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  • 沖縄戦没者の“遺骨の声”が聞こえる─台湾有事で沖縄はまた「捨て駒」にされるのか | 遺骨収集人・具志堅隆松の闘い

    ガマを掘る人「ガマフヤー」 具志堅隆松は、じめじめとしたガマ(洞窟)の中でしゃがみ込んだ。そばには、土埃でくすんだ色をした遺骨が積み重なっている。ルビー色のフレームに細長いレンズのメガネを鼻先に引っかけたその姿は、まるで宝石を鑑定しているようだ。 彼は縁の欠けた三日月形の骨を取り、荒れた手でそっと撫でた。大腿骨と脛骨の間にある半月板で、大きさから察するに、子供のものだろうと話す。 遺品も出てきた。ヤゴという名前の人の櫛、時計の文字盤、ボタン、歯ブラシ、錆びついた手榴弾のキャップ……。洞窟のすぐ外には、細かく張りめぐらされたクモの巣がかかっている。

      沖縄戦没者の“遺骨の声”が聞こえる─台湾有事で沖縄はまた「捨て駒」にされるのか | 遺骨収集人・具志堅隆松の闘い
    • 「遺骨収集より今生きている人を優先すべき」立民・米山氏の投稿に沖縄県連が抗議文「断じて容認できない」 | 沖縄タイムス+プラス

      立憲民主党の米山隆一衆院議員(新潟5区)が戦没者の遺骨収集を巡りツイッター上で「今生きている人を優先すべき」などと主張した件について、同党沖縄県連(喜友名智子代表)は21日、米山氏と党本部に対して「断じて容認できない」とする抗議文を送付した。県連は米山氏らに沖縄の歴史を踏まえた対応を求めている。

        「遺骨収集より今生きている人を優先すべき」立民・米山氏の投稿に沖縄県連が抗議文「断じて容認できない」 | 沖縄タイムス+プラス
      • 『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』今も1万人の遺骨が見つからない。日本政府に遺骨収集への考え方を問う - HONZ

        硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ 作者: 酒井 聡平 出版社: 講談社 発売日: 2023/7/27 太平洋戦争末期、小笠原諸島の硫黄島でアメリカ軍と栗林忠道陸軍中将率いる日本軍の激戦があったことは、クリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』で若い人にまで広く知られている。 日本軍兵士約2万3000人のうち戦死者は約2万2000人。だが1万人分の遺骨がいまもなお見つかっていないということを知っているだろうか。 著者の祖父は小笠原諸島父島の防衛に携わる部隊に居り、終戦後は衰弱した身体で帰還した、と著者は幼い頃より聞かされて育った。 北海道新聞の記者となってから、硫黄島で玉砕した戦没者の遺児で遺骨収集団に15回も参加している三浦孝治さんと出会う。 取材者として参加することは禁じられていた。だがすでに老齢に達していた三浦さんから聞く遺骨収集の過酷な現実に衝撃を受けた著者は参加を決意する。

          『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』今も1万人の遺骨が見つからない。日本政府に遺骨収集への考え方を問う - HONZ
        • えのき堂 on Twitter: "民主党が政権についていた2010年、菅直人首相は硫黄島の遺骨収集の予算を大幅に増額する。菅は政府の特命チームを米公文書館に派遣して、遺骨の埋蔵場所を新たに特定した。(石原俊著 中公新書『硫黄島 国策に翻弄された130年』P173よ… https://t.co/7pSBS4It9S"

          民主党が政権についていた2010年、菅直人首相は硫黄島の遺骨収集の予算を大幅に増額する。菅は政府の特命チームを米公文書館に派遣して、遺骨の埋蔵場所を新たに特定した。(石原俊著 中公新書『硫黄島 国策に翻弄された130年』P173よ… https://t.co/7pSBS4It9S

            えのき堂 on Twitter: "民主党が政権についていた2010年、菅直人首相は硫黄島の遺骨収集の予算を大幅に増額する。菅は政府の特命チームを米公文書館に派遣して、遺骨の埋蔵場所を新たに特定した。(石原俊著 中公新書『硫黄島 国策に翻弄された130年』P173よ… https://t.co/7pSBS4It9S"
          • “日本兵100人超戦死の壕” 遺骨収集へ国が調査 沖縄 伊江島 | NHK

            太平洋戦争末期の沖縄戦で激戦地の一つとなった沖縄本島北部の離島、伊江島で100人を超える日本兵が戦死したとされるごうのおおよその場所を記したアメリカ軍の資料が見つかったことなどを受けて、厚生労働省の担当者が7日、島を訪れ、遺骨収集に向けた調査を始めました。 沖縄本島北部の離島、伊江島では78年前の沖縄戦で激しい戦闘が行われ、日本側は当時島にいた住民のほぼ半数に当たる1500人が犠牲になり、兵士2000人が死亡しました。 沖縄で遺骨収集を行っているNPO法人がアメリカの公文書館で、106人の日本兵が戦死したとされるごうのおおよその場所を記したアメリカ軍の日報を見つけ、去年9月、伊江村に提供しました。 日報の場所は島の北側およそ10ヘクタールの範囲ですが、村は戦争体験者への聞き取りなどから範囲を1ヘクタールまで絞り込んでいます。 こうした中、厚生労働省の担当者2人が7日、島を訪れ、名城政英村長

              “日本兵100人超戦死の壕” 遺骨収集へ国が調査 沖縄 伊江島 | NHK
            • 首相、辺野古の土砂調達先で配慮 沖縄戦の遺骨収集踏まえ判断 | 共同通信

