サイトで「テレビ番組収録に備えて実施した簡易PCR検査で陽性反応が出たため、改めて病院で再検査を受けた結果、26日(月)に陽性と診断されました。保健所によると、発症日は25日(日)です。今後、保健所の指導に従って療養します」と報告。
東京都の新型コロナウイルスの感染状況が急激に悪化する中、自宅療養中の感染者が119番通報をしても、半数以上を病院に搬送できなかったことがFNNの取材でわかった。 関係者によると、8月1日、自宅療養している感染者が体調悪化などで119番通報したのは213件で、このうち病院に搬送できたのは91人、残りの122人は搬送先が見つからず自宅に留め置かれたという。 また、搬送できたケースでも、救急隊が20カ所から30カ所以上の病院に電話をかけて見つかったということだ。 感染者数とともに重症患者も急増する中、医療提供体制がさらに厳しくなることが懸念される。 今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。 事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロ
新型コロナウイルスの感染の急拡大で、重い腎臓病などで人工透析を受けている患者用の病床がひっ迫し、東京では入院できない患者がおよそ170人に上っていることが専門の学会などへの取材で分かりました。感染したために通院して透析を受けられず、体調を崩す人も出てきているということで、学会の医師は「地域の透析クリニックは感染した患者の透析の継続に協力してほしい」と訴えています。 日本透析医会や日本透析医学会などで作る合同委員会によりますと、新型コロナに感染した人工透析の患者は先月中旬ごろから急増し、今月11日までの1週間では650人、18日まででは599人となっています。 透析の患者は感染すると重症化しやすいため、厚生労働省は都道府県に対し、原則、入院させるよう求めていますが、病床がひっ迫し、全国的に入院が難しくなっています。 このうち東京都では、先月中旬までにおよそ130床の専用病床がいっぱいになり、
新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、都内の自宅で療養していた50代の患者が重症化して救急搬送された際、およそ120の医療機関に受け入れを断られていたことがわかりました。 新型コロナに感染して自宅で療養している人は、9日時点で都内で1万7356人に上り、1か月前の11.4倍と急増しています。 都内に住む50代の男性は、8月上旬に発熱の症状が出て陽性と判明したあと自宅で療養していました。 しかし2日後には、呼吸の状態が悪くなるなど重症化し、救急搬送されましたが、およそ120の医療機関に受け入れを断られたということです。 そして搬送開始から5時間余りたって東京・文京区の日本医科大学付属病院で受け入れが決まり、入院しました。 この病院は緊急性の高い重症患者に対応する3次救急の指定病院ですが満床の状態が続いていて、消防やほかの病院から次々と要請が入っても断らざるを得ないケースが相次いでいるという
新型コロナウイルスのワクチン接種を終えたあと、2週間以上して感染が確認される、いわゆる「ブレイクスルー感染」について、国の初めての調査結果です。6月末までの3か月間に67人の感染が確認され、国立感染症研究所は「ワクチンの有効性を否定する結果ではないが、接種後も感染対策を続けることが重要だ」としています。 新型コロナウイルスワクチンの接種を終えてから免疫が完全につくまでには14日かかるとされますが、海外では、その後に感染が確認される事例がまれに報告され「ブレイクスルー感染」とも呼ばれています。 国立感染症研究所が、自治体や医療機関からの報告をもとに初めて調査を行った結果、6月末までの3か月間に合わせて67人の感染が確認されました。 8割近くが20代から40代で、重症者はいなかったということです。 ウイルスの遺伝子を解析できた14例のうち、 ▽12例がイギリスで確認された変異ウイルスの「アルフ
