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個別最適な学びの検索結果1 - 40 件 / 59件

  • ICT化と教員削減、「取りまとめから削除」指示 河野行革相

    国の予算執行の無駄や事業の効果を外部有識者が点検する「秋の行政事業レビュー」は11月15日、教育現場のオンライン化を取り上げた。席上、有識者が取りまとめで「教育現場のICT化で教務・校務の効率化を進め、教職員数の合理化も進めるべきだ」と指摘したところ、河野太郎行政改革相は「(教育現場のICT化は)技術の導入によって、本当にサポートが必要な児童生徒に先生が寄り添える時間を作っていくところが狙い」と説明し、教職員数の合理化に関わる部分を取りまとめから削除するように指示した。終了後に記者会見した河野行革相は「財政の中で教員数をどうするかという議論と、デジタル化は一つ線を引いて考えるべきだ」と述べ、少人数学級の実現を含めた来年度予算の編成作業が進む中で、学校現場のデジタル化を教職員数の合理化や削減につなげるべきではないとの考えを示した。 教育現場のオンライン化を議題とした「秋の行政事業レビュー」の

      ICT化と教員削減、「取りまとめから削除」指示 河野行革相
    • 先生はスーパーマンじゃない。――なぜ、学校はすごく忙しくなったのか?(妹尾昌俊) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      学校の先生がとても忙しいことは、ずいぶん知られるようになった。小中学校の教員が世界で一番長時間労働であることは、OECDの調査でも、わかっている。だが、背景を正確に把握している人は、それほど多いわけではない。 「先生たちは、どうして、こんなにも忙しいのですか?」 「学校は遅れていたとはいえ、IT(ICT)の導入も多少はしているでしょう。昔はプリントづくりや成績処理もほとんど手作業でした。なのに数十年前と比べて明らかに忙しくなっている。なぜ?」 こういう質問を、マスコミの方や教育関係者からよくいただく。複雑な背景、経緯があるので、ひとこと、ふたことでは説明しづらいが、いくつか踏まえておきたいことを、今日はお話ししたい。 ※もちろん、学校種や学校ごとに違いはあるが、今回はおおよその共通点について述べる(例:小学校と高校ではずいぶん多忙の要因は別だ)。 (写真:アフロ) ■いじめ、貧困への対応、

        先生はスーパーマンじゃない。――なぜ、学校はすごく忙しくなったのか?(妹尾昌俊) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • 勉強も部活動もすべて先生が担わなきゃ、なんてない。|妹尾 昌俊

        妹尾昌俊さんは、野村総合研究所のコンサルタントの職を捨て、フリーランスの学校業務改善アドバイザーに転身した。深刻化する教育現場の問題を目の当たりにし、現状の改善に少しでも貢献したいという強い思いを抱いたからだ。妹尾さんが教育分野に目を向けたきっかけは何だったのか? 日本の教育には評価すべき点があるとしつつも、現在の学校には大きく2つの改善すべき問題があるという。その解決策とともに語ってもらった。 文部科学省「教員勤務実態調査」(2016年実施)によると、小学校教諭の33.4%、中学校教諭の57.7%が週60時間以上勤務、つまり月80時間以上の時間外労働をしていることがわかった。これは過労死リスクが高まる過労死ラインを超えている。民間企業では、長時間労働や過労死が問題視され、少しずつ改善の歩みが進められる中、学校の先生たちの多忙な現状は数十年変わっていない。長時間労働の蔓延(まんえん)だけで

          勉強も部活動もすべて先生が担わなきゃ、なんてない。|妹尾 昌俊
        • 「儀式だよなと感じる」話し合いのときに『付箋を貼って進めていくアレ』って効果があるの?本来の使い方から外れているとの指摘も

