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  • 対馬の寺から盗まれた仏像 韓国の寺に引き渡し命じる判決 | NHKニュース

    5年前に長崎県対馬市の寺から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像をめぐり、韓国の寺が「中世に日本の倭寇に略奪されたものだ」と主張して引き渡すよう求めていた裁判で、韓国中部のテジョン(大田)地方裁判所は、26日、「仏像は過去、正常でない形で対馬に渡った。韓国の寺に所有権があるとみられる」として仏像を韓国の寺に引き渡すよう命じる判決を言い渡しました。

      対馬の寺から盗まれた仏像 韓国の寺に引き渡し命じる判決 | NHKニュース
    • 対馬で盗難の仏像「返還ダメ」=地裁が仮処分、外交摩擦も―韓国 (時事通信) - Yahoo!ニュース

      【ソウル時事】長崎県対馬市の寺から盗まれ、韓国に運び込まれた仏像について、韓国の大田地裁は26日、寺が仏像を正当に取得したことが証明されるまで韓国政府は日本側に返還してはならないとする仮処分決定を下した。聯合ニュースが報じた。返還を求めている日本側の反発は必至で、外交摩擦に発展する可能性も出てきた。 仏像は観音寺が所有していた県指定文化財の「観世音菩薩坐像」で、朝鮮半島から伝来したとされる。他の仏像と共に盗まれ、1月に韓国人の男が韓国警察に逮捕された。 その後、仏像は忠清南道のプソク寺で造られたと主張する市民団体がプソク寺への返還を求める仮処分を申請していた。 決定は「観音寺が仏像を正当に取得したことが裁判で確定するまで、韓国政府はプソク寺が委任した執行官に仏像を預けなければならない」としている。地裁関係者は「完全に返還しなくてよくなったわけではない。決定が国際法上、通用するか検討も

      • テレビゲームを大学がマジで研究!立命館大学の「ゲームアーカイブ・プロジェクト」がすごい

        京都にある立命館大学では、ファミコンをはじめとする世の中のコンシューマーゲーム機や、アーケードゲーム、PCゲームなど様々なジャンルのゲームをデータベース化するというプロジェクトが進められています。一体どんな活動なのか、取材をしに行ってきました。 以上、イントロ! こんにちは!一番好きなサガはサガフロンティアのアセルス編、山口むつおです。 本日は立命館大学にお邪魔しています。実はこの大学、とある研究室がとんでもない数のゲームを資料として保管しているらしいのです。 それがこちらの研究室です! 今回、この噂を聞いて「レアなゲームとか色々見せてもらえるといいな〜」ぐらいに考えていましたが、実際に行ってみると「日本でゲームが学問の1つとして研究されるようになるまで」の、壮大な歴史の一部を垣間見る事になりました。 先に言っとく!長いで!! 目次: 世の中のゲームを全部データベース化するのが目的、それが

          テレビゲームを大学がマジで研究!立命館大学の「ゲームアーカイブ・プロジェクト」がすごい
        • 故宮博物院「國立」問題(暫定版)

          6月24日から東京国立博物館で開催される特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」 で、告知宣伝素材の一部から「國立」の文字が抜けていたことで台湾側が猛抗議しているとのこと。現時点での報道その他まとめ。東博の会見内容などわかった段階で一時非公開にするかもしれません。

            故宮博物院「國立」問題(暫定版)
          • 自称「愛国者」、対馬仏像窃盗犯の正体は Chosun Online | 朝鮮日報

            韓国最大の発行部数を誇る朝鮮日報の日本語ニュースサイト。朝鮮日報の主要記事をはじめ、社会、国際、北朝鮮、政治、経済、スポーツ、芸能など、韓国の幅広いニュースを速報で届けています。

            • WEB特集 知られざるスティーブ・ジョブズ・コレクション 画廊との20年 | NHKニュース

              ジョブズがマッキントッシュ・コンピューターを発表した1984(昭和59)年1月。スクリーンに現れたのは、テクノロジーとはおよそそぐわない、流れるように美しい黒髪をくしでとかす浴衣姿の官能的な女性だった。 この絵は、橋口五葉(はしぐち・ごよう)という“新版画”の作家が1920(大正9)年に制作した木版画「髪梳ける女」(かみすけるおんな)。当時の関係者は、ジョブズが会社に持ち込んだものを利用したと話している。 ジョブズは、コンピューターを発表する前の1983年6月と、その後の1984年2月に、同じ作品を日本で購入したことがわかっている。ジョブズがとても気に入っていたとみられる。 ジョブズが禅や和食などの日本文化に傾倒していたことは知られているが、“新版画”に熱中していたことは、ほとんど知られていない。 私は、ジョブズがなぜ日本の新版画を採用したのか、以前から不思議に思っていた。そうしたジョブズ

                WEB特集 知られざるスティーブ・ジョブズ・コレクション 画廊との20年 | NHKニュース
              • 対馬で盗まれた仏像「倭寇が略奪」 韓国の寺、遠い返還:朝日新聞デジタル