              Published 2024/06/23 16:41 (JST) Updated 2024/06/23 16:57 (JST) 岸田文雄首相は23日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、沖縄戦の遺骨が混じる可能性がある沖縄本島南部の土砂を埋め立てに使う計画に反発が出ていることについて、調達先の選定で県民感情に配慮する考えを示した。「遺骨収集が進められており、(県民が)大きな関心を持っている。こうした事情も踏まえ、調達先を考えなければならない」と述べた。 沖縄県糸満市での沖縄全戦没者追悼式に出席後、記者団の質問に答えた。首相は毎年、追悼式であいさつをしているが、今回初めて沖縄戦の遺骨収集に言及した。 首相は記者団に、土砂の調達先は「県内、県外の複数の候補地があり、確定していない」と説明した。

                首相、辺野古の土砂調達先で配慮 沖縄戦の遺骨収集踏まえ判断 | 共同通信
              • 辺野古に沖縄戦の遺骨残る土砂使う計画 憤る遺骨収集ボランティア 「非人道的。本土の人も知ってほしい」:東京新聞 TOKYO Web

                米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設に伴う名護市辺野古(へのこ)の新基地建設で、先の大戦の沖縄戦で犠牲となった人たちの遺骨が残る本島南部の土砂を埋め立てに使う計画が持ち上がっている。遺骨収集に取り組むボランティア団体の具志堅 (ぐしけん)隆松(たかまつ)代表(67)=那覇市=が本紙の取材に、「沖縄でこんな非人道的なことが行われようとしていることを、本土の人も知ってほしい」と訴えた。

                  辺野古に沖縄戦の遺骨残る土砂使う計画 憤る遺骨収集ボランティア 「非人道的。本土の人も知ってほしい」:東京新聞 TOKYO Web
                • 靖国神社前、沖縄基地問題でハンスト 遺骨収集団体代表:朝日新聞デジタル

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                    靖国神社前、沖縄基地問題でハンスト 遺骨収集団体代表:朝日新聞デジタル
                  • 長生炭鉱水没事故 市民団体が遺骨収集で入り口掘り起こしへ|NHK 山口県のニュース

                    82年前、宇部市の海底炭鉱で183人が犠牲になった水没事故をめぐり、市民団体が宇部市で記者会見を開き、ことし10月にも、遺骨の収集のために炭鉱の入り口を掘り起こす方針を示しました。 宇部市の沖合にある海底炭鉱「長生炭鉱」では、太平洋戦争中の1942年2月、落盤によって大量の海水が流れ込み、朝鮮半島出身の労働者136人を含む183人が犠牲になり、遺骨は今も残されたままになっています。 犠牲者の追悼などを続ける宇部市の市民団体は、16日、市内で記者会見を開き、遺骨の収集につなげようと、ことし10月にも炭鉱の入り口を掘り起こす方針を明らかにしました。 市民団体によりますと、炭鉱の入り口が地下4メートルほどにあるということで、9月以降に重機を入れて作業を進めることにしています。 作業を予定している場所は所有者がはっきりしていないものの、宇部市に帰属すべき土地だとしていて、市から異議が出た場合は協議

                      長生炭鉱水没事故 市民団体が遺骨収集で入り口掘り起こしへ|NHK 山口県のニュース
                    • 戦没者の遺骨収集は「戦場で鬼になった人たちを、再び人間に戻すこと」 | 太平洋戦争で墓場と化した沖縄に再び忍び寄る戦争の影

                      戦後の沖縄では、戦没者の遺骨が至るところに埋もれていた。 具志堅が初めて人骨を見つけたのは9歳のときだった。友だちと自宅近くの山で遊んでいると、不発弾や未使用の小銃弾などがよく見つかったという。 そんなある日、土手に直径1メートルくらいの穴が空いているのを発見した。中をのぞくと、薄暗い地面に鉄帽が転がっていて、そのそばに白い頭蓋骨が見えた。 具志堅と友人らは「わーっ!」と叫んで一目散に逃げた。親からは、遺骨は戦争で亡くなった人のもので、いつか家族が探しに来るから触るなと言われたという。 具志堅が再び人骨を見つけたのは、28歳のとき。戦没者の遺骨を捜索するボランティアグループに協力してほしいと誘われた夏だった。 活動中、原野に一人きりになった具志堅は、大きなマッシュルームの形をした岩の下に、人間が身を潜められそうな空間があることに気づいた。その岩の周りを掘りはじめると、骨が次々と出てきたとい

                        戦没者の遺骨収集は「戦場で鬼になった人たちを、再び人間に戻すこと」 | 太平洋戦争で墓場と化した沖縄に再び忍び寄る戦争の影
                      • どうすれば硫黄島に行けるのか、なぜ遺骨収集が進まないのか…1年中戦争報道を行う名物記者が教えてくれたこと - Plenty of quality

                        どうすれば硫黄島に行けるのか、なぜ遺骨収集が進まないのか…1年中戦争報道を行う名物記者が教えてくれたこと(酒井 聡平) | 現代新書 | 講談社(1/4)

                          どうすれば硫黄島に行けるのか、なぜ遺骨収集が進まないのか…1年中戦争報道を行う名物記者が教えてくれたこと - Plenty of quality 
                        • 主張/戦没者の遺骨収集/取り違え放置に反省あるのか

