明日発売の『文藝春秋』3月号で、「芥川賞検定50問」を書きました。今回はじめて芥川賞に興味を持った人から、同賞の歴史をある程度知っている人まで楽しめる問題にしたつもりです。回答の解説文では、さまざまなエピソードを紹介しています。もっと書きたいことがあり、あと1ページあるとよかったのですが、残念。これだけ話題の多い回に合わせて、この仕事ができたのはよかったです。 もうひとつは、『進学レーダー』3月号の特集「私学と作家 もう一つの学校案内」です。作家が自身の出身校について書いたエッセイや、私学をモデルとした小説を約40本紹介するものです。個別の作家研究を別にすれば、こういうテーマでの特集はたぶん初めてではないかと思います。私はこのうち27冊の紹介と開成出身の逢坂剛さんのインタビューを担当しました。あ、この雑誌では南陀楼ではなく、本名の河上進です。荻原魚雷さんも吉行淳之介と古山高麗雄について書か