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  • 『オッペンハイマー』解説①:物理学者オッペンハイマーを突き動かした研究意欲の源泉とは|Hayakawa Books & Magazines(β)

    「原爆の父」と呼ばれた天才物理学者、J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を丹念に描き、全米で絶賛された傑作評伝がついに文庫化。映画監督クリストファー・ノーランも名著と賞賛する本書『オッペンハイマー(上・中・下、三巻組)』(カイ・バード&マーティン・J・シャーウィン、河邉俊彦訳、山崎詩郎監訳、早川書房)は、日本での映画公開(3月29日)に先駆け好評発売中です(電子書籍も同時発売)。 この記事では本書(全三巻)の監訳を手がけた山崎詩郎氏(東京工業大学理学院物理学系助教)の解説文を特別に試し読み公開します。物理学者の観点から読み解く、科学者オッペンハイマーと映画監督クリストファー・ノーランの接点とは―― 『オッペンハイマー』 カイ・バード&マーティン・J・シャーウィン 河邉俊彦訳、山崎詩郎監訳 早川書房■本書の概要・あらすじはこちらで公開中 解説 オッペンハイマーとノーランと私 山崎詩郎(東京工

      『オッペンハイマー』解説①:物理学者オッペンハイマーを突き動かした研究意欲の源泉とは|Hayakawa Books & Magazines(β)
    • 「慎太郎節」「石原節」が薄めてしまう実像~マスメディアの報道は歴史の記録 ※追記・東京新聞編集局長「責任を痛感」 - ニュース・ワーカー2

      少し時間がたちましたが、同時代の記録として書きとめておきます。 2月1日午後に明らかになった石原慎太郎元東京知事の訃報を、東京発行の新聞各紙は翌2日付の朝刊で大きく扱いました。「正論」執筆陣に迎え、コラムの枠も提供していた産経新聞は1面トップ。憲法改正(石原元知事自身は「自主憲法制定」との言葉を用いていました)をともに求めていた間柄でした。社説(「主張」)も含めて計6面に関連記事が載っており、一貫して業績をたたえるトーンです。朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、東京新聞の4紙はそろって1面準トップ。日経新聞も1面ですが、二つ折りにするとほとんど見えないぐらいの下の位置です。 都知事としてディーゼル車の排ガス規制を導入したことなど、プラスに評価していい業績ももちろんあります。しかし、石原元知事の足跡を振り返るなら、際立って特徴的なのは、差別の意識に根差すと考えるほかない言動の数々です。それらが報道

        「慎太郎節」「石原節」が薄めてしまう実像~マスメディアの報道は歴史の記録 ※追記・東京新聞編集局長「責任を痛感」 - ニュース・ワーカー2
      • 私たちがまだまだ知らない…今なぜ「石岡瑛子」を語るのか、その「圧倒的人生」(河尻 亨一,嶋 浩一郎) @gendai_biz

        資生堂やパルコのキャンペーンで、1960~70年代の日本にセンセーションを巻き起こし、渡米後は映画や演劇へと活躍の場を広げて世界から喝采を浴びたデザイナー・石岡瑛子。昨年冬から開催されていた東京都現代美術館、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)での回顧展も行列ができるほど話題となった。 没後9年、石岡の仕事と生き様がいまなお多くの人々をインスパイアするのはなぜか。クリエイティブ・ディレクター・嶋浩一郎氏と、評伝『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』を上梓し、ggg石岡瑛子展の監修も務めた編集者・河尻亨一氏が、「エイコ現象」を語り合う。 石岡瑛子とは何者だったのか 嶋 石岡瑛子さんという方はどういう人なのか。まずそのあたりから聞いてみましょうか。 河尻 最初は資生堂のデザイナーとしてデビューしています。前田美波里さんを起用したサマーキャンペーンのポスター(1966年)が有名ですね。

          私たちがまだまだ知らない…今なぜ「石岡瑛子」を語るのか、その「圧倒的人生」(河尻 亨一,嶋 浩一郎) @gendai_biz
        • ジャニーズ報道、問われる「沈黙」 朝日新聞「メディアと倫理委員会」:朝日新聞デジタル

          故ジャニー喜多川氏による性加害問題は、今年3月に英BBCの番組が問題提起するまで、日本の新聞やテレビが大きく報じることはなかった。こうした「マスメディアの沈黙」が被害の拡大を招いたと指摘された。朝日新聞はなぜ、報じることができなかったのか。社内の関係者から聞き取ったうえで、12月、「メディアと倫理委員会」の有識者委員に問題点や課題を議論してもらった。(司会=久保田正・同委員会事務局長、写真は相場郁朗) ■本社編集部門への聞き取り調査 ◆聞き取り調査の概要 【対象】 週刊文春が報じた1999~2000年、性加害が裁判で真実と認定された03~04年、喜多川氏が死去した19年を中心に、芸能を担当する文化部と性暴力などを取材する社会部に在籍した記者や原稿を整えるデスク、部長らに聞いた。今年3月以降については、報道に関わった国際報道、社会、文化各部のデスクと編集局長室の担当補佐を中心に聞いた。計58

            ジャニーズ報道、問われる「沈黙」 朝日新聞「メディアと倫理委員会」:朝日新聞デジタル
          • いわゆる「進歩的文化人」たちのWikipediaページについて|Χαιατο Ιοσιντα

            タイトルの通り、いわゆる「進歩的文化人」とみなされる作家・評論家・学者などのWikipediaページに関して、思うところがあったので記事にします。具体的に言えば、その人物の功績以上に、戦前戦中と戦後の言動の不一致や旧社会主義国およびその指導者への親和性の高さなど、糾弾の対象となるような記述が(恐らく右派のウィキペディアンによって)いささか不当なかたちで強調されていることです。 現状、ある人物について調べようとすればまず出てくるのがWikipediaであり、そのとき読者に功績や業績以上にマイナスイメージを植え付けるような記述を大きく取り上げているのは、あまりフェアではないというか、中立性を欠くことのように思います。また、それらの記述には出典の欠如や原典に当たっていない可能性など、単純にWikipediaに書き込むにあたって不適切と思われる内容も少なくありません。 以下に取り上げる「進歩的文化