                          第2次世界大戦後に、シベリアに抑留された旧日本軍兵士などの遺骨に取り違えの可能性があることが明らかになり、厚生労働省の戦没者遺骨収集事業に対する不信が高まっています。国民の批判を受けて同省は、遺骨鑑定の経過などを調べる専門家チームを発足させましたが、対応が遅すぎます。遺骨が日本人のものでないという疑惑はかねて指摘されていたのに、放置してきた厚労省の姿勢がきびしく問われます。 14年間も表に出されず シベリア抑留では約5万5千人が死亡したとされますが、正確な人数は不明です。遺骨が回収できたのは、約2万1900人分にすぎません。ロシアから持ち帰った遺骨のなかに日本人のものでない可能性のあることが、7月の報道で明らかになりました。当初、事実確認の動きが鈍かった厚労省は、真相解明を求める声が広がるなか、597人分の遺骨が日本人のものでない可能性があることを9月に公表しました。 取り違えが疑われる遺

                          • ペリリュー島で旧日本軍戦車 初の発掘調査 遺骨収集にも期待 | NHK

                            太平洋戦争の激戦地となったパラオのペリリュー島で、島に埋もれたままになっている旧日本軍の戦車の発掘調査が初めて行われることになりました。 戦車の中には、戦没者の遺骨が残されている可能性が高いとみられ、遺骨の収集や身元の特定が進むことが期待されています。 太平洋の島国パラオのペリリュー島では1944年、旧日本軍とアメリカ軍の間で激しい戦闘が行われ、日本側だけで1万人以上が亡くなりました。 国の調査で、これまでにおよそ7800人の遺骨が見つかっていますが、今も多くの遺骨が残されているとみられています。 こうした中、激しい戦闘が行われた島の南西部で、戦後、地中に埋もれたままとなっている旧日本軍の戦車の発掘調査が、18日から初めて行われることになりました。 厚生労働省から委託されて調査を行う日本戦没者遺骨収集推進協会によりますと、現場周辺ではおよそ130人が所属していた戦車隊の戦車が埋もれていて、

                              ペリリュー島で旧日本軍戦車 初の発掘調査 遺骨収集にも期待 | NHK
                            • 「母の隣に父を」 ニューギニアで遺骨収集35回 戦没者追悼式遺族代表の森本さん | 毎日新聞

                              戦死した父利雄さんの写真を手に、全国戦没者追悼式に遺族代表として臨む森本浩吉さん=東京都千代田区の日本武道館で2019年8月15日午前10時54分、手塚耕一郎撮影 政府主催の全国戦没者追悼式で、遺族を代表して追悼の辞を述べた横浜市の森本浩吉さん(77)には、1歳の時に別れ、戦地から戻ってこなかった父利雄さん(当時30歳)の思い出が全くない。「戦争」の記憶とは、その後、1人で自身と妹(76)を育て上げてくれた母はつさんの苦労に他ならない。 ソウルで印刷業をしていた父は、1942年の年末に召集された。家族3人は生還を信じ、終戦の3カ月後に父の本籍があった三重県に引き揚げた。だが翌年夏、44年12月に東部ニューギニアで戦死したとの公報が届いた。 それまで専業主婦だった母は田舎の役場に職を見つけ、幼い子2人を養った。もともと病弱な母は仕事を休みがちだったが、決して弱音を子どもに吐かなかった。父のこ

                                「母の隣に父を」 ニューギニアで遺骨収集35回 戦没者追悼式遺族代表の森本さん | 毎日新聞
                              • 『「遺骨収集より今生きている人を優先すべき」立民・米山氏の投稿に沖縄県連が抗議文「断じて容認できない」 | 沖縄タイムス+プラス』へのコメント

                                世の中 「遺骨収集より今生きている人を優先すべき」立民・米山氏の投稿に沖縄県連が抗議文「断じて容認できない」 | 沖縄タイムス+プラス

                                  『「遺骨収集より今生きている人を優先すべき」立民・米山氏の投稿に沖縄県連が抗議文「断じて容認できない」 | 沖縄タイムス+プラス』へのコメント
                                • 日韓対立の今だから 遺骨収集に集う|戦跡 薄れる戦争の記憶 NHK|

                                  日韓が対立している 「今だから」 戦跡に集う(2019年8月15日 札幌局 北井元気記者) 戦時中に工事などに動員され、過酷な労働環境の中で亡くなった日本人と朝鮮半島出身の人たち。その位牌(いはい)を安置する寺が、北海道北部の幌加内町(ほろかないちょう)にあります。 日韓関係が悪化しているなかで、この寺の存続に動き出した日韓の人たちを取材しました。

                                    日韓対立の今だから 遺骨収集に集う|戦跡 薄れる戦争の記憶 NHK|
                                  • 「犠牲者が二度殺される」 遺骨収集の現場で抱いた、政府への怒り:朝日新聞デジタル

                                    ――辺野古の新基地建設で、埋め立て工事に沖縄本島南部の土砂を使うという国の計画が浮上しています。具志堅さんは強く抗議されていますね。 「2020年に計画が明らかになり、衝撃を受けました。事の重大さを全国の遺族に訴えようと、昨年の終戦記念日に合わせ、全国戦没者追悼式が行われた日本武道館(東京)近くでハンガーストライキをしました。本島南部には、戦争で命を落とした多くの人たちの遺骨がまだ残されています。土砂を埋め立てに使わないよう求める意見書の採択を全国の地方議会に求めたところ、これまでに200以上の議会で採択されました」