          福田泰裕🏫高校数学教師&ブロガー📝月4万PV @fukuyasu1203 高校教師/数学/情報✍️34歳/2児の父👨‍👩‍👧‍👦 【教師×ブログ】授業グッズ、業務改善について執筆中📒 【授業改革】タブレットで個別最適な学びを📲 【教師の働き方改革】毎日定時ダッシュ💨便利グッズ&EXCEL講座などブログにて執筆中 ⭐登場する人物・団体はすべて架空のものであり、私の妄想です。 https://t.co/buU6zcznJR 福田泰裕🏫高校数学教師&ブロガー📝月4万PV @fukuyasu1203 付箋を貼って話し合いを進めていくアレ、効果があると思いますか? 最後に完成したものは写真映えはしますが、終わったあとに何も得るものは無いと感じてしまいます。 残るのは、「みんなで何かすごいものを作り上げた」という達成感だけです。 みなさんは、どう思われますか? pic.twitt

            「儀式だよなと感じる」話し合いのときに『付箋を貼って進めていくアレ』って効果があるの?本来の使い方から外れているとの指摘も
          • 対面授業が復活しても、なぜ、大学生はキャンパスに戻らないのか?:対面熱望・対面幻想から対面現実へ | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

            コロナ禍に少しめどが見えつつあることから、多くの大学では、授業形態を「オンライン授業」から「対面授業(対面+オンラインのミックス授業)」に転換し、学生にキャンパスに来るよう、促しています。 「ようやく対面授業に転換できた。学生は、対面授業が好きなはずなので、すぐにキャンパスに戻ってくるに違いない」 ・ ・ ・ 当初は、多くの大学関係者がそう思っていたところがあります。 しかし、蓋をあけてみれば、実際は、そうなっていない大学が多いのではないかと推察します(少なくとも、わたしの知り合いのいる、いくつかの大学では、共通の現象が見られました)。 わたしの事例で、しかも、ハダカンでしかないですが、コロナ禍前の10%から20%ほどの学生しか、大学には、学生が戻ってきていない印象があります。それほどまでに学生が減っている。 これはどうしたことでしょうか。 これを読み解くためには、学生の立場にたって、学生

              対面授業が復活しても、なぜ、大学生はキャンパスに戻らないのか?:対面熱望・対面幻想から対面現実へ | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
            • 教育AI最新事例:GPT-4oなどを使った個別最適な学びの最新デモ集、自動採点やフィードバック生成、非認知能力の見取りなど|遠藤太一郎

              5/13、 14と連続してOpenAIとGoogleの発表ラッシュがありました。 教育に関するものも複数あったのですが、なかなか刺激的で面白い内容だったので、そのあらましをまとめてみました。 ざっくりとお伝えすると、「AIを活用した個別最適な学び」に該当するかなと思います。 また後半では、私が東京学芸大学と取り組んだ、文科省のプロジェクトに関しても簡単にまとめました。 こちらはAIによる自動採点やフィードバック生成、非認知能力の見取りなどに関する内容になっています。 では早速見ていきたいと思います。 リアルタイムに会話しながら、図形の問題を教える こちらはGPT-4oのデモです。リアルタイムに会話しながら、図形の問題の解き方を、子どもに寄り添って教えています。 以下、動画の内容です。 ********** まずはじめに親が、「数学の問題を教えてほしい。答えは教えずに、質問をしたりしながら導

                教育AI最新事例:GPT-4oなどを使った個別最適な学びの最新デモ集、自動採点やフィードバック生成、非認知能力の見取りなど|遠藤太一郎
              • 先進校レポート|翔和学園 ギフテッド教育の課題とは? 【発達障害8.8%をどう受け止めるか #7】 | みんなの教育技術

