティとは、なにかをつくり出す能力。素質。創造的な状態。 イノベーションは、新しいものを世に出していくこと。新しさを表現するものごと。 そしてラテラル・シンキング(水平思考)とは、論理的段階を踏むより、問題への新しい見方を探す思考法。 『ラテラル・シンキング入門 発想を水平に広げる』(ポール・スローン 著、ディスカヴァー編集部 訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の冒頭では、このように説明されています。 1970年、創造的教育の研究者であるエドワード・デ・ボーノ博士が提唱した発想法。 従来の、原因から結果が生まれるという前提に立った「直線的な」因果関係思考へのアンチテーゼとして生まれたのだそうです。 いわゆるクリエイティブ・シンキング(創造的思考)が、イノベーションに結びつくかどうかとは関係なく、新しい見方を

                                      ラテラルシンキングって?そのメリットと鍛え方:書評 | ライフハッカー・ジャパン
                                    • ドメイン駆動設計に15年取り組んでわかったこと 「ビジネスルール・値オブジェクト・型」が3つのキーワード

                                      株式会社ビープラウドが主催するIT勉強会「BPStudy」。#151となる今回は、設計の代表格であるオブジェクト指向、モデリング、そして設計にフォーカスをあて、LT大会を開催しました。「ドメイン駆動設計に取り組んだ15年でわかったこと 」に登壇したのは、ドメイン駆動設計に15年取り組み続けている増田亨氏。ビジネスルールと値オブジェクトと型という3つのキーワードを軸に、ドメイン駆動設計をソフトウェア開発に落とし込む方法論について語りました。講演資料はこちら ビジネス活動に起因する複雑さに立ち向かうドメイン駆動設計 増田亨氏(以下、増田):よろしくお願いします。私は2006年ぐらいからドメイン駆動設計に実際に取り組んで、15年ぐらいやっているんですけど、今日はそれを私なりにわかったことというか、けっこう最近振り切ってこうやってますよという内容を、みなさんの参考になればと思って少しお話しします。

                                        ドメイン駆動設計に15年取り組んでわかったこと 「ビジネスルール・値オブジェクト・型」が3つのキーワード
                                      • 中世とは論理学上位の価値観の世界であったが、暗黒時代と後世に呼ばれた中世から脱出することとなったアリストテレス的ではない新しい宇宙観 - 日々是〆〆吟味

                                        中世の価値観や論理学上位からの脱出と新しい宇宙観 中世と論理学と暗黒時代 中世批判と暗黒時代 【山内志朗『普遍論争』】 【エラスムス『痴愚神礼讃』】 中世批判と新しい見方 【プトレマイオス『アルマゲスト』】 新しい宇宙観の誕生 【ガリレオ『天文対話』,ブルーノ『無限,宇宙および諸世界について』】 前回のお話 中世ヨーロッパの暗黒時代のイメージと裏腹に、高度に維持・発展させられていた中世論理学の意義と、物事の認識のために必要な基礎となる論理学と数学との違い - 日々是〆〆吟味 中世の価値観や論理学上位からの脱出と新しい宇宙観 アルマゲスト 作者:プトレマイオス メディア: 単行本 中世と論理学と暗黒時代 どうも論理だけでは人間中々正しいものへといたれないようです。それを支えるのが数学ということになるのかもしれませんが、論理学から数学へいくためにはまっすぐな道があったわけでもないようです。 中

                                          中世とは論理学上位の価値観の世界であったが、暗黒時代と後世に呼ばれた中世から脱出することとなったアリストテレス的ではない新しい宇宙観 - 日々是〆〆吟味
                                        • ポール・クルーグマン「マンデルとマンデル」(2021年4月12日)

