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コミケ 文芸の検索結果1 - 38 件 / 38件

  • 2020年にブックマークしたページでよかったもの集めた - Really Saying Something

    2013年から毎年、「年ごとにブックマークしたページでよかったもの集めた」と題して、1年分の「自分がブックマークしたページ」を振り返り、まとめています。2019年分は以下です。 2019年にブックマークしたページでよかったもの集めた - Really Saying Something 完全に「私得」なまとめなのでカテゴライズなどは一切しておらず、主に自分のブックマークした順番となっています。そのため、春ごろの記事が冬にいきなり登場したり、日付が前後していたりします。私の脳内に「その時こういうこと考えていたな~」という記憶を作るインデックスだからです!!! 今年は例年よりはブックマーク数が少なく、さらに新型コロナウイルスやそれにからむ政治の話など時事に関するものが多かったため、こういうところにも影響が出るのかー、とページを繰りながら考えました。時事関連は「よかったもの」にはなかなか入らないの

      2020年にブックマークしたページでよかったもの集めた - Really Saying Something
    • 日本初の男性向け同人誌『シベール』を考察する - Underground Magazine Archives

      1979年*1、第11回コミックマーケット(C11)にて、創作系ロリコン漫画同人誌『シベール』(無気力プロ内シベール編集部)創刊号が頒布された。 同誌は、男性向けエロ同人誌の記念すべき第1号として知られており、終刊直後から今日に至るまで、とにかく方々で神話的に語り継がれている。が、今となっては『シベール』の何が凄いのか、よく分からない人も多いだろう。 簡潔に言うと『シベール』は、手塚の系譜を受け継いだ伝統的・記号的な絵柄で、はじめて性描写を展開したエロマンガ雑誌である。それまでのエロマンガはリアルタッチの三流劇画しかなく、おたく的な青少年たちは、アニメ調のシンプルなラインで描かれた美少女のエロマンガが存在しないことに違和感を覚え始めていた。 そこで、時代の潮流として「かわいいエロ」が求められた。そんな中で出現したのが、同人誌『シベール』である*2。 シベール Vol.0 予告&原稿募集号h

        日本初の男性向け同人誌『シベール』を考察する - Underground Magazine Archives
      • コミティアは『誰に作品を見てもらいたいか』を見誤ると爆死するぞという話|まどそごみ🔥

        こんにちは、まどそごみです。 普段は突如落っこちてしまった、横山光輝先生作品の熱にうなされ、 思うままに二次創作活動にいそしむ、しがないおたくをしています。 そんな二次創作にどっぷりな自分ですが、先日の2/25(日)、 東京ビッグサイトで開催された一次創作(オリジナル作品)イベント・ コミティア147に、この度はじめてサークル参加してみました。 参加の動機はいろいろありますが、オリジナルの話が今でも描けるかどうかの腕試しと、友人からの『一次創作が読みたい』の後押しが大きなきっかけとなります。 当ブースへお越しくださった方々、また差し入れや同人誌をご購入してくださった方々、本当にありがとうございました。 皆さまの温かなお心遣いに励まされ、無事生還することできました。 重ね重ね御礼を申し上げます🙏✨ そもそもコミティアって何?創作のイベントとして広く知られているのは通称コミケ(コミックマーケ

          コミティアは『誰に作品を見てもらいたいか』を見誤ると爆死するぞという話|まどそごみ🔥
        • 平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉

          ※この原稿は、2018年末~2019年初頭に羽海野渉が書き、その後『#ライトノベルオールタイムベスト』の選考における指針となった論考である。なお、『PRANK! Vol.4』に掲載された原稿は本稿の草案であり、似ている部分があることをここに記しておきたい。また、2021年現在、少し異なる部分があることを注記しておく。 ですので、過去に書かれた原稿であることを考慮したうえで、『#ライトノベルオールタイムベスト』と合わせて読んでください(今ならもっと違う感じに書きます)。そっちがメインです。 ◆はじめに ライトノベルという単語をご存じだろうか。もしあなたがご存じないとしても、書店などの片隅でアニメや漫画に近いイラストが表紙に装丁された書籍を見たことがあるかもしれない。ライトノベルとは戦前の少年小説や戦後まもなくのジュブナイル小説などを祖として、アニメや漫画などのコンテンツと密接な関係を保ちつつ

            平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉
          • VTuberの歴史を編纂『風とバーチャル』コミケで頒布 年表含む約400ページ

            VTuberに関する文芸・歴史編纂・研究を主題とした書籍『風とバーチャル』第一集が、コミックマーケット103(C103)で頒布される。 日付は1日目となる2023年12月30日(土)、場所は東京ビッグサイト(東京国際展示場)の東7ホールt41b。 第一集では2019年までの内容を中心に掲載。 2018年からVTuber日報を更新しているうぇるあめさんによる2016年以前からの年表、各メディアでVTuberに関する記事を執筆した経験があるライターによるコラム、業界関係者やVTuberへのインタビューなどが収録される。 業界の現状とこれまでのVTuberについて記録『風とバーチャル』 『風とバーチャル』は、VTuberジャーナリスト・古月さんが主宰する企画。2021年に発足。 キズナアイさんが誕生した2016年、VTuberの大流行を巻き起こした2017年末/2018年から数えて、5年が経った

              VTuberの歴史を編纂『風とバーチャル』コミケで頒布 年表含む約400ページ
            • 対談・富野由悠季 - king-biscuit WORKS