Published 2022/10/15 20:51 (JST) Updated 2022/10/16 20:51 (JST) 政府は国民年金(基礎年金)の保険料納付期間を現行の20歳以上60歳未満の40年間から延長し、65歳までの45年間とする検討に入った。自営業者や、60歳以降は働かない元会社員らは負担が増す。企業の雇用延長などで65歳まで働く人は現在も保険料を払っており負担は変わらない。今後の高齢者急増と、社会保障制度の支え手である現役世代の減少を受け、受給水準の低下を少しでも食い止めるため財源を補うのが狙い。関係者への取材で15日、分かった。 社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)が月内に議論に着手。政府は2024年に結論を出し、25年の通常国会に改正法案提出を目指す。
兵庫県尼崎市消防局の救急隊が、交通事故で搬送していた男性に新型コロナウイルスの陽性反応が出たとして、病院に運ばずに事故現場に降ろして立ち去っていたことが12日、同市消防局などへの取材で分かった。男性は再び搬送され、市外の病院で足の骨折と診断された。 同市消防局などによると5日午後11時50分ごろ、同市内の国道2号で、神戸市東灘区に住む大学生の男性(21)がバイクを走行中、軽乗用車と接触し転倒。足の痛みを訴え、男性の友人が119番したという。 かけつけた尼崎市中消防署の隊員らは男性を救急車に乗せ、同市内の病院へ向かった。発熱があり、車内で抗原検査をしたところコロナ陽性反応が出たため、病院に拒まれた。隊員は男性のけがを目視で確認し、緊急性はないと判断して現場に戻り、男性を降ろしたという。 約1時間後、男性は首や腰にも痛みを覚え、父親(59)が現場から再び119番。尼崎市消防局の救急車で西宮市内
AIMが腎臓結石の成長を抑制、体外への排出促進 人間とネコの結石再発防止薬の開発も AIM医研・宮崎徹所長インタビュー 2022年10月10日11時00分配信 AIMの立体構造モデル。プラスに荷電した部分を青、マイナスに荷電した部分を赤で表現した[AIM医学研究所提供] 「ネコの宿命」とされる腎臓病の治療にタンパク質「AIM」を利用する方法を開発した宮崎徹氏は、東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センターを退任し、今年4月に一般社団法人「AIM医学研究所」の代表理事・所長に就任した。今もAIMによる病気治療の可能性を探る研究者として第一線にある宮崎所長は、AIMが腎臓結石の成長を抑制し、体外へ自然に排出させる効果を持つこととを確認し、この8月に論文として発表した。 腎臓結石は尿路結石とも呼ばれ、人間では特に男性の患者が多い。また、結石はネコもかかりやすく、人間、ネコともに再発を繰り返すこ
高齢化による介護需要の高まりなどを背景に、2040年度には、介護サービスを担う人材が2019年度より69万人多く必要になるという推計がまとまりました。 施設などで働いたり訪問介護を行ったりしている介護人材について、厚生労働省は将来、必要となる人数を都道府県が推計した数を集計する形でまとめました。 それによりますと、全国の介護人材は、2019年度にはおよそ211万人でしたが、2025年度には32万人多い、およそ243万人が必要となる見通しです。 さらに2040年度には、69万人多いおよそ280万人が必要となる見通しです。 高齢化がピークを迎える2040年度に向けて、介護の需要が高まると見込まれるほか、介護人材は離職率が高いことなども背景にあるとみられます。 介護人材は、2019年度までの3年間は、平均3万7000人程度のペースで増えていますが、今回示された見通しを満たすには、今後も、毎年3万