                長崎県対馬市の観音寺から盗まれた仏像が韓国で見つかって、約3年半がたった。寺も日本政府も盗まれたものは当然、すぐに返されると思っていたが、韓国で保管されたままだ。4月には、この仏像を「倭寇(わこう)に略奪された」と訴える韓国の浮石寺(プソクサ)が、引き渡しを求めて提訴。返還問題の行方はいっそう見通せなくなっている。 浮石寺は韓国中西部の忠清南道(チュンチョンナムド)瑞山(ソサン)市の山の中腹にある。木々の合間から黄海が見える。浮石寺は観音寺から盗まれた「観世音菩薩(ぼさつ)坐像(ざぞう)」の「本当の所有者」を主張している。「観世音菩薩様は帰ってこなければなりません」。境内にはこんな垂れ幕がかかっていた。 「仏像は倭寇に略奪された。所有者の浮石寺に返すべきだ」。円牛(ウォンウ)住職(47)はこう繰り返した。浮石寺が「所有者」と主張するのは、仏像の中から「結縁文」が見つかり、1330年に浮石寺

                  対馬で盗まれた仏像「倭寇が略奪」 韓国の寺、遠い返還:朝日新聞デジタル
                • 九大総合研究博物館、資料・標本が散逸の危機 移転後の保存先決まらず 福岡

                  九州大学箱崎キャンパス(福岡市東区)の総合研究博物館で保存する資料や標本が、散逸の危機にさらされている。キャンパスは平成30年度までに同市西区に移転するが、移転先で博物館の新設予定はなく、保存方法も決まっていない。数百万点に及ぶ資料には、希少なコレクションも多数含まれているだけに、関係者は強い危機感を抱く。(高瀬真由子) 白亜紀のアンモナイトの化石や、弥生時代を中心とした3千体以上の人骨、世界的学者が収集した鉱物や、新種の基準となった昆虫の標本。九大には、各分野の第一人者が収集し、研究に使われた資料が保存されている。 九大は100年以上の歴史をもつだけに、蓄積した資料は膨大だ。増加を続けることもあって正確な点数は分からないが、把握できているものだけで750万点に上る。これらの資料を、総合研究博物館や各学部で管理する。 博物館は平成12年、貴重な資料を、教育などに有効活用しようと、箱崎キャン

                    九大総合研究博物館、資料・標本が散逸の危機 移転後の保存先決まらず 福岡 
                  • (朝鮮日報日本語版) 対馬仏像:専門家「略奪文化財認定、韓国は国際的な信用を失った」 (朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース

                    大田地裁が26日、韓国・浮石寺(忠清南道瑞山市)に引き渡すよう命じる判決を下した「観世音菩薩坐像」は、2012年に韓国の文化財窃盗団が日本の長崎県対馬市の寺「観音寺」から盗み、韓国にひそかに持ち込んだものだ。窃盗団はこの時、仏像2体を対馬から違法に持ち込んだ。もう1体の「銅造如来立像」は韓国で所有権の主張がなかったため、2015年7月に対馬の海神神社に返還された。 しかし、観世音菩薩坐像は浮石寺が「もともと我が寺の仏像だから返してほしい」と要求、5年間にわたり所有権争いが続いていた。浮石寺が韓国政府を相手取り訴訟を起こすと、大田地方検察庁は文化財庁に調査を依頼した。文化財庁は専門家21人からなる調査団を設立、2014年9月から4カ月間調査を行った。仏像を韓国に持ち込んだ経緯が争点だった。文化財庁は「浮石寺で仏像が作られたのは確かだが、略奪されたという決定的な証拠はない」という結論を出した

                      (朝鮮日報日本語版) 対馬仏像:専門家「略奪文化財認定、韓国は国際的な信用を失った」 (朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
                    • 盗難の仏像「返還しない」主張 NHKニュース

                      長崎県の寺から盗まれて韓国で見つかった仏像がまだ返還されていない問題を巡り30日、ソウルで討論会が開かれ、参加した韓国人の間からは「仏像はもともと韓国内の寺が所有していたもので、返還すれば文化財に対する主権を放棄したことになる」といった主張が相次ぎました。 この問題は、去年10月に長崎県対馬市の神社や寺から仏像2体が盗まれ、ことし1月に韓国で見つかったものです。 2体のうち「観世音菩薩坐像」については、韓国の裁判所が、「もともと所有していたのは自分たちだ」と主張する中部のプソク寺の檀家の請求を認めて、仏像が対馬市に渡った経緯が明らかになるまで返還できないとする仮処分の決定をしたため、今も韓国政府が保管したままです。 これに関して30日、ソウルでプソク寺の住職らが討論会を開き、参加した研究者や国会議員などからは、「仏像を盗んだ行為は悪いが、もともとは日本によって略奪されたものだ」という意見が

