去る11月13日、長谷部恭男東大教授は国会で自民党推薦の参考人として特定秘密保護法に賛成の意見を述べた。安倍政権が視野に入れる集団的自衛権の行使容認にも、憲法改正にも反対の立場の長谷部さんが、よりによってなぜ安倍政権に力を貸すのかと波紋が広がっている。真意を聞いた。 ――もしかして、「御用学者…
![(今こそ政治を話そう)秘密法とどう向き合う 憲法学者・長谷部恭男さん:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4fc4d29af015518227e84dafb78393f36ca49b4c/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20131220000404_commL.jpg)
■ 1980年代初頭、フランソワ・ミッテラン時代のフランス社会党政権が断行しようとした政策パッケージに、「社会主義プロジェ」というのがある。 どういう中身の政策か。 大体、下のごとくである。 1 主要基幹企業、金融機関の国有化 2 富裕層への課税強化、 3 低所得層への所得穂展 4 雇用対策 5 財政の膨張を伴う大型予算 ただし、この「社会主義プロジェ」は無残な失敗に帰した。株価低迷と景気失速、インフレーション加速、失業率上昇という結果に相成った。 雪斎が読んだ限り、、「社会主義プロジェ」に関して最も詳細な説明をしているのが、吉田徹著『ミッテラン社会党の転換』(法政大学出版会、2008年)である。これは、面白き書である。 この書によれば、1980年代、マーガレット・サッチャーやロナルド・レーガンらの「新自由主義」路線の展開は、この「社会主義プロジェ」の失敗によって、劇的に促された。今に至る
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