                                          概要:ノーベル賞受賞者のロバート・マンデルが2021年4月4日に亡くなった。このコラムではポール・クルーグマンが、現代の国際マクロ経済学においてもまだその基礎であり続けているマンデルの初期の画期的モデルから、学者の間で物議をより醸したが影響はより小さかった後期の見解まで、経済思想と政策に関するマンデルの貢献の変遷を説明する。またクルーグマンは、ケインジアンの分析を開放経済に持ち込み、そして通貨圏を作る際の困難なトレードオフに光を当てたマンデルが、サプライサイド経済学とユーロの両方の生みの親とみなされるようになったことについても一つの説明を提供してくれている。 (訳者:原題は The Mundell Difference。何かにかけて初期と後期のマンデルの違いに触れたタイトルだと思いますが、その何かが何なのか分からないので上記のタイトルにしました。) ロバート・マンデルが1963年に発表した

                                            ポール・クルーグマン「マンデルとマンデル」(2021年4月12日)
                                          • クィアゲーマー魂の1本:第1回はセメントTHINGさんと「メトロイドプライム」。クィアゲーマーにサムスが見せてくれた希望

                                            クィアゲーマー魂の1本:第1回はセメントTHINGさんと「メトロイドプライム」。クィアゲーマーにサムスが見せてくれた希望 ライター:セメントTHING ある1本のゲームが一生ものの心の支えになる,という経験は,多くのゲーマーにとって覚えのあることだろう。それは非規範的な性を生きる=クィアなゲーマーであっても同じことだ。 本企画「クィアゲーマー魂の1本」は,さまざまなクィアゲーマーに毎回1本のゲームを取り上げてもらい,その表現がどのように自身を支えてきたかを綴ってもらう,不定期のエッセイ連載だ。ひとりのクィアの視点を通じて,既存のゲームに対する新しい見方や関心を育ててもらえたら,望外の喜びである。 第1回に登場していただくのは,ライターのセメントTHINGさんだ。名作「メトロイド」シリーズより,「メトロイドプライム」についてじっくり語ってもらおう。 遠い未来の宇宙。パワードスーツを駆使し,不

                                              クィアゲーマー魂の1本:第1回はセメントTHINGさんと「メトロイドプライム」。クィアゲーマーにサムスが見せてくれた希望
                                            • 初心者のブログ開設 6ヶ月目(半年)運営報告【PV・アクセス数】 - おおまめとまめ育児日記

                                              おおまめです。 2019年2月1日よりブログを始めて6ヶ月がたちました。 いや半年ってすごい、大きな区切りです。 ブックマーク、スター、コメントいつもありがとうございます。 続けることができてとても嬉しいです。 前月まではこちら 《1ヶ月目の運営報告↓》 www.oomametomame.com 《2ヶ月目の運営報告↓》 www.oomametomame.com 《3ヶ月目の運営報告↓》 www.oomametomame.com 《4ヶ月目の運営報告↓》 www.oomametomame.com 《5ヶ月目の運営報告↓》 www.oomametomame.com 6ヶ月目のブログ運営報告 記事数・読者数・PV数 毎日投稿をやめる→16記事投稿 はてなブログ読者数469人 増加数33人 月間PV→8812PV 1日最高381PV 毎日投稿をやめた結果 PVは下がる? リライトに時間がさけた

                                                初心者のブログ開設 6ヶ月目(半年)運営報告【PV・アクセス数】 - おおまめとまめ育児日記
                                              • 続・公共的理性とはなんぞや(読書メモ:『公共哲学入門』) - 道徳的動物日記

                                                公共哲学入門 自由と複数性のある社会のために NHKブックス 作者:齋藤 純一,谷澤 正嗣 NHK出版 Amazon 「公共哲学」と書くと見慣れない人も多いかもしれないし、本書の第一章では他の哲学ではなく「公共哲学」に特有の課題とは何かということが解説されてもいるが、まあ実際には第二章で大衆論にざっと触れられたり第三章でアーレントやハーバーマスが登場するところを除けば、ほとんど(英語圏における)「政治哲学」や「正義論」の入門書などと同じような内容。第九章で社会保障論が取り上げられたり、第十章と第十一章で民主主義論が取り上げられているところはまあ特徴的かもしれない。 十四章約300ページのなかにかなり多くの議論や思想家が詰め込んで紹介されており、内容は充実してはいるのだが駆け足になっていて踏み込みが足りない感が強い。基本的にはバランスが良い内容になっているが、「ネオリベラリズム」という単語や

