J2のFC岐阜が倒産の危機に瀕している。 さる6月24日、同クラブの今西和男ゼネラルマネージャー(GM)が会見を開き、クラブの窮状を明かしたのだ。 要約すると「入場料やスポンサー収入が伸び悩み、このままではシーズン終了時には運転資金が底をつく。そうなったら倒産も覚悟しなければならない。我々も経営改善の努力はしているが、この不況下では新たなスポンサーを獲得するのは難しい。残る手立ては地元のみなさんにスタジアムに来ていただくしかない。7月から集客キャンペーンを行うので、ぜひ観戦に来てください」ということだ。つまり、「クラブをつぶさないためには岐阜県民の協力が必要」と、なりふり構わず訴えたわけである。 FC岐阜は2002年、地域に根ざした総合スポーツクラブを目指して設立された。強化は順調に進み、岐阜県リーグを2年、東海地区リーグを3年で通過。2007年にはアマチュアのトップリーグJFLで3