                ■ 本企画の記事一覧です(週1回更新、全7回) ●提言|川上康則 学校管理職に気づいて欲しいのは「学校が子どもに合わせる時代」になったこと ●提言|児童精神科医が指摘! 発達障害の子どもと不登校の関係は? ●提言|木村泰子 「困っている子が困らなくなる学校」をつくる ●提言|赤坂真二 今、学校がすべきなのは学級経営のUD化 ●提言|授業づくりのポイントはUDL×「個別最適な学び」 ●提言|中邑賢龍 学習障害の子どもの見つけ方とICT支援 ●先進校レポート|翔和学園 ギフテッド教育の課題とは?(本記事) 2015年からギフテッド教育に取り組む 翔和学園には、小中学部、高等部、大学部があり、小中学部はフリースクール、高等部は民間の教育機関として位置づけられ、大学部は、18歳以上の支援を必要とする若者向けの障害福祉サービスを提供しています。この学園に通うのは、ADHD(注意欠陥・多動性障害) と

                  先進校レポート|翔和学園 ギフテッド教育の課題とは? 【発達障害8.8%をどう受け止めるか #7】 | みんなの教育技術
                • 国連が日本政府に勧告「障害のある子どもにインクルーシブ教育の権利を」(野口晃菜) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                  2022年8月22日・23日に、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で、日本政府は「障害者の権利に関する条約」(以下、障害者権利条約)に関する初めての審査を受けた。障害者権利条約とは、2006年に国連が採択し、2014年に日本が批准をした、障害のある人の権利を保障するための国際条約である。障害者権利条約の成立過程においては、「私たち抜きに私たちのことを決めるな」がスローガンとなり、多くの障害当事者が策定に関わった。 批准をした国については、障害者権利条約を政策などに反映していく必要がある。先月の審査には、100人もの障害当事者が日本から渡航し、権利委員会の委員に日本の現状について訴えた。審査を踏まえ、9月9日に、国連の障害者権利委員会から日本政府に勧告が出された。勧告には、「インクルーシブ教育の権利を保障すべき」、との記述がある。本記事においては、インクルーシブ教育の定義を確認した上で、本審査

                    国連が日本政府に勧告「障害のある子どもにインクルーシブ教育の権利を」(野口晃菜) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                  • 高校「1人1台端末」継続に暗雲、故障とコスト増でGIGA受け皿に危機

                    全国各地の公立高校が2020年以降の新型コロナウイルス禍で急ぎ導入した1人1台のパソコンなどの端末。その継続が危ぶまれる事態が起こっている。原因は端末の故障とコスト増だ。約3割の端末が故障し、修理や更新の見通しも立たず、授業で1人1台体制が維持できない状況に直面する地域が出てきた。端末も当時より値上がりし、コロナ禍の交付金を財源として端末を導入した自治体は更新予算に頭を悩ます。政府のGIGAスクール構想による1人1台端末で学んだ小中学生が高校へ進学した際、受け皿となる高校の1人1台端末。その継続に、早くも暗雲が垂れこめている。 1人1台端末の継続を危うくする第1の原因、端末の相次ぐ故障という事態に今まさに直面している例が徳島県だ。 2023年11月13日時点で1万6500台中、5865台の端末が故障――。徳島県の県立高校など28校に導入された生徒1人1台の学校端末の故障率が約3割に上り、授

                      高校「1人1台端末」継続に暗雲、故障とコスト増でGIGA受け皿に危機
                    • 生徒の学習を3倍速にした教師のChatGPTの使い方(時事通信) - Yahoo!ニュース

                      40人学級の生徒一人ひとりに40人の教師がついて、全生徒の学習をきめ細かくサポートすると聞いて、現実の話だと思う人はいないだろう。ところが、現実にこうした学習環境を実現している教師たちがいる。もちろん、教室に40人の生身の教師が入るわけではない。生成AI「ChatGPT」に、独自の知見を組み合わせ、教師の役割を代替させているのだ。 【写真】田中善将氏 ChatGPTを活用した教師たちの最先端の教育とは、いったいどんなものなのか。前例のないChatGPTを活用した教育実践が詰まっていると関係者の間で話題沸騰の書籍『教師のためのChatGPT ホントに使えるプロンプト』の監修者であり、現職の教員で文部科学省の学校DX戦略アドバイザーでもある田中善将氏に、今まさに目の前で実現している「未来の教育」のリアルな姿を語っていただいた。 ◇ChatGPTの登場でガラッと変わった授業 ―まず、先生のご経歴

