【ワシントン=塩原永久、黒瀬悦成】トランプ米大統領は4日、連邦政府機関の一部閉鎖がこの日に14日目に突入した問題で、議会民主党の指導部とホワイトハウスで会談した。トランプ氏は、政府閉鎖の解除に必要となる新予算案にメキシコ国境からの移民流入を阻止する壁の建設費が計上されない限り、閉鎖は「何年も続く」と警告。しかし、民主党は予算化を認めない立場を崩さず、2日の会談に続き双方の話し合いは平行線に終わった。 ホワイトハウスは4日、政権と議会の担当者が週末にかけて協議を続けると発表した。ただ、新たな予算案を審議する上院が8日まで休会を予定しており、政府閉鎖が一段と長期化する見通しが強まっている。 トランプ氏はこの日の会談後に記者会見し、民主党のペロシ下院議長やシューマー上院院内総務に対し、一部の連邦政府機関の支出をまかなう予算案に壁建設費が盛り込まれない限り、「閉鎖は何カ月どころか何年でも続くことに