              *1 佐世保小6女児殺害事件に関する大月隆寛氏のルポルタージュは、あの事件に対しての多くのメディアの視点いわゆるネット、チャット、『バトル・ロワイヤル』(高見広春の小説。'00年に映画化)というものとは違い、彼女の生まれ育った場所と置かれた環境から、パソコン的日常が彼女の心性にどう作用し、事件に至ったかを読み解こうとするもので、これは“いなか、の、じけん”だととらえた氏の慧眼には、なるほどと感心しました。またアニメもそこに含まれるらしい“サブカルチャー”なるものに対する大月氏の考えもお伺いしたく、対談をお願いしました。文化庁が音頭をとって、アニメ、マンガなどのオタク文化を日本を代表するカルチャーとして世界に広げようとしている。笑うしかないようなこの現実は、一体どうとらえるべきなのでしょうか。*2 富野 大月さんは雑誌『諸君!』でお書きになられたルポの中で佐世保小六女児殺害事件を“いなか、の

                対談・富野由悠季 - king-biscuit WORKS
              • [インタビュー]TVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」ニディガコラボ記念。にゃるら氏に聞く,美少女ゲームはどこへ行くのか

                [インタビュー]TVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」ニディガコラボ記念。にゃるら氏に聞く,美少女ゲームはどこへ行くのか 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 編集部:touge カメラマン:佐々木秀二 2023年12月26日,「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」(以下,16bitAL)と「NEEDY GIRL OVERDOSE」(PC / MAC / Nintendo Switch。以下,ニディガ)によるコラボビジュアルが公開された。 16bitALは,みつみ美里氏・甘露樹氏(アクアプラス)と若木民喜氏(漫画家)によってコミックマーケット91にて頒布された同人誌「16bitセンセーション」(以下,16bit)を原作とするTVアニメだ。16bitは1990年代を舞台に,ひょんなことから成人向け美少女ゲームのイラストレーターとなった上原メイ子の物語

                  [インタビュー]TVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」ニディガコラボ記念。にゃるら氏に聞く,美少女ゲームはどこへ行くのか
                • 日本初の男性向けエロ同人誌『シベール』全書評(抄録) - Underground Magazine Archives

                  1979年*1、第11回コミックマーケット(C11)にて、創作系ロリコン漫画同人誌『シベール』(無気力プロ内シベール編集部)創刊号が頒布された。 同誌は、男性向け同人誌の記念すべき第1号として知られており、終刊直後から今日に至るまで、とにかく方々で神話的に語り継がれている。が、今となっては『シベール』の何が凄いのか、よく分からない人も多いだろう。 簡潔に言うと『シベール』は、手塚の系譜を受け継いだ伝統的・記号的な絵柄で、はじめて性描写を展開したエロマンガ雑誌である。それまでのエロマンガはリアルタッチの三流劇画しかなく、おたく的な青少年たちは、アニメ調のシンプルなラインで描かれた美少女のエロマンガが存在しないことに違和感を覚え始めていた。 そこで、時代の潮流として「かわいいエロ」が求められた。そんな中で出現したのが、同人誌『シベール』である*2。 シベール Vol.0 予告&原稿募集号htt

                    日本初の男性向けエロ同人誌『シベール』全書評(抄録) - Underground Magazine Archives
                  • 「本を読まない人」に読書の楽しさを伝えるためには?文芸評論家・三宅香帆が「ゆる言語学ラジオ」水野太貴と考える - 集英社新書プラス

                    「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」……多くの現代人が抱えるこの悩みに、文芸批評家の三宅香帆氏が労働と読書の歴史をひもときながら向き合った新書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が刊行された。 本書の刊行を記念して、三宅氏と「ゆるく楽しく言語の話をする」人気YouTube番組「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴氏が対談。 90年代生まれ、地方出身、本好き、という共通点がある2人が、本を読まない人への読書入り口の作り方を語り合う。 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書) 「本を読まない人」から見た「読書論」 水野 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、とても興味深かったです。こうしたテーマだと、どうしても「本を読まない人はダメだ」という、読書家による「上から目線」の語り方に終始してしまうイメージがあります。でもこの本は、普段、本を

                      「本を読まない人」に読書の楽しさを伝えるためには?文芸評論家・三宅香帆が「ゆる言語学ラジオ」水野太貴と考える - 集英社新書プラス
                    • 二次創作の影響がどうかはわからんけど、アマチュアのオリジナル創作はいま元気ですよという話|仲村

                      こんにちは。当人です。 コメント後半は、 ”一次創作で頑張ろうとする人間の邪魔をすることにも繋がります。” ”同人ストアに出せば二次創作の方が売り上げは伸びる。” について補足したものであり、ツイートの主張の補強に用いられるのは意図したものではありませんhttps://t.co/3803h6Wg9A — 仲💮村 (@natukusa) January 7, 2020 事の経緯は幾谷正さんのブログ記事に私がつけたはてなブックマークのコメントを、幾谷さん自身がツイッター上でキャプチャ付きでコメントしているのを見かけたためです。 言及したいことはツイートの通りで、元のブックマークコメントも含めて幾谷さんの記事について、「認識違い」と呼んで差し支えないだろうと思った個所についての指摘です。 この後も連ツイで補足を重ねているのですが、2010年代も終わったいまの同人文化について、私見を記録するには

                        二次創作の影響がどうかはわからんけど、アマチュアのオリジナル創作はいま元気ですよという話|仲村
                      • 【コミケの時代の終わり】はコミケに参加していないから(前編) : すべてのものを人にする・MeToBe!!

