調査とか測定を行って得たデータの集まりがあったとき、その集団の構造を端的に表現してしている代表的な言葉が平均値と偏差値です。 偏差値の出し方はともかくとして、平均値の出し方ぐらいはご存じだと思いますが、その概念的なものはどうでしょう。また、偏差値もよく聞く言葉ですが、何かモヤモヤした感じを抱いていませんか?これらはデータの集まりである集団構造を一言で表せる言葉ですので、統計にはよく用いられます。 ここでは、平均値・偏差値・分散及び相関などの概念について説明します。 【平均】 平均値を求めるには、データを全て加え総個数で割る事で求めていますが、このやり方は算術平均と呼ばれています。平均にはこの他に幾何平均、調和平均がありますが、これらは特殊なもので、通常特に断りが無ければ平均と言えば算術平均の事を指しています。 幾何平均は比率の平均を出したいとき、対数正規分布の中心を求めるとき、人口の増加率