                                                  続・公共的理性とはなんぞや(読書メモ:『公共哲学入門』) - 道徳的動物日記
                                                • キュビズムアートって意味不明だけど素人でも楽しめるの?の科学

                                                  こないだ大規模なキュビズム展があったばかりですが、「キュビズムって何がいいの?」ってのを考えた論考(R)が出てたのでチェックしときましょう。アート系の話はだいたいアクセス数が低いんですが、そのへんは私の趣味と言うことで。 で、キュビズムってのは↑みたいな絵画のことで、ピカソやブラックが広めたことでおなじみですね。よく見れば 何が描いてあるかなんとなくわかるんだけど、 ぱっと見はランダムな図形の集合体に見えるというアレです。 これを良いと思うか悪いと思うかは人それぞれですけど、 キュビズムをほめる人の多くは、 キュビスムは、日常的な物体をあらゆる角度から同時に描くことで、我々に物体の新しい見方を提示したのだ! キュビスムは、 物体を根本的な要素まで還元することで、モダニズムや古典主義を乗り越え、 アートに新たな表現をもたらした! みたいな物言いをする人が多いはず。 これはこれで納得できるもの

                                                    キュビズムアートって意味不明だけど素人でも楽しめるの?の科学
                                                  • 【高額カテゴリー戦略】リサイクル市場で高値で取引される 5 つの鉄板カテゴリー - Φ-GRID:ファイグリッド

                                                    【高額カテゴリー戦略】リサイクル市場で高値で取引される 5 つの鉄板カテゴリー PG編集:道長 Japan Brand, Lifehack, Luxury strategy, Review, Rolex, Suntory Leave a comment 6,698 Views 世界的感染症が収まりつつある現在、再び買取が殺到している 日本国内では、長らく止まっていた経済活動も再び動き出し、限定的にではあるが、観光客の受け入れが始まり、徐々にではあるが、世界的感染症前の日常生活ができつつある。 自分が関わっているリサイクル市場を見ていくと、国内でも、買取店に買取客が殺到しており、買取価格も上昇に転じている。 国内外での物価高、円安等、社会的な要因もさることながら、百貨店を中心に富裕層による高額品消費が始まっており、長らく止まっていた古くなったモデルを売却する動きが再び活性化してきている事によ

                                                      【高額カテゴリー戦略】リサイクル市場で高値で取引される 5 つの鉄板カテゴリー - Φ-GRID:ファイグリッド
                                                    • 言葉の力を信じること - 民主主義は道徳教育からはじまるのかもしれない - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

                                                      人間は、環境をより良い方向に変えていこうと工夫することで独自の進化を遂げてきた生物だ。たしかに一般に生物は周囲の環境を変化させ、そこにニッチを見出して進化してきた。しかし、ほとんどはそれを能動的に行ってきたわけではなく、その生物の存在が結果的に環境を変化させたに過ぎない。人間はそうではない。遺伝子に働く淘汰圧以上の速度で自分自身を変化させ、環境に働きかけてきた。その圧倒的なスピードは、大脳皮質の働きによる思考と言葉による情報の伝達によるところが大きい(関連:なぜ坊主は妻帯しないのか)。 だから、思考と議論は人間が人間であることのアイデンティティだ。人類をここまで連れてきたのは、考えることと言葉を使うことだ。言葉によって思想を組み立て、それを伝え、そして社会集団としてライフスタイルを変革することだ。そんなふうにして新たな環境に進出し、また、新たな環境を創出して、人類は世界中に広まった。ま、地

                                                        言葉の力を信じること - 民主主義は道徳教育からはじまるのかもしれない - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
                                                      • 立場を変えて世界を眺める考え方 【世界の姿は多彩にある】 - しょぼい人生論。