                        このブログは個人の見解であって、誰かに何かの意思を押し付けるものではありません。 なお、中の人は同人活動もしております。こちらについてはhttp://rbs.dojin.com/にお越しください。 C103新刊は脱稿しました。新刊既刊情報については、今週末までにはアップしたいところ。 わたしゃ、M-1グランプリをリアタイしたい(なお土曜日はお仕事です)。 そんな脱稿タイミングで、こういう記事が流れてきましてですね。 まあ、若い論客ほどすぐなんでも【終わり】ってつけたがるよね。 そのほうが注目を集めやすいんだよなー…とは思いつつ、読んでみました。 なんだろうなあ。頑張って分析してみましたって感じはあるんですけど、分析のための引用データとその分析自体が甘すぎるなあと感じまして。で、分析の甘さについては自分もあんまり人のこと言えないのですが、そもそも分析データと言うか見識が甘いを通り越して偏見レ

                          【コミケの時代の終わり】はコミケに参加していないから(前編) : すべてのものを人にする・MeToBe!!
                        • 文学フリマ代表・望月倫彦が語る、リアルなイベントの価値 「文章を書く人の数は今が一番多い」

                          小説、評論、エッセイ、詩歌、ノンフィクションなど様々な作品の展示即売会である文学フリマ。そこには同人誌をはじめ、CD、電子書籍、Tシャツなどいろいろな形の「文学」が並び、多くの来場者を集めている。間もなく11月20日にも東京で開催されるこのイベントは、2002年の第1回以来、20年におよぶ歴史を持つ。初期からアマチュアに混じりプロの書き手が出店する一方、かつてアマだった参加者が商業デビューした例も少なくない。規模を拡大し続け、東京以外の各地でも即売会を開催するようになった文学フリマ事務局は今年、一般社団法人になった。望月倫彦代表に文学フリマのこれまでとこれからを聞いた。(円堂都司昭/10月31日取材・構成) 望月倫彦氏 ――文学フリマの歴史は、公式サイトにまとめられていますが、代表自身から始まりをあらためて話していただけますか。 望月:批評家・マンガ原作者の大塚英志さんが、作家の笙野頼子さ

                            文学フリマ代表・望月倫彦が語る、リアルなイベントの価値 「文章を書く人の数は今が一番多い」
                          • アメリカの書籍出版産業2020:これまでの10年と、これからの10年について(最終章)メチャ売れしたのは「オンナコドモ」の本…だけどそれでいい気がする|りんがる aka 大原ケイ

                            アメリカの書籍出版産業2020:これまでの10年と、これからの10年について(最終章)メチャ売れしたのは「オンナコドモ」の本…だけどそれでいい気がする 本のコンテンツでこの10年の傾向などはあるだろうか? 年ごとのベストセラーリストもあるけれど、全体の傾向を見るにはこの10年でもっとも売れた本トップ10が参考になるだろう。以下はベストセラーリストでは紙版もEブックもいっしょにしているUSAトゥデイ紙に載っていたリストで、NPD社が提供するBookscanの情報(全米の85%のPOSデータを集計)を基にしている。 Best-Selling Book of the Decade in the U.S. 順位 タイトル 著者 出版社 刊行年 売上部数 1.    Fifty Shades of Grey    E. L. James    Random House    2011    15.2

                              アメリカの書籍出版産業2020:これまでの10年と、これからの10年について(最終章)メチャ売れしたのは「オンナコドモ」の本…だけどそれでいい気がする|りんがる aka 大原ケイ
                            • 短歌ブームと文学フリマ拡大が示す『不良債権としての「文学」』の答え

                              プロ・アマ、営利・非営利、ジャンルを問わず、つくり手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自分で販売する場として、規模を拡大し続けている「文学フリマ」。2002年にスタートしたこの展示即売会は、現在は九州〜北海道までの全国8箇所、年間合計9回にわたって開催されている。参加者たちは略して「文フリ」とよく呼ぶ。 出店者・来場者の増加を背景に、2024年5月19日(日)開催の「文学フリマ東京38」からは東京開催時の一般入場を有料化。12月1日(日)開催の「文学フリマ東京39」は東京ビッグサイトでの開催も発表され話題となった。 今、文学フリマは文学を志す人々にとって、作品発表やビジネスにおいて、既存の商業出版だけではない「オルタナティブな場」として機能し始めているのかもしれない──この問いを掘り下げ、文学にまつわる人々にとっての思考の補助線をまとめようと、有料化される前の最後の「文学フリマ東京37」の

                                短歌ブームと文学フリマ拡大が示す『不良債権としての「文学」』の答え
                              • 恋愛ホラーADV『ドキドキ文芸部!』のファンメイド長編Mod「ドキドキ卒業物語」公開。“原作本編超え”ボリュームで卒業を描く - AUTOMATON

                                個人開発者の宇佐城氏は6月24日、「Doki Doki Graduation Story(ドキドキ卒業物語)」を同氏の個人ブログ上で無料公開した。本作はModであり、『ドキドキ文芸部!』に適用することでプレイできる。なお導入の際は、itch.ioより新たに『ドキドキ文芸部!』をダウンロードしてからModを適用して欲しいとのこと。 「ドキドキ卒業物語」は、『ドキドキ文芸部!』をベースに、新たな長編ストーリーを展開する二次創作Modだ。本Modは、ナツキ以外の文芸部員たちが高校三年生になった世界を舞台としている。卒業をテーマにしており、主人公たちが進路に迷いながらも高校生活を送る様子が描かれるようだ。一年を通してコミケや文化祭、クリスマスなどさまざまなイベントが発生する。選択肢による分岐も用意され、気になるキャラと深く交流することができるようだ。 また、『ドキドキ文芸部!』らしいメタフィクショ

