国際的に金融市場が混乱しているなかにもかかわらず、ついに任期切れが明日に迫り、我が国は中央銀行である日本銀行の総裁が空席になるという異常事態を招こうとしている。この責任は果たして武藤敏郎氏の日銀総裁を拒否した野党だけにあると言えるのだろうか? 答えは“否”である。今国会ではねじれ国会であるということが前提であることを忘れ、あらゆる対応が与野党双方で後手後手になっているのである。*1すなわち、与党側は「対案対策・否決対策など考えなくても良い」今までどおりの日程感覚でスケジュールを組み、野党側は「対案の遅れやアピール不足」によりかつての“何でも反対党”と揶揄された日本社会党のイメージをダブらせてる状況で、デッドロックしているのである。 http://d.hatena.ne.jp/svnseeds/20080318#p1にあるように一方的に野党の責任と断罪する向きもあるが、元々武藤敏郎氏はwik