東京都内の20日の感染確認は2万5277人で、1週間前の土曜日より1500人余り増えました。一方、都は感染が確認された23人が死亡したことを発表しました。 東京都は20日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の2万5277人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 1週間前の土曜日より1500人余り増えました。 年代別に見ると20代が最も多く、全体の19.3%にあたる4886人でした。また、次に多かったのは40代で、全体の17.3%にあたる4375人でした。65歳以上の高齢者は2573人で全体の10.2%でした。 また、20日までの7日間平均は2万5601.1人で、前の週の97.9%となりました。 人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、19日から2人増えて36人でした。 一方、都は、感染が確認された10歳未満と10代、それに50代から100歳
老年医学の専門家である和田秀樹氏は「40歳こそ老化の始まり。この年代から“足りないものを足す健康法”へのシフトが重要だ」と説く。このたび上梓したセブン‐イレブン限定書籍『40歳から一気に老化する人、しない人』より、その一部を特別公開する──。(第3回/全4回) ※本稿は、和田秀樹『40歳から一気に老化する人、しない人』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 70代こそ肉を食べよう 20代、30代の人がスキーで転倒して足を骨折し、病院のベッドで1カ月寝たきりの生活をしたとしても、退院すればまもなく普通に歩くことができるようになります。 しかし70代ではそうはいきません。寝たきりの生活が続くと筋力が低下し、骨折が治ったあとも、「立つ」「歩く」といった日常生活に必要な動作に支障をきたすようになり、介護が必要になるリスクが高くなってしまいます。 こうした「ロコモ(ロコモティブシンドローム=
東京都の小池百合子知事は2日、東京のこの日の新型コロナウイルス感染症の重症者が114人となり、自宅療養者が1万人を超えて医療の逼迫が懸念される状況となっていることについて「基本的に入院は中等症以上という仕分けになっている。宿泊療養、ホテル、自宅での療養がより安全になるために指示もしている」と述べ、理解を求めた。 東京の感染者は2日新たに2195人となり、7日連続で2000人を超えた。現在入院している重症患者は114人となり、1週間前の7月26日から36人増加した。一方で自宅療養者は7月31日に1万人を突破し、8月2日時点で1万2161人に。1月の第3波のように感染者が急増し、自宅で亡くなる人が出ないか懸念される状況となっている。 小池氏は重症者が増えている状況について「ここのところ増えているのは事実であります。40代50代が26人、44人と、この多くを占めている」と指摘。糖尿、高血圧、ぜん
新型コロナウイルス感染症への対応で厚生労働省は2日、感染者の多い地域では原則、入院対象者を重症患者や特に重症化リスクの高い人に絞り込み、入院しない人を原則自宅療養とすることを可能とする方針を公表した。東京都を中心に感染者数が急増し、医療現場が逼迫(ひっぱく)しているためで、宿泊療養も事情がある場合などに限定する。 【世界の5つの変異株】感染力、ワクチンの有効性は これまで「原則」だった入院や宿泊療養が自宅療養に変更され、事実上の方針転換になる。重症化リスクの高い高齢の感染者の減少や、デルタ株の広がりに伴う感染者増を背景に、病床逼迫を避ける狙いがある。ホテルなどでの宿泊療養も「家庭内感染の恐れや事情がある場合に活用」と対象者を絞り込むことになる。 ただ、入院となる「重症化リスク」の基準などは明示されず、自治体など現場の裁量に委ねられ、線引きでの混乱も予想される。政府関係者は「このままではベッ