                                  恋愛ホラーADV『ドキドキ文芸部!』のファンメイド長編Mod「ドキドキ卒業物語」公開。“原作本編超え”ボリュームで卒業を描く - AUTOMATON
                                • 画像生成AIの病理学的論考 |嘯(しゃお)

                                  画像生成AIが広く使われるようになり、既に1年半以上が経過した。Midjourneyのサービス開始が2022年7月、Stable diffusionの公開が2022年8月である。画像生成AIは、文字を打ち込むことで画像を生成するという画期的な技術であり、その手軽さや品質から「創作」との相性がよくも思えるが、実際は様々な課題が表出し、現在解決に至っているとは言えない。単なる画像生成だけでなく、画像編集技術や付随的な陰影算出技術などが開発されているにも関わらず、である。画像生成AIに対する意見というのは好意的なものから否定的なものまで幅広く、その意見の幅は興味深い。ここでは、なぜ課題が生まれ、何が問題となっているのか、なぜ分断が生まれるのかという点に注目し、その背景的心理などを言語化し考察したい。生成AI利用の是非を問うものではなく、なぜ分断がここまで起きているのか、という点に注目する。あくま

                                    画像生成AIの病理学的論考 |嘯(しゃお)
                                  • 学生のあいだで「批評」が人気な理由を聞いてみた(ペシミ×キュアロ対談)|インターネット退屈日記

                                    ※本記事は、マガジン「変なサークル学会 調査報」の四本目として寄稿した記事である。 若者の「批評」離れが叫ばれて久しい。ライター稲田豊史は「若者たちが評論をあまり読まない」(注1)と指摘し、批評家・東浩紀は「言論人や批評家にかつての存在感はない」(注2)とまで言い切っている。 しかし、そのような時代にあっても、批評をする大学生たちがいる。いや、むしろ盛り上がっているようにさえみえるのだ。というのも、ここ数年で驚くほど多くの評論系の雑誌制作サークルが爆誕しているからだ。どのくらい多いかというと、とにかくこれを見てほしい。 2021年以降に設立された23団体の主催者アンケートから作成。詳しい制作過程は後日公開予定の「取材後記」で。つ、つ、つかれた.。この図を作るためにどれだけ頑張ったか...。い、いや、そんなことはどうでも良いのだ。とにかくここで知っていただきたいのは、2021年以降、すなわち

                                      学生のあいだで「批評」が人気な理由を聞いてみた(ペシミ×キュアロ対談)|インターネット退屈日記
                                    • そんなところで何してるんだい、文学フリマ野郎? - 名馬であれば馬のうち

                                      これからしばらく文学について何かと書かなければならない。その実物はともかく、文学という言葉は今日よく行き渡っているようで、文学と言えば相手は何か解った風な表情になる。これは外国では余りないことらしいから、そのことから直ぐに、日本人というものはとやりたくなる所であるが、考えて見ると、日本も戦前まではこんなことはなかった。その頃はむしろ、文学をやるなどと子供が言えば、親が泣いたり、怒ったりし始めるのが常識で、そういうひどいことにならなくても、そうどこへ行っても文学、文学ではなかったのに対して、文学の方はいいものが沢山あったという感じがする。 ーー「文学の楽しみ」吉田健一 そこは文学の自由市場だと謳われているが、実際には文学の奴隷市場だ。*1 書店とはまた異なる法や規範で律せられていて、きみはそこでも創造的に振る舞うことができない。でも、どういう場であれ、きみが自由で創造的だったことなど一度でも

                                        そんなところで何してるんだい、文学フリマ野郎? - 名馬であれば馬のうち
                                      • 「百合」の“源流”は「エス」にあらず~『マリみて』を中心とした「百合史観」の試論 - 百錬ノ鐵

                                        (2023年7月29日 加筆修正) 『百合特集』で注目を集める早川書房「SFマガジン」2021年2月号では「百合SF」の他にも、『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』(彩流社)の著者である嵯峨景子が、吉屋信子や伊澤みゆきに象徴される戦前の少女小説に関する論考を寄稿している。 他にも百合コンテンツ情報サイト「百合ナビ」管理人へのインタビューなど、「SFマガジンの百合特集」といっても「百合SF」のみならず「百合文化」全体を俯瞰した資料性の高い内容となっている。 吉屋作品の中でも、とくに『花物語』や『屋根裏の二処女』などは、大正時代から昭和の初期にかけて当時の女学校の一部で流行していた「エス」なる風習を題材としたことで知られる。 あらためて説明すると「エス」とはシスター(Sister)の頭文字で、上級生と下級生が擬似姉妹的な関係性を結ぶことによって、女性同士の「友愛」を育むという一種の女学校文化で

                                          「百合」の“源流”は「エス」にあらず~『マリみて』を中心とした「百合史観」の試論 - 百錬ノ鐵
                                        • ロリコンファンジンとは何か(80's創作同人とその周辺)──その過去・現在・未来 ロリコン同人誌界分布図の試み by 原丸太 with 志水一夫 - Underground Magazine Archives

