並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

361 - 400 件 / 2388件

新着順 人気順

知識人の検索結果361 - 400 件 / 2388件

  • 100年前の人々が想い描いた現在 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    予測が当たっているもの 子供の頃の少年雑誌には〈未来の世界〉という車にタイヤがなくなっていたり、チューブの中を電車が通っていたりする世界が描かれていました 大人になるころは宇宙旅行も普通になっているなど書かれていると未来が待ちどうしくもなりました 100年前の人類は今の世界をどのように予測したのでしょう? 120年前の報知新聞が予言記事を掲載しています まずは予言的中したもの 1.無線電信が発達し、日本にいながら海外と会話ができる これは的中してます 2.海外での出来事を撮影した写真を日本にカラーで電信できる これも的中 3.80日を要した世界一周旅行が7日で可能になる 船から飛行機の時代になりました 4.機械で家の中の温度を調整できるようになる エアコンの発明は本当に有り難いです 5.馬車がなくなり機械の車が当たり前になる 自動車ですね 電話も、エアコンも、自動車も当時の人にしてみれば『

      100年前の人々が想い描いた現在 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    • 伝染病ゲーム『Plague Inc.』に「フェイクニュース」シナリオ導入。お手製の嘘情報で、人々を混乱させ世界を滅ぼす - AUTOMATON

      ホーム ニュース 伝染病ゲーム『Plague Inc.』に「フェイクニュース」シナリオ導入。お手製の嘘情報で、人々を混乱させ世界を滅ぼす ゲームスタジオNdemic Creationsは、PC(Steam)やモバイルにて配信中のゲーム『Plague Inc.』に、「フェイクニュース」シナリオを実装した。トップメニューのシナリオ一覧から選択可能で、ゲームを購入していれば無料で同シナリオを楽しめる。 『Plague Inc.』では、プレイヤーは危険な病原体を作り出し、世界を滅亡させることを目指す。伝染病のタイプや感染国を選び、惨事を引き起こす。こっそりと感染を進めたり、病原体を進化させたり特性を変化させたりと、うまくワクチン開発から逃れながら、頭をひねらせて全人類の感染を果たすのだ。 「フェイクニュース」シナリオは、手っ取り早く言えば、伝染病の要素がフェイクニュースになり、ワクチンが知識に置き

        伝染病ゲーム『Plague Inc.』に「フェイクニュース」シナリオ導入。お手製の嘘情報で、人々を混乱させ世界を滅ぼす - AUTOMATON
      • 環流夢譚――「ほんとうの仏教」という神話 その3|DJ プラパンチャ

        顕彰や擁護は、歴史のプロセスのもっている革命的な契機を隠蔽しようと努める。顕彰や擁護が関心をもつのは、歴史の連続性を作り出すことである。そこで価値を認められるのは、作品の要素の中ですでに後代への影響史の中に組みこまれてしまった要素だけである。顕彰や擁護からぬけ落ちるのは、そこで伝統が途切れ、伝統を乗り越えようとする者に手掛かりを与えてくれるぎざぎざの切断面がひらける場所である。 ヴァルター・ベンヤミン/今村仁司ほか訳『パサージュ論3』[N9a,5]岩波文庫、2021年、p243 「合理的」で、「初期仏教」に忠実な上座部仏教? 前回に引き続き、「“ほんとうの”仏教」という観念に含まれている問題点について見ていきたいと思います。巷で時折見かける仏教観に、次のようなものがあります。 〇釈迦が説いた元々の教えは、「非合理的」な呪術や儀礼などを説かない「合理的」で「論理的」で「科学的」なものだった。

          環流夢譚――「ほんとうの仏教」という神話 その3|DJ プラパンチャ
        • 毎日10本「死にたい」電話がかかってくる時代に、芸術は何ができるのか?坂口恭平×マヒトゥ・ザ・ピーポー対談|FINDERS

          CULTURE | 2020/01/27 毎日10本「死にたい」電話がかかってくる時代に、芸術は何ができるのか?坂口恭平×マヒトゥ・ザ・ピーポー対談 坂口恭平さん(写真左)とマヒトゥ・ザ・ピーポーさん(写真右) 2019年12月27日に、梅田 蔦屋書店で坂口恭平さんと... 坂口恭平さん(写真左)とマヒトゥ・ザ・ピーポーさん(写真右) 2019年12月27日に、梅田 蔦屋書店で坂口恭平さんとマヒトゥ・ザ・ピーポーさんの対談が行われた。 今回、坂口さんの新著『まとまらない人 坂口恭平が語る坂口恭平』(リトルモア)、マヒトゥさんの初小説『銀河で一番静かな革命』(幻冬舎)の刊行記念としてセッティングされたこの対談。この2人はどちらも今の日本で最も独創的な「コミュニティづくり」を実践するアーティストだ。 坂口さんは、路上生活者の暮らしに着目したデビュー作『0円ハウス』から一貫して、資本主義社会の「

            毎日10本「死にたい」電話がかかってくる時代に、芸術は何ができるのか?坂口恭平×マヒトゥ・ザ・ピーポー対談|FINDERS
          • 人助けランキング、日本は大差で世界最下位 アメリカは首位陥落、中国は順位上昇 トップは?(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            ロサンゼルスではコロナ禍の昨年、慈善団体がドジャース球場でフード入りの袋を配布。(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ) コロナ禍、世界中では、多くの人々が様々な助けを必要とした。人々は助けを必要としている人々を助けたのだろうか? チャリティー機関「チャリティーズ・エイド・ファンデーション(CAF)」は、世界金融危機後の2009年から「この1ヶ月の間に、見知らぬ人、あるいは、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか」、「この1ヶ月の間に寄付をしたか」、「この1ヶ月の間にボランティアをしたか」という3つの項目について、世界の国々で行われたインタビューをベースに国の寛容度を採点し、報告書を出しているが、今年は、コロナ禍での世界の国々の人助けを分析したWorld Giving Index(世界人助け指数)2021 A global pandemic special repor