                      • asahi.com(朝日新聞社):英国に蔵書寄贈「待った」 考古学協会、16日再協議 - 文化トピックス - 文化

                        英国に蔵書寄贈「待った」 考古学協会、16日再協議(1/2ページ)2010年10月11日11時21分 倉庫に棚積みされた、日本考古学協会の蔵書=2月、埼玉県所沢市、同協会提供 国内有数の考古学の専門書群5万6千冊余りの行き先が問題になっている。所蔵する日本考古学協会が受け入れ先を公募し、英国の研究所に寄贈が決まった。それに一部の会員が反発、16日に協会としての対応をあらためて協議することに。騒動には、蔵書を持て余し活用できなかったという長年の経緯もからんでいる。 ■預け先転々 長年活用できず 「学問の責務についての自覚を決定的に欠いている」「協会蔵書は、理事会の私物ではない」「信じがたい愚行」……。協会の有志が7月に発表した意見書には、強い表現が連なる。9月9日には、海外への蔵書寄贈に反対する会員489人の署名を提出。定款を満たすため、協会は10月16日に臨時総会を開き、寄贈先について再び

                        • 謝罪もせず「研究させろ」とは何事か アイヌ民族と研究者の初対話から考えた「知りたい欲求」が持つ暴力性:東京新聞 TOKYO Web

                          アイヌ民族の文化やDNAの研究に関し、先住民族としての権利や尊厳を定めた研究倫理指針の最終案が公表された。日本人類学会などが作成し、盗掘や遺族の同意を得ていない遺骨の利用を禁じることなどを明記したが、植民地主義に根差した過去の不正義に対する「謝罪」はない。「研究ありき」の姿勢も維持したままで世界の潮流からは程遠い内容だ。日本の研究者たちが掲げてきた「学問の自由」の暴力性について考えた。(木原育子)

                            謝罪もせず「研究させろ」とは何事か アイヌ民族と研究者の初対話から考えた「知りたい欲求」が持つ暴力性:東京新聞 TOKYO Web
                          • 韓国:日本へ返還「慎重に」…仏教界、対馬で盗難の仏像に- 毎日jp(毎日新聞)

                            • Kindle日本進出、しかしなあ: 極東ブログ

                              朝方iPadを見ていると、Kindleアプリの更新が入っていて、おやっと思って見ると、やはり今日から始まる日本サービスの対応だった。さすが対応が早いなとも思ったが、以前からこれ、日本語の辞書などもこっそり内蔵していたから、あらかた準備は出来ていたのだろう。さて、問題は、米国アマゾンのKindleサービスとの連携である。 ネットの情報を当たってみると、米国で購入済みのKindle書籍は日本版のKindleでも利用できるとのことで、ほっとしたのだが、その仕組みを調べたら、なんのことはない、日本と米国のアカウントを統合しろというのだ。それでもいいかと思ったら、とんでもないことがわかった。一度どっちかに統合したら戻せないというのだ。しかも、米国と日本でKindleのサービス内容が違うのである(参照)。 先日Newsweekが電子版のみになったのだけど、これって、実際のところKindleで読むように

                              • ロシアのエルミタージュ美術館が貸出中の美術品を返却するようイタリアの美術館に要求

                                ロシア・サンクトペテルブルクにある世界最大級の美術館・エルミタージュ美術館が、イタリアの美術館に貸し出している作品を返還するよう求めていることがわかりました。 Picasso, la Russia chiede all'Italia la restituzione delle opere d'arte in prestito - La Stampa https://www.lastampa.it/esteri/2022/03/09/news/la_russia_chiede_il_rientro_delle_opere_in_prestito_all_estero_l_ermitage_alla_fondazione_fendi_ridateci_il_nostro_picass-2870914/ The Hermitage museum in St Petersburg has dema

                                  ロシアのエルミタージュ美術館が貸出中の美術品を返却するようイタリアの美術館に要求
                                • 高麗仏画が日本から韓国へ里帰り 「信頼あればこそ」:朝日新聞デジタル

                                  【ソウル=中野晃】朝鮮半島で仏教が栄えた高麗時代の仏画が500余年ぶりに日本から韓国に戻り、24日からソウルで展示されている。対馬で盗まれた高麗期の仏像の返還が日韓の懸案となる中、貴重な文化財を紹介したいという韓国の関係者の求めに所有する山梨の寺院が応じ、初めての「里帰り」を果たした。 仏教系で知られる東国大の博物館長の鄭于澤(チョンウテク)教授(美術史学科)は昨年、山梨の寺を訪ね、朝鮮半島由来の仏画を調査した。創建時の約500年前から本尊としてまつってきたとの記録があったが、鄭教授は仏画の隅に制作年代として「1359年」のすかしがあるのを発見。「純金で描かれた高麗仏画が日本に」と韓国の学会で発表した。 寺に何度も足を運んだ鄭教授は今年、同館の開館50周年の特別展で紹介したいと提案。寺側は承諾し、地元の関係者を集めて17日に法要をし、門外不出だった秘宝を初めて送り出した。