              いわゆる「進歩的文化人」たちのWikipediaページについて|Χαιατο Ιοσιντα
            • 「iモードはインターネットじゃない」孫正義の批判に、夏野剛がガチンコ議論を挑んだワケ

              早稲田大学政治経済学部卒、東京ガス入社。ペンシルバニア大学経営大学院(ウォートンスクール)卒。ベンチャー企業副社長を経て、NTTドコモへ。「iモード」「おサイフケータイ」などの多くのサービスを立ち上げ、ドコモ執行役員を務めた。現在は、近畿大学の特別招聘教授 情報学研究所長のほか、KADOKAWA代表執行役社長、ドワンゴ代表取締役社長、そして、トランスコスモス、グリー、USEN-NEXT HOLDINGS、日本オラクル、HRソリューションズの社外取締役を兼任。このほか経済産業省の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャー、内閣府クールジャパン官民連携プラットフォーム共同会長なども務める。 ビジネス教養としての孫正義 一代で10兆円企業をつくりあげた孫正義氏。その圧倒的なスピードと異次元のスケールにおいて、右に出る者はいない。孫氏を深く知る9人への取材を通して、さまざまな角度から

                「iモードはインターネットじゃない」孫正義の批判に、夏野剛がガチンコ議論を挑んだワケ
              • 「無謀な携帯参入」と言われて4年、それでも楽天と三木谷浩史を推す理由:大西康之 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

                縮み続ける日本経済が転換するには企業のリスクテイクが不可欠[国内投資拡大のための官民連携フォーラムに出席する(左から)経済同友会の新浪剛史代表幹事、新経済連盟の三木谷浩史代表理事、全国銀行協会の加藤勝彦会長=2023年10月4日、首相官邸] 2018年の楽天モバイル設立、20年の携帯サービス本格参入から現在に至るまで、楽天グループは「無謀な携帯参入さえなければ優良企業」との評価に晒されてきた。基地局建設には膨大な設備投資が必要であり、契約件数の伸びに比して急ピッチで膨らみ続ける有利子負債は確かに懸念すべき問題だが、それでも楽天グループとその代表取締役会長兼社長・三木谷浩史氏は日本が負のスパイラルから抜け出すために不可欠なロールモデルだと、『最後の海賊 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか』(小学館)を上梓した大西康之氏は強調する。なぜか。4年以上にわたる取材をもとに、その挑戦する力の源泉に迫

                  「無謀な携帯参入」と言われて4年、それでも楽天と三木谷浩史を推す理由:大西康之 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
                • 【集英社 創業95周年記念企画】アジア人物史

                  予約注文書はこちら 編集にあたって 歴史への興味の根底には、人間への関心がある。 『史記』を「列伝」が支えるように、 歴史書に力を吹き込むのも評伝である。 私たちは、誰もが内に持つ自然な好奇心に着目し、 有名無名の人々の評伝を積み重ねて描く 『アジア人物史』を構想した。 対象とする地域は、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、 西アジア、すなわちアジアと名指される領域の全体である。 現代のアジア史研究を代表する 編集委員たちが集い、 数年がかりで協議を重ね、各エリアの主人公、副主人公、 彼らを包み込む人々の連関性を発見し、 魅力的な小宇宙を形成していった。 人物選定の際に重視したキーワードは “交流”である。 それは交易や、宗教、思想、芸術の伝播といった 平和友好的なものに限らず、 略奪、侵略、戦争などの激しい衝突をも含む。 また、長い時を超えた“交流”もある。 私たちは、一冊の中に

                    【集英社 創業95周年記念企画】アジア人物史
                  • これからの人——『穏やかなゴースト 画家・中園孔二を追って』を読む|ヒルズライフ

                    本サイトは、パートナーとともに CINRA, Inc.が企画運営・編集している メディアです。 運営会社:CINRA, Inc. パートナー:森ビル株式会社 16歳の夏、高校2年生。それまでバスケに向けていた全情熱を絵を描くことに注ぐ。東京藝大に現役合格。在学中から注目を集め、名キュレーター、名ギャラリストに才能を見出される。中園晃二あらため中園孔二。25歳の夏、成功の扉を押し開けたところで、彼はこの世界から足速に去っていった。緻密なインタビューと遺された150冊ものノートの検証に基づく優れた評伝。 Text by Yoshio Suzuki All Art Works by Koji Nakazono © Koji Nakazono, Nakazono Family Courtesy of Tomio Koyama Gallery, Shinchosha 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川

                      これからの人——『穏やかなゴースト 画家・中園孔二を追って』を読む|ヒルズライフ
                    • 小林多喜二と同時期に拷問で死亡 無名の活動家が生きた時代とは 11日に評伝刊行 | 毎日新聞

                      戦時色が強まっていた1933(昭和8)年、作家・小林多喜二の拷問死の直前に、やはり特高警察に検挙され、福岡県で死亡した社会運動家がいた。北海道出身の共産党員、西田信春(死亡時30歳)。散在していた資料を、がん闘病を押して収集した同郷の元高校教諭が亡くなる直前、初の本格的な評伝にまとめ、無名の活動家の生涯に光を当てた。専門家も高く評価する著書は西田の命日とされる2月11日に刊行される。

                        小林多喜二と同時期に拷問で死亡 無名の活動家が生きた時代とは 11日に評伝刊行 | 毎日新聞
                      • 今日の名言 チャールズ・イームズ 革新は最終手段 - そういちコラム