              人助けランキング、日本は大差で世界最下位 アメリカは首位陥落、中国は順位上昇 トップは?(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • 奇妙な在日クルド人たちー取材の印象記、脅迫、無反省、威嚇、幼稚

              日本人と異質な人たち 私は埼玉に集住する在日クルド人の違法行為、住民への迷惑行為の問題を今年5月から伝えてきた。今は埼玉県民を守ろうという動きが広がり、彼らを取り締まる警察・行政活動が強化されている。私の行動がきっかけの一つとなったことはうれしいが、事態改善の歩みは遅い。 しかし、私は目立ち過ぎてしまったためか、私は在日クルド人に脅迫を受けている。((記事)「在日クルド人、報道する記者を脅迫-警察が介入」) 私は9月7日に以下のダイレクトメールをXで送られた。このアカウントはすぐに、凍結された。不愉快で紹介する。「刃物」の絵文字を出し、「我々は日本人を乗っ取る」としている。 「クルド人はどのような人たちか」。日本人から頻繁に聞かれる。一言で言うと「(日本人の感覚では)奇妙な人たち」だ。これまで彼らの報道について、事実を客観的に伝えるために私の感想をはっきり述べてこなかったが、この記事に短く

                奇妙な在日クルド人たちー取材の印象記、脅迫、無反省、威嚇、幼稚
              • 東浩紀「歴代最長の『やってる感』政権を支持してきた日本の行く末は」 | AERA dot. (アエラドット)

                東浩紀/批評家・作家。株式会社ゲンロン取締役 ※写真はイメージ(gettyimages) 批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 *  *  * 安倍首相の連続在任期間が歴代最長となった。安倍第2次政権が誕生したのは2012年12月。筆者には15歳の娘がいるが、小1の冬から中3の夏まで同じ首相だったことになる。 なぜここまで強いのか。多くの分析があるが、共通するのは戸惑いである。安倍政権の成果ははっきりしない。アベノミクスは頭打ちだし震災復興で成果があったわけでもない。デジタル化や多様性対応などの変革も進んでいない。外交に強いというが、対米追従が目立つだけで基地問題も領土問題も拉致問題も進展していない。目標に掲げた改憲も一向に近づく気配がない。おまけにこの数年はスキャンダル続きだ。にもかかわらず選挙には強いし、支

                  東浩紀「歴代最長の『やってる感』政権を支持してきた日本の行く末は」 | AERA dot. (アエラドット)
                • 萱野稔人・御田寺圭『リベラリズムの終わり』トークイベントまとめ

                  世界中で嫌われている(らしい)リベラリズムの限界と未来について、萱野稔人さんと御田寺圭さんが考察するというトークイベントがあったので聴いてきた。 トピックハイライト 顔で選ぶと差別だが、頭で選ぶのは差別ではない 男女平等が大事なら、激務で過労死寸前の職場に女性を送り込むの? と聞くと、「そんなことは議論していない」 SNSで偉そうな教授はCiNiiで検索される リベラリズムでは財の再配分ができない理由 ≒ 仲間意識の限界 ←ここがリベラリズムの限界 多様性を重視するなら「リベラルを拒絶する人」をリベラルは受け入れるべきだが、リベラルを拒絶する人が子どもをたくさん産んでいる(ex.フランスのイスラム教徒) 日本は一夫一婦制ではなく、非同期型一夫多妻制 リベラリストとは「リベラルを共有できる社会を守りたいだけの集団」になってしまう リベラリストへの信頼が失墜しても、リベラルを捨てないために今で

                    萱野稔人・御田寺圭『リベラリズムの終わり』トークイベントまとめ
                  • 米・渡航禁止に外出禁止令に在宅勤務令 生活風景が一変!「日本は新型コロナの感染爆発直前」元WHO(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                    アメリカは開戦前夜なのか。 そう思わざるをえない状況が、アメリカでは日々刻々、生まれている。 3月19日(米国時間)には、米国民に対する渡航禁止勧告と国外に在住する米国民に対する帰国勧告が米国務省から出された。これは渡航警戒段階がレベル4という最も高い警戒段階だ。レベル4の対象になるのは通常、戦争など生命に危険が及ぼされる状況が起きている国々である。ちなみに、これまで、レベル4はアフガニスタン、シリア、リビア、イラン、中国など16カ国に対して出された。 アメリカは新型コロナとの戦闘態勢に入ったといえる。 筆者は拙著『9・11の標的をつくった男』執筆にあたり、第二次世界大戦開戦を目前にした頃に日本で英語教師をしていた日系アメリカ人女性を取材したが、その女性の言葉を思い出した。 「当時、アメリカ政府から日本に住んでいた私に『1941年5月までアメリカに戻って来なければ、あなたがアメリカ市民であ

                      米・渡航禁止に外出禁止令に在宅勤務令 生活風景が一変!「日本は新型コロナの感染爆発直前」元WHO(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                    • スティーブン・ピンカー「世界の破滅の時が近づいているように思えても、それは勘違いだ」 | 人はどうすれば合理的に考えられるようになるのか