                                          ロリコンファンジンとは何か──その過去・現在・未来  ロリコン同人誌界分布図の試み by 原丸太 所載:『ふゅーじょんぷろだくと』1981年10月号「特集/ロリータ あるいは如何にして私は正常な恋愛を放棄し美少女を愛するに至ったか」pp.92-98 ロリコン誌3つのベクトル キャラクターに魅せられて 「シベール革命」の意味 特別資料室 今、ロリコン・ファンジン(以下「ロリコン誌」と略す)がブームになっているようだ。この春にはせいぜい10誌ほどだったものが、現在では数10誌を算えるに至っている。ロリコン誌とはいったい何であるのか、ロリコン誌にはどのようなものがあるのか、そしてそのブームの引き鉄となった「シベール革命」(一名「シベの発現」)とはいったい何であったのか──そんなことについて、若干の考察を加えてみた。 ロリコン誌3つのベクトル 「残す」というのは、文化の基本である。誰もが焚書坑儒に

                                            ロリコンファンジンとは何か(80's創作同人とその周辺)──その過去・現在・未来 ロリコン同人誌界分布図の試み by 原丸太 with 志水一夫 - Underground Magazine Archives
                                          • 「同人誌は、ただの本じゃない」印刷所社長〝転売自由化論〟への疑問

                                            「転売の自由」うたう記事に批判 信頼関係に影響するかもしれない 「作り手の思いに寄り添って」 ツイッター上で、同人誌の転売を容認する主張が拡散されています。多くの批判を浴び、投稿者が発言の撤回と謝罪に追い込まれる事態となりました。一連の出来事について、冊子の印刷事業者は、どのように受け止めたのでしょうか? 同人誌という媒体が果たす、稀有(けう)な役割にまつわる思いを、幹部に聞きました。(withnews編集部・神戸郁人) 「転売の自由」うたう記事に批判 注目を集めたのは、「全国同人誌転売流通連絡会」を名乗るユーザーが今年3月、noteに投稿した記事です。 タイトルは「同人誌に転売の自由を~私達の考え~」。転売は法律で禁じられておらず、市場での冊子流通量を増やし、読者の手に渡る可能性を高める手立てである。推進すれば業界全体が活性化する――。そのような主張がつづられています。 10月19日夜、

                                              「同人誌は、ただの本じゃない」印刷所社長〝転売自由化論〟への疑問
                                            • 全身小説家 ~作家・永沢光雄はいかに生き、死へ向かったか~|プチ文壇バー 月に吠える

                                              本作は、フリーライターで作家の故・永沢光雄氏(1959~2006年)について、プチ文壇バー月に吠える店主の肥沼和之が執筆したルポルタージュです。 プロローグ「ライターをするのならさ」 30代後半の週刊誌記者は、酔いでややとろんとした目を僕に向けて言った。深夜2時、新宿ゴールデン街。2010年のことだった。フリーライターになったばかりで、当時30歳の僕に、この本は絶対に読んだ方がいいよ、と彼は著者名とタイトルを挙げていった。沢木耕太郎『深夜特急』、山際淳司『江夏の27球』、本田靖春『誘拐』など、知っていたり知らなかったりするノンフィクションが挙げられ、最後に紹介されたのが故・永沢光雄の『AV女優』だった。 1996年に刊行された『AV女優』は、その名の通りAV女優たちへのインタビュー集である。僕は未読だったが、読書好きの友人が絶賛しており、その存在は知っていた。 単なる読書好きに勧められたの

                                                全身小説家 ~作家・永沢光雄はいかに生き、死へ向かったか~|プチ文壇バー 月に吠える
                                              • 【無料】なぜ、ただのアニメやゲームが人を救うのか、宗教的に説明するよ。(完全版)【長文】 - Something Orange

                                                それは、どこかで「聖なるもの」と繋がっているのか? それともまったく無関係な「俗なる文化」に過ぎないのか? 考えてみよう。 序文 序章 第一章「オタク・スピリチュアリティとは何か?」 ①「オタク文化と宗教のアフィニティ」 ②「アイロニカルに没入する」 ③「オタク・スピリチュアリティ」 ④「ありとあらゆる善きものの象徴にして集合」 ⑤「世界の秘密と始原の暗号」 ⑥「推しを通して聖なるものを垣間見る」 第二章「非合理性の誘惑」 ①「スピリチュアル文化の歴史と現状」 ②「オタク文化のなかのスピリチュアルな表象」 ③「人はなぜ非合理的なものを求めるのか」 ④「人類は宗教を離脱するのか」 ⑤「この世に不思議は残されているのか」 ⑥「聖なるもののデカダンス」 第三章「異教を信じる人々」 ①「世界境界とオタクの絶対倫理」 ②「復活を遂げるペイガニズム」 ③「くらやみから飛び出た魔女たち」 ④「妖精郷グラ

                                                  【無料】なぜ、ただのアニメやゲームが人を救うのか、宗教的に説明するよ。(完全版)【長文】 - Something Orange
                                                • 同人1年ちょいくらいやったね

                                                  ぐだぐだ自分語り 小説を描くのが好きでちょっとくらいは書けないでもないので、思い切って小説賞に応募した。轟沈、2018年11月頃の話です。 鼻っ柱が天を突いてて、前年の受賞者の作品を見て読みながら「これ 勝てるんじゃね…?」とか思ってしまった〜。全然勝ててない! 今読み返すとどうして勝てそうだと思ったのかまったくわからん。鼻っ柱が綺麗に折れた。 ヴォーン次何に応募しよっかな〜〜いや凹むな〜なんて思いながらTwitter巡回していたら、友人が冬コミに発行するアンソロの書き手を募集していた。小説でもなんでもいいからとにかく人手が欲しい風だったので、あと好きな組み合わせでもあった、ダメなら別にお断りされてもいいかと思って、気分転換がてら手を挙げた。微妙な映画見ながらネカフェで原稿してみたり、やったことないことをいくつかやった。 結果、そこそこ喜んでくれた。いやわからん、相手は何かが気に食わなくて

