検閲の対象は、中央政府がらみの政治的に敏感な話題だけではない。ここ1~2年で、ポルノサイトや賭博サイトのサイト運営者が逮捕されたり、サイトそのものが表示されなくなるというニュースもよく聞くようになった。 近年、ブロードバンドの普及により、ネットユーザーの誰もが動画サイトを利用し始め、インターネットを楽しめるテレビがメーカー各社から発売され始めた。 一方、携帯電話では激安ノンブランド機こと山寨機の登場も起因し、中国で稼働する携帯電話は8億を超えた(1人2台持つ人もいるので、8億人ではない)。 こうしたインフラの普及を後追いする形で、中国政府は新たに、アップロードする動画や中国版携帯小説や携帯電話向けゲームも「反政府禁止」「ポルノ禁止」「暴力禁止」「デマ禁止」などのルールを定めた。 「中国の言論統制に風穴開けるネット造語の衝撃」という記事では、中国版Wikipediaモドキを軸にした社会的造語