医薬品業界の「黒船」が与える影響は…(gettyimages) あのアマゾンが処方薬の販売事業参入を検討している――9月5日夜、日本経済新聞がそう報じると、調剤薬局業界に激震が走った。翌日、業界最大手のアインホールディングスを始め、上場している調剤薬局各社の株価はほぼ全面安となった。米アマゾン・ドット・コムが日本での調剤薬局事業に参入するのは2023年1月から始まる電子処方箋(せん)の導入に合わせたものとみられるが、業界関係者たちの声は重苦しい。ある大手調剤薬局に話を聞こうとしたところ、「取材に協力できることは何もありません」と、けんもほろろに断られた。電子処方箋を利用すれば薬の受け取りはインターネット上で完結する。アマゾンのオンライン販売の優位性は誰もが知るところだ。アマゾンの参入によって、私たちの医療がどう変わるのか、取材した。 【写真】編集部が入手したアマゾン薬剤師の募集要項 *
2024年4月16日(火) アメリカ主導の有人月探査で、日本人宇宙飛行士がアメリカ人以外で初めて月面に着陸することが、先の日米首脳会談で決まった。宇宙担当の水野倫之解説委員が解説。 イラストは日本の飛行士が月面に降りようとしているようすを描いてみた。 早ければ4年後に、こうした光景が見られるかもしれない。 アメリカは、日本やヨーロッパなどと有人月面探査を計画。 まず2026年にアメリカ人2人を月面に着陸させ、その後も継続的に着陸する計画。 今回の日米合意で、日本人飛行士が月面に降り立つのは2回、アメリカ人以外では初となることが確認されたので、早ければ2回目の2028年に1人目の着陸...記事を見る 2024年4月15日(月) ウクライナとスイスが主催して、ウクライナの平和構想を討議する首脳も含めたハイレベル協議を6月にスイスで開催することになりました。石川専門解説委員に聞きます。 Qウクラ
脳死状態になったとき、臓器提供を行うには、かつては本人の意思が必要でした。それが、11年前に改正された臓器移植法が施行されて以降、家族の承諾があれば可能になっています。 家族はどのような思いで脳死からの臓器提供を決断しているのか。日本臓器移植ネットワークが臓器提供者の家族を対象に初めて行い、ことし公表された※アンケート調査では、本人の意思が分からない中で提供を決めた家族がおよそ半数に上ります。 重い心臓病で臓器移植を待っていた4歳の娘が脳死状態になり、臓器を提供するという決断をした家族が私たちに語ってくれました。 ※アンケート結果は記事の最後に掲載 突然、娘を襲った難病 取材に応じてくれたのは、数年前、娘の臓器提供を行った白木大輔さんと希佳さん夫婦です。 娘の優希(ゆうき)ちゃんは当時4歳。体を動かすのが大好きで、妹の面倒をよく見る優しい子だったという優希ちゃんに突然、異変が起きました。
米ファイザー製のワクチンを住民接種に使う自治体が、供給不足から相次いで接種の予約受け付けを停止している現状を受け、衆院厚労委で自民党の繁本護氏は強い口調で政府をただした。藤井比早之(ひさゆき)内閣府副大臣は自治体の需要と供給のミスマッチが原因と釈明し「自治体に計画的に接種を進めてもらうよう緊密に連携する」と答弁。繁本氏は「ワクチン会社と前倒しの供給を交渉すべきだ」と訴えたが、藤井氏は「真摯(しんし)に受け止める」と話すにとどめた。 立憲民主党の枝野幸男代表も質疑に立ち、職場接種に用いられるモデルナ製の6月末までの供給量が、当初契約の4000万回分から1370万回分に減ったことに関し「十分な量があると期待させ、早い者勝ちの競争をさせたのは明らかに失態だ」と批判。減少の経緯を説明するよう求めたが、政府側は「モデルナとの秘密保持契約があるので言えない」と拒否した。
新型コロナウイルスの感染拡大が再び懸念される中でオリンピックの開幕が迫る現状に、障害のある女性たちが開催は命に関わるとして、東京大会の中止を求める声明を出しました。 東京オリンピック・パラリンピックの中止を求める声明を出したのは、障害のある女性やその支援者で、7日オンラインで会見を開きました。 会見では、呼びかけを行った女性たち4人が障害や難病により24時間介助が必要で人との接触が避けられない人がいる一方、感染すれば重症化や命が脅かされるおそれがあると現状を伝えたうえで、大会開催に伴い人出が増えることへの懸念を示しました。 声明では「猪突猛進のごとく開催に突き進むのではなく、私たちの声に誠実に耳を傾けてください。開催中止という賢明な決断と実行を心から望んでいます」と記していて、政府やJOC=日本オリンピック委員会などに送ったということです。 賛同者は、7日時点で1019人に上るということで
