『バブル女は「死ねばいい」婚活、 アラフォー(笑)』(光文社新書) 「上昇志向が強い」「古式ゆかしい『男尊女卑』を身につけた最後の世代」と、バブル世代(1960年代後半生まれ)の女性たちを容赦なく斬る『バブル女は「死ねばいい」 婚活、アラフォー(笑)』(光文社新書)。タイトルからしてバブル女への恨みつらみを綴った呪いの書、と思われがちだが、そこにあるのはバブル的な価値観と不況時代の価値観の狭間で悲鳴を上げている団塊ジュニア(1971~1974年生まれ)の悲しい姿である。 著者の杉浦由美子さんは1970年生まれ。どんな恐ろしい40歳かと思ったら、意外にもごく穏やかでユーモアあふれる女性だった。 ――まず、この本を書くことになった経緯を教えてください。 杉浦由美子(以下、杉浦)「アラフォーブーム」と言われていた時(08年ごろ)に、40歳前後の女性について書こうとしたことがきっかけです。当初、