                                      「犠牲者が二度殺される」 遺骨収集の現場で抱いた、政府への怒り:朝日新聞デジタル
                                    • Choose Life Project on Twitter: "「遺骨含む土砂を埋め立てに使うのは戦没者への冒涜」 政府が進めている沖縄県・辺野古基地建設。その埋め立てに、沖縄戦没者の遺骨が含まれた本島南部の土砂を使う計画が出ています。長年、遺骨収集してきた #具志堅隆松 さん。今週から始め… https://t.co/RxOezvCDkt"

                                      「遺骨含む土砂を埋め立てに使うのは戦没者への冒涜」 政府が進めている沖縄県・辺野古基地建設。その埋め立てに、沖縄戦没者の遺骨が含まれた本島南部の土砂を使う計画が出ています。長年、遺骨収集してきた #具志堅隆松 さん。今週から始め… https://t.co/RxOezvCDkt

                                        Choose Life Project on Twitter: "「遺骨含む土砂を埋め立てに使うのは戦没者への冒涜」 政府が進めている沖縄県・辺野古基地建設。その埋め立てに、沖縄戦没者の遺骨が含まれた本島南部の土砂を使う計画が出ています。長年、遺骨収集してきた #具志堅隆松 さん。今週から始め… https://t.co/RxOezvCDkt"
                                      • 遺骨収集でアイヌ民族に「苦痛と苦難」 札医大が謝罪:北海道新聞 どうしん電子版

                                        本サイト内に掲載の記事、写真などの一切の無断転載を禁じます。 ニュースの一部は共同通信などの配信を受けています。すべての著作権は北海道新聞社ならびにニュース配信元である通信社、情報提供者に帰属します。

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                                        • 戦没者遺骨収集事業 フィリピンも取り違えの可能性 認識 | NHKニュース

                                          戦没者の遺骨を取り違えていた疑いが相次いで明らかになっていますが、厚生労働省がシベリアだけではなく、フィリピンで収集された遺骨についても取り違えの可能性をあらかじめ認識していたことが新たに分かりました。しかし、厚生労働省はその後もフィリピンでの事業を継続し、およそ1万5000人分の遺骨を日本に持ち帰っていました。 フィリピンで収集された遺骨の数は平成21年度に厚生労働省がNPO法人に事業を委託したあと急増し、その翌年、遺骨を取り違えていた疑いがNHKなどの報道で明らかになりましたが、厚生労働省はこのNPOに事業を委託した直後から取り違えの可能性を認識していたことが新たに分かりました。 NHKが入手した議事録によりますと厚生労働省の幹部は平成21年6月に開かれた会議で「正直フィリピンなどは混入があり得る。あそこは民間団体が非常に動いていてどんどん集めてしまう。そこがやや心配の種だ」などと説明

                                            戦没者遺骨収集事業 フィリピンも取り違えの可能性 認識 | NHKニュース
                                          • 辺野古埋め立てに沖縄戦激戦地の土砂採取は「戦没者への冒とくだ」 遺骨収集ボランティアの怒り | AERA dot. (アエラドット)

                                            遺骨収集をする具志堅隆松さん。長年ボランティアを続ける具志堅さんでさえ、土砂の中から遺骨を見分けるのは難しいという(写真/奥間勝也) 政府が進める辺野古の新基地建設に、沖縄戦の遺骨収集ボランティアが「待った」をかけた。新たに盛り込まれた埋め立て土砂の採取場所が看過できないという。AERA 2020年10月19日号の記事をさらに詳しく紹介する。 *  *  * 辺野古の新基地建設に向け、防衛省沖縄防衛局が沖縄県に提出した工事の設計変更承認申請の内容が、思わぬ波紋を広げている。埋め立てに使う土砂を、沖縄戦の激戦地だった沖縄本島南部から採取することが新たに盛り込まれたからだ。 「戦没者に対する冒とくです」 こう憤るのは、那覇市の沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(66)だ。設計変更は埋め立て予定地の大浦湾に広がる軟弱地盤が発覚し、大掛かりな地盤改良工事が必要になったこと

                                              辺野古埋め立てに沖縄戦激戦地の土砂採取は「戦没者への冒とくだ」 遺骨収集ボランティアの怒り | AERA dot. (アエラドット)
                                            • 遺骨収集ボランティアが靖国神社前でハンスト 辺野古基地建設巡り | 毎日新聞

                                              沖縄戦の遺骨が混じる土砂を新基地建設の埋め立てに使わないでと訴えてハンストをする具志堅隆松さん=東京・九段北の靖国神社前で2021年8月15日午前9時51分、後藤由耶撮影 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(67)が、東京・九段北の靖国神社前で14日からハンガーストライキを行っている。戦没者のものとみられる遺骨が今も見つかる沖縄本島南部の土砂を、名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立てに使う計画に反対する目的で、15日夜までの予定。 太平洋戦争終結から76年となる15日朝、土砂降りの雨にぬれながら歩道脇に立つ具志堅さんの姿があった。靖国神社のすぐ近くの日本武道館で開か…

                                                遺骨収集ボランティアが靖国神社前でハンスト 辺野古基地建設巡り | 毎日新聞
                                              • 「すべて日本人ではない」の衝撃 厚労省の遺骨収集事業、体制自体に問題あり | AERA dot. (アエラドット)