                        【今日の名言】チャールズ・イームズ(米国のデザイナー、1907~1978) 革新は最終手段。 (イームズ・デミトリオス『イームズ入門』日本教文社より) チャールズ・イームズはイスや家具のデザイン、建築、実験的な映像作品、グラフィック、写真などで知られる、20世紀を代表するデザイナーの1人。妻のレイ・イームズ(1912~1988)と共同でそれらの仕事を行いました。 「革新は最終手段」は、この2人のモットーだったといいます。 この言葉の出典であるチャールズ&レイ・イームズ(イームズ夫妻)の評伝には、こうあります。 《「〔私たちの〕オフィスにモットーがあるとすれば、それは『革新は最終手段』です。革新という名目でなされることほど恐ろしいものはありません」とチャールズは言う。この点では、チャールズもレイも頑固だった。彼らの考えでは、もしデザイナーが新しさだけを追い求めれば、現実との絆を失うことにしか

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                        • 【書籍】話題の本をピックアップ!ぜひ、ご紹介します!?/2023.07.10。。(´・ω・`) - §::万華鏡∞日記::§

                          こんにちは、ハクです。 毎週日曜日、河北新報2版に「書籍紹介」があります。 試しまして、こちらよりご紹介させて戴きます。 書籍数はあまりにも多いので「評」する紹介文がある本だけと致しました。 どうぞ、ぽちっと「折りたたみメニュー」で、ご覧くださいませ。 例)折りたたみメニューはこちらです ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ★★★★[ 紹介文はこちら ]★★ 大当たり!( ´,_ゝ`)プッ 宜しくお願い致します。 ◇ 【著者とひととき】 ①『ぼんぼん彩句』…17音が生む12編の物語 宮部みゆきさん ★★★★[ 紹介文はこちら ]★★ 17音の先に、想像をはるかに超える物語の深淵しんえんが広がる。本書で、俳句に着想を得て小説を書くという新たな創作に挑んだ宮部みゆきさん。「ものすごく広いところを見せてくれる句がある。そこにストーリーを付けるのが私の仕事。句が導き手になってくれました」とほほ笑む。 俳

                            【書籍】話題の本をピックアップ!ぜひ、ご紹介します!?/2023.07.10。。(´・ω・`) - §::万華鏡∞日記::§
                          • 「あれがなければ今の日本格闘技界はなかった」伝説の“タイ式ボクシング対大山道場”秘話 | 文春オンライン

                            日本にキックボクシングを創設し、沢村忠の活躍で空前の大ブーム。さらに、芸能界にも進出し、五木ひろしを世に送り出した稀代のプロモーター、野口修。その数奇な人生を描いたノンフィクション『沢村忠に真空を飛ばせた男: 昭和のプロモーター・野口修 評伝』(新潮社)が話題を集めている。 ここでは、同書よりキックボクシング誕生前夜のエピソードを抜粋。神秘的な武道として扱われてきた“空手”は本当に強いのか……当時の格闘技関係者の苦悩を紹介する。 ◇◇◇ 「日本の格闘技の歴史で一番のターニングポイントと言えるのは、昭和39年の大山道場とムエタイの他流試合でしょうね。もし、あれがなければ、その後の日本の格闘技界って全然違ったものになっていたはずです。あれこそが、プロ格闘技の走りなんですよ。 プロレスにだって、UWF的なものは生まれなかったと思うし、極真もあそこまで大きくならなかったでしょう。ということは、僕も

                              「あれがなければ今の日本格闘技界はなかった」伝説の“タイ式ボクシング対大山道場”秘話 | 文春オンライン
                            • 名著96 「アーサー・C・クラーク スペシャル」

                              「人間にとって知的好奇心とは何か?」「人類にとって進化とは何か?」「科学技術だけでユートピアを作れるのか?」「科学と自然は共存できるのか?」……人間にとって根源的な問題をSFという手法による思考実験を通して、大胆に問い続けてきた作家・アーサー・C・クラーク(1917-2008)。「100分de名著」では、卓越した未来論、文明論としても読み解けるクラーク作品を通して、「未来社会のあり方」「科学技術のあり方」といった普遍的な問題をあらためて見つめなおします。 科学者でもあったクラークは、来るべき人類社会の未来図ともいうべきものを膨大なデータや科学的知識をもとに精緻に予測してきました。まだ人工衛星がこの世に存在していなかった1945年、衛星通信の可能性を論文で発表し、全世界にテレビ中継ができるというヴィジョンを示しました。彼は、こうした知識を総動員して物語を紡ぎあげます。そこで示される未来図は、

                                名著96 「アーサー・C・クラーク スペシャル」
                              • 「国の病気」を治したい・後藤新平のこと - そういちコラム

                                日本で、政府による福祉や公衆衛生などへの取り組みが本格的に始まったのは、明治の後半から大正にかけてのことでした。たとえば病院の整備、下水処理、貧しい人への支援、公営住宅、託児所等々の事業です。 「国鉄」のもとになる組織ができたのも、その頃です。しっかりした組織ができ、鉄道はさらに便利になりました。発電所が建設され、電気の時代が始まりました。ラジオ放送局もつくられました。 じつは、これらのことはすべて、後藤新平(1857~1929)という政治家が関与しています。彼はほかにもたくさんの仕事をしました。6月4日は後藤の誕生日。 後藤は、若いころ医師でした。しかし、「個々人の病気を治すより国家の病気を治したい」と考えて官僚になり、のちに政治家になった。 そして、持ち前の科学的な精神で「国の病気」と取り組んだのでした。そんな政治家が、今の日本にも必要です。 以下、後藤の生涯をざっとたどってみます。後