神奈川県の「中井やまゆり園」という県立の知的障害者入所施設で、職員による虐待の疑いが多数指摘されていたことを受け、県の調査委員会がこのほど、報告書を発表した。過去に虐待と認定されたケースや不適切な行為も含めると、問題のある事例は2015年度以降だけでも41件に上った。76人もの職員の関与が認められ、調査委員会は「日常の衣食住全てで不適切な対応が横行していた」と指摘した。一体なぜ、そんなひどい状態になってしまったのか。(共同通信=市川亨) ▽天井が便まみれの部屋で生活 中井やまゆり園は神奈川県中井町にあり、自閉症や重度の知的障害がある人を中心に約90人が入所している。 2016年に障害者19人が殺害される事件があった県立「津久井やまゆり園」(相模原市)と名前が似ているが、津久井園は社会福祉法人の運営。中井園は県の直営で、職員は県の職員という違いがある。 調査委員会が9月5日にまとめた報告書に
今、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)に対してワクチン接種が進んでいます。一方、東京都では4回目の緊急事態宣言が出され感染も再び急拡大し、全国でインド型(デルタ株)の増加が危惧されています。発熱などCOVID-19を疑う症状が出たとき、自宅療養になったときにはどのような点に留意したらよいのか――。7月9日に行われたオンライン講座「新型コロナウイルスの今~安全なワクチン接種と千葉市医療機関の取り組み~」から、瀧口恭男先生(千葉市立青葉病院呼吸器内科統括部長兼感染対策室主査)のお話をまとめました。 まずCOVID-19で起こる症状と、「分岐点」とされるタイミングをお伝えしましょう。 主な症状としては呼吸器症状(せきや呼吸困難など)、発熱・悪寒、筋肉痛が起こり、さらに場合によって、吐き気・下痢、味覚・嗅覚障害などが現れることがあります。 典型的な経過としては、8割の方は発症してか
新型コロナの感染が収まらない中、沖縄県内の医療機関では医療従事者が感染するなどして人手が不足するだけでなく、観光客の救急対応にも追われ、医療のひっ迫に拍車をかけています。医師は「破滅的な状態になっていると言わざるをえないと思う」と危機感を訴えています。 沖縄県豊見城市にある新型コロナの重点医療機関の「友愛医療センター」では、12日現在、医師や看護師などおよそ1400人いる医療従事者のうち、およそ80人が感染したり濃厚接触者になったりして勤務できない状態になっていて、緊急性の低い手術を延期しています。 先月の救急の受け入れは576件と毎月の平均を3割ほど上回り、搬送を断ったのは203件と去年7月の17件のおよそ12倍に上っています。 12日午前10時現在、新型コロナ患者向けに確保している軽症と中等症の24床、重症の5床がすべて埋まっています。 医療体制が厳しい状況にある中、沖縄県内にはことし
新型コロナウイルスの感染の急拡大で、2日から緊急事態宣言の対象地域となった神奈川県では、小さな子どもや、子を持つ親の世代で感染が急増していて、小児医療の現場では危機感が広がっています。 川崎市にある「聖マリアンナ医科大学病院」は、新型コロナに感染した子どもを受け入れる数少ない病院で、小児病棟の60床のうち、部屋を分けて感染対策を徹底したうえで、状況に応じて最大12床をコロナ患者用にあてています。 病院では、防護服を身につけた看護師が子どもをだっこして、おむつをかえたり、ミルクをあげたりしていました。 今のところ、子どもが重症化することはほとんどなく、病床が満床になっていませんが、20代から40代の親の世代の感染が急増していて、それに伴って家庭内で子どもに感染するケースが増えるのではないかと警戒を強めています。 親が入院すると、子どもは症状が軽くても病院で受け入れる必要があるということです。
「やっと会えたね」。新型コロナで重症化した母親に、泣きながら声を掛ける防護服姿の娘。聖マリアンナ医大病院は、コロナで死期が迫った患者に家族を直接会わせる取り組みを始めました。「最期だけでも家族と一緒に」“最期の面会”を取材しました。 防護服姿のAさんが枕元に近づき、母親に話しかけます。意識はありません。 「ごめんね、ちゃんと触ってあげられなくて、ごめんなさい。本当にありがとう。頑張ってくれて、ありがとうね」(Aさん) Aさんは「ありがとう」と、母親の手を握り続けました。神奈川県に住むAさん(50)と79歳の母親。2人暮らしが長く、よく一緒に山登りをしたといいます。 母親は、植物や動物を精密に描くプロのイラストレーターでした。2人が新型コロナウイルスに感染したのは、今年4月。Aさんは軽症で済みましたが、母親は・・・ 「4月5日に母が40度の熱を出して、ベッドから起きてこなかった。入院して熱は
「全米が泣いた」 3日午後、こんな投稿がツイッターで一時、トレンド入りしました。 映画ではなく、スポーツの話題です。 投稿が相次いだのは、東京オリンピックのボクシング女子フェザー級で入江聖奈選手が金メダルを獲得したあとでした。 きっかけは、入江選手の出身地で後援会の会長を務める鳥取県米子市の伊木隆司市長の投稿です。 「#入江聖奈 勝った!金メダル!!壮絶な打ち合いを制した闘いに、全米が泣いたおめでとう!!(全米=全・米子)」 映画の宣伝かと見まがう「全米が泣いた」という表現ですが、ここではアメリカではなく、米子市の全市民のことを指すようです。 この投稿にSNS上では多くのコメントが寄せられました。 「全米(全米子)きたーーーー!!!」 「ちっちゃい全米やなあ。でも米子の街好き」 「鳥取はウィットに富んでいるw」 こうした反応を受け、米子市の公式アカウントも反応。 「常に礼儀正しく、元気いっ
新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて、都内の寮で暮らす大学生の中には夏休み中の帰省を再検討する動きも出ています。 東京 小金井市にある学生寮「松濤学舎」では、佐賀県と福岡県出身の男子大学生34人が親元を離れて暮らしています。 寮では去年、新型コロナウイルスの影響で夏休みに帰省する学生はわずかでしたが、この夏は6割余りが帰省を予定していたといいます。 しかし感染が急拡大するなか、帰省の中止や延期を検討する学生も出ています。 寮では2日朝、寮母が1日の全国知事会で、夏休み中の都道府県をまたぐ移動の原則中止や延期を呼びかけるよう、国に求める提言がまとめられたことを学生に説明しました。 説明を受けた大学2年生の上野陽心さん(20)は、地元の福岡に帰省するため2週間前に航空券を購入していましたが、現在は帰省するかどうか迷っているといいます。 50代の両親はワクチン接種が済んでおらず、31日には父
今年7月中旬以降、日本の1日あたりの新型コロナ陽性者数は世界最悪となっている。ライター・編集者の中川淳一郎さんは「無意味な感染対策をいつまで続けるつもりか。いいかげん、『忖度マスク』はやめるべきだ。『もとの生活に戻りたい』という機運は確実に高まっている。事業者も感染対策からの『一抜け』をしたほうがトクするだろう」という――。 コロナ後を真剣に見据えて、ビジネス施策を打つべき局面に入った 新型コロナ騒動が始まって2年7カ月ほど経過した8月上旬、日本では「陽性者数が過去最高!」なんて報道が連日伝えられた。この期に及んでもまだ「えらいこっちゃえらいこっちゃ!」と陽性者の人数に右往左往し、大騒ぎを続けている状況だ。 だが、企業や各種施設はそろそろ「コロナ後」を真剣に見据えるべきである。この騒動が収束していく過程で競合他社をいかに出し抜くか、PR展開やサービス開発を加速させる段階に入ってきているので