                                                ミャンマー・ブラバロオ村の洞窟から掘り出され、「獣骨」に分類、埋設されていた大量の人骨。同様の杜撰な選別がこれまでなかったとは誰も言い切れない(写真:JYMA提供) はっきり「獣骨」と書かれたビニール袋には、大量の人骨が含まれていた(写真:JYMA提供) 過去5年の収容遺骨数(AERA 2019年12月9日号より) 遺骨収集事業を巡る厚生労働省の不祥事が止まらない。事業見直しのきっかけにもなった2010年のフィリピンでの遺骨混入事件に端を発し、今夏にはシベリアでも取り違えが発覚した。9年前、遺骨混入疑惑を最初に報じた記者が取材した。AERA 2019年12月9日号から。 【写真】「獣骨」と書かれたビニール袋には、大量の人骨が含まれていた *  *  * 厚生労働省のシベリアでの遺骨収集事業で、大量の現地人の遺骨が「日本人」として収集され、戦没者として埋葬されていたことが発覚した。ミャンマー

                                                  「すべて日本人ではない」の衝撃 厚労省の遺骨収集事業、体制自体に問題あり | AERA dot. (アエラドット)
                                                • 強制徴用された朝鮮人136人の遺骨収集まだ 海底炭鉱水没から80年 | 聯合ニュース

                                                  【宇部聯合ニュース】日本による植民地時代に強制徴用された朝鮮半島出身者が山口県宇部市にあった長生炭鉱の海底坑道水没で亡くなった事故から、3日で80年がたった。朝鮮人136人を含む183人の犠牲者の遺骨は今も海底に取り残されたままだ。 事故は1942年2月3日に発生した。遺骨の収集活動などに取り組む地元の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会(刻む会)」によると、海底に延びた坑道で午前6時ごろに異常出水が始まり、同9時半ごろ水没したとみられている。 刻む会がまとめた証言・資料集は、早くから異常兆候があったと指摘する。41年11月30日に坑道で水漏れが見られ、その後も水漏れと染み出しが繰り返された。だが、炭鉱側は作業者を守る措置をまともに取らないまま作業を強行した。 それが水没事故の悲劇を招いた。大勢の犠牲者を出した事故ながら、当時の新聞は事故発生を短く伝えただけで、その後長らく顧みられるこ

                                                    強制徴用された朝鮮人136人の遺骨収集まだ 海底炭鉱水没から80年 | 聯合ニュース
                                                  • 「遺骨収集が続く現場から辺野古新基地建設用の土砂採取」に自民からも反対の声 背景に沖縄世論 | AERA dot. (アエラドット)

                                                    那覇市の県庁前で、沖縄本島南部での土砂採取「断念」を政府に求め、ハンガーストライキに臨んでいた具志堅隆松さん/3月1日(c)朝日新聞社 6日の昼下がり。市民有志が東京・渋谷のハチ公像の前に集まって、具志堅隆松さんのメッセージをつないだ(撮影/渡辺豪) 辺野古新基地建設の埋め立てに、沖縄戦の遺骨が多く残る本島南部の土砂を使用する国の計画に対し、沖縄では自民を含む各党相乗りで拒絶する動きが広まっている。 【写真】具志堅さんへのメッセージは渋谷・ハチ公前からも送られていた 3月26日時点で県内12の市町村議会が、遺骨を含む可能性のある土砂を埋め立てに使わないよう国に求める意見書を可決。県議会は文案調整に至らず、30日の定例議会最終日の提案を見送ったものの、臨時議会で全会一致の可決を目指す方針だ。 辺野古新基地建設への賛否とは別に、本島南部から土砂を採取しないよう国に求める流れはなぜおきたのか。転

                                                      「遺骨収集が続く現場から辺野古新基地建設用の土砂採取」に自民からも反対の声 背景に沖縄世論 | AERA dot. (アエラドット)
                                                    • 「せめて墓標を」──遺骨収集にこだわる国に、シベリア抑留者遺族が訴えたいこと【71年目の死亡通知】(下)

                                                      シベリアで抑留中に亡くなった父親の死亡通知が、71年ぶりに届いた。現地を訪ねると、父親の埋葬地はゴミ捨て場と化していた。荒れ放題の埋葬地、そして掛け声だけの遺骨収集から見えてくるものは──。 (【71年目の死亡通知】(上)から続きます) 手詰まりの遺骨収集 埋葬地の実態が知られていないということもあろうが、不思議なのは、シベリア抑留というと、政治家もメディアも、ほとんど遺骨収集の問題しか取り上げようとしないことだ。 確かに、墓じまいを考える人が増えているとはいえ、「たとえ骨だって、会いたい。何十年たっても......」と、遺骨がかえってくるのを待ち続ける遺族がいる。 国の遺骨収集団に参加し、「出てきた骨はみんなお父さんの骨だと考えるんです」と、スコップをふるう遺族がいる。 シベリア抑留からの帰国者たちは、残してきた戦友をなんとしても日本に連れ戻したい、と口をそろえる。 そして、「一日でも早

                                                        「せめて墓標を」──遺骨収集にこだわる国に、シベリア抑留者遺族が訴えたいこと【71年目の死亡通知】(下)
                                                      • シベリア抑留経験者、利尻に戦友の石碑建立へ ロシアでの遺骨収集中断「連れて帰ると約束したのに」:北海道新聞 どうしん電子版

