外出自粛を訴える小池百合子都知事 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 医療支援にむかう自衛隊所属の看護師ら (c)朝日新聞社 新型コロナウイルスの感染爆発による医療崩壊が差し迫っている。その渦中、東京都では、都立広尾病院など3病院が“コロナ専門病院”として始動する。他の都立・公社病院でも通常医療を縮小し、病床を確保する。崩壊は止まるのか。 【感染リスクの高い場所は断トツであの場所】 * * * ある都立病院の内科医が、院内の実情を語ってくれた。 「コロナ治療にあたる医師スタッフは、呼吸器や循環器、消化器など集中治療ができる診療科が中心となり、一般外科などは応援として補われる予定です。看護師も多く必要となるため、一般病床の一部を閉鎖してあてがう形になります」 通常の診療は減らし、新規の入院は制限していくことになるという。 「緊急性のある疾患の治療や入院が必要な患者さんは他の病院に