                                                        物事に対する視点が固まってしまい、柔軟に考え方を広げることができない。現実の見え方を変える考え方を知りたい。 そんな悩みを解決します。 本記事の内容 ・立場を変えて世界を眺める考え方 本記事の信頼性 この記事を書いている私は、現在ブログ歴10か月ほどです。 人生論を綴るブログ記事を300本ほど書いてきました。 今回は、立場を変えて世界を眺める考え方をご紹介します。 人は自分が持つ正しさだけにスポットを当てる傾向があり、他の考え方を批判しがちです。 自分の世界しか感じることができないと、それが唯一の正義だと錯覚してしまいます。 今見てる世界だけが、自分が生きる本質ではないことに気づくことが大切です。 この記事を読むことで、立場を変えて世界を眺める考え方を知ることができます。 それでは、早速ご紹介していきます。 あわせて読みたいnote 世界の広さを自覚する 井の中から飛び出す 日常に疑問を持

                                                          立場を変えて世界を眺める考え方 【世界の姿は多彩にある】 - しょぼい人生論。
                                                        • 芸術作品で偶然の価値を学び“制御第一”の思考から自由になる | リベラルアーツ研究教育院 News | 東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院

                                                          ジャクソン・ポロックの抽象画を嫌う東工大生 私は、芸術の科目を担当しています。 東工大で絵画や彫刻について教えている教員は私だけなので、鑑賞と制作、歴史も含めて幅広く教えています。1年生の授業ではパルテノン神殿から19世紀まで、2年生の授業では20世紀以降の美術史を扱います。ただ、私自身の専門は美術史学ではなく美学なので、人間がどういうものを美しいと感じてきたのか、作品が生まれた当時の社会状況や科学技術の発展が人の感じ方にどう影響を与えたのか、といったことを重点的に扱っています。 リベラルアーツというのは、「自由になるための技」だと言われることがあります。私はこの芸術の授業を通じて、東工大生が当たり前だと思っている考え方、感じ方から少し「自由」になれる視点を授けられたら、と思っています。 その視点とは、「偶然の価値」です。芸術は偶然を大切にしています。思いがけないものができてしまうことのほ

                                                            芸術作品で偶然の価値を学び“制御第一”の思考から自由になる | リベラルアーツ研究教育院 News | 東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院
                                                          • ブローデル『地中海』その他:前半は地中海世界の広がりを美しく描き出す名著だが、結論不満、また現代的妥当性は? - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                                                            Executive Summary ブローデル『地中海』は、特に前半は地中海を取り巻く環境、物質世界とそれをベースにした人間たちの活動を壮大かつ優美に描き出し、とても美しく豊か。でもそれがこれまでの歴史的な見方にどう影響するのか、後半で採りあげる事件や人物にどう影響し、歴史評価がどう左右されるのかがほとんど描かれず、不満。『文明の文法』で行った1970年代の現代社会の分析を見ても、彼の見方が特に鋭い視点を与えてくれたわけではないのは明らか。 おそらく1940年代には、こうした歴史把握それ自体が新鮮で革新的だったのだろうけれど、いまはそれが常識になって目新しさがなくなっている。同時に、関連書はすでに知見が古くて内容の妥当性もないそうだが、この大著はどうなんだ? 『地中海』は、全五巻のうち1-2巻だけ読んで描写の美しさを味わえばよいのでは? 本文 うーん。 〈普及版〉 地中海 I 〔環境の役割

                                                              ブローデル『地中海』その他:前半は地中海世界の広がりを美しく描き出す名著だが、結論不満、また現代的妥当性は? - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                                                            • 偉大なる参考文献集(学術書編) - kokeのブログ

                                                              はじめに 今回は、学術書の話をします。 セクシュアリティについて 森山至貴『LGBTを読みとく』 河口和也『クィア・スタディーズ』 M・ハルプリン『聖フーコー』(村山敏勝訳) 竹村和子『愛について』 D・カメロン/D・クーリック『ことばとセクシュアリティ』(中村桃子/熊谷滋子/佐藤響子/クレア・マリィ訳) 家族・恋愛について 岩間暁子・大和礼子・田間泰子『問いからはじめる家族社会学』 牟田和恵編『家族を超える社会学』 齋藤純一『政治と複数性』 現代思想 第49巻第10号「〈恋愛〉の現在」 A・ギデンズ『モダニティと自己アイデンティティ』 松村圭一郎/中川理/石井美保編『文化人類学の思考法』 ケア規範について 村上靖彦『ケアとは何か』 J・C・トロント/岡野八代『ケアするのは誰か?』(岡野八代訳) 小川公代『ケアの倫理とエンパワメント』 G・ペリー『男らしさの終焉』(小磯洋光訳) おわりに