                      極めて暗く、不可解に感じることが多いこの不確かな時代、スティーブン・ピンカー(66)は「前向きな声」として突出してきた。これはピンカーにとって好都合なことだった。彼の著書である『暴力の人類史』(2011年)や『21世紀の啓蒙 : 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』(2018年)はベストセラーとなり、ハーバード大学の認知心理学者である彼をアカデミックな世界を超えて、広く一般に知られる知識人にしたからだ。 だが一方で、彼の著書は、批判も少なからず生んだ。なかでも、ピンカーの世界観は、行きすぎた資本主義の肩を持ちすぎであり、また現在も多くの人が直面している深刻な苦難に対してあまりに冷たい、というのはよく聞かれる批判だ。 そんなピンカーの新著で、米国では9月28日に発売された『合理性:その本質・希少性・重要性に迫る』(未邦訳)はさらに物議を醸しそうな大きなテーマに取り組んでいる。 「人は非合理的な

                        スティーブン・ピンカー「世界の破滅の時が近づいているように思えても、それは勘違いだ」 | 人はどうすれば合理的に考えられるようになるのか
                      • なぜ私がイ〇ラーム教徒になったのか - 底辺女子大生の所感

                        2019年5月某日。21歳、平均的な大学生である私は、いつの間にやらイ〇ラーム教徒になっていた。 以下の文章は、サークルクラッシュ同好会によるアドベントカレンダー企画(テーマ「自分語り」)の20日目として書かせていただいている。前日である19日目の記事は、olovさんによる「VRで女の子になってセックスした話、おまけでVRと魔術の話」。 注意していただきたいのは、以下の文章は自分個人の改宗に伴う雑感(生きづらさを抱える女が宗教で生きやすくなった話)を書き散らしたものであって、決して私はイ〇ラーム教徒を代表しているわけではないし、また決して「正しい」ム〇リムでもないという点である。 この「イ〇ラーム」という語も厄介で、知識人に築かれた宗教体系のことを示したり、或いはム〇リムの慣習(因習)を指したりなど、文脈によって使われ方が様々である。私がこの記事で「イ〇ラーム」という伏字付きの語を使用して

                          なぜ私がイ〇ラーム教徒になったのか - 底辺女子大生の所感
                        • 平和を礼賛する日本が強者にだけ謝罪する偽善

                          満蒙は黙殺されてきた(1931年、満洲を占領した日本軍)DE AGOSTINI PICTURE LIBRARY/GETTY IMAGES <日本の植民地支配のせいで中国の専制統治下に置かれている弱者にも目を向けよ> 8月になると、あらゆるメディアが示し合わせたかのように戦争の特集を組むのは、世界でも日本独自の現象だろう。 日本人は皆、先の大戦を回顧し、口をそろえて反省の言葉を発し、平和を礼賛する。この日本的な美徳は必ずしも世界から評価されているわけではないようだ。日本人同士で語り合い、日本国内での平和が強調されるだけで、国際性が低いと批判される。周辺国がいまだに時機を見て日本に歴史カードを切っていることが、その実態を雄弁に物語っている。なぜ、日本は歴史問題が解決できないままでいるのだろうか。 原因は多々あろうが、最大の問題は日本が他者の立場に立って物事を考えることと、他者の視点で世界史を見

                            平和を礼賛する日本が強者にだけ謝罪する偽善 
                          • 【読書感想】メディアはなぜ左傾化するのか:産経記者受難記 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                            メディアはなぜ左傾化するのか:産経記者受難記 (新潮新書 1044) 作者:三枝 玄太郎新潮社Amazon Kindle版もあります。 メディアはなぜ左傾化するのか―産経記者受難記―(新潮新書) 作者:三枝玄太郎新潮社Amazon 事件記者になりたい一心で産経新聞に入社した著者は、現場での同業者たちに違和感を抱くようになる。なぜ彼らは特定の勢力や団体に甘いのか。左派メディアは、事実よりもイデオロギーを優先していないか。ある時は警察と大喧嘩をし、ある時は誤報に冷や汗をかき、ある時は記者クラブで顰蹙を買い、そしてある時は「産経は右翼」という偏見と闘い……現場を這いずり回った一人の記者の可笑しくも生々しい受難の記録。 僕は1970年代はじめの生まれですから、子どもの頃は「天皇の戦争責任」とか「核戦争で人類滅亡の恐怖」とか「共産主義が理想の社会をもたらすという思想」が、人々によって真剣に語られてい

                              【読書感想】メディアはなぜ左傾化するのか:産経記者受難記 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                            • 違法解雇と闘う当ユニオンへの咎めの手紙に反論する - 委員長の日記

                              2023.04 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 2023.06 <人間文化研究機構・日文研の違法解雇を支持する手紙です> 昨日、人間文化研究機構・日文研の違法解雇と闘う当ユニオンに一通の手紙が送られてきました。70円切手を貼った、名古屋西郵便局の消印を押したこの手紙には、送り主の氏名は書いてありません。またこの封筒は一度開封した跡が見られ、開封口をホッチキスで止めていました。 手紙の内容は「一連のG先生の発信は性差別主義・反エリート主義・歴史修正主義を明らかに含んでおり、研究者としても一般市民としても許されるものではありません。」「そのような人物を支援することには倫理的な問題が伴うと思います。」「G氏が真摯に実際の言行を通じて真摯に反省を表明するのであれば、学会への復帰もあり得るでしょう。」「女性差別をなか

                              • ピープルのいないところにポピュリズムあり?/酒井隆史

                                ピープルのいないところにポピュリズムあり?——「健全な病理」としてのポピュリズム 1, あいまいな「ポピュリズム」 ポピュリズムという言葉から、ここ日本ではどのようなイメージが浮かぶでしょうか? メディアの劇場政治を通して単純なフレーズで人気取りをおこなう政治家と、それに踊らされる愚かな大衆、といったところが、一般的通念でしょうか。 おそらく、現代の世界の政治の一番の特徴はなにか、と問われるならば、まっさきにあがる答えのひとつが、ポピュリズムであるとおもいます。現代が、ポピュリズムの時代であることはまちがいないのです。 しかし、この言葉は、少し前まで、研究者にはなじみのあるものでしたが、日本語で一般的に流布していたとはいいがたいものでした。ここにはひとつ興味ぶかい示唆があるとおもいます。つまり、おそらく、日本は少なくとも戦後半世紀ほどのあいだは、ポピュリズムを経験していないのです。それが変