                                                    同人1年ちょいくらいやったね
                                                  • 【試し読み】福尾匠による新連載「言葉と物」第一回「郵便的、置き配的」(福尾 匠)

                                                    7月号よりスタートした福尾匠さんによる連載「言葉と物」。 批評・言論の現在をめぐって、「言葉」と「物」の両面から考える本連載。 第一回では柄谷行人『探究』と東浩紀『ゆるく考える』という文芸誌に連載された二つの書物をめぐって展開します。 ※「群像」7月号の「言葉と物」の初回の一部を再編集のうえ、お届けいたします。 批評とは何か。なるべくスペースを広く取っておくために、批評は〈コミュニケーションの条件、言葉が伝わることの条件を思考し、実験すること〉だと定義しておこう。たとえば柄谷行人はそれを「交通空間」として、東浩紀は「郵便空間」として概念化した。異質な共同体が出会う交通と、遺失や遅配に悩まされる郵便。そして彼らはたんにそれを理論として提唱するだけでなく、その実践性を自分で証明するような実験に取り組んできた。 思考と実験が踵を接しているのは、批評は普遍の拒否から出発するからだ。それは柄谷が普遍

                                                      【試し読み】福尾匠による新連載「言葉と物」第一回「郵便的、置き配的」(福尾 匠)
                                                    • 2023年出版関連動向回顧と年初予想の検証 | HON.jp News Blog

                                                      Text to Image by Adobe Firefly Image 2 Model(陸上競技のトラックを走っている2本足の白いウサギが、緑竜に追い抜かれそうになっているイラスト) 《この記事は約 56 分で読めます(1分で600字計算)》 HON.jp News Blog 編集長の鷹野が、年初に公開した出版関連動向予想1 2023年出版関連の動向予想〈HON.jp News Blog(2023年1月10日)〉 https://hon.jp/news/1.0/0/38390を検証しつつ、2023年を振り返ります。 2023年概況 まず概況から。出版科学研究所「出版指標マンスリー・レポート」2 出版指標マンスリー・レポート〈出版科学研究所オンライン〉 https://shuppankagaku.com/monthly-report/2023年12月号によると、2023年1~11月期の紙の

                                                        2023年出版関連動向回顧と年初予想の検証 | HON.jp News Blog
                                                      • ツイッターをにぎわせる「魔女狩り」漫画、編集者の熱量がすごかった

                                                        資料集めとプロット作りに苦戦 異例の3巻同時発売となったワケ 読者が作る付加価値 1冊990円、上中下巻3冊同時発売という〝強気〟の販売戦略にもかかわらず、SNSで話題になっているのが漫画「魔女をまもる。」(槇えびし作)です。魔女狩りという奥が深いテーマをあえて選びヒットにつなげた裏には、作者と一体化して作品にのめり込みながら、ネットでの拡散にも気を配った編集者の存在がありました。(ライター・安倍季実子) 資料集めとプロット作りに苦戦 話を聞いたのは、「魔女をまもる。」担当編集者の原真紀子さんです。 ――槇えびしさんが『Nemuki+』で連載することになったきっかけは? 「5~6年前に『Nemuki+』で小説のコミカライズ版を何本も立ち上げたことがあり、そのときに声をかけました。ちょうどその頃に、『朱黒の仁』(真田幸村が主人公の歴史漫画)を連載していた雑誌の休刊が決まっていたので、タイミン

                                                          ツイッターをにぎわせる「魔女狩り」漫画、編集者の熱量がすごかった
                                                        • 「ゴジラ×メカゴジラ」の監督が語る2時間ドラマの歴史 同人誌『あなたの知らない2時間ドラマ制作の世界』

                                                          そろそろカレンダーの残り枚数も少なくなってきたころ、「一年の計は……」なんて振り返って話すのにはまだ早いでしょうか。今回は、長く映像制作のお仕事をされてきた方の活動にスポットを当て、当時の様子をいきいきとたどるインタビュー本です。 今回紹介する同人誌 『あなたの知らない2時間ドラマ制作の世界』B5 40ページ 表紙特殊紙、黒インク・本文モノクロ 著者:mayoko 実物は深紅にきらきらとラメが入った紙が使われており、表紙からドラマチックさがあふれます 撮影前日に犯人役変更!? 制作現場のリアル この同人誌は、「ゴジラ×メカゴジラ」などで知られる映画監督の手塚昌明氏がインタビューに答えたご本です。監督助手として市川崑作品にも多数参加されています。作者さんは、そんな氏のインタビューをこれまでも同人誌としてまとめてこられました。しかしお話を聞くうち、映画の話だけでなくテレビの話題も「大変面白く、

                                                            「ゴジラ×メカゴジラ」の監督が語る2時間ドラマの歴史 同人誌『あなたの知らない2時間ドラマ制作の世界』
                                                          • 侵害コンテンツのダウンロード違法化の制度設計等に関する検討会(第1回) | 文化庁

