児童文学学会は、竹内オサムさんがお勤めの同志社大学が開催校でした。僕としては、『マンガ表現学入門』での僕の「マンガと乗り物」(『誕生!「手塚治虫」』所収)に対する批判や、つい先日出た竹内さんの研究同人誌『ビランジ』での『テヅカ・イズ・デッド』批判について、いろいろお聞きしたいことがあったのですが、なにせ大会事務局担当でらっしゃるので、ゆっくり話す時間も取れないだろうし、あいまいにご挨拶するだけになるのかな、と思っていました。先日も書きましたように、今年は学会賞の奨励賞にお世話になっているお二方が選ばれたこともあり、そのお祝いもちゃんとさせていただかなければならないし、講演をなさる渡辺泰先生にお聞きしたいこともあるし、とかなんとか。 ですが、中野晴行さんが、すでにご自身の日記でもお書きになっているように、気を遣って下さいまして、「ちょっと今回のことは建設的な論争にせなあかんよ」と竹内さんを口