政府は2日、新型コロナウイルス感染症の医療提供体制に関する閣僚会議を首相官邸で開き、入院対象を重症者らに限定する方針を決めた。肺炎などの症状がある中等症のうち重症化リスクが低い人は自宅療養とし、家庭内感染の恐れや自宅療養が困難な場合は、ホテルなどの宿泊療養も可能とする。デルタ株の広がりで新規感染者が1万人を超える日もあり、病床不足への懸念が強まっているため、事実上の方針転換となる。 これまでは軽症や無症状が自宅または宿泊療養、中等症以上が原則入院だった。入院要件をより厳格にすることで、限られた病床を効率的に使うのが目的だが、自宅療養者が増えれば容体の急変時に迅速に対応できない恐れがあり、健康観察態勢の整備が急務となる。
健康診断の「本当のところ」 皆さんが毎年受けている健康診断。その音の響きから「健康」を「診断」してくれるように思われているかもしれませんが、実際の健康診断で本当に「健康」が診断できるのでしょうか。この記事では、その本当のところを探っていきたいと思います。 そもそも日本の健康診断は、その実施が労働安全衛生法と呼ばれる法律で義務づけられています。また、その内容についても規定されていますので、基本的には日本全国どこでも同様の検査を受けることになります。 内容は、問診、身体計測、血圧測定、血液検査、尿検査、胸部X線、心電図(ただし年齢によって差異あり)というような構成になっています(安全衛生情報センター「労働安全衛生規則」)。毎年の健康診断を受けている方なら、「そんな検査を受けているな」とご理解いただけると思います。 確かに、これだけバラエティに富んだ検査を受ければ、さすがに「健康を診断してくれそ
新型コロナウイルス感染拡大が続くさなかの夏。“感染者は多いが重症化率は低い”とされてきた第7波にも変化が見え始めていた。8月8日時点で2床だった重症病床を、6床まで増やした東京医科歯科大学病院の植木穣病院長補佐に話を聞いた。 重症病床 ほぼ満床 これまでの感染の波と比べて、第七波の特徴とは? 東京医科歯科大病院・植木病院長補佐:第7波は特徴的な状況だと思っていまして、まず単純に陽性になる人が非常に多い。一方、重症化率が低いと言われていて、実際、患者の数は、多くなってきていますけれども、重症化する人の数は、まだ少ない水準で進んでいます。ただ、若干、最近、「重症化の傾向」も見られます。また、感染する年齢層が上がってきていて、このまま、その”特徴”が継続するのかというのは、微妙なところかと思います。 東京医科歯科大病院では、重症病床ほぼ満床、中等症向けの病床は満床だという(19日時点・提供:東京
買い物、健康管理、タクシー予約、スマホのアプリでなんでもできる時代。でも、高齢者からは、スマホの使い方がよく分からなくて困っている、という声をよく聞きませんか。高齢者を取り残さないようにするには、どうしたらいいのか? ひょっとしたら、テレビが役に立つかもしれません。 (経済部記者 加藤誠、岡谷宏基) 「ご機嫌いかがですか?お熱はありますか?」 「いえ、熱はないです」 千葉県に住む79歳の男性が導入を検討しているのは、オンライン診療をテレビで受けることができる仕組みです。大手ケーブルテレビ会社が、医療機関などと連携してことし7月から始めました。 男性はこの日、テレビを通じてスタッフとやり取りし、映像の映り具合や音声の聞こえやすさを確認。テレビにカメラなどを据え付ければ、リモコン1つで診察の予約ができ、薬の処方箋は診療後に自宅に送られてくるといいます。 男性は長年、生活習慣病を抱え、電車とバス
20年前活気のあったマンモス団地は「孤独死多発地帯」になった ――『マンモスの抜け殻』では、高齢化や介護問題をテーマにしていますが、舞台となった都心の団地にはモデルがあるんですか。 私の仕事場の近所に建つ、かつて「マンモス団地」と呼ばれた都営住宅です。高度経済成長期に建築され、現在も約3000世帯、6000人ほどが暮らしています。日本の高齢化を象徴するように、65歳の高齢者が50%を超え、40%近くが独居世帯です。いまは「孤独死多発地帯」「都会の限界集落」とも言われています。 とはいえ、僕が仕事場を構えた20年前はまだ団地には活気がありました。いまはシャッターが下りている団地1階の商店街には八百屋や肉屋が入居し、公園では小学生が遊んでいた。僕も肉屋でメンチカツ、コロッケを買ってよく食べました。 それが、いまや高齢者ばかりですからね。朝晩、犬の散歩で団地の近くを通るのですが、僕よりも少し年上
