「中国政府に違法アップ作品を排除させる作戦」 さらに大胆な仮説も提唱しておこう。今後、タブーワード埋め込み作戦が日本の同人界隈で大流行して、中国の若者が日本のエロ同人誌を手に取るとしばしば中国語の反政府的な言説に触れてしまう状態になった場合は、中国政府が日本のエロ同人誌を「体制の脅威」であると学習してくれる可能性もある。 中国政府が本気になったときの動きは凄まじいため、こうなると、中国人による無断翻訳や違法アップロードは一気に大ダメージを受ける。従来は同人作家が個人でチマチマとおこなっていた違法アップ作品の削除作業や犯人の追い込みを、中国共産党が天井知らずの資金力と世界一のマンパワーを使って代行してくれるわけなのだ。 やばい言葉を書きまくれば著作権は守られる!? 写真は香港デモの現場で撮影 さて、ひとまず本記事の締めくくりとして、下記に中国語の政治的なタブーワードをいくつかご紹介しておこう