                                  ピープルのいないところにポピュリズムあり?/酒井隆史
                                • 【2020年6月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                  2020年3月〜2020年6月の世界史関連の新刊の紹介 新型コロナの影響で、地方によっては本屋が閉まって本に触れる機会が減った方もいたかもしれません。逆に、図書館が閉まったせいで電子書籍やネット通販でガンガン本を買った人もいるかもしれません。後者は私のことです。 直近で出た世界史関連の新刊を紹介してまいります。やはり疫病に関する本が多く出ているのと、あと大学出版会から分厚めの専門書が多く出ています。 1. 「陸海の交錯 明朝の興亡 <シリーズ 中国の歴史>」 檀上寛 著  岩波書店 2020/5/20 陸海の交錯 明朝の興亡 (シリーズ 中国の歴史) 作者:檀上 寛 発売日: 2020/05/21 メディア: 新書 中華と夷狄の抗争、華北と江南の対立、草原と海洋の相克――明の時代とは、このような混沌とした状況に対する解答であった。第四巻は、一四世紀の元末から清が台頭する一七世紀まで、三〇〇

                                    【2020年6月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                  • 師範学校に行きたくない秀才たち - 山下泰平の趣味の方法

                                    とある知識人が戦前は貧しい家の子供も優秀であれば、大学にすすむことができたなんてことを書いるのを読んだことがある。なにを根拠にそんなことを語っているのかよく分からないのだが、(条件が揃えば無料にならなくもない陸軍幼年学校などの可能性もあるが)おそらく学費が基本的には無償であった師範学校を念頭に置いた発言なのだろう。しかしこれはかなり雑な話で、貧しさや時代によっては高等小学校どころか、尋常小学校すらに通えない子供もいた。 もちろん師範学校経由で大学に進むことは可能である。しかしながら師範学校を卒業したのであれば、教育関係の職業に就くべきであるといった考え方が当時はあって、受験資格のある学校に願書を出したものの受付に門前払いをくらわされることもあった。(成功 成功雜誌社 明治四三(一九一〇)年 新年号)なんで受付にそんな権限があるのかって話になるかもしれないが、資料として残っているものは仕方が

                                      師範学校に行きたくない秀才たち - 山下泰平の趣味の方法
                                    • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                                      2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                                        ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                                      • アメリカのアフガン撤退が日本にとって「繁栄のボーナスタイム」を引き寄せるチャンスを生み出し、アメリカ型の「ヒステリックに全方位を糾弾しまくる型のポリコレ(政治的正しさ)」を終わらせるという話。|倉本圭造

                                        先週末ぐらいに、連続でこの記事もアップする予定だったんですが遅くなってすいません。 なんか、想像以上に情勢がどんどん悪くなるし、しんどい映像も見ることになるし、簡単にネタにする気分にもなれないなあ、と思ったり、しかしこれが「世界史上の転換点」として非常に重要なタイミングであるようにも思い、それを長期的視野で、かつ日本という国のマクロな話とミクロな話を関わらせた記事を書いておくことは非常に重要なことだとも思うし・・・とか、ウネウネと持て余しているうちに月末になってしまいました。 今回は、月末恒例の三連続note記事で、目前にある「世界史レベルの大転換」が日本という国にとって、そして私たちそれぞれの生活にとってどういう意味を持っていきそうか、多面的に考える記事を書きます。 全体として言えば、 ・今回の米軍撤退は「米国覇権の衰退、そして中国をはじめとするその権威に挑戦する勢力の時代の到来」を表し

                                          アメリカのアフガン撤退が日本にとって「繁栄のボーナスタイム」を引き寄せるチャンスを生み出し、アメリカ型の「ヒステリックに全方位を糾弾しまくる型のポリコレ(政治的正しさ)」を終わらせるという話。|倉本圭造
                                        • ケインズ『人物評伝』全訳おわった。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                                          epub版ケインズ『人物評伝』表紙。 年明けてからケインズ『人物評伝』を訳し始めて、月の内になんとか終わりました。 ジョン・メイナード・ケインズ『人物評伝』pdf 2.7MB ジョン・メイナード・ケインズ『人物評伝』epub 1.4MB epubは、pandocで機械的に変換しただけ。現在は、もとの翻訳は半分くらいをlatexで書き、残り半分はmarkdownで書いて、pandocでlatexにして、そのlatexをもとにepubにしている。記事毎の改ページとか、きちんとできていないし、まだepubとして改良の余地はたくさんあると思う。今後これは改良しましょう。 (ふーむ、epubってxhtmlのかたまりなのか……ちょっとそれを知っていじってみました。表紙も一応くっつけておきました。このままアマゾンにでも出そうかね。xhtmlのかたまりということは、markdownを使う必然性はあまりなく

                                            ケインズ『人物評伝』全訳おわった。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                                          • パンデミックの夜に|特別掲載・大疫病の年に|重田 園江|webちくま