                                                        戦後、シベリア抑留中に死亡した日本人の遺骨収集事業が、新型コロナウイルスの流行とロシアによるウクライナ侵攻の影響で中断している。旧ソ連で亡くなった約5万5千人のうち、3万3千人の遺骨がいまだ収集されていない。抑留を経験し厚生労働省の遺骨収集調査に参加する宗谷管内利尻町の吉田欽哉さん(96)は「必ず連れて帰ると戦友に約束したのに」と焦りを募らせる。事業再開の見通しが立たぬ中、悲劇を風化させないため、同管内利尻島に戦友の名を刻んだ石碑の建立を計画している。

                                                          シベリア抑留経験者、利尻に戦友の石碑建立へ ロシアでの遺骨収集中断「連れて帰ると約束したのに」:北海道新聞 どうしん電子版
                                                        • 「硫黄島出身の祖父」を地上戦で亡くした遺族が、遺骨収集現場で「明るくふるまっていたワケ」(酒井 聡平)

                                                          なぜ日本兵1万人が消えたままなのか? 滑走路下にいるのか、それとも…… 民間人の上陸が原則禁止された硫黄島に4度上陸し、日米の機密文書も徹底調査した北海道新聞記者・酒井聡平氏によるノンフィクション『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』が話題となっている。 硫黄島に渡り、土を掘り、汗をかいた新聞記者が執念でたどりついた「真実」とは――。 「21世紀、最高ですよ」 硫黄島は自由な取材が原則禁止された島だ。渡島前に署名を求められた「誓約書」の中には、遺骨収集現場へのカメラの持ち込みを禁じる一文があった。僕はあくまで新聞記者ではなく、硫黄島の関係部隊の兵士の孫として、業務ではなくボランティアで収集団に加わった。「報道目的で紛れ込んだのではないか」。そんな誤解を招かないよう、初日から収集団員に自己紹介して回った。職業は記者だが、硫黄島には遺族に準ずる立場で来ているということを強調した。 ただ、千載一遇のチ

                                                            「硫黄島出身の祖父」を地上戦で亡くした遺族が、遺骨収集現場で「明るくふるまっていたワケ」(酒井 聡平)
                                                          • 戦没者の遺骨収集事業 鑑定強化で新部署設置 厚生労働省 | NHKニュース

                                                            戦没者の遺骨収集事業で日本人の遺骨を取り違えていた疑いが相次いで明らかになる中、厚生労働省は身元を特定するDNA鑑定の体制を強化するため新たな部署を設置しました。この部署は取り違えた疑いのある遺骨の検証も担当し近く検証結果を公表することにしています。 こうした中、厚生労働省は遺骨の身元を特定するDNA鑑定の体制を強化するため、10日、新たな部署「鑑定調整室」を設置しました。 国内外の戦地などではこれまでに128万人余りの遺骨が収容されましたが、DNA鑑定で身元が特定できたのは鑑定が始まった平成15年度以降、1160人にとどまっています。 このため鑑定調整室では、DNA鑑定の対象を広げる具体的な方法を検討するほか、人種の特定につながる別の鑑定方法を研究するなどして身元の特定につなげることにしています。 一方、取り違えていた疑いのある遺骨の検証作業も担当し、厚生労働省は近く検証結果を公表するこ

                                                              戦没者の遺骨収集事業 鑑定強化で新部署設置 厚生労働省 | NHKニュース
                                                            • 沖縄戦の犠牲者が眠る南部の土砂「軍事基地に使わせないで」遺骨収集ボランティアがハンガーストライキ | 沖縄タイムス+プラス

                                                              ハンガーストライキを開始し、名護市辺野古の新基地建設のための土砂を南部から採取させないよう訴える具志堅隆松さん=1日、那覇市・県庁前広場

                                                                沖縄戦の犠牲者が眠る南部の土砂「軍事基地に使わせないで」遺骨収集ボランティアがハンガーストライキ | 沖縄タイムス+プラス
                                                              • 戦没者眠る土、辺野古工事に使うな 遺骨収集ボランティア「冒瀆だ」 沖縄戦激戦地の本島南部 | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 | 373news.com

                                                                太平洋戦争末期の沖縄戦で激戦地となった沖縄本島南部・糸満市などの土砂を、防衛省が米軍普天間飛行場の移設先として名護市辺野古沖で進める埋め立て工事に使う計画に、批判が高まっている。旧藺牟田村(薩摩川内市祁答院町藺牟田)出身で旧陸軍の有川主一中将らが自決した壕(ごう)が残る糸満市米須で28日、学習会があり、遺骨収集ボランティアらが「戦没者への冒瀆(ぼうとく)だ」と訴えた。 市民団体が学習会を主催し、有川中将らの慰霊碑周辺で開いた。講師で沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(67)=那覇市=は「沖縄の住民だけでなく、全国の日本兵が大勢亡くなった。まだまだ遺骨は出てくる」と指摘。遺骨収集を「国の責務」と位置付ける戦没者遺骨収集推進法を挙げ、国の無責任さを批判した。 歩兵第64旅団を率いた有川中将は1945(昭和20)年6月21日に自決した。現場一帯は沖縄戦跡国定公園だが、碑

                                                                  戦没者眠る土、辺野古工事に使うな 遺骨収集ボランティア「冒瀆だ」 沖縄戦激戦地の本島南部 | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 | 373news.com
                                                                • 宇部市沖の海底炭鉱跡で潜水調査へ 遺骨収集可能か探る|NHK 山口県のニュース

