【消費税の問題点:仕入税額控除】 消費税の一番の問題点は「消費税は、消費者が負担する税である」という基本コンセプトと、「実際の納税は、納税義務者が行う」という「税徴収に関わる実際の金の動き」に対しての、国民の「無知・無関心」によるところが大きい。 そこに、一番深く関与しているのが「仕入税額控除」という制度だ。 「事業者が国に納める消費税額は、売上時に受け取った消費税額から、事業に必要な物品購入など仕入れのために支払った消費税額を差し引いた額を納める。仕入れ時に支払った消費税額の方が多かった場合は、国から払い過ぎた分の還付を受けることができる。」 という考えに基づく制度だが、ここに「大きな落とし穴」が存在する。「実際の価格に、全て消費税を転嫁可能か?」という問題である。 実際は、売り上げの規模が小さくなればなるほど、「その力関係の弱さが原因で」一方的な負担を強いられている実態が良く分かる。消