                                  • 日本へ持ち出された韓国文化財 93年ぶりに故郷へ | 聯合ニュース

                                    【梁山聯合ニュース】植民地時代に日本に持ち出された韓国南部、慶尚南道・梁山地域の文化財が93年ぶりに故郷に戻り、展示される。 梁山市などは9日、同市と梁山遺物展示館が「梁山」という地名が使用されて600年になるのを記念し、10月15日から来年1月12日まで「100年ぶりの帰還 夫婦塚特別企画展」を開催すると明らかにした。 企画展には夫婦塚から出土した金銅馬鞍、勾玉(まがたま)の首飾り、金製の耳飾りなど68点が展示され学界からも注目を集めるとみられる。金銅馬鞍は韓国で出土した中で最も精巧なものとされる。 6世紀の新羅時代のものとみられる夫婦塚は、同市内にある古墳の中で規模が最も大きい。 これら文化財は日本の植民地時代だった1920年に、日本人が夫婦塚から掘り出し日本に持ち出した。 韓国と日本は1965年に「文化財及び文化協力に関する協定」を締結し、日本に残る韓国の文化財の返還を進めてきたもの

                                      日本へ持ち出された韓国文化財 93年ぶりに故郷へ | 聯合ニュース
                                    • 大英博物館、パルテノン神殿の大理石彫刻をギリシャに返還へ。世界に広がる略奪美術品返還の動き|ARTnews JAPAN

                                      大英博物館、パルテノン神殿の大理石彫刻をギリシャに返還へ。世界に広がる略奪美術品返還の動き 2023年1月5日 INTERNATIONAL 大理石彫刻は、スコットランド人貴族のエルギン卿によってアテネのパルテノン神殿から剥奪された後、1832年から大英博物館で展示されている。これらの返還について、同博物館とギリシャ政府が数ヶ月にわたって話し合いを行っていたと先月、ギリシャの新聞Ta Neaが報じた。 大英博物館のジョージ・オズボーン会長は、何世紀にもわたる論争を解決するための取引を行う意思を示していたが、会長も同館の評議員も、具体的に話し合いが始まったことは認めていない。 1月3日、ブルームバーグは、オズボーンとアテネのアクロポリス博物館が、「数年間の交換条件で、大理石彫刻の一部をアテネに返還する」貸与契約を進めていると報じている。匿名の情報筋によると、契約は物品交換が含まれる可能性があり

                                        大英博物館、パルテノン神殿の大理石彫刻をギリシャに返還へ。世界に広がる略奪美術品返還の動き|ARTnews JAPAN
                                      • 対馬の盗難仏像「日本に返還を」 韓国で異例の集会:朝日新聞デジタル

                                        長崎県対馬市の寺から韓国人窃盗団が盗んだ仏像を日本に返還するよう求める集会が12日、ソウルで開かれた。韓国人ら約50人が参加。集会では「韓国人が盗んだ仏像を返さないなら、法治国家と言えない」とし、韓国政府に対し、日本への早期返還を求めた。こうした集会が韓国で開かれるのは異例だ。 問題の仏像は、対馬市にある観音寺の長崎県指定有形文化財「観世音菩薩坐像(ぼさつざぞう)」。2012年に盗まれ、13年に韓国で窃盗団が検挙された。仏像も押収され、韓国で保管されている。しかし、韓国の浮石(プソク)寺が日本の海賊「倭寇(わこう)」に略奪された可能性があるとして、所有権を主張。韓国政府に引き渡しを求める訴訟を起こしている。 この日、集会を主催したのは日韓の歴史問題の解決を求める韓国の政党などで、戦時中に朝鮮半島から動員された「徴用工」の遺族らも参加した。主催者側は「私たちが日本に歴史に対する謝罪と反省を求

                                          対馬の盗難仏像「日本に返還を」 韓国で異例の集会:朝日新聞デジタル
                                        • 考古学協会 所蔵資料の保存施設を公募 NHKニュース

                                          考古学の研究者らの全国的組織、日本考古学協会は、所蔵する遺跡の調査報告書などが6万冊以上に上り、保管場所の確保や費用の負担が大きくなったとして、これらの蔵書を受け入れてくれる施設の公募を始めました。 日本考古学協会は、全国の遺跡の調査報告書や地域の研究者による考古学の論文集など、協会にしかないとみられる貴重な資料も含め、6万2000冊余りを、およそ60年かけて集めてきました。 しかし、保管場所の確保や費用が負担になり、いったんはイギリスの民間の研究所に寄贈することが決まったものの、「蔵書は文化財に等しく、国家的な損失だ」という声が会員から上がったため、先月25日に行われた総会で、蔵書を受け入れてくれる国内の施設を公募することにしました。 応募できるのは、国内の大学や公立の図書館、研究機関のほか、それに準ずる施設で、利用者が閲覧やコピーをできるように管理することが求められています。 公募の期

                                          • 日本の漫画がアメリカに買われる!? | 日刊SPA!