                                                                  太平洋戦争中に宇部市の海底炭鉱で183人が犠牲になった水没事故をめぐって、遺骨の収集に向けて作業が可能かを探る潜水調査が、7月下旬にも行われることになりました。 宇部市の沖合にある海底炭鉱、「長生炭鉱」では、太平洋戦争中の1942年2月、落盤によって大量の海水が流れ込み、朝鮮半島出身の労働者136人を含む183人が犠牲になりました。 遺体は収容されずに坑道は閉鎖され、今も遺骨が残されたままになっています。 こうした中、国内外の水中洞窟などで調査を行う大阪のダイバーの男性が犠牲者の追悼などを続ける宇部市の市民団体に申し出て、7月25日にも潜水調査を行うことになりました。 今回の調査は、遺骨があるとされる坑道で本格的な収集が可能かを確かめるのが目的で、海面に突き出た炭鉱の排気筒から坑道へ向かうということです。 潜水調査を申し出た伊左治佳孝さんは、「水中に遺骨が残されているのはとても悲しいことな

                                                                    宇部市沖の海底炭鉱跡で潜水調査へ 遺骨収集可能か探る|NHK 山口県のニュース
                                                                  • 「辺野古を遺骨の混じる土砂で埋め立てないで」遺骨収集ボランティア、靖国神社前でハンスト:東京新聞 TOKYO Web

                                                                    沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立て土砂の調達先に、沖縄戦の激戦地だった沖縄南部地域が含まれていることを撤回するよう国に求めるため、沖縄戦の遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」(壕(ごう)=ガマ=を掘る人)代表の具志堅隆松さん(68)が15日、東京・靖国神社前でハンガーストライキを行った。 「戦没者のご遺骨がいま防衛省によって海に捨てられようとしています。どうか助けてください」。ハンストは前日に続き2日目。具志堅さんは戦没者慰霊のため靖国神社に向かう人たちにマイクを手に呼び掛けた。

                                                                      「辺野古を遺骨の混じる土砂で埋め立てないで」遺骨収集ボランティア、靖国神社前でハンスト:東京新聞 TOKYO Web
                                                                    • 戦没者遺骨収集 DNA鑑定を不可能にする「焼骨」続けるありえない理由 | AERA dot. (アエラドット)

                                                                      過去5年の収容遺骨数(AERA 2019年12月9日号より) ミャンマー・ブラバロオ村の洞窟から掘り出され、「獣骨」に分類、埋設されていた大量の人骨。同様の杜撰な選別がこれまでなかったとは誰も言い切れない(写真:JYMA提供) はっきり「獣骨」と書かれたビニール袋には、大量の人骨が含まれていた(写真:JYMA提供) 持ち帰った遺骨が日本人のものではない――。フィリピンで、シベリアで、ミャンマーで、厚労省の遺骨収集事業で不祥事が続いている。厚労省はなぜ、DNA鑑定を不可能にする「焼骨」にこだわり続けるのか。AERA 2019年12月9日号から。 【写真】ミャンマー・ブラバロオ村の洞窟から掘り出された大量の人骨 ※【ミャンマーでは人骨を獣骨として廃棄 シベリア遺骨問題は「氷山の一角」】より続く *  *  * そもそも戦没者の遺骨収集と身元鑑定について、日米のレベルはあまりに異なる。赤木さんに

                                                                        戦没者遺骨収集 DNA鑑定を不可能にする「焼骨」続けるありえない理由 | AERA dot. (アエラドット)
                                                                      • 【佐藤優の世界裏舞台】厚労省の怠慢 シベリア抑留者の遺骨収集問題(1/2ページ)

                                                                        大東亜戦争は、国際法的に複数の性格を帯びている。英米との関係においては、典型的な帝国主義戦争だ。アジア諸国との関係では、日本は侵略国であると非難されても仕方がない面がある。しかし、ソ連との関係においては、日本が侵略された側だ。ソ連は当時有効だった日ソ中立条約を侵犯して、日本に宣戦布告した。さらに、満洲(中国東北部)を中心に日本軍の将兵と民間人をソ連領に抑留し、極寒のシベリアや灼熱(しゃくねつ)の中央アジアで強制労働に就かせた。抑留者は60万人以上で、5万5千人以上が死亡した。 シベリア抑留者の遺骨収集は、あの戦争で筆舌に尽くしがたい苦労をした先人の霊に報いるための重要な事業だ。にもかかわらず、厚生労働省の派遣団が平成26年に持ち帰った16人分の遺骨について、日本人のものでない可能性が高いことが明らかになった。厚労省はこの事実を去年把握したにもかかわらず、公表していなかったことが7月29日に

                                                                          【佐藤優の世界裏舞台】厚労省の怠慢 シベリア抑留者の遺骨収集問題(1/2ページ)
                                                                        • 沖縄戦の遺骨が眠る土砂を埋め立てに…遺骨収集に関わる本土の議員はどう思っているのか | 沖縄タイムス+プラス

                                                                          与那国町の糸数健一町長は住民説明会で「港を造ったら与那国が狙われるなんてあり得ない」と述べた。よもや、本心からの発言ではないと信じたい。 2022年12月に改定された安保関連3文書には「特に南西地域における空港・港湾等を整備・強化するとともに、既存の空港・港湾等を運用基盤として、平素からの訓練を含めて使用する」(国家防衛戦略)と明記されている。つまり、政府が民間空港・港湾を整備して平素から自衛隊が使えるようにするというのだ。ジュネーブ条約上、自衛隊と民間が共用する空港や港湾を敵国が攻撃しても、敵国は条約違反に問われない。むしろ民間人を「人間の盾」にしたとして、日本政府の戦争犯罪が問われる恐れさえある。 糸数氏が「港」というのは島の南側にある樽舞湿原をつぶして港湾とする比川新港を指す。島の北側にある祖納港だけでは、定期フェリーの安定した通年運航ができないと主張するが、政府が巨額のカネを投下し