                                            新種のウイルスという見えない恐怖や先の見えない不安、そして氾濫する真偽不明な情報……。そうした奔流のただなかで、私たちは何を、どう考えるべきなのか。「分けるべきものを分け、結びつけるべきものを結びつける」──そうした思想史家の視点から、いま世界で起こっていることを理解するための糸口について、ご寄稿いただきました。ぜひご一読ください。 情報の氾濫と錬金術師 パンデミックをめぐって大量の言説が出回っている。情報の大波に、まさに溺れかけている人も多いだろう。新しい現象が起きたときというのは、確実なものと不確実なものを誰も明確に分けることができない。こうした振り分けは、未来においてはじめてある程度可能なことだ。時間を飛び越えられない人間存在の限界からすると、たとえば冷静に判断し「正しくおそれる」という台詞は、現状では空疎に響く。「正しく」がどうすることか明確に分からないなか、むしろ人々の不安を煽る

                                              パンデミックの夜に|特別掲載・大疫病の年に|重田 園江|webちくま
                                            • ノア・スミス「いろんな経済学の派閥を採点してみると」(2023年7月13日)

                                              2020年からのインフレを正しく理解したのは誰だろう? パンデミック後に高まったインフレを鎮める戦いは着々と進んでいる.FRB が実際に目標に見据えているものにとても近い数値であるコアインフレ率は,前月との比較で 2% にまで下がっている: コアインフレ率は少しばかり上げもどすだろうけれど,それでも,他のどのインフレ指標を見ても,正しい方向に向かっている.というか,モノは先月よりも安くなってるし,サービス価格のインフレ率も下降傾向にある.最新の賃料を示す各種の数値を見ても,サービス価格は先月より下がってきてる.インフレをはかる各種の数値のなかでも外れ値に比較的に影響されにくい数値を見ても,そのすべてが同じ傾向を示している.基本的にすべてのインフレ数値が下に向かっているのを示す表を載せておこう.どの数値も,FRB の 2% インフレ目標に近づいてきている: 2020年以前のような低インフレで

                                                ノア・スミス「いろんな経済学の派閥を採点してみると」(2023年7月13日)
                                              • 【2020年9月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                2020年6月〜2020年9月の世界史関連の新刊の紹介 新型コロナウイルスの影響で各社延期していたのが一気に出たのか偶然かは分かりませんが、今期は世界史関連の本が多かったです。いつもは30冊の紹介ですが、今回は50冊紹介いたします。 この記事ですが、ブックマークしてメモ代わりに使ってもらえるといいと思います。ぼくも大型本屋に行ったときは、この記事を見ながら本探しをしています。 それでは参ります。 1. 『岩波新書〈シリーズ 中国の歴史〉 5 「中国」の形成 現代への展望』 岡本隆司 著 岩波新書 2020/7/17 「中国」の形成 現代への展望 (シリーズ 中国の歴史) 作者:岡本 隆司 発売日: 2020/07/18 メディア: 新書 さまざまな勢力が併存、角逐する一七世紀。そのカオスを収拾し、東アジアに君臨した清朝の「盛世」から、多元共存システムがほころびをみせる一八世紀。西洋の衝撃、

                                                  【2020年9月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                • 相手を「バカ」だと決めつけない。ネットで繰り返される陰謀論、断ち切るには?

                                                  アメリカ大統領選が事実上決着し、バイデン新大統領がまもなく誕生しようとしている。戦いは長かった。メディアで「バイデン氏勝利」が報じられて以降、トランプ氏が「不正選挙」だと言い張り、ネット上ではトランプ氏の敗北を認めない陰謀論が蔓延した。 アメリカのトランプ支持者がその陰謀論を信じるのはまだ分かるが、日本の人々、特に知識人までそれを言い出すというのは、不思議な現象だ。アメリカ社会はフェイクニュースと陰謀論による分断に苛まれているが、日本でもまた、同様の事態が起こっていると言えるだろう。

                                                    相手を「バカ」だと決めつけない。ネットで繰り返される陰謀論、断ち切るには?
                                                  • コロナウイルス感染症COVID-19と監視社会

                                                    はじめに 本年5月27日に,国家戦略特区法の改正案,いわゆる「スーパーシティ法案」が国会で成立した.新型コロナウイルス禍の拡大に伴う緊急事態宣言発令中の成立であり,報道などでは,遠隔医療の本格導入を始めスマート技術を用いた感染対策の進展に期待する声も多く聞かれた. このスーパーシティ構想の背景としてAIやビッグデータを活用して社会のあり方を根本から変えるような都市設計を目指す動き,すなわちスマートシティの建設が世界各地で本格化していることが指摘されている.そのようなスマートシティの代表的な例として,内閣府の資料にも挙がっているのが中国浙江省杭州市の「シティ・ブレイン」である (内閣府地方創生推進事務局2020).シティ・ブレインは,市街を走行中の自動車の情報をライブカメラを用いて収集,そのビッグデータをAIで分析してドライバーにフィードバックすることで都市の混雑を解消し,交通事故を減少させ

                                                      コロナウイルス感染症COVID-19と監視社会
                                                    • 暇な空白氏のColabo批判に対するツッコミ[追記あり]

                                                      [追記] 御本人から、このことは知っていてあえてそう書いているという旨のご指摘をいただきました。見落としにより失礼な指摘をしてしまいたいへん申し訳ありません。 あとネトゲ戦記読みました。面白かったです。 [追記ここまで] 前提として、暇空氏が今やってるColabo追及については応援してます(あの萌えバッシングは許せないので)。ただ、どうしても気になった点があるので指摘。 空「でもこれおかしくてさ。まず、死刑囚は刑務所には行かないのね。死刑だけが死刑囚の刑罰であって、懲役は存在しないという考え方だから、死刑囚は拘置所に収容されるんだよ。それに、刑務作業もないから賃金も発生しないはず。まあ死刑囚でもいろんなお金の入手法はあるだろうから無いとはいえないけど、刑務所は絶対違うね」 https://note.com/hima_kuuhaku/n/n273c29828369 働く必要のない死刑囚も、希

                                                        暇な空白氏のColabo批判に対するツッコミ[追記あり]
                                                      • 「軽率な人ほど相手を論破したがる」本当に賢い人が論破より対話を重んじる哲学的な理由 思考とは問答の過程である

                                                        本当に賢い人とは、どんな人か。東京大学大学院で哲学を研究し、哲学コンサルティングにも携わる山野弘樹さんは「いまは『論破できる人』に注目が集まっているが、論破は生産的な議論とはいえない。西洋哲学が『問いを立てる』という営みを重要視してきたことを思い出すべきだ」という――。 自分の優位を示す「論破的思考」はデメリットだらけ いま、「論破」という言葉が一つのトレンドになっています。 何か議論があった際に相手の意見を取り込もうとせず、論破することにこだわってしまう「論破的思考」に染まった人の背景には、「議論の場で自分の優位を相手に示したい」、「不要な意見を切り捨てて議論をスムーズに進めたい」というせっかちな欲求があると思われます。論破的思考とは、相手の意見が間違っていると感じたときに、議論の穴を攻撃する形で自分の主張の優位を示そうとする思考パターンです。 学校教育で無意識に叩き込まれる、知識をたく

                                                          「軽率な人ほど相手を論破したがる」本当に賢い人が論破より対話を重んじる哲学的な理由 思考とは問答の過程である
                                                        • 大塚英志が語る、日本の大衆文化の通史を描く意義 「はみ出し者こそが権力に吸収されやすい」(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース

                                                          太平記から漫画、模型、アニメ、ボーカロイドまで、日本の大衆文化の通史を一冊の本で描き切った日文研大衆文化研究プロジェクトによる書籍『日本大衆文化史』(KADOKAWA)。 大塚英志 この本では、漫画の鳥獣戯画起源論など、現代の日本文化が中世や近世にルーツを持つとする説は、戦時下に政治的に必要とされて「創られた伝統」だと退けた上で、それとは別に一貫して存在してきた運動を描いていく。 「お約束」や共通前提(歌舞伎でいう「世界」)を踏まえながら新要素(同じく歌舞伎でいう「趣向」)を入れて作品が生み出されていくという、二次創作的とも言える仕組みこそが「文化」であり、それは有象無象の大衆=民俗学者の柳田國男がいう「群れとしての作者」が担ってきた、という見立てのもとで見えてきた「日本」「大衆」文化史の姿とは――主筆を務めた国際日本文化研究センター教授・大塚英志氏に訊いた。 ■『日本大衆文化史』は通史を

                                                            大塚英志が語る、日本の大衆文化の通史を描く意義 「はみ出し者こそが権力に吸収されやすい」(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース
                                                          • 【重要】「憲法十七条」の基調となる経典を発見、「憲法十七条」も三経義疏も遣隋使も聖徳太子の作成・主導で確定 - 聖徳太子研究の最前線

                                                            この3月に駒澤大学仏教学部を定年退職しましたが、コロナ禍ということもあって最終講義はやらず、感染がおさまってきたところで学部の公開講演会での講演という形でやることになっていました。 しかし、いつになっても感染者が減らず、また他の事情も重なったため、Web会議の形でやらざるをえなくなりました。そこで、本日19日に、学部の仏教学会の第2回定例研究会でのリモート発表という形で聖徳太子に関する重要な発見の紹介をおこない、資料をPDFで配布した次第です。 この研究会は会員中心ですが、一般にも公開されていましたので、聖徳太子研究に関わっている他大学の研究者の方たちや、太子関連の特集をしている新聞、関連番組を作成しているテレビ局の方なども、多少参加されていました。ただ、リモート会議室は入れる人数の制限があるため、このブログでは告知していませんでした。 発表の題名は、 聖徳太子は「海東の菩薩天子」たらんと

                                                              【重要】「憲法十七条」の基調となる経典を発見、「憲法十七条」も三経義疏も遣隋使も聖徳太子の作成・主導で確定 - 聖徳太子研究の最前線
                                                            • 技術理解なき誤った誘導、クルマの本質は脱炭素と顧客ニーズの両立

                                                              米Tesla(テスラ)の株価急落、米Apple(アップル)の電気自動車(EV)撤退、米Ford Motor(フォード)のEV事業赤字、ドイツMercedes-Benz(メルセデスベンツ)グループ(以下、Mercedes-Benz)の完全EV化撤回、販売台数の伸び率でハイブリッド車がEVを逆転……。世界の政府や自動車業界、メディアが喧伝(けんでん)してきた「EVシフト」が明らかに変調を来している。世界は何を間違えたのか。そして、自動車メーカーは生き残りを懸けてどこに向かうべきなのか。Touson自動車戦略研究所代表で自動車・環境技術戦略アナリストの藤村俊夫氏が分析する。その第1回は「EVシフト」失速の訳に迫る。 自動車業界では、2016年くらいから二酸化炭素(CO2)削減の手段として、「EVシフト」が叫ばれるようになった。理由は、中国におけるEV補助金の開始や、ドイツVolkswagen(フ

                                                                技術理解なき誤った誘導、クルマの本質は脱炭素と顧客ニーズの両立
                                                              • 「“危険なウイルス培養皿”を生み出す東京五輪を中止せよ」米紙、安倍政権とIOCを痛烈批判(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                米教授が、世界的な公衆衛生危機の真っ只中に行われる東京五輪開催を批判。(写真:西村尚己/アフロスポーツ) 「オリンピックを中止せよ。パンデミックの真っ最中に、試合を行うのは極めて無責任」 米国時間3月18日付の米紙ニューヨーク・タイムズ電子版がそんなタイトルの論説文を掲載し、東京オリンピック開催に疑問を投げかけた。 論説文は、パンデミックにもかかわらず、国際オリンピック委員会(IOC)や東京オリンピック委員会がオリンピックを開くと主張し続けていることを非難。ヨーロッパやアメリカでスポーツイベントが中止される中、安倍首相が「感染拡大を乗り越えてオリンピックを無事予定通り開催したい」と述べたことを問題視している。 著者は、「オリンピック秘史 120年の覇権と利権」の著者で、オレゴン州のパシフィック大学政治学教授のジュールズ・ボイコフ氏。 暗黒のホットゾーンに ボイコフ氏は強く訴える。 「オリン