                        生徒の学習を3倍速にした教師のChatGPTの使い方(時事通信) - Yahoo!ニュース
                      • 目下、話題の「政府、教育データを一元化」について|makikonakamuro

                        1月7日に牧島かれんデジタル大臣の記者会見について報道された記事、例えば「政府 学習履歴など個人の教育データ デジタル化して一元化へ」が出てから、SNSでは「#教育のデータの一元化に反対します」というハッシュタグとともに、批判の声が上がっています。 SNSには「一体誰がこういうことを思いつくのか?」という疑問を投げかける投稿もありました。 これに関わった人の一人は私です。そして、最初に明言しておきますが、国は、個人の教育データを一元的に管理することは全く考えていません。 そもそも牧島大臣のご発言は、同日に発表になった「教育データ利活用ロードマップ」がもとになっています。デジタル庁だけでなく、教育データ整備に関わる4省庁(デジタル庁、総務省、文科省、経産省)の連名で、まさに今後の教育データの利活用とそのための環境整備について方向性を示したものです。 報道を契機に誤解が広まっているようですし、

                          目下、話題の「政府、教育データを一元化」について|makikonakamuro
                        • フィンランドの学校教育事情視察してきました - プログラミング教育Blog

                          Disclaimer 利根川が代表を務めるNPO法人みんなのコードはGoogle.orgから寄付を受けています。 本渡欧についての旅費交通費は自己負担ですが、現地での交通や一部の食事についての便宜をGoogleより受けております。 本ブログについては、Google社ではなく、利根川の意向で執筆・公開しています。 Google Educationチームの方とご一緒にBETT+ヨーロッパの学校を視察する機会に恵まれたので、 忘れないうちに自分の整理したメモを公開します。(誤字脱字や多少の聞き間違えあるかもしれません。。) ハーマンキュラン校訪問 “A school that is not a school” 「学校じゃないような学校」と生徒が言っていたとのこと (最近EUではプライバシーが厳しく生徒が写っている写真はWEB公開NGです..) 1. 1人1台Chromebook, G Suite

                            フィンランドの学校教育事情視察してきました - プログラミング教育Blog
                          • GIGAスクール構想(学校PC一人一台)成功に向け、SE時代に配慮していたことを公開してみる - EverLearning!

                            当方は以前、教育機関向けのICT導入を支援するSEとして動いていました。GIGAスクール構想の実現に向けて全国の教育委員会や私立学校がインフラ・端末整備のために動いている(そしていろいろ困っている)現況を勘案して、そのへんのノウハウをせっかくなのでまとめて無償で公開してしまおうと思います。 通常であればこういう話はいわゆる「飯の種」でもあるのであまり堂々と公表する企業人は少ないのだと思いますが、今回は ・学校向けのICT環境整備についてきちんと取り組んだ経験がある企業の関係者は結構少なく、今回のように全国一斉に調達に向かって動く中では間違いなく技術者不足が起きると懸念していること ・当方は現在Z会に所属しており、オンライン英会話やCBTベースのアセスメント、AI技術を用いた教育用ソフトウェアなどを提供する立場にありますが、自社のものを使ってもらえるかどうかは別として、こうしたソフトウェアが

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                            • 時代が作った教師と学校は時代によって変わるのが当然だ - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing

                              連合艦隊旗艦「三笠」の羅針儀@宗像大社 The compass of the flagship Mikasa of the Allied Fleet @ Munakata Taisha Shrine, Munakata, Japan 1.4/50 Summilux ASPH, Leica M10P, RAW 今月の頭、武蔵野台地の南西*1にある東京学芸大学(学芸大)で、『個別最適な学びに関する公開シンポジウム 第二回』に登壇した。学芸大は師範学校を4つ束ねて作られたthe教員育成学校であり、東京高等師範を前身とする東京教育大が筑波大学に改組され、総合大学化したこともあり、今の日本の教育研究のセンター的機関の一つと言える。現在も卒業生1000人の半分以上は教員になられるという。学芸大副学長の佐々木幸寿先生、気鋭の大村龍太郎先生に加え、国の教育(人づくり)に関する議論の中核をなす中教審(中央教

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                              • 精神科医・本田秀夫が語る「発達障害の子の不登校」、課題と解決に必要な視点 | 東洋経済education×ICT

                                問題を生む「学校の標準」、解決のカギは「インクルーシブ教育」 ──本田先生は30年以上、発達障害の人たちとその家族の支援に尽力されてきたそうですが、発達障害のお子さんの不登校の背景にはどのような学校教育の問題があるとお考えですか。 例えば、知能指数は統計学的に正規分布し、平均値から±1標準偏差の範囲内に約7割の人が収まります。おそらく今の学校教育は、この7割の子にちょうどよいカリキュラムや集団活動が設定されています。つまり、ここにフィットしない3割の子にとっては、授業が簡単すぎてつまらない、あるいは難しすぎて困るものになっているのです。 このように学校の標準が狭すぎることで一定の子どもが脱落してしまう問題は、知能に限らず、運動や社会性の発達、集中力などさまざまな面で起こっています。とくに発達障害の子にとって、今の学校の標準はフィットしにくい設計になっていると感じます。 全員に同じカリキュラ

                                  精神科医・本田秀夫が語る「発達障害の子の不登校」、課題と解決に必要な視点 | 東洋経済education×ICT
                                • 「異才」生かすには 手探りのギフテッド教育

                                  翔和学園の夏期講習。教室内には運動能力を鍛えるためのトレーニング機器などもある(翔和学園提供)特定分野で突出した才能を持つ「ギフテッド」と呼ばれる子供たちが注目を集めている。同年代に比べて記憶力や語彙力などに優れ、「天才」のイメージをもたれがちだが、感情の起伏が激しく対人関係に困難があったり、発達障害を併せ持っていたりする子供も。いかに才能を伸ばし、支援すればよいのか、各地で試行錯誤が続いている。 「光の屈折」テーマに発表する6歳児「恐竜が消える実験をしてみました」 8月、愛媛大学(松山市)が主催する「KIDS ACADEMIA」に参加した幼稚園の男児(6)は、オンラインで開かれたサマースクールで、自身の実験結果を発表した。 男児がテーマに選んだのは、本来ならば中学に入ってから理科の授業で学ぶ「光の屈折」。水を入れたコップの中にラミネート加工をしたりナイロン袋に入れたりした恐竜の絵を差し込

                                    「異才」生かすには 手探りのギフテッド教育
                                  • アフターコロナに向けて、広島から学ぶ - 研究職ママの子育ち日記~子どもの学び方を考える~

                                    昨日、モッピーさんのブログに、広島では6月以降も分散登校にするという情報が載っていました。この記事を読んで、広島の教育長の平川さんのことを思い出しました。 shimausj.hatenablog.com 広島の教育長は平川理恵さんというとても素晴らしい方です。 前に、NHKの朝イチに出ていらっしゃいました。その時の様子がこちらのブログにまとめられています。 note.com 「平川流 子育て五か条」 1. 自己肯定感・幸福感 2. 自然界を五感で感じられる 3. 人の気持ちが分かる コミュニケーション力 4. 自分の意見を人に分かりやすく伝える クリティカルシンキング力 5. 自立していて、世の中に貢献できる 図書館改革、内申点は事実上廃止、中学校の中にフリースクール。平川さんのすばらしさを上げたらきりがありません。平川さんには、ぜひこのタイミングで、文部科学大臣になっていただきたいぐらい

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                                    • GIGAスクール2年目「残念な学校、残念な先生」が広げるICT活用格差の行方 | 東洋経済education×ICT

                                      GIGAスクール構想によって公立の小学校と中学校に整備された「1人1台端末」。その活用が始まって2年目となった2022年度、児童生徒に配られた1人1台端末を活用した学校教育は、どれほど進んだのだろうか。また23年度以降、教育データの利活用や校務DXへの道筋はどの程度まで見えてきているのか。国のさまざまな教育情報施策に関わっている、東北大学大学院情報科学研究科の堀田龍也教授に聞いた。 授業スタイルを変えられない残念な学校は約5割 ──GIGAスクール構想で整備された「1人1台端末」の活用が始まって2年目となる2022年度の活用状況をどのように見ていらっしゃいますか。 ICTの活用を踏まえた授業の変化という面で、学校間・自治体間での格差が広がってしまっていることが大きな問題だと捉えています。 現在の学校教育は、現行の学習指導要領に基づいて行われています。Society 5.0に向けた新しい時代

                                        GIGAスクール2年目「残念な学校、残念な先生」が広げるICT活用格差の行方 | 東洋経済education×ICT
                                      • 横道誠 著『発達界隈通信』より。教員のみなさん、読みましょう。 - 田舎教師ときどき都会教師

                                        「発達障害は大きな免罪符にならない。発達障害だから仕方ないと考えると、未来はありません。障害があったら、人の10倍は考えて、工夫しないといけないと思ってます。発達障害や精神障害があっても、それに引っ張られすぎてはいけない。楽しいことはたくさんあります」。 (横道誠『発達界隈通信』教育評論社、2022) こんばんは。教育評論社から出ているというのがいいですよね。この『発達界隈通信』が、です。教員は、読んだ方がいい。読めば、各教室にいる発達界隈の子どもたちの振る舞いに目くじらを立てたり、振り回されたりすることが少なくなると思うからです。 発達障害だから仕方ない。 大人の発達障害とは違って、子どもの、特に小学生の発達障害は「発達障害だから仕方ない」という面が多々あります。学校教育が前提としてしている「みんなに同じことを、同じペースで、同じようなやり方で、できあいの問いと答えを一斉に勉強させる」(

                                          横道誠 著『発達界隈通信』より。教員のみなさん、読みましょう。 - 田舎教師ときどき都会教師
                                        • 【通知】「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」の作成について

                                          5文科初第 758 号 令和5年7月4日 各 都 道 府 県 教 育 委 員 会 教 育 長 各 指 定 都 市 教 育 委 員 会 教 育 長 各 都 道 府 県 知 事 附 属 学 校 を 置 く 各 国 公 立 大 学 長 殿 小中高等学校を設置する学校設置会社を 所轄する構造改革特別区域法第12 条 第1項の認定を受けた各地方公共団体の長 文部科学省初等中等教育局長 藤 原 章 夫 「初等中等教育段階における生成 AI の利用に関する暫定的なガイドライン」の 作成について(通知) 教育現場における生成 AI の利用については様々な議論があるところですが、 差し当 たり文部科学省では、生成 AI に関する政府全体の議論や G7 教育大臣会合における認 識の共有、幅広い有識者や、中央教育審議会委員からの意見聴取を経て、主として対 話型の文章生成 AI について、 学校関係者が現時点での

                                          • (2020年8月分)久々自分のTwitterまとめ - 「みのたけ」の 教育・投資・生活etc

                                            中学受験でどちらの子が受かりやすいかというと「親がやらせている子」。最難関校を目指して猛勉強させる家庭は、この「力技」で難関校に案外合格させることができたり。でも「このやり方の一番の不幸」は、中高入学後も「力技」の勉強法を続けないと点がとれない… bunshun.jp 左派の正体 「人権」は日本人以外の人間にだけあり、日本人には人権はナイ 日本もそのうちやりそう。 やるなら、国相手ではなく、自粛警察とコロナ脳者相手にやって、自粛コロナなエセ日本人から賠償金をブン取って、エセ日本人(日本国籍ウンヌンは関係ない)は日本国から追放してほしい。 鉄道だけでポルトガルからベトナムまで1万7000km移動すると、時間とお金はどれくらい必要なのか? めちゃくちゃ安い 時間も大したことない 問題は 「体力と精神力(心身ともに疲れそう)」 gigazine.net 有事かつ任期が短い今回の流れ的には、令和オ

                                              (2020年8月分)久々自分のTwitterまとめ - 「みのたけ」の 教育・投資・生活etc
                                            • 文理分断から脱却へ 一斉指導・同一内容見直す 政府・科学技術会議が政策公表

                                              × リニューアル致しました。 先生解決ネットサイトをリニューアル致しました。 リニューアルに際しユーザーの皆様に再登録して頂く必要がございます。 お手数ではございますが、何卒宜しくお願い致します。 今すぐ再登録する 会議のまとめを行う岸田首相=首相官邸ホームページ 政府の総合科学技術・イノベーション会議は2日、教育・人材育成分野で今後5年程度に重点的に取り組む内容をまとめた政策パッケージを公表した。社会構造の変化を背景に、多様性を重視した教育・人材育成システムへの転換を掲げ、教育課程編成の弾力化や文理分断からの脱却などを打ち出した。文科省では今後、中央教育審議会などで具体策を検討する。 政策パッケージは、一斉授業と形式的平等主義による従来の人材育成から、個別最適な学びと協働的な学びによる多様性を重視した教育・人材育成への転換を掲げた。それに基づき (1) 学びの時間と空間の多様化 (2) 

                                                文理分断から脱却へ 一斉指導・同一内容見直す 政府・科学技術会議が政策公表
                                              • 飛び級、落第を許さない日本の「横並び」主義が生む教育の形骸化

                                                <ヨーロッパは「内容を理解していないのに進級させるのは可哀想」と考えるが、日本は「下の学年と机を並べさせるのは可哀想」と考える> 現在、文科省の中央教育審議会が令和の学校教育の在り方について審議中で、間もなく最終答申が出される見通しだ。 答申の素案を見ると、令和の学校で実現すべき子どもの学びは、「個別最適な学び」と「協働的な学び」に分けられるとされている。後者は人との関係やリアルの体験を通して学ぶ集団学習で、日本の学校が得意とするところだ。前者は個々人のペースに応じた学びで、外国人の子や発達障害児など、児童生徒の背景が多様化するなかで重要性が増してきている。 また、履修主義と修得主義を組み合わせることも提言されている。履修主義は、対象の集団に一定の期間で同じ教育を施すもので、形式的な教科の履修によって自動的に進級が認められる。修得主義は内容の習得度を重視し、そのレベルに応じて異なる教育内容

                                                  飛び級、落第を許さない日本の「横並び」主義が生む教育の形骸化
                                                • デューイ 著、宮原誠一 訳『学校と社会』より。もしデューイがあなたの学校にいたとしたら、何を想うか。 - 田舎教師ときどき都会教師

                                                  私は旧教育の類型的な諸点、すなわち、旧教育は子どもたちの態度を受動的にすること、子どもたちを機械的に集団化すること、カリキュラムと教育方法が画一的であることをあきらかにするために、いくぶん誇張して述べてきたかもしれない。旧教育は、これを要約すれば、重力の中心が子どもたち以外にあるという一言につきる。重力の中心が、教師・教科書、その他どこであろうとよいが、とにかく子ども自身の直接の本能と活動以外のところにある。それでゆくなら、子どもの生活はあまり問題にならない。子どもの学習については多くのことが語られるかもしれない。しかし、学校はそこで子どもが生活する場所ではない。 (デューイ 著、宮原誠一 訳『学校と社会』岩波文庫、1957) おはようございます。8月のよさといえば、重力の中心が仕事以外にあるという一言につきます。逆にいえば、8月以外は重力の中心が仕事にあるということです。しかも常時3Gく