                                                                偉大なる参考文献集(学術書編) - kokeのブログ
                                                              • 現状に執着しない考え方 【違う視点を持つ】 - しょぼい人生論。

                                                                今の現状に不安を抱えており、自分の視野が限定的になっている。自身が豊かになれる、新しい視点を自分に与えたい。 そんな悩みを解決します。 本記事の内容 現状に執着しない考え方 本記事の信頼性 この記事を書いている私は、現在ブログ歴10か月ほどです。 人生論を綴るブログ記事を300本ほど書いてきました。 今回は、現状に執着しない考え方をご紹介します。 自分が生きているかで、不満や不安を感じるだけの時間を過ごすと疲弊感を伴うだけになります。 現実に対する新しい見方を捉えることが、人生を好転させる糸口です。 この記事を読むことで、現状に執着しない考え方を知ることができます。 それでは、早速ご紹介していきます。 あわせて読みたいnote 自分の常識を見つめ直す 新しいことを試してみる 小さな変化を起こす 長期的な視点を忘れない 受け取り方をアレンジする まとめ:現状に執着しないで、自分の未来を信じて

                                                                  現状に執着しない考え方 【違う視点を持つ】 - しょぼい人生論。
                                                                • 1年間使ってよかった「洗たくマグちゃん」 - baby blue

                                                                  1年間の実践!「洗たくマグちゃん」がもたらした驚きとコスパの良さ はじめに 「洗たくマグちゃん」とは? 手軽な使い方 一年間の経験 効果と満足度 驚きのコスパ おすすめポイント 最後に 1年間の実践!「洗たくマグちゃん」がもたらした驚きとコスパの良さ はじめに 洗濯機に使ってよかった商品として「洗たくマグちゃん」をご紹介します。 「洗たくマグちゃん」は、お洗濯の新しい見方です。 家のお洗濯を変えたと言っても過言ではありません。 「洗たくマグちゃん」とは? マグネシウムと水だけで洗う、人と環境にやさしい洗濯用品です。 洗濯機に入れるだけで、水道水が洗浄力のある弱アルカリ水に変化します。 皮脂や汗の汚れを落とすだけでなく、洗濯槽やホースの汚れも付きにくくなり、掃除も簡単に行えます。 洗濯排水は水を汚さず、環境にやさしい洗濯が実現されます。 手軽な使い方 まず、洗濯槽に入れるだけで手軽に使えると

                                                                    1年間使ってよかった「洗たくマグちゃん」 - baby blue
                                                                  • 批判を真に受けるのは損!心に切ない輝きを残す映画『キャッツ』本当の楽しみ方 -- 映画 『キャッツ(CATS)』 字幕版 レビュー|nh

                                                                    「不気味」だの「悪夢」だの「中身がない」だのと酷評が盛り上がっている映画『キャッツ(CATS)』を観てきた。素晴らしかった。俳優たちの外見(全身に猫の特殊メイクをしている)が受け入れられないというのはまあ分からなくもないが、実際はそれよりも遥かに素晴らしさが勝っていた。 主演フランチェスカ・ヘイワードの心洗われる演技 特に主演のフランチェスカ・ヘイワード。表情、演技、ダンス、歌の全てに、子猫ヴィクトリアのピュアな素直さが表れていて、心打たれた。さすが英ロイヤルバレエ団のプリンシパルダンサー。歌は今回が初挑戦らしいが、この映画の成功はヘイワードの(演技やダンスもさることながら)あの透き通った、心が洗われるような歌声のおかげが大きいと思う。 というのは、ヘイワード演じる子猫ヴィクトリアが歌う「Beautiful Ghosts」はオリジナルのミュージカル『キャッツ』には存在しない。『キャッツ』の