                                            漫画という言葉が広く知られるようになったのは、浮世絵師葛飾北斎が描いた「北斎漫画」という画集が出された頃からだ。それまでは人物や動物をデフォルメした略画は、戯画とか鳥羽絵とか言われていた。黒装束の忍者を漫画に描いたのも北斎だ。 江戸時代には黄表紙と呼ばれる挿絵付きの通俗読み物が流行っていたが、中でも恋川春町は自分で文章も絵も描いていた。漫画のルーツはむしろこっちの方かもしれない。 「漫画」という表記は江戸、明治、大正を経て昭和30年ごろまでは主流だったが、コミックスという言葉が登場する昭和40年ごろからはカタカナの「マンガ」という表記が主流となる。露天や駄菓子屋で売られていた赤本、貸本屋で貸し出されていた貸本では「漫画」を使うことが多いが、書店で売られていた週刊雑誌、単行本には「マンガ」を使っている。 昭和の終わりから平成にかけてマンガはアニメの原作本として海外で広く認知されることとになり

                                              日本の漫画がアメリカに買われる!? | 日刊SPA!
                                            • 消えた仁王像 出雲の「村の宝」がオランダで展示の謎 数奇な運命がむすんだ人々の縁:朝日新聞GLOBE+

                                              アムステルダム国立美術館のアジア館に展示されている仁王像。その故郷は島根県仁多郡奥出雲町にある岩屋寺だ=2023年6月、筆者撮影 ヨーロッパ唯一の仁王像は、アジア館の目玉 アジア館地下ギャラリーの一番奥で、静かににらみをきかせて来館者を待ち受ける阿形像と吽形像は、身の丈2メートル37センチの木像だ。 美術館によれば、作者は不明で14世紀に造られたものらしい。阿形像の後頭部内側にある墨書から、すでに廃寺となった島根県仁多郡奥出雲町にある岩屋寺(いわやじ)にあったものと判明している。 そして、この墨書と岩屋寺の古文書から、運慶や快慶を生んだ「慶派」の仏師康秀(こうしゅう)が像の修復を行っていたこともわかった。日本の古美術は、出所を明かさずに売買されることが多いらしく、このように詳細が明らかになることは珍しい。 2004年、アジア館のチーフキュレーター、メノー・フィツキさんは、京都の古美術商でこ

                                                消えた仁王像 出雲の「村の宝」がオランダで展示の謎 数奇な運命がむすんだ人々の縁:朝日新聞GLOBE+
                                              • 略奪された美術品をマサチューセッツ州の屋根裏で発見、米FBIが日本に返還

                                                (CNN) 米マサチューセッツ州で第2次世界大戦に従軍した男性の遺品の中から日本の美術品が発見され、米連邦捜査局(FBI)が沖縄に返還した。 FBIによると、美術品は退役軍人だった父親の遺品を整理していた遺族が屋根裏で発見し、「極めて貴重なアジアの美術品」と判断してFBIに連絡した。FBIによると、この男性が太平洋戦争に従軍したことはなかった。 「巻物や陶器、古代の地図があった。古くて貴重なものに見えた」。FBIボストン支部の美術品犯罪調整官で、FBI美術品犯罪捜査班のジェフリー・J・ケリー特別捜査官はそうコメントしている。 「そこでちょっとした調査を行い、巻物は20年ほど前、FBIの国家盗難美術品ファイルに登録されていたものと断定した」 発見された美術品は、18~19世紀に描かれた6巻の巻物や、19世紀に手書きで制作された美しい沖縄の地図、皿や鉢、急須などの陶器や陶磁器など。 首都ワシン

                                                  略奪された美術品をマサチューセッツ州の屋根裏で発見、米FBIが日本に返還
                                                • 47NEWS(よんななニュース)

                                                  パシリ、家畜…いじめられ女児欠席、さらに「陰キャ」と言われ不登校に 学校も対応悪く怒った親 重大事態の認定も遅すぎ…「報告書に関わるから」と遅れた理由を伏せていた市、じつは「法の理解不足」が理由だった

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                                                  • オランダ政府が略奪文化財を返還へ。植民地時代の不正を是正

                                                    オランダ政府が略奪文化財を返還へ。植民地時代の不正を是正植民地支配下や戦争で占領された国家から、略奪や盗掘などによって不当に持ち出された文化財について、オランダ政府が本来あるべき国へと返還する方針を発表した。 オランダ・アムステルダム Photo by Adrien Olichon (C) Unsplash 植民地支配下や戦争で占領された国家から、略奪や盗掘などによって不当に持ち出された文化財をめぐり、被略奪国が返還を要求するという事態が多発している。そんな略奪文化財について、オランダ政府が返還する方針を発表した。 今回の決定に伴い、オランダ政府は被略奪国による返還要求や文化財の取得過程における合法性を評価する独立評価委員会を設立。返還対象となるのは、オランダが保有する文化財で、国が要求を提出することが条件となっている。 旧オランダの植民地から盗まれたものであることが証明できる文化財は、無

                                                      オランダ政府が略奪文化財を返還へ。植民地時代の不正を是正
                                                    • 日本からロシアへ返却中の美術品、フィンランド税関が押収。プーシキンの所蔵品も