                                                                  「“危険なウイルス培養皿”を生み出す東京五輪を中止せよ」米紙、安倍政権とIOCを痛烈批判(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                • キャンセルカルチャーとは何か?五輪開会式におけるクリエイターの辞任は「行き過ぎた対応」か | The HEADLINE

                                                                  [本記事のまとめ] キャンセルカルチャー批判は、その曖昧な用法や定義に起因しているケースが少なくない 「周縁化された人々からの異議申し立て」としての起源は、十分理解されていない 問題はキャンセルカルチャーの賛否ではなく、異議申し立てに対して十分な説明責任が果たされているか?処罰や問題化は不均衡ではないか?など個別に議論されるべき 今月20日、東京オリンピックの開会式で楽曲担当者の1人だったミュージシャンの小山田圭吾が辞任した。同氏は1994年1月号の雑誌『ロッキング・オン・ジャパン』および1995年8月号の『クイック・ジャパン』などに掲載されたインタビューで学生時代のいじめを告白しており、両誌編集長も謝罪する事態となっている。 一方、哲学者の東浩紀は「ぼくはまったく擁護派ではないんだけど、いじめがあったのは25年前ではなくおそらく35年くらい前で、それについて語ったのが25年前」と述べた上

                                                                    キャンセルカルチャーとは何か?五輪開会式におけるクリエイターの辞任は「行き過ぎた対応」か | The HEADLINE
                                                                  • 中国はこれからどうなるのか? - 内田樹の研究室

                                                                    『月刊日本』の2021年2月号に中国についてのロングインタビューが掲載された。いつもの話だけれど、なかなかまとまっているので、掲載されたものの元になったロング・ヴァージョンをご高覧に供したい。 ーいまや中国は米国に次ぐ大国であり、その動向は世界の行方を左右します。現在の中国をどう見ていますか。 内田 まず抑えておくべきことは、中国といっても一枚岩ではないということです。僕たちはどうしても国家には首尾一貫した戦略があって、それを計画的に実行していると考えがちです。でも、実際には、どの国にも複数の政治勢力、政治的意見が併存していて、その時々の内外の環境に適応して、合意形成しているわけです。 事情は中国も同じだと思います。今、中国は東アジアできわめて強権的にふるまっていますけれど、それは中国共産党が長期的な国家戦略を着々と実施しているというより、共産党内部の意見対立や権力闘争を含む様々な国内的な

                                                                    • GHQだけではなかった「漢字廃止論」 いま、漢字を使い続ける意味を考える:朝日新聞GLOBE+

                                                                      京都・祇園にある八坂神社の周辺は、着物姿の女性が目立つ。派手な柄の着物はレンタルショップで借りる人が多く、中国からの観光客が特に多いのだという。 その八坂神社のそばに「漢字ミュージアム」(漢検漢字博物館・図書館)がある。年200万人以上が受験する「漢検」の日本漢字能力検定協会が、2016年に開設した。2階建ての館内を歩くと、漢字やひらがな、カタカナがどうやって使われるように至ったのか、その歴史がすっと頭に入ってくる。 見学して特に興味深かったのは、日本を占領したGHQ(連合国軍総司令部)が、漢字を廃止しようとした経緯である。GHQの要請で米国から派遣された「アメリカ教育使節団」(大学の学長、教授、教育行政官ら27人)は、日本語をローマ字表記にして、漢字習得にかける勉強時間を外国語や数学の学習にあてるべきだと考えた。1946年に「アメリカ教育使節団報告書」を発表している。(邦訳は講談社学術文

                                                                        GHQだけではなかった「漢字廃止論」 いま、漢字を使い続ける意味を考える:朝日新聞GLOBE+
                                                                      • 論破について考察する - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

                                                                        論破と言えばソクラテス ギリシャの3大哲学者と言えば、ソクラテス、プラトン、アリストテレス でしょうか 特に西洋哲学の父と称されるソクラテス は現代で言えば『論破王』として有名です ソクラテスは「迷妄をなくし、誤りを見極めるためには議論を交わすのが最善である」と考えており「考え方の違う人との議論」を好んだと言います 町の広場で、知識人たちと議論を頻繁にしていました ソクラテスが好んだ手法はまず相手に主張をさせてから、そう考える理由について問いかけをすることで、その知識人が持っていた自信は最終的にほとんど根拠のなかったことにしてしまいます 人間は『思いのほか知っていることは少ない』ということをわかってほしかったのが目的のようです 活発な民主主義のアテネでは、公の場で誰もが自由に意見を述べるという文化でした ただ多くのの市民は議論を『勝つか負けるかのゼロサム・ゲーム』と見て楽しんでいたようです