                                  「国の病気」を治したい・後藤新平のこと - そういちコラム
                                • ジョブズの師、知野弘文禅師 〜スティーブ・ジョブズの成長物語 ピクサー篇(13)(榎本幹朗) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                  ジョブズは十八歳の頃から知野弘文禅師を師と仰いできた。彼の禅への傾倒は深く「シンプルなこと」を最上とする彼の経営手法、Apple製品のデザイン、そしてボタンを極力省いたiPhoneにまで連なり、やがて世界を変えることになる───。 音楽産業、エンタメ産業そして人類の生活を変えたスティーブ・ジョブズ、没後十周年を記念した毎日連載、二十三日目。 ■ジョブズの師、知野弘文禅師 禅僧、知野弘文《こうぶん》は思い出していた。 初めて会ったとき、ジョブズは十八歳だった。ある晩、チャイムが鳴り、玄関の戸を開けるとボサボサの髪に穴だらけのジーパンの少年が裸足で立っていた。何の用かと聞くと「悟りを得た」と物凄い体臭の少年は言う。 いっしょに玄関に来た妻が「あなたの信者はおかしな人ばっかり」とカンカンになってしまったので、少年と外に出て話を聞いてやった[1]。 悟ったという根拠は何かと訊くと、まだ見せられない

                                    ジョブズの師、知野弘文禅師 〜スティーブ・ジョブズの成長物語 ピクサー篇(13)(榎本幹朗) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                  • 『バード チャーリー・パーカーの人生と音楽』刊行記念 村井康司×大友良英×池上信次 鼎談 レポート到着 - amass

                                    チャーリー・パーカーの生誕100周年を記念した最新評伝の邦訳『バード チャーリー・パーカーの人生と音楽』の刊行を記念して、編集者の池上信次をホスト役に、音楽家の大友良英と音楽評論家・編集者の村井康司を迎えたトークイベントが2020年12月17日に下北沢 本屋B&Bにて開催されています。当日のレポートが到着しています。 以下シンコーミュージックより 写真左より村井康司さん、大友良英さん、池上信次さん 故チャーリー・パーカーの生誕100周年を記念した最新評伝の邦訳『バード チャーリー・パーカーの人生と音楽』刊行を記念して、編集者の池上信次さんをホスト役に、音楽家の大友良英さんと音楽評論家・編集者の村井康司さんを迎えたトークイベントが、2020年12月17日(木)下北沢 本屋B&Bにて開催された。当日は蓄音機でパーカーや当時のミュージシャンのSPを聴きながら〈当時のパーカーを追体験する〉スペシャ

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                                    • 「ガンディー 平和を紡ぐ人」竹中千春 - 手探り、手作り

                                      「ガンディー 平和を紡ぐ人」竹中千春 岩波新書 2018 ガンディーの評伝。読み終えて、世界は複雑だ、というどうしようもない凡庸な感想をもった。最近そういうことばかり考える。人間・歴史・宗教・国家などについて考えると、あまりに多面的かつ多層的で、さまざまな立場からさまざまなことが言える。その巨大な複雑さの前に立ちすくみ、何も判断できない、何も言えないという気持ちになる。 ガンディーは偉大だが、その強烈な個性は妻にとってたいへんな災難であったろうし、子にとっては解きがたい呪いとして機能した。長男ハリラールの不幸な経歴を知り、ううむと考え込んでしまった。 (孫のラージモーハン・ガンディーは)次のように述べる。「インド人がガンディーをそれほどに愛した理由は、彼が自分の子どもたちを贔屓しなかったからである。それこそが彼の強みだった。インドを奮い立たせるためには、自分自身の子どもさえネグレクトするよ

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                                      • 宮﨑駿の映画は何を伝えようとしてきたのか? 最終回『君たちはどう生きるか』

                                        「僕は、すべての人がおたがいによい友だちであるような、そういう世の中が来なければいけないと思います」(吉野源三郎『君たちはどう生きるか』p298) 破局へと向かっていく時代への警報 警報。 灯火の消えた家々の上に、サイレンの音が鳴り響く。おそらくは空襲だろうか、巨大な火災の炎の中で、母が亡くなっていく。 映画『君たちはどう生きるか』の冒頭である。第二次世界大戦の時代を描く本作が、どのような問題意識で作られているのか、これまでの連載をお読みになった方なら、明らかであろう。宮﨑駿は、過酷な「戦争と災害の時代」が訪れると確信し、そのようなファシズムの時代を「どう生きるか」を子どもたちに教えるために、『風立ちぬ』以降の映画を作っている。『崖の上のポニョ』までの作風と大きく転換した『風立ちぬ』は、震災以後、これまで通りのやり方でやっていては駄目だ、という問題意識の反映でもあった。 吉野源三郎が193

                                          宮﨑駿の映画は何を伝えようとしてきたのか? 最終回『君たちはどう生きるか』
                                        • トルストイ著『人はなんで生きるか』 人の心に息づく神の愛つづった不朽の名作

                                          トルストイは『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』などの長編小説で名を知られるロシアの文豪である。彼は晩年に、真の文芸は人に感化を与え、人生のために何らかの益となるものでなければならないという信念を持つに至った。そしてそれは、単に美や享楽を追求するものでなく、一国民や上流階級の人々だけに通用するものでもなくして、宗教的感情を土台とし、一般大衆にも理解されるものでなければならないと断言したのである。こうした背景から、彼は何編かの民話を書いたが、その中でも『人はなんで生きるか』は、多くの人に感銘を与え、神は愛であることを万人の胸に深く刻み付ける不朽の名作となった。 レフ・トルストイ(1828〜1910)について ロシアの小説家・思想家。領地の農民の教育事業に取り組む傍ら作家活動。独自のキリスト教的立場(トルストイ主義)を提唱。私有財産や性欲を否定し、悪への無抵抗や反戦を説き、社会・教会・芸術批判

                                            トルストイ著『人はなんで生きるか』 人の心に息づく神の愛つづった不朽の名作
                                          • 日本の古本屋 / 好きなことをやって生きていければ

                                            坪内祐三さんは、今年の一月、急性心不全で突然亡くなった。六十一歳だった。坪内さんと初めて会ったのは、この本の年譜を見ると一九九二年とあるので、彼は三十四歳、私は四つ上なので三十八歳だ。みなそうだろうが、三十代の頃、自分が六十代になるなんて想像もしなかった。 代々幡斎場で微笑みかけるような遺影を見た。そこに老いの影も感じなかった。老人になった坪内祐三を遂に見ることはないのだと私は思った。この先、顔のしわを増やしながら、『評伝山口昌男』を書き、『日本編集者列伝』や『昭和世相史』や『アンダーグランド精神史』を書いたのかもしれない。たくさんのことをやり残したはずだが、それでも、と思う。それでも彼は、三十代の頃には想像もしなかった歳まで生き、ものを書き続けた。 『本の雑誌の坪内祐三』は、月刊「本の雑誌」に載った坪内さんの座談、対談、インタビュー、エッセイの内、単行本に未収録のものを集めた。たとえば冒

                                            • 明晰夢工房

                                              www.nhk.jp 3か月でマスターする 世界史 4月号 (NHKシリーズ) 作者:岡本 隆司,井上 文則,守川 知子 NHK出版 Amazon NHKEテレ『3か月でマスターする世界史』が先日スタートした。番組冒頭から岡本隆司氏が佐藤あゆみアナに「コロンブスと聞くと何を思い浮かべますか」と問いかけ、佐藤アナが「新大陸の発見です」と答えると、「新大陸の発見という視点は、ヨーロッパという特殊な地域から見たものです」と指摘する一幕があった。「世界史をアジアの視点からとらえ直す」という番組の軸がここで示された形になる。 第一回は、古代文明の誕生と遊牧民との関りについて見ていく回。とかく大河とのかかわりが強調されがちな古代文明について、この視点は新しい。古代の都市は農耕地域と遊牧地域の境界に生まれているが、これは両者が交易をおこなっているからで、交易の拠点として都市が生まれる。商業が活発になると

                                                明晰夢工房
                                              • 品田悦一「万葉ポピュリズムを憂う」 - 白水社

                                                『万葉集』の作者層が「天皇から庶民まで」にわたるというのは、近代国家建設期に、国民的一体感の醸成という国家的課題に沿って作為された想像、幻想である。そのことを私はもう二十年も前に実証し、『分断された時代を生きる』(白水社、二〇一七年)にも寄稿した。 ところが、この古臭い幻想を早口でまくし立てた男がいる。耳を疑うそばから奉祝ムードが拡がり、次々に便乗本が刊行された。東歌は民謡であるなどと、とっくに潰(つい)えた説を蒸し返す輩(やから)まで現れたではないか。おいおい、改元したと思ったら、昭和に後戻りしたのかい? 東歌は巻十四に二三〇首が載る。あからさまな性愛表現など、『万葉集』中の異彩と評すべき歌群だが、すべて定型の短歌であって、字余りの様相までが都の貴族たちの作とまったく同一の法則に支配されている。短歌という貴族の詩形に、この詩形が許す限りで特異な内容を盛った歌々、それが東歌なのだ。 足(あ

                                                  品田悦一「万葉ポピュリズムを憂う」 - 白水社
                                                • 「瓶に入れられた赤ちゃんを燃やした」 沖縄愛楽園の元職員、40年黙してきた「胎児標本」の存在を証言 ハンセン病患者の強制堕胎 1980年頃、施設内の浜で火葬 - 琉球新報デジタル

                                                  「標本」とされた胎児を職員らが火葬した愛楽園内の浜=15日、名護市済井出の国立療養所沖縄愛楽園(沖縄愛楽園交流会館提供) 黒煙を上げながら、海岸に積み上げられた木々が燃える。その真っ赤な炎に手のひらほどの胎児が包まれていた。ボン!と響く破裂音に思わず目を伏せる。「瓶に入れられていた赤ちゃんを燃やした光景と音は今も目と耳に焼き付いている」。本島北部に住む80代の女性は、声を絞り出すように語り始めた。女性は名護市済井出の国立(ハンセン病)療養所・沖縄愛楽園の元職員だ。1980年頃に同園で行われた「胎児標本」の火葬を初めて報道に証言した。 ■検査室の片隅に保管されていた瓶 火葬後に治療棟建て替え 国はかつてハンセン病を「国辱」とし「子孫を残してはいけない存在」におとしめた。愛楽園も含めて全国の療養所で入所者に断種・堕胎を強制した。療養所の基本理念は患者の隔離と絶滅だった。入所者の出産はほぼ認めず

                                                    「瓶に入れられた赤ちゃんを燃やした」 沖縄愛楽園の元職員、40年黙してきた「胎児標本」の存在を証言 ハンセン病患者の強制堕胎 1980年頃、施設内の浜で火葬 - 琉球新報デジタル
                                                  • 盟友という名の「お友達」甘利明氏の安倍元首相追悼演説プランがここまで批判された背景 - 中山知子の取材備忘録 - 社会コラム : 日刊スポーツ

                                                    「3A」が結集し話題となった自民党の「半導体戦略推進議連」で会長を務め、勉強会であいさつする甘利明氏(2021年6月15日撮影)安倍晋三元首相の衝撃的な死から、3週間が経過した。銃撃犯の旧統一教会をめぐる過去と現在、さらには政治家と旧統一教会の深い関係など、銃撃事件を機にさまざまな問題が明るみに出た。事件の背景は犯人が鑑定留置に至り、全容解明には時間がかかりそうだ。 そんな中で、本来もめてはいけない、もめるようなことでもないことで、ゴタゴタが起きている。衆議院で行われる安倍氏への追悼演説の人選をめぐる、混乱だ。安倍氏が存命中、麻生太郎副総裁とともに緊密な関係を築き、頭文字から「3A」と呼ばれた甘利明前幹事長が行うことで最終調整という報道が出たとたん、自民党、野党双方から異論が相次ぐ事態になった。 もめごとになった背景は、まずは唐突感。8月の臨時国会の会期が正式に定まらない中、与党側が最終日

                                                      盟友という名の「お友達」甘利明氏の安倍元首相追悼演説プランがここまで批判された背景 - 中山知子の取材備忘録 - 社会コラム : 日刊スポーツ
                                                    • 出版状況クロニクル179(2023年3月1日~3月31日) - 出版・読書メモランダム

                                                      23年2月の書籍雑誌推定販売金額は997億円で、前年比7.6%減。 書籍は634億円で、同6.3%減。 雑誌は363億円で、同9.7%減。 雑誌の内訳は月刊誌が305億円で、同8.9%減、週刊誌が58億円で、同13.4%減。 返品率は書籍が31.0%、雑誌が41.2%で、月刊誌は39.9%、週刊誌は47.3%。 前回最悪に近いマイナスと返品率で、23年が始まったと記しておいたが、出版科学研究所の1月のデータに間違いがあり、書籍雑誌推定額販売金額マイナスは前年比9.0%減、書籍は7.0%減、雑誌は11.9%減だった。それに2月の数字が続いていることになる。 本当に23年の出版状況はどうなるのか。予断できない状況下にあることだけは確かだ。 1.『出版月報』(2月号)が特集「コミック市場2022」を組んでいるので、その「コミック市場全体の推定販売金額推移」を抽出してみる。 ■コミック市場全体(紙

                                                        出版状況クロニクル179(2023年3月1日~3月31日) - 出版・読書メモランダム
                                                      • 女性のつもりだった弥生人「第2弾」はこんな顔に 24日に公開へ:朝日新聞デジタル

                                                        ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                          女性のつもりだった弥生人「第2弾」はこんな顔に 24日に公開へ:朝日新聞デジタル
                                                        • クスリと音楽をめぐる幻想と真実─マイルスが見たヘロイン地獄【ヒップの誕生 ─ジャズ・横浜・1948─】Vol.10 | ARBAN

                                                          戦後、占領の中心となった横浜は「アメリカに最も近い街」だった。1948年、その街に伝説のジャズ喫茶が復活した。それは、横浜が日本の戦後のジャズの中心地となる始まりでもあった──。そんな、日本のジャズが最も「ヒップ」だった時代をディグする連載! 1940年代から50年代のニューヨークの音楽シーンには、ドラッグ、とりわけヘロインが隅々まで蔓延していた。ジャズ・ミュージシャンの多くがヘロインにのめり込んでいったのは、たんに「そこにヘロインがあったから」だけではない。なぜ、彼らはヘロインを必要としたのだろうか。音楽とドラッグの結びつきの本質を、当時のニューヨークのジャズ・シーンに探る。 音楽シーンはヘロインだらけ 「パリから戻ってきてから、ハーレムをうろつきまわるようになった。音楽シーンの周りはクスリだらけで、たくさんのミュージシャンが、特にヘロインにどっぷり漬かっていた。ヘロインを打つのがヒップ

                                                            クスリと音楽をめぐる幻想と真実─マイルスが見たヘロイン地獄【ヒップの誕生 ─ジャズ・横浜・1948─】Vol.10 | ARBAN
                                                          • 【津軽旅行記】太宰めぐり - 京都ぬるぬるブログ2.0

                                                            今回の津軽は母と巡ったのでありますが、太宰ゆかりの地巡りでもありました。 中学生の頃であったでしょうか、家の本棚にひっそり埋もれていた『人間失格』に気づいたのは。イヤイヤ期のダメ中学生には魅惑されざるを得ないその書名に惹かれて開いてみたものの、旧字旧仮名本であったため文章が頭に入らず3頁くらいで諦めた(人間失格にも失格した)のでありましたが、それはどうやら母の本で、のちに母が「親が買うてくれた他の本は全然読まへんかったけど、太宰治だけは何回も読んでボロボロになった」「ダメダメなんが面白うて何回も読んだわ」と語るのを聞き、へええ、と意外に思ったものでした。きちんとした大人に見えた母に、ダメを愛するそんな心があるとは知らなんだのでした。『人間失格』はもう少し長じた頃に無事読むことができ、「ワザ、ワザ。」に、葉蔵と一緒に非常なショックを受けたのを覚えています。吉田山の公園で読んでいたため、このシ

                                                              【津軽旅行記】太宰めぐり - 京都ぬるぬるブログ2.0
                                                            • 『かの子撩乱』瀬戸内寂聴/溢れ出る生命力 - 書に耽る猿たち

                                                              『新装版 かの子撩乱』瀬戸内寂聴 講談社文庫 2020.8.29読了 先日井上荒野さんの『あちらにいる鬼』を読んで、瀬戸内寂聴さんの小説を読みたいと思っていた。本当は代表作『夏の終わり』を先に読もうとしていたのだが、本屋でパラパラ見ていたら講談社文庫から刊行されているいくつかの新装版が目に留まる。寂聴さんの小説といえば自らの恋愛を題材にした私小説のイメージだったが、本作品のような伝記小説もあるようだ。 honzaru.hatenablog.com 波乱万丈な岡本かの子さんの生涯。かの子さんは、日本を代表する芸術家・岡本太郎さんの母親である。大阪万博の「太陽の塔」で有名な岡本太郎さんの名前は知っていても、彼の両親のことを知る人は少ないだろう。私もほとんど知らなかった。芸術家を産み出した両親も、やはり同じく芸術に生きる人物であった。父親の岡本一平さんは漫画家、かの子さんは歌人であり小説家である

                                                                『かの子撩乱』瀬戸内寂聴/溢れ出る生命力 - 書に耽る猿たち
                                                              • 「孫正義にハシゴを外されて大損失」それでも尊敬できてしまうワケ

                                                                ビジネス教養としての孫正義 一代で10兆円企業をつくりあげた孫正義氏。その圧倒的なスピードと異次元のスケールにおいて、右に出る者はいない。孫氏を深く知る9人への取材を通して、さまざまな角度から世界的経営者の実像に迫る。さらに、孫氏の行動と発言に関する証言から「事業成長のエッセンス」を抽出。変化の激しいビジネス環境で生き残り、新しい価値を創造するために必要な「学び」と「モチベーション」を数多くお届けする。孫正義の過去と現在を知ることは、現代ビジネスパーソンにとっての「教養」だ。聞き手は評伝『志高く 孫正義正伝 決定版』著者井上篤夫氏にお願いした。右上の「フォロー」ボタンから本連載をフォローいただくと、最新記事の更新がメールで通知されるので、見逃しがなくなります。 バックナンバー一覧

                                                                  「孫正義にハシゴを外されて大損失」それでも尊敬できてしまうワケ
                                                                • 【読書感想】イーロン・マスク(上・下) ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                                                                  イーロン・マスク 上 作者:ウォルター・アイザックソン文藝春秋Amazonイーロン・マスク 下 作者:ウォルター・アイザックソン文藝春秋Amazon Kindle版もあります。 イーロン・マスク 上 (文春e-book) 作者:ウォルター・アイザックソン文藝春秋Amazonイーロン・マスク 下 (文春e-book) 作者:ウォルター・アイザックソン文藝春秋Amazon スペースXが31回もロケットを軌道まで打ち上げ、テスラが100万台も売れ、自身も世界一の金持ちになった年が終わり2022年が始まったとき、マスクは、騒動をつい引き起こしてしまう自身の性格をなんとかしたいと語った。「危機対応モードをなんとかしないといけません。14年もずっと危機対応モードですからね。いや、生まれてこのかたほぼずっとと言ってもいいかもしれません」 これは悩みの吐露であって、新年の誓いではない。こう言うはしから、世

                                                                    【読書感想】イーロン・マスク(上・下) ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                                                                  • 「政治が家業で唯我独尊」「他人の痛みがわからない」周囲が語る河野太郎氏“変節の半生”の正体 - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]

                                                                    「政治が家業で唯我独尊」「他人の痛みがわからない」周囲が語る河野太郎氏“変節の半生”の正体 社会・政治 投稿日:2023.10.28 06:00FLASH編集部 2023年4月、複数の報道機関の世論調査で「首相にしたい人」1位に選ばれていた、次の総理にもっとも近いといわれるデジタル相の河野太郎氏。かつて外相、防衛相など要職を歴任してきた河野氏は、行政改革担当相なども務め、大きな制度上の変更に際して持ち前の突破力を発揮。2021年の自民党総裁戦でも、下馬評では有力候補と目された。 だが、河野氏はこれまで「変節」を重ねてきた政治家だ。かつて自民党の「無駄撲滅プロジェクトチーム」を率いていた河野氏は、2017年に安倍政権で外相に抜擢されるや、「外相専用機」の導入を表明し、批判を浴びた。 その後、ワクチン接種推進担当相に就き、接種の加速化には成功したものの、ワクチン調達に失敗した事実を発表せず、自

                                                                      「政治が家業で唯我独尊」「他人の痛みがわからない」周囲が語る河野太郎氏“変節の半生”の正体 - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
                                                                    • 『春いちばん』再読 ③|角岡伸彦/フリーライター

                                                                      賀川豊彦(1888-1960)の妻・ハル(1888-1982)を主人公にした小説『春いちばん』(玉岡かおる、家の光協会、2022年)を読み直し違和感を覚えたのは、賀川の偉人ぶりやハルの夫に対する従属性だけではない。彼女の容貌に対するコンプレックスの記述が異様に多いのだ。 賀川は明治の末期、神戸・新川しんかわのスラムで、キリスト教の伝道と救貧活動を始めた。それらの体験を含めた自伝的小説『死線を越えて』(改造社、1920年)で、自らの恋愛・結婚観や、ハルとのなれそめを詳しく書いている。『春いちばん』は『死線を越えて』をベースにして書かれているので、賀川の価値観が色濃く出ている。 独身時代に賀川が悩んでいたのは大雑把に言うと、結婚する女性は容貌か性格かという二択問題だった。『死線を越えて』には、見た目に関する記述が頻繁に出てくる。ハルについては、<その婦人は一寸見れば、どこかの細君のようである>

                                                                        『春いちばん』再読 ③|角岡伸彦/フリーライター
                                                                      • 17歳の右翼少年が社会党委員長を刺殺(1960年10月12日)

                                                                        独自に思想を先鋭化した右翼のテロリストが、当時の社会党委員長の浅沼稲次郎氏を刺殺したのは1960年10月12日のことでした。 言論を暴力で封じ込めるテロは現在も昔も許されることではなく、社会は大きな衝撃を受けました。 さらに驚いたのは、犯行に及んだ少年がわずか17歳だったこと。そして、取り調べで一通り話し終えると、自ら命を絶ったことでした。 父親に届いた「虫の知らせ」 その日の深夜、男性がポータブル・ラジオのスイッチを入れたのはまったくの偶然だった。 いつもならぐっすり寝ているはずのその時間、ふと目を覚ました彼が伸びをするように腕を伸ばした先に、そのラジオがあったのだ。 ラジオは臨時ニュースを報じていた。 「……17歳の少年が……少年鑑別所で2日午後……自殺を図り……死亡しました。……臨時特報をお伝えしました」 途切れ途切れに聞こえたアナウンサーの声。 17歳? うちの息子と同じ年齢だ。ま

                                                                          17歳の右翼少年が社会党委員長を刺殺(1960年10月12日)
                                                                        • 散逸が懸念される女性史関係資料、保存・公開の動き相次ぐ 高良留美子と加納実紀代の資料室オープン | 47NEWS