                                                                            沖縄戦の遺骨が眠る土砂を埋め立てに…遺骨収集に関わる本土の議員はどう思っているのか | 沖縄タイムス+プラス
                                                                          • 写真家・豊里友行が伝える遺骨収集家・国吉勇

                                                                            土の中に眠る戦争犠牲者の遺骨や遺品を集め続けたひとりの男性の活動を伝える写真展が9月に開かれます。 暗いガマの中、波紋を浮かべる水の底に沈む頭蓋骨。これは、20年以上、写真家として沖縄戦などの取材を続ける豊里友行さんが撮影したものです。遺骨収集家・国吉勇さんの活動を伝える写真展を9月、開くことになりました。 国吉勇さんは戦争の悲惨さを伝え、平和な世の中を願いながら60年以上、沖縄戦で犠牲になった人の遺骨や遺品の収集を続けてきた人です。そんな国吉さんの取材を豊里さんは2007年から9年間、続けてきました。 写真家の豊里友行さんは「沖縄戦の語り部が段々少なくなっていくなかで、戦争を語れるものっていうのがとても重要になってくるというなかで」「一人ひとりの死に向き合っていく中で遺骨収集をされてきたんだなっていうことを振り替えて考えさせられたっていうことがあります」と話しました。 豊里さんの写真展は

                                                                              写真家・豊里友行が伝える遺骨収集家・国吉勇
                                                                            • 遺骨収集体制 見直しを/シベリア抑留 院内で集会 小池書記局長あいさつ

                                                                              (写真)シベリア抑留・遺骨収集と実態解明の課題を考える集会であいさつする小池晃書記局長(右)=16日、衆院第2議員会館 厚生労働省のシベリア強制抑留戦没者の遺骨収集事業で「日本人でない」遺骨が大量に判明するなか、「シベリア抑留・遺骨収集と実態解明の課題を考える」院内集会が16日、衆院第2議員会館で開かれました。5月末から厚労省のシベリア埋葬地調査団に参加した元抑留体験者で元利尻町議(北海道)の吉田欽哉さん(93)が特別報告しました。 吉田さんは、シベリアに4年間強制抑留され、そのうちウスカオロチスカヤでソ連将校に命じられて、亡くなった仲間の遺体を掘り返して別の墓地に移しかえる作業に従事しました。今回の調査団としてウスカオロチスカヤにいった様子を発言。永久凍土となった同地での発掘作業の困難さをのべ、日本政府とロシア政府が連携する取り組みにするよう求めました。 主催は、シベリア遺骨問題懇談会。

                                                                              • 沖縄での戦没者遺骨収集について

                                                                                遺骨収集にかける野口健の思い 2005年5月8000m峰に挑戦した際、山頂直下で天候が急変し最終キャンプに閉じ込められた。テントの中で残りの酸素ボンベンの数を数え、もしこのままの天候が続いた場合いずれ酸素が底をつく。酸素がなくなればそれは死を意味する。最終キャンプでの滞在時間が長くなるにつれ、暗闇のテントの中で「死」を意識し様々なことが走馬灯のように駆け巡った。「もうどうにでもなれ」と、テントの中で寝転ぶが、そう簡単に死ねるわけでもない。その中で、ふと頭をよぎった事があった。それは先の大戦で亡くなられた方々についてであった。 1973年生まれの私は当然、戦争体験はない。しかし、おじいちゃん子だった私は幼いころから祖父野口省己から戦争の悲惨さを直に聞いていた。祖父は第33軍参謀(陸軍大学校56期)として、ビルマのインパール作戦に参加をしていた。この作戦は白骨街道と呼ばれたほど多くの犠牲者を出

                                                                                  沖縄での戦没者遺骨収集について
                                                                                • 「沖縄は植民地状態」台湾出身記者と遺骨収集ボランティアが語り合ったこと 台湾有事への抑止力、立場超え議論 劉彦甫さんと具志堅隆松さん(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース

                                                                                  台湾出身の東洋経済新報社記者で研究者の劉彦甫(りゅういぇんふ)さんが28日、那覇市で講演した。中国の侵攻を阻止する抑止力の必要性を前提に、「南西諸島の過剰な負担をどう分配するのかが焦点になる」と指摘。抑止力を否定する沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんと議論し、立場を超えて対話を継続していくことで一致した。 【イメージ図】政府が台湾有事を念頭に検討する避難計画原案 劉さんは、台湾が日本を含む各国による植民地化を経て民主化した歴史を解説。今は他国から地政学的に「どこにあるか」で重視された時代に終止符を打ち、「台湾とは何か、中国の独裁政権とは違う、と国際世論に訴えている」と説明した。 沖縄で進む軍拡については「結局、沖縄は日米から『どこにあるか』でしか見られていない」「台湾の脱植民地化の歴史からは沖縄はいまだ差別され、植民地的な構造にあるように見える」と語った。 その上

                                                                                    「沖縄は植民地状態」台湾出身記者と遺骨収集ボランティアが語り合ったこと 台湾有事への抑止力、立場超え議論 劉彦甫さんと具志堅隆松さん(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュース