サッカーくじ「BIG」の1等くじを偽造して当せん金約4億5000万円をだまし取ろうとしたとして、大阪府警曽根崎署は7日、京都市下京区富永町、会社員杉江秀人(39)、妻の純子(34)両容疑者を偽造有価証券行使と詐欺未遂の容疑で逮捕した。 サッカーくじを巡る偽造事件は初めてという。 発表では、2人は共謀し、10月6日午前11時頃、大阪市北区の信用金庫窓口で、9月12、13両日に行われたサッカー・Jリーグ14試合の全結果が的中したように偽造したくじ1枚を示し、当せん金の支払いを要求した疑い。BIGの発売元の日本スポーツ振興センター(東京)によると、50万円以上の当たりくじは真がんをチェックした上で当せん金を振り込む仕組み。今回は窓口の照合機で怪しいと判定した後、センターの鑑定で偽造と見破り、同署に告発していた。 杉江容疑者は「パソコンで偽造した」と容疑を認め、純子容疑者は「偽造とは知らなか