                                                                          論破について考察する - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
                                                                        • 意外にも「たくさんの黒人がトランプ氏に投票する」その理由とは? 米大統領選(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                          カリフォルニア州の中ではトランプ氏を支持する保守層が多数居住するオレンジ郡ヨーバ・リンダ市。 昨日の投稿「バイデンに投票」はたった2人だけだった! “トランプランド”の投票所で直撃取材 米大統領選では、同市の投票所に投票に訪れた有権者たちの声を紹介した。 その投票所からの帰り、車で市内を走った。 とある交差点で、風にはためいている“TRUMP”という旗が目に入った。Tシャツや野球帽などトランプグッズを売る露店が掲げている旗だった。販売をしているのは黒人男性だ。トランプ氏を支援しているのだろう。人種差別主義者と批判されているトランプ氏を、いったい、どんな理由で支援しているのか? 車を止め、露店を訪ねた。 黒人男性はケルヴィンと名乗った。3ヶ月前から、露店でトランプグッズを販売しているという。「今日は1,000ドル分は売ったよ」と誇らしげに笑うケルヴィンに話をきいた。 トランプ氏を支持するケル

                                                                            意外にも「たくさんの黒人がトランプ氏に投票する」その理由とは? 米大統領選(飯塚真紀子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                          • 壊れた美学、焚書ポピュリズム、フェミニズムSF……『ニューロマンサー』『華氏451度』『侍女の物語』『折りたたみ北京』#闇のSF読書会③|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                            闇の自己啓発会による #闇のSF読書会 。第3回となる今回はウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』、レイ・ブラッドベリ『華氏451度』、マーガレット・アトウッド『侍女の物語』、ケン・リュウ編『折りたたみ北京』を取り上げます! *前回はこちら ■『ニューロマンサー』 壊れた美学江永 『ハーモニー』で混乱しながら話をし過ぎました。バランス悪くなって申し訳ないです。『ニューロマンサー』にいきましょう。私はこういう身体改造っぽいイメージがある作品が好きだというのは前に言った気がするんですが、これは文体も好きです。 暁 世間一般ではやや難解といわれる文体ですよね。 江永 なんというか、具合悪い文章ですよね。例えば「空港の十キロ手前から、列車は減速を始めた。ケイスが見つめる中、陽が昇る。少年時代の風景の上、でこぼこした鉱滓や精錬所の錆びた骨格の上」(第二部「買物遠征(ショッピング・エクスペディション

                                                                              壊れた美学、焚書ポピュリズム、フェミニズムSF……『ニューロマンサー』『華氏451度』『侍女の物語』『折りたたみ北京』#闇のSF読書会③|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                                            • 心理学者ハワード・ガードナー「小学校の低学年と最初の職場は、美徳を身につけるうえで最も重要だ」 | アリストテレスの時代からわかっていること

                                                                              ハウイーが地元の教師やラビに勧められてニュージャージー州のスティーブンス工科大学(SIT)が実施するテストを受けたのは13歳のとき。テストは、性格、職業上の技能、願望などに関するものだった。彼の知能は高そうに思われたため、両親はそのレベルを知りたかったのだ。だが、ハウイーに突出した「事務能力がある」とSITの臨床医長に告げられるとは、誰も予想していなかった。 「どうやら私が得意とし、とりわけ上手くこなしたのは、当時も今も私が“機械的”とみなす作業だったようだ」と、ハウイーことハワード・ガードナー教授(79)は記している。ちなみにこのテストは、「訓練されたサルやハトにもできるような」ごく基本的なパターンを識別する設問からなっていた。 自己を肯定するためか、それとも事務の仕事に就く将来を避けるためか、ガードナーは心理学を学ぶことにした。そしてその後、まさに子供と大人の認知能力について研究するよ

                                                                                心理学者ハワード・ガードナー「小学校の低学年と最初の職場は、美徳を身につけるうえで最も重要だ」 | アリストテレスの時代からわかっていること
                                                                              • 第5回 カフェイン(1) 毒にして養生薬、そして媚薬

                                                                                【連載】松本俊彦「身近な薬物のはなし」(5) はじめに カフェインは、薬理学的には覚醒剤やコカインと同じ中枢神経興奮薬であり、その薬理作用はかなり顕著です。おそらく誰もが、コーヒーや紅茶を飲んだら、意欲や注意力、集中力が増したり、眠気や疲労感が緩和されたりといった、「ドラッグ効果」を経験しているはずです。 人類がカフェインと出会ったのは、アルコールと比べると、ずいぶんと最近の出来事です。興味深いことに、当初、食物(カロリー補給源)としての役割を期待されていた酒とは異なり、コーヒーや茶といったカフェイン含有飲料は、最初から食物とは明確に区別されてきました。そのことは、それぞれの飲み物の食事との関係性から理解できます。「パンとワイン」といった慣用句表現からもわかるように、アルコールは食中飲料として料理と一体化しています。一方、コーヒーは完全に「食後」の飲み物です。フレンチやイタリアンのディナー

                                                                                  第5回 カフェイン(1) 毒にして養生薬、そして媚薬
                                                                                • 『第8回 AMED審議会で突き付けられた「信頼」への問い 』

                                                                                  第8回 AMED審議会で突き付けられた「信頼」への問い 日経バイオテクの有料会員記事、「「大坪氏問題」でAMED末松理事長が怒りの暴露」が2月4日から3回に分けて掲載された。今回の本ブログ記事、また有料記事のパクリかと思われたかもしれない。残念ながら(?)そうではない。日経バイオテクの記事も読み応えがあるが、私としては書きたいことが取り上げられていないので、あえて長文の記事をアップすることにした。日経バイオテク記事との比較、評価は読者にお任せしよう。 今回は、会議のやりとりをそのまま掲載している部分が多く、非常に長文となっていることを予めご承知おきいただきたい。しかし逆に生々しさ、息遣いを感じ取っていただけることは間違いない。 令和2年の仕事始めの週、1月9日に開催された第10回日本医療研究開発機構審議会でのやりとりが激しい。 その前に、略してAMED審議会と呼ばれるこの会議の位置づけを確

                                                                                    『第8回 AMED審議会で突き付けられた「信頼」への問い 』