                                                      日本からロシアへ返却中の美術品、フィンランド税関が押収。プーシキンの所蔵品もフィンランド税関は4月6日、日本やイタリアからロシアに輸送途中だった美術品を押収したことを発表した。いっぽう、タス通信はこれらの作品がすでに返還準備に入っていることを伝えている。 プーシキン美術館 出典=https://pushkinmuseum.art/museum/buildings/main/index.php?lang=en ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続くなか、欧州連合(EU)はロシアとベラルーシに対して大規模な制裁を課している。この制裁によって、美術館の所蔵作品が押収される結果となった。 フィンランド税関は4月1日から2日にかけ、フィンランドとロシアの国境検問所であるヴァーリマーで3件の船舶による美術品輸送を阻止。うち1隻を押収したと明らかにしている。artnet newsによると、その額は保険

                                                        日本からロシアへ返却中の美術品、フィンランド税関が押収。プーシキンの所蔵品も
                                                      • 対馬の仏像 「略奪と断定は困難」韓国文化財庁 | NHKニュース

                                                        長崎県対馬市から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像が、「中世に日本側に略奪されたものだ」という訴えを受けて返還されていない問題で、韓国文化財庁は「略奪されたと断定するのは困難」という調査結果を出していたことが分かりました。これを踏まえて、韓国の検察が返還を巡ってどのような判断をするか注目されます。 この仏像を巡っては、韓国の寺の信者らが「もともと倭寇に略奪されたものだ」と訴え、韓国の裁判所が2013年2月に返還を差し止める仮処分を決定しています。 韓国の法律では、仮処分から3年間、裁判が起こされなければ、検察などが裁判所に対して処分の取り消しを申請することができますが、3年が過ぎた現在も、そうした申請が行われていません。 「観世音菩薩坐像」について、NHKは、韓国の情報公開制度に基づき、韓国文化財庁が検察からの依頼でまとめた調査報告書を入手しました。この中で、韓国文化財庁は「倭寇に略奪さ

                                                          対馬の仏像 「略奪と断定は困難」韓国文化財庁 | NHKニュース
                                                        • 47NEWS(よんななニュース)

                                                          重度障害者向けのグループホーム、自治体の3割が「問題がある」と運営実態に懸念 新潟市は「どちらかといえば問題がある」、全国の自治体調査

                                                            47NEWS(よんななニュース)
                                                          • 東京国立博物館「顔真卿」初来日で起きた「中台大批判」に答える:野嶋剛 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

                                                            上野の東京国立博物館(東博)で、特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」が開かれている。日本でも顔真卿(がんしんけい/709~785)の名前を聞いたことがある人は少なくないだろう。中国史のなかで1、2を争うと目される唐代の書家で、その「天下第二の行書(楷書を崩したもの)」と呼ばれる名筆「祭姪文稿」(さいてつぶんこう)が台北・國立故宮博物院から貸し出されたのだ。 会期は1月16日から2月24日までを予定しており、中国文化に親しんでいる人は特に見逃したくない展示である。

                                                              東京国立博物館「顔真卿」初来日で起きた「中台大批判」に答える:野嶋剛 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
                                                            • アイヌ遺骨:返還に壁、独研究140年の歴史 | 毎日新聞

                                                              当時ウィルヒョウが描いた頭骨のスケッチのコピー=ベルリンで2016年7月6日午前9時59分、中西啓介撮影 【ベルリン中西啓介】ドイツで見つかったアイヌ民族の遺骨について、北海道アイヌ協会は返還を求める方針だ。だが、ドイツ側は「不適切な収集」の裏付けなどが必要だとの考えだ。長年放置されてきた遺骨の調査には、140年以上という歴史の壁が立ちはだかっている。 「不適切収集」の証明必要 ベルリン中心部の国立図書館に19世紀発行の民族学誌が収蔵されていた。すり切れた布張りの表紙を開くと、アイヌの頭骨のイラストが次々と現れた。 執筆したのは、ベルリン大教授のルドルフ・ウィルヒョウ(1821〜1902年)。細胞病理学や人類学の礎を作った「権威」だ。

                                                                アイヌ遺骨:返還に壁、独研究140年の歴史 | 毎日新聞
                                                              • 考古学協会の蔵書寄贈凍結 臨時総会で反対上回る - MSN産経ニュース

                                                                日本考古学協会(東京、菊池徹夫会長)が所蔵している遺跡発掘報告書など約5万6000冊の蔵書が英国の研究所に一括寄贈されることになった問題で、協会は16日、兵庫県明石市内で臨時総会を開き、会員に賛否を聞くために投票した結果、反対が上回り、寄贈がいったん凍結されることが決まった。今後、協会員以外の第三者を含めた特別委員会を設けて対応を検討する。 総会では「発掘報告書は失われた遺跡の貴重な記録。知的財産の海外放出は許されない」など会員から反対の声が相次ぎ、投票の結果、賛成922、反対1111となった。 協会関係者によると、すでに英国のセインズベリー日本芸術研究所に蔵書を寄贈する覚書を今年3月に交わしているが、いったん白紙に戻す可能性もあるという。