                                                                      批判を真に受けるのは損!心に切ない輝きを残す映画『キャッツ』本当の楽しみ方 -- 映画 『キャッツ(CATS)』 字幕版 レビュー|nh
                                                                    • キャリアに迷ったときに陥りがちな自分探しという罠 | Q by Livesense

                                                                      性格診断、才能発掘、強みに目覚めよう。というような、自分自身を深く知るためのコンテンツをよく見かける。 説明文には「自分について不思議なくらい正確な説明が手に入ります」とか「あなたの才能はダイヤモンドの原石だから、磨いて輝かせよう」というようなことが書かれていて、自分の仕事ぶりやキャリアに不安があるときは、つい頼ってしまいたくなる。 自分自身もまだ知らない「本当の自分」に出会いたいという欲望がある。 自分の才能を知って、もっと自分に合う仕事を見つけたい。強みを活かして、自分らしく活躍したい。性格のタイプと相性を理解して、人付き合いを円滑にしたい。コンテンツはそういう欲望に応える。 人それぞれには得手不得手や、向き不向きがあるのだろうし、営業に向いている人と、デザイナーに向いている人が異なっているということは、直観的にも正しいように思える。 しかし、「本当の自分」という不確かなものに、どこま

                                                                        キャリアに迷ったときに陥りがちな自分探しという罠 | Q by Livesense
                                                                      • 取材される側の「消耗」経験した伊藤詩織さん 「後悔はない」と言える今 | 毎日新聞

                                                                        インタビューに答えるジャーナリストの伊藤詩織さん=東京都千代田区で2020年10月23日、内藤絵美撮影 性暴力を巡る国内外の動きを追ってきた伊藤詩織さん。インタビュー後編は、その中で見えた日本社会の課題や、ジャーナリストとしての仕事について語った。【明珍美紀/編集編成局、塩田彩/統合デジタル取材センター】 海外に目を向けて気づいた日本の課題 ――これまで海外の性暴力被害者の話を聞いたり、各国の性暴力被害者支援について取材されたりしてきましたね。その経験は伊藤さんにとってどんな意味を持ちましたか。 ◆当事者にならなければ分からなかった気持ちの変化や制度の課題があったので、他の人の経験を聞いたり各国の制度を取材したりすることは、ジグソーパズルをあてはめていくような感覚でした。自分でも理解できなかった行動について、他の人の話を聞く中で性暴力を受けた人の心理を理解し、新しい見方ができるようになりま

                                                                          取材される側の「消耗」経験した伊藤詩織さん 「後悔はない」と言える今 | 毎日新聞
                                                                        • 善教将大『日本における政治への信頼と不信』 - 西東京日記 IN はてな

                                                                          今年はコロナ問題に明け暮れた感じでしたが、3〜7月頃の緊急事態宣言からその解除、さらに「Go To Travel」をめぐるを見ながら感じたのが、日本のおける政府に対する信頼の低さ。 各国では危機の高まりとともに政治指導者に対する支持があがる傾向がありましたが、日本ではそうはなりませんでした。日本政府の対応が後手後手だったにしろ、感染者数や死亡者数を見れば、それほどひどい対応だったわけではないはずですが、それでも政府を結束して支えようという動きは起こりませんでした(これは東日本大震災のときもそうだったと思う)。 そんな感じで日本における政府や政治に対する不信感の問題が気になったので手にとって見たのがこの本。上記の関心とは少しずれますが、日本における政治不信とはいかなるもので、どのような展開を見せているのかということを分析した本になります。 著者は、大阪都構想の住民投票に関して鋭く分析しサント

                                                                            善教将大『日本における政治への信頼と不信』 - 西東京日記 IN はてな
                                                                          • カトリックの教説から見る中絶問題──中絶に関わる諸事項の関連 – 立命館大学生存学研究所

