●猪瀬直樹東京都知事が「借りた」5000万円猪瀬直樹東京都知事が先の都知事選前に医療法人徳洲会グループから5000万円を受領していた問題で、2013年12月の都議会でサンドバッグ状態にされている。本会議閉会後も審査は続くので、彼の「地獄」は当面続きそうだ。 2012年12月の衆議院議員総選挙で鹿児島2区から出馬して当選した徳田毅議員の公職選挙法違反(買収=票をカネで買う)容疑で、東京地検特捜部と警視庁捜査2課が2013年9月、徳洲会グループ関係先の家宅捜索を行ったのがことの発端である。徳洲会グループは議員の父の虎雄氏が創業者。 公職選挙法違反の捜査は、大きな国政選挙があった翌日から都道府県警の捜査2課で行うのが通例。毅議員の地元鹿児島県警でなく、特捜と警視庁の捜2が何で出張ってきたのかいぶかしんでいたけれど、どうやらただの買収に止まらない何かを感じたのであろう。特捜と警視庁捜2は犬猿の仲だ