利用期間は2022年3月31日まで。ただし年末年始(12月28日~1月6日)は利用できない。報道資料には「試行」とあるから、長期運用テストで好評なら延期、不評なら取りやめという意味を含む。それにしても「のぞみ」全列車で設定するから大規模な試行である。 もっとも、取りやめる材料はいまのところない。取りやめるとすれば、満席にもかかわらず「S Work車両」だけ空席で、嫌悪されているとなった場合だろう。しかし緊急事態宣言下で遺憾ながら全体的に空席だ。むしろ「S Work車両」は空席対策で、ビジネスパーソンに乗ってもらいたいという販促策といえる。 むしろ懸念は「S Work車両」に生まれる新しいマナーだ。「やっぱり仕事やめた。ビールを飲んじゃおう」という人と、仕事をする人の温度差がトラブルのタネになりそうだ。どうか杞憂(きゆう)であってほしい。 関連記事 “日本一高い”北総鉄道は値下げできるのか