                                                                          日本は欧米に比べてアーカイブ施設の設立が遅れている。とくに女性史関係の資料を保存する施設がとぼしい。1980年代から始まった〝女性史ブーム〟を牽引した研究者や活動家たちが相次いで亡くなる昨今、貴重な資料が散逸することも多く、アーカイブの設立が望まれる。その例として、地域の女性史研究会の資料を未来に向けて保存・継承するための私たちのグループの実践と、女性史研究者・表現者の資料室二つを紹介したい。(敬称略、ノンフィクション作家、女性史研究者=江刺昭子) ▽ようやく寄贈にこぎ着けた休眠資料 1988年から私が代表を務めている神奈川県の女性史研究グループ「史(ふみ)の会」は、これまでに研究誌6冊と、県にゆかりの女性356人のミニ評伝集『時代を拓いた女たちⅠ、Ⅱ、Ⅲ集』を刊行した。評伝集は地域で多様な活動をした女性たちの遺族や関係者に取材し、資料を集めて執筆した。著名な人ばかりではないので資料収集は

                                                                            散逸が懸念される女性史関係資料、保存・公開の動き相次ぐ 高良留美子と加納実紀代の資料室オープン | 47NEWS
                                                                          • メーデー初参加の女性たちに襲いかかる警官 「赤瀾会」メンバーの軌跡 生誕130年の山川菊栄(3) | 47NEWS

                                                                            山川菊栄と生年も没年も同じ女性社会主義者がいる。1890年10月18日、山川より16日早く生まれ、1980年7月15日、山川より3カ月半早く逝った。岡山市出身の九津見房子である。 ■男よりもひどい暴行を受けた 山川が文筆で女性運動をリードしたのに対し、行動するフェミニストだった。闘いの途上で非業の死を遂げた伊藤野枝や金子文子のように、映画や小説で取り上げられることもなく、忘れられた活動家だったが、この夏、同郷の詩人斎藤恵子が評伝『九津見房子、声だけを残し』を出版した。 タイトルの「声だけを…」というのは、『九津見房子の暦 明治社会主義からゾルゲ事件へ』(牧瀬菊枝編、75年刊)に長い活動歴を語っている以外、本人が書いたものがないからで、他の資料もあわせ丹念に読み込んでいる。これも踏まえて、九津見の軌跡と山川のそれを重ね合わせ、日本の女性解放運動の来し方と未来を考えたい。 九津見が社会主義運動

                                                                              メーデー初参加の女性たちに襲いかかる警官 「赤瀾会」メンバーの軌跡 生誕130年の山川菊栄(3) | 47NEWS
                                                                            • 5月22日はM22 IPLの日、ほじょ犬の日、うなぎの未来を考える日 、たまご料理の日、サイクリングの日、ガールスカウトの日、国際生物多様性の日、 抹茶新茶の日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                                              5月22日は何の日? その日の出来事は? 2023年(令和5年) 5月22日はM22 IPLの日、ほじょ犬の日、うなぎの未来を考える日 、たまご料理の日、サイクリングの日、ガールスカウトの日、国際生物多様性の日、 抹茶新茶の日、等の日です。 ●M22 IPLの日 レーザなどの技術を利用した医療機器の輸入・販売などを手がけるルミナス・ビー・ジャパン株式会社が制定。医師の診断のもと、特殊な光を照射して肌を治療するIPL(Intense Pulsed Light)治療器「M22」は薬事承認を得た美容治療に使われる医療機器。IPL治療は施術を受けてから通常の生活に戻るまでのダウンタイムが短いとされる治療だが、医療機器のためリスクがゼロではない。「M22」を用いたより安全でより効果的なIPL治療について知ってもらうことが目的。日付は「M22」のMを英語のMayから5月として、22から22日と読んで5

                                                                                5月22日はM22 IPLの日、ほじょ犬の日、うなぎの未来を考える日 、たまご料理の日、サイクリングの日、ガールスカウトの日、国際生物多様性の日、 抹茶新茶の日、等の日 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                                                              • 直木賞作家の三好徹さん死去 「天使シリーズ」、90歳 | 共同通信

                                                                                推理小説やスパイ小説などを数多く手掛け、「天使シリーズ」で知られる直木賞作家の三好徹(みよし・とおる、本名河上雄三=かわかみ・ゆうぞう)さんが3日、誤嚥性肺炎のため死去した。90歳。東京都出身。 読売新聞記者として勤務する傍ら執筆活動を始め、海外特派員を主人公にした「風塵地帯」で日本推理作家協会賞、家庭裁判所の調査官が主人公の「聖少女」で直木賞を受賞した。地方支局の警察担当記者を描く「天使シリーズ」をはじめ、記者経験を生かした作品で人気を博した。 歴史小説、時代小説なども幅広く執筆し、「チェ・ゲバラ伝」「評伝緒方竹虎」などの評伝も高く評価された。

                                                                                  直木賞作家の三好徹さん死去 「天使シリーズ」、90歳 | 共同通信
                                                                                • 『筑紫哲也「NEWS23」とその時代』かつてジャーナリズムが元気だった時代があった - HONZ

                                                                                  本を読み終えて顔を上げた瞬間、いまどこにいるのかわからないような感覚に襲われた。一瞬とはいえ、自分を見失ったような気がしたのはなぜだろう。いましがた読み終えたばかりの本に書かれていたのは、ついこの間の出来事である。にもかかわらず、この本に描かれた時代といまとはまるで違う世界のようだ。 そうか、とようやく思い至る。文字通り世界が変わったのかもしれない。私たちが暮らす国はすっかり変わってしまったのだ。何によって?何かを得ることで変わったのだろうか。いや、違う。失うことによって変わったのだ。本書は、私たちが失ってしまったものについて書かれた一冊である。 かつて『筑紫哲也NEWS23』という番組があった。1989年10月2日から2008年3月28日まで、TBS系列で平日の23時から放送されていたニュース番組だ。キャスターは、朝日新聞社で編集委員や『朝日ジャーナル』編集長などを務めた筑紫哲也氏である

                                                                                    『筑紫哲也「NEWS23」とその時代』かつてジャーナリズムが元気だった時代があった - HONZ