                                                                • 「人間と認められず」研究材料に 樺太アイヌの遺骨、豪から初返還へ | 毎日新聞

                                                                  日本最北端の宗谷岬から43キロ先に見える樺太(サハリン)=北海道稚内市で2022年10月24日午前8時58分、千葉紀和撮影 「ようやく初めの一歩。でも、私たちは少数者の中の少数者。その存在は、まだまだ認められていない」 樺太(サハリン、現ロシア領)に住んでいたアイヌ(エンチウ)の子孫らで作る「エンチウ遺族会」会長の田澤守さん(67)=札幌市=は、民族の苦難の歴史に思いをはせた。 オーストラリアの博物館が保管しているアイヌ民族の遺骨4体を巡り、日本側に返還することで両政府が合意したことが、政府関係者らへの取材で判明した。うち1体は樺太で収集された記録があり、同遺族会が返還を求めてきた。政府とアイヌ団体の代表者らが5月にも現地を訪れ、返還を受ける見通し。樺太アイヌの遺骨は日本の大学も研究材料として多数保管しており、国内でも返還が進む可能性がある。 樺太アイヌの遺骨が地域に返還されるのは初めて。

                                                                    「人間と認められず」研究材料に 樺太アイヌの遺骨、豪から初返還へ | 毎日新聞
                                                                  • 時論公論

                                                                    混沌とした時代、次々と押し寄せるニュースの裏に、何があるのか? 「時論公論」は“明日を生きる指針”を提供する解説番組です。

                                                                      時論公論
                                                                    • 旅する書物を追って中国から日本にやって来た研究者。| UTOKYO VOICES 082 | 東京大学

                                                                      大学院人文社会系研究科 アジア文化研究専攻 教授 陳 捷 旅する書物を追って中国から日本にやって来た研究者。 「子どもながらに、世の中に大きな変動が起きていることは日々感じていました」 陳の小学生時代は、中国を吹き荒れた文化大革命の後半に当たっていた。 学校の授業では孔子の言葉を批判することもあった。その時々の政治情勢次第で、子どもの本に出てくるような歴史上の人物の評価すらころころ変わった。 陳が古文献学に惹かれたのはそのためだ。史料研究ならば、誰かの価値観による評価を教わるのではなく、史料を直接見て自分の頭で判断できる。 北京大学に進み、中国古典の研究者となった陳は1994年に日本を訪れた。目的は、中国では失われた中国の古典籍を日本で探すこと。調査を進めるうちに、明治時代に来日した中国人が日本で漢籍を探し集めた時の記録に出会った。 「彼らは日本語が話せないので、日本人と情報交換する際には

                                                                        旅する書物を追って中国から日本にやって来た研究者。| UTOKYO VOICES 082 | 東京大学
                                                                      • 米Amazonから買った国際版Kindle端末や電子書籍はどうなるのか

                                                                        Kindle端末の国内発売を待てずに、米国のAmazon.comから国際版のKindle端末を購入したユーザーは少なくないはず。国際版では日本語を入力できないが、表示することはできるからだ。また、iOSやAndroid向けのKindleアプリを使ってAmazon.comからコンテンツを購入したユーザーも少なからずいることだろう。 そこで単純な疑問がわいてくる。国際版のKindle端末や既存のKindleアプリで日米双方のAmazonからコンテンツを購入して閲覧できるのかということだ。日本のKindleストアがオープンした2012年10月25日午前、カスタマサービスにメールで問い合わせてみた。すると、同日午後には早々と返事が到着した。その内容をかいつまんで説明すると、以下のようになる。 まず、Amazon.co.jpで購入したコンテンツを閲覧できるのは、Kindle Paperwhite以降

                                                                          米Amazonから買った国際版Kindle端末や電子書籍はどうなるのか
                                                                        • 【コラム】もし日本人窃盗団がソウル国立古宮博物館の屋根から侵入すれば(1)

                                                                          先週から国立古宮博物館で異色の展示会が開かれている。 地下1階の王室の会話室に設置された「日帝強占期 宮中の日本絵画」展だ(5月26日まで)。 展示された日本作品は2点。 京都派画壇の代表的人物で動物画を主に描いた清水東雲の鷹・熊絵屏風セットと作者未詳の能の刺繍作品だ。 雪が積もった冬、翼を広げて松の木に止まった鷹と子熊を口にくわえた母熊を描写した清水の作品は、1910年ごろ描かれたものと推定される。 刺繍作品も20世紀初めに宮中に流入したという。 古宮博物館の関係者は「2点のほかにも日本画家の作品数十点を保有している」と述べた。 主に韓日強制併合の前後に来韓、皇室で活動した人たちのものという。 この人たちは朝鮮総督府の依頼を受け、純宗の肖像画、宮中装飾画などを制作した。 日帝の侵略は政治・経済だけでなく、文化部門でも進められていたのだ。 展示場を見回ると、帝国の落日に対する苦い思いが深ま