                                                            議事次第 1開会 2議事 (1)海賊版による被害の実態等について (2)パブリックコメント及び国民アンケートの結果について (3)検討に当たっての基本方針について (4)制度設計について (5)その他 3閉会 配布資料一覧 資料1 「侵害コンテンツのダウンロード違法化の制度設計等に関する検討会」開催要綱(構成員名簿を含む)(73.5KB) 資料2-1 海賊版サイトによる被害と法整備の必要性について(出版広報センター御提出資料)(1.1MB) 資料2-2 出版以外の分野における海賊版による被害実態について(74KB) 資料3-1 「侵害コンテンツのダウンロード違法化等に関するパブリックコメント」の結果について(全体像)(233.3KB) 資料3-2 「侵害コンテンツのダウンロード違法化等に関するパブリックコメント」の結果概要(個人:「(別紙)質問事項及び回答様式」)(405.2KB) 資料3

                                                            • コミケをサブカル文脈や結論ありきで読み解くのはやめろ

                                                              Calci @Calcijp 初期の同人即売会は文芸同人誌からの流れでオリジナル作品が主体で、その後エロパロ二次創作が流れ込んで堕落した、というストーリーに落とし込みたいのは分かるんですが、実際には迷宮が漫画新批評体系を売るために少女マンガのエロパロ二次創作を始めたので、あれは初めからの運命だったのです。 twitter.com/Calcijp/status… 2023-11-28 09:17:50 Calci @Calcijp と、そう誤解しがちなんですが、コミケ第1回目からオリジナル創作同人誌は1/3ほどで、あとはファンクラブ系、学漫系、SF系、評論系だったのです。オリジナルの比率はその後のコミケとそう大差ないのです。 pic.twitter.com/ld7AMK2ZD4 twitter.com/ks_w2002/statu… 2023-11-28 08:57:57 Calci @Ca

                                                                コミケをサブカル文脈や結論ありきで読み解くのはやめろ
                                                              • 2024年やりたいことリスト100 - 社会の独房から

                                                                1.友達を作る。30歳超えのおっさんが考える事じゃねーだろと言われそうだが、今年はコミケや東京ゲームショウ、コミコンとオタクイベに色々参加してみて思っていた以上に友達連れが多くて孤独が寂しくなってしまったので。積極的になろう 2.犬か猫を飼う。ポメラニアンかポメチワか三毛猫を飼う。仕事中の留守問題が課題 3.自炊を続ける。今年良かったことに自炊を始めた事だったので2024年も続けたい 4.食べる量を増やす。目標体重60後半~70 5.ケーキ作りしてみる。ケーキ食べたい 6.でっけぇプリン作り。でっけぇプリン食べたい 7.卵焼きを極める。極める。 8.角煮を作る。食べる。 9.外食時取り敢えずラーメンをやめる 10.外食時取り敢えず吉野家すき家松屋をやめる 11.チョコザップに通う。筋肉増強!!! 12.仙台に行く。牛タンを食う 13.青森に行く。霊場恐山に行く 14.群馬に行く。下仁田ネギ

                                                                  2024年やりたいことリスト100 - 社会の独房から
                                                                • 第2回百合文芸小説コンテストに応募中の『片割れ』が注目の応募作品に掲載されました!! - しおらしくではない、辛辣に!!

                                                                  盛り上がってますよ!第2回百合文芸小説コンテスト!!!!! 参加してますか!閲覧してますか!はたまた、両方ですか!! 私は両方です!! www.pixiv.net だけど、まだまだ投稿したいので、閲覧は今は控えて執筆に集中しています。少し前に開催した#小説読むよも半分の方、拝見しましたが、現在は、執筆に集中しています。やはり、読書と執筆は両立が難しい!!ですので、残りのフォロワー様はお待たせしてしまいますが、ブログ記事にて宣伝させていただきましたので、私のブログの読者様で気になる方がいらっしゃいましたら、閲覧されて感想を書かれたら作者様が喜ばれると思います。私はTwitterのDMとかリプライで送りましたが、どの方も喜ばれておりました。 shixi-tasolt.hatenablog.jp さて、本題に少しずつ触れていきますが、昨日の2019/12/04のTwitterのタイムラインにて、

                                                                    第2回百合文芸小説コンテストに応募中の『片割れ』が注目の応募作品に掲載されました!! - しおらしくではない、辛辣に!!
                                                                  • 赤木颱輔のはてログ

                                                                    まつもとあつし様 各位 ブクマした藤津亮太氏の記事に疑義が在るので記します。 [B!] ネット白熱!? ~20歳が観るべきアニメ38タイトル [B! 歴史] 20歳が観るべきアニメ38タイトルを選んでみた(藤津亮太) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ 先ず、挙げられた「20歳のアニメファンが観るべき38作品(藤津亮太選)」では劇場映画とTVシリーズを一緒くたに紹介している。 一回三十分の、巨人の星全182話、タイガーマスク全125話、最後にHUGっと!プリキュア全49話、之を総て観ろというのか。 最低限、作品の長さから「短編映画」「長編映画」「シリーズ物(定期発表映画)」の3つに分類しろ。何故なら、話数単位で、観るべき度合いを、シリーズ物については示さなければならない、からです。 続きを読む 氷川竜介氏は本日9月28日を最後に池袋コミュニティカレッジでの講義を休止する*1。休みは

                                                                      赤木颱輔のはてログ
                                                                    • 屑籠の歴史 ラカン-ジジェクと読む最悪の百合作家「中里十/西在家香織派」 - ラビィたむ萌え萌えブログ