                                                                            池端祐一朗 はじめに ローマ・カトリック(以下、カトリック)の教説は論じられることが多々あるが、詳細に参照されることはあまりない。熊本市の医療法人聖粒会慈恵病院(以下、慈恵病院)が「こうのとりのゆりかご」を設置したときの事例もその一つである。「こうのとりのゆりかご」は慈恵病院がカトリックであることが影響していると言われているが、実際にはカトリックの教説から正確に理解をして来られなかった。そこで、「こうのとりのゆりかご」と慈恵病院の実践を取り上げつつ、カトリック教説からみる中絶問題について見ていくことにする。 慈恵病院はカトリックの修道会(マリアの宣教者フランシスコ修道会)が設立した病院である。1978年4月に修道会から経営を移管、継承し、現在においても、病院の第一の理念として、「キリストの愛と献身の精神を信条とします」と掲げている。そのため、「こうのとりのゆりかご」の設置の背景として、慈恵

                                                                            • 暇な空白(暇空茜)こと水原清晃さん(40)についてまとめてみました (後)

                                                                              【前編】 https://anond.hatelabo.jp/20221005025202 【父親について】 体罰で息子を殴ってたら包丁で刺された悲しい過去――(ネトゲ戦記第二話) 包丁は自身で研いでいたらしい(https://ameblo.jp/kuuhaku-bura3/entry-10903882283.html) 「小学生のころ、珍しい知らないものを食べるのがその時から好きで、肉屋についていったときに買ってもらい、食べて気に入ったから毎週のように遠い肉屋までいって買ってきてくれと父親にせがんだ。たしか車で片道一時間くらいだったはずだ。家の庭で七輪に炭火をおこしてくれて、それで腹いっぱい食べていた。片付けを自分でした覚えがないから、父親がしていたんだろう。」(https://note.com/hima_kuuhaku/n/n5c8a7f78dc17) 一方、マメ(牛の腎臓)を息子のた

                                                                                暇な空白(暇空茜)こと水原清晃さん(40)についてまとめてみました (後)
                                                                              • 年間370万円稼ぐ人は世界のトップ1%に入るほど恵まれているとの指摘

                                                                                国税庁が実施した(PDFファイル)民間給与実態統計調査によると、令和元年(2019年)のパートタイマーやアルバイトを除く正規労働者の平均給与は436万円となっています。この調査結果を見ると「年収300万円代」という額が恵まれているように思えませんが、ライターのMatt Lillywhite氏は「年間370万円稼ぐ人は全世界的に見れば上位1%に入っている」と主張し、先進国からは見えない発展途上国の状況について訴えています。 If You Make $34,000, You’re Part Of The One Percent | by Matt Lillywhite | Apr, 2021 | The Apeiron Blog https://theapeiron.co.uk/if-you-make-34-000-youre-part-of-the-one-percent-ebd6ae7a3

                                                                                  年間370万円稼ぐ人は世界のトップ1%に入るほど恵まれているとの指摘
                                                                                • 私は本屋が好きでした 永江 朗(著) - 太郎次郎社エディタス

                                                                                  目次 ◎すこし長いまえがき─不愉快な旅だちのまえに 本屋はただそこにあるだけで影響力がある/モラルハザードが起きやすい流通システム/「返品しない」のも判断/書店員も組織の一員/どんどんネトウヨが喜ぶ社会に/ヘイト本を「ヘイト本」と呼ぶのは適切か/インターネットが生んだ出版トレンド/雑誌・ムックから書籍・新書へ/ヘイト本とポルノの類似性 1◎ヘイト本が読者に届くまで ■町の本屋のリアル─書店経営者座談会 「こういう本を望んでいたんだよ」/女性が『WiLL』を買うのを見たことがない/反対する本は、どれもこれも売れそうにない/中高年男性の癒しとファンタジー/どの店でも売れるわけではなかった/新書はブームのきっかけになりやすい/中韓経済崩壊本は『ムー』と読者が重なる/買う・買わないはお客さんが判断すること/いちど出版しておいて、引っこめるのはおかしい/女性客が多い店で「成人向け」は置けない/営業に

                                                                                    私は本屋が好きでした 永江 朗(著) - 太郎次郎社エディタス