                                                                            【コラム】もし日本人窃盗団がソウル国立古宮博物館の屋根から侵入すれば(1)
                                                                          • 韓国が文化財「返還」運動を加速するワケ

                                                                            2015年には国交正常化50年を迎える日韓関係。だが現在の両国関係は、朴槿恵大統領が安倍晋三首相との会談を拒否し、中国寄りの姿勢を強めるなど、友好とはほど遠い状態だ。 理由は歴史認識問題や慰安婦問題などだが、両国間にはもうひとつ問題がある。日本に存在する朝鮮半島由来の文化財は韓国政府の発表によると6万1409点あるとされるが、その返還運動が起こっているのだ。 7月31日には、東京国立博物館に「保管中止要請書」が送付されてきた。送り主は韓国の海外搬出文化財の返還請求を求めている僧侶の慧門氏が代表を務める市民団体「文化財自分の位置取り戻す」だ。 要望書の内容は、同館が所蔵する小倉コレクションのうち、朝鮮大元帥兜、金冠塚など34点の保管を中止しろというもの。8月20日まで中止しない場合は、日本の裁判に訴えるという。 小倉コレクションとは、南鮮合同電機や朝鮮電力などの社長を務めた小倉武之助氏が併合

                                                                              韓国が文化財「返還」運動を加速するワケ
                                                                            • 貸し出されたクリミアの美術品、返却はウクライナそれともロシア?

                                                                              ウクライナ・ドネツク(Donetsk)にある博物館の外で戦車の上に立つ親ロシア派の活動家たち(2014年3月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/ALEXANDER KHUDOTEPLY 【4月10日 AFP】ウクライナ南部のクリミア(Crimea)半島の4つの博物館が、同半島のロシア編入前にオランダの博物館に貸し出していた貴重な美術品などの数々が戻ってこないのではないかと懸念している。 紀元前2世紀から中世後期の豊富な所蔵品のコレクションは、クリミア半島における混乱が起こる前にアムステルダム(Amsterdam)のアラード・ピアソン博物館(Allard Pierson Museum)へ特別展示のために貸し出された。 クリミアとアムステルダムの博物館職員たちは今、特別展示が終わった後にコレクションはロシアとウクライナ、どちらのものになるのかと心配している。 「契約書では、これらの所蔵品はウ

                                                                                貸し出されたクリミアの美術品、返却はウクライナそれともロシア?
                                                                              • 夜の闇に紛れて墓地から持ち去った?大学に残る先住民遺骨の謎 | 毎日新聞

                                                                                入手経路が分からない海外の先住民の遺骨が、国内の大学に眠っているらしい――。そんな話を聞き関連資料をたどっていくと、三つの国立大に行き着いた。その過程で、遺骨は東南アジアにいた日本人が戦前、夜の闇に紛れ先住民の墓地から掘り出して持ち帰ったもの、というストーリーが見えてきた。 そもそも、なぜ先住民の遺骨が研究の対象になるのか。 ヒトの生物学的な違いなどを研究する「人類学」は19世紀末、植民地主義が広がる欧州で生まれた。欧州各国の植民地だったアジアやアフリカなどの先住民は「より原始的」とみなされ、遺骨の中で特に頭骨が収集されていた。現在は、自然人類学や形質人類学などの分野に細分化されている。 東京大教授がアイヌなどの遺骨収集 国内で人類学の基礎が築かれたのは、明治期だ。当時の東京帝国大医科大(現・東京大医学部)の教授を務めた小金井良精(よしきよ)氏(1859~1944年)は、アイヌ民族など国内

                                                                                  夜の闇に紛れて墓地から持ち去った?大学に残る先住民遺骨の謎 | 毎日新聞
                                                                                • 略奪のアフガン文化財、返還へ 日本に流れた102点:朝日新聞デジタル

                                                                                  拡大する ブッダ(中央)を大勢の弟子たちが囲む仏教彫刻「カーシャパ兄弟の仏礼拝」。2~3世紀ごろの作品で、アフガニスタンに広まった仏教美術の代表作。アフガン国立博物館に展示されていたが、1990年代に流出し、日本で見つかった=東京国立博物館、乗京真知撮影 紛争下のアフガニスタンから盗み出された貴重な文化財のうち、日本で見つかった仏像や壁画などがおよそ20年ぶりにアフガン側に戻される。闇市場を通じて流れ着き、専門家らが一つひとつ集めてきた102点が、返還を前に東京で公開されている。 カブールの国立博物館に黒い覆面の男たちが押し入ったのは2001年夏、タリバーン政権下のことだった。「仏像は(イスラム教が禁じる)偶像崇拝につながる」と主張し、収蔵品をハンマーで破壊した。 「木箱に隠した品も次々と見つかり、壊されました。隠し場所を教えなかったため、家族を殺された仲間もいました……」。学芸員のハキム

                                                                                    略奪のアフガン文化財、返還へ 日本に流れた102点:朝日新聞デジタル