                                                                      ひとりひとり見れば、人間は、多少とも理性的外見を呈しており、食べたり、眠ったり、頭を使って悪事を企んだりする。だが総体としての人間は、変わりやすく、不可解で、気まぐれで、愛嬌がある。つまり、人間ひとりひとりはまさに人間であるとしても、人間全体は女なのである。 G・K・チェスタトン『新ナポレオン奇譚』 僕が書こうが書くまいが、どうせ何か別の意味を探そうとするに決まってる。僕の沈黙のなかにだって。そういう連中なのだ。いくら理屈を言っても無駄、啓示には盲目なのだ。マルクートがどうしたと言うんだ。マルクートはマルクート、それだけのことさ。 ウンベルト・エーコ『フーコーの振り子』下 すべてを包括するキリスト教的態度――パウロの有名な言葉、「男も女も存在しない、ユダヤ人もギリシア人も存在しない」から必然的に出てくるのは、キリスト教共同体への編入を受け入れない者たちの完全な排除である。 親愛なる読者の皆

                                                                        屑籠の歴史 ラカン-ジジェクと読む最悪の百合作家「中里十/西在家香織派」 - ラビィたむ萌え萌えブログ
                                                                      • 20年の歴史を経て来場者急増、次はビッグサイトで開催へ 「文学フリマ」主催者に訊く インディペンデントなイベントの続け方|FINDERS

                                                                        CULTURE | 2024/01/30 20年の歴史を経て来場者急増、次はビッグサイトで開催へ 「文学フリマ」主催者に訊く インディペンデントなイベントの続け方 サムネイル画像は2023年11月11日開催「文学フリマ東京37」の模様 撮影・山本純 聞き手・構成・写真:神保勇揮(FINDERS編集部) 小説・詩・俳句・短歌・ノンフィクション・エッセイ・評論など、多種多様なテキストメインの同人誌が販売されるイベント「文学フリマ」。バックに大資本や自治体がついているわけではないインディペンデントなイベントだが、その歴史は20年以上積み重ねられており、全国各地で開催されている。コロナ禍を経た2023年の東京会場では来場者が過去最大の1万人を突破、しかも前年より倍増近い人数になっており周囲を驚かせた。しかも2024年には過去最大規模となる、東京ビッグサイトでの開催を予定しているという。 初期からプ

                                                                          20年の歴史を経て来場者急増、次はビッグサイトで開催へ 「文学フリマ」主催者に訊く インディペンデントなイベントの続け方|FINDERS
                                                                        • 日記のコミケ「日記祭」に行ってきました - ほおずきれいこの骨髄ブログ・2nd season

                                                                          12月11日、日曜日。 東京、下北沢。 うちから一時間もかからない場所なのに、まだ足を踏み入れたことがない場所。 住みやすい街ナンバーワンといわれるその場所に行ってみたいというのもあって、下北沢で行われた「日記祭」なるものに行ってきました。 目的は「はてなブロブの日記本」をもらうこと。 私も、募集を知っていちおう出してみたけれど不採用。それもそのはず、ブログでは日記らしいものをあまり書いていないほうです。しかも毎日かいてないし。 10年日記という厚くて重いノートに日記をかいていたこともありましたが、二年ぐらいで書かなくなって、ほとんど白紙だったので捨ててやりましたよ。 「日記祭」というイベントでは、出店を申し込んだ人それぞれがコミケみたいに自分で作った本を売っていました。その中にSNSで人気の人もいたのかなぁ。あの本場のコミケみたいにごったがえしてはなくて、とても小さい規模なんだけど、それ

                                                                            日記のコミケ「日記祭」に行ってきました - ほおずきれいこの骨髄ブログ・2nd season
                                                                          • 同人誌の母・田中圭子さんインタビュー - taimatsu - BOOTH

                                                                            ケイ・コーポレーション(赤ブーブー通信社)取締役社長・田中(赤桐)圭子さんのインタビューをまとめたものです。 田中さんの生い立ち、同人誌印刷に関わる前、曳航社設立からケイ・コーポレーション設立の流れ、東京文芸出版・吉見孝之さんとの関係、94年・95年の危機、そして現在と今後のビジョン…などを語っていただいています。 コミケと並ぶ同人誌即売会の雄・ケイ・コーポレーション(赤ブーブー通信社)側から見る同人誌の歴史が、今明らかに!? 同人誌即売会・同人誌印刷の歴史に興味のある方には、必携の一冊だといえるでしょう。 付録として、同人誌即売会に関する年表(協力:国里コクリ)、戦後左翼文化と同人誌文化の接点を考察する「わらび座について」(吉本たいまつ)が付属します。

                                                                              同人誌の母・田中圭子さんインタビュー - taimatsu - BOOTH
                                                                            • キャラクターに著作権なし?4つの事例でどこまで利用してよいか解説 | TOPCOURT LAW FIRM

                                                                              はじめに 昨今、小説や漫画、映画、アニメ、ゲームだけでなく、企業の広告にまで、様々なキャラクターが登場するようになりました。 新規にキャラクターを生み出したり、既に存在するキャラクターを商品化してグッズを作成したりといったことが頻繁に行われています。 もっとも、キャラクターに関する権利関係は複雑です。 「キャラクターには著作権はない」と、どこかで見たことがある人もいるでしょう。かといって自由に利用することはできない。では、どこまで利用できるのか…と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこで今回は、 キャラクターに著作権はあるのか キャラクターは自由に使えるのか などキャラクターにまつわる著作権について、弁護士が詳しく解説をしていきます。 1 キャラクターに著作権はあるのか、ないのか キャラクターそのものには、著作権はありません。 では、ここでいうキャラクターとは何を指している

                                                                                キャラクターに著作権なし?4つの事例でどこまで利用してよいか解説 | TOPCOURT LAW FIRM
                                                                              1