新型インフルエンザについては、感染者が増えないように努力をしたほうがいいと思います。政府も行政も個人も。とはいえ、怒濤のようにつづくメディアの過剰報道と行政の過剰反応には、違和感を持たずにいられません。 メディアは「いいネタだ」と思って食いつき、そのメディアの反応に追随するように、行政が過剰な反応をする。そりゃあ、予防しておいて損はないですよ。しかし、やりすぎはよくありません。 そして、そのやりすぎ=過剰反応が、何かあったときの責任回避のためであり、その責任回避は、感染者の心配をするのではなく、ただただ自分の立場を守るためにおこなわれているのだとしたら、何と情けないことでしょう。 藤原新也さんがブログで、こうした現状を「他者の保護が実は自分の保護であったといういびつなねじれ」と表現し、以下のように述べています。 関西において休校があい続き、さまざまなイベントが中止になるというのも感染を怖れ