自傷行為や暴れるといった「強度行動障害」のある人は、全国に少なくとも2万5千人いると言われる。重度になると常に介助が必要だが、施設側は人手不足に加え、他の利用者や職員の安全確保の面で入所を断らざるを得ないケースもある。入所先が見つからず、在宅で息子の見守りを続ける福井県福井市の夫婦は「24時間気が休まらず、普通の生活も困難になってきた。家で支えるのはもう無理」と悲鳴を上げる。 50代の夫婦の次男(23)は2歳で広汎性発達障害(自閉症)と診断された。特別支援学校小学部6年の頃から強度行動障害の兆候が現れ始めたが、在学中は比較的安定していた。高等部を卒業後、建物から飛び降りたり、電卓を投げつけたりする重度の症状が見られるようになった。家の部屋の窓ガラスを割ってしまうため、アルミ板に交換した。 次男は、障害者総合支援法に基づく支援の度合いが最も重い「6」。現在は週1回のショートステイと週4回の通
「もしかして認知症?」と不安になっている親を傷つけるもの言いをしていませんか?(提供:Mono_tadanoe/イメージマート) 親が認知症かも?と思ったとき、親自身もその不安に駆られていることは多い。そんなときには、不安をあおり、親が傷つくような対応は避けたい。子ども世代は何に気をつけ、どんな接し方を心がければいいだろうか。 親と子ども、それぞれ大別される2つのタイプを紹介しながら、解説する。 認知症の不安抱く親の気持ち、2タイプに大別高齢になった親と接していて、こんなことはないだろうか。 親に何度も同じことを聞かれ、「え? それ、この前伝えたよね?」と答えることが増えた。通帳やサイフ、保険証などがないと言って、親が家の中を探し回る姿をよく目にするようになった。久しぶりに実家に行き、キッチンの戸棚をあけたら焦げた鍋がいくつもあった――そして、ふと頭をよぎる。 「うちの親、もしかして認知症
神奈川県立の知的障害者施設で、県が職員にアンケートを実施したところ、約40件もの虐待疑いの情報が寄せられた。この施設では、入所者の一部をほぼ終日、外側から施錠した部屋に閉じ込めていたことが昨年、判明。入所者が不自然なけがをするという問題も指摘されていた。職員アンケートの回答には耳を疑うような内容も含まれている。一体、施設内で何が起きていたのか。(共同通信=市川亨) ▽虐待を隠蔽した疑いも浮上 問題の施設は、神奈川県中井町にある県立「中井やまゆり園」。誤解がないように付け加えると、2016年に入所者ら45人が殺傷された相模原市の「津久井やまゆり園」とは異なる。津久井園も県立だが、社会福祉法人の運営。中井園は県が直営する。つまり、働いているのは県職員だ。 中井園では、重い知的障害や自閉症で強度の行動障害がある入所者の一部を1日20時間以上、個室に閉じ込める対応が常態化していることが昨年、複数の
入所していた老人ホームのひな祭りのイベントで記念撮影した星野冨美さん(2015年3月撮影、星野光男さん提供) 東京都最高齢の113歳だった星野冨美(ふみ)さん=江戸川区=が先月23日、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった。おいの光男さん(66)=埼玉県川越市=はコロナ対策のため、最期に直接、声をかけることはできず「これまで何回も病気を乗り越えてきたが、コロナには勝てなかった。残念です」と振り返った。 光男さんによると、冨美さんは1908(明治41)年10月に新宿区にある寺の住職の4人きょうだいの長女として生まれた。都内の女学校で「今でいう家庭科の教師として定年まで勤めた。非常に怖い先生だったそうで、生徒が伯母を見て最敬礼したと聞きました」と振り返る。 しかし光男さんにとっては「冗談が好きで、話し出したら止まらない」という印象が強いという。約20年前から江戸川区の老人ホームで暮らし
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