日韓併合100年首相談話について、10日というきわめて早い時期にかつ閣議決定までして発表するという決定はまさに寝耳に水である。そこで私の考えをここで明らかにしておきたい。 まず、党内の議論が形ばかりであり、実質的にはまったくなされていない。内容についても党からまったく聞かされていない。隣国との歴史認識に大きく係わることがらを、民主的な手続き抜きで強行決定するとは、手続きに瑕疵があるとしかいえない。到底承服しかねる。 そもそもなぜ日韓併合100年にあたって総理が閣議決定までして談話を発表しなければならないのか。将来に禍根を残すことにもなりかねない。河野談話や村山談話を笑うこともできない。 国内の北朝鮮系の学校を高校授業料無償化の対象にすることについても大きな疑問がある。いったい党内のどのような勢力がこれらのことを推進しているのか。なぜこれほど簡単に通ってしまうのか。私にも分かっていない。しか