                                                    デューイ 著、宮原誠一 訳『学校と社会』より。もしデューイがあなたの学校にいたとしたら、何を想うか。 - 田舎教師ときどき都会教師
                                                  • 「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審第228号) 【令和3年4月22日更新】:文部科学省

                                                    現在位置 トップ > 政策・審議会 > 審議会情報 > 中央教育審議会 > 「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審第228号) 【令和3年4月22日更新】 「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審第228号) 【令和3年4月22日更新】 令和3年1月26日 中央教育審議会 中央教育審議会では,令和3年1月26日の第127回総会において「「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)」を取りまとめました。 「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申)【概要】(PDF:2.1MB) 「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申)【本文

                                                      「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審第228号) 【令和3年4月22日更新】:文部科学省
                                                    • ミライシード

                                                      ミライシードは、 GIGAスクール1人1台環境に最適な 「オールインワンソフト」です。 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実から 教育効果の可視化まで、1つのソフトで完結できるミライシード。 1つのソフトで完結するので、煩雑なログインIDの管理も不要で、 学習データも自動で一言管理が可能になります。 ミライシードの特長 個別最適な学びの支援で 児童・生徒の主体的な学習を促進 AIによる個別最適化で、児童生徒の主体的な学習を促し、知識定着から思考力の育成まで実現します。 協働的な学びの支援で 児童生徒の活発な対話を促進 クラス全体の意見を可視化し、活発な相互コミュニュケーションを促すことで、協働的な学習を深めます。 教育効果の可視化による ファクトに基づいた指導改善の実現 教育効果の可視化で学習データに基づいた評価やアンケート回答のファクトに基づいた指導改善を実現します。

                                                        ミライシード
                                                      • (受付終了)GIGAスクール構想について、教育に携わる皆様へアンケートのお願い|デジタル庁

                                                        デジタル庁(準備中)では「GIGAスクール構想」(※)など教育のデジタル化に向け、教職員、民間事業者、保護者等の教育関係者の皆様を対象にアンケートを実施します。 (※) GIGA =Global and Innovation Gateway for All。一人一台端末と高速大容量の通信環境を一体的に整備し、ICTや先端技術を効果的に教育に活用する構想。 背景と目的GIGAスクール構想によるデジタルを活用した個別最適な学びと協働的な学びの実現に向け、文部科学省が実施する「GIGA StuDX推進チーム」の取組等の様々な機会を通じて、教育現場における導入状況や他地域への模範となる先進事例をはじめとした様々な現場の声を全国からいただいているところです。 一方、政府におきましても、去る5月12日にデジタル改革関連法が成立し、本年9月1日のデジタル庁の創設を一つの画期として、社会全体のデジタル化を

                                                          (受付終了)GIGAスクール構想について、教育に携わる皆様へアンケートのお願い|デジタル庁
                                                        • 文部科学大臣記者会見「令和の日本型学校教育」を担う教師の人材確保・質向上に関する検討本部」について - kimilab journal

                                                          萩生田文科相は、1月19日の記者会見で、文部科学省内に「「令和の日本型学校教育」を担う教師の人材確保・質向上に関する検討本部」を立ち上げることを表明しました。 この件に関しては、教育新聞が「「教師を再び憧れの職業に」 文科相、検討本部設置を表明」(2021/1/19)と報じるほか、Yahoo!ニュースに前屋毅さん(フリージャーナリスト)の記事「「憧れの職業」になっていないのは教員の責任なのか、萩生田文科相の気になる言い方」(2021/1/20)が掲載される他、それほど話題になっているわけではないようですが、私はこの省内の検討本部立ち上げと、それに対する文科相の説明に、大きな違和感を覚えました。 検討本部の立ち上げに関する違和感というのは、簡単にいえば、「なんで、それ、必要なの?」ということです。 記者会見では、これについて、はじめに次のように説明されています。 最後に、本日、私の下に「『令

                                                            文部科学大臣記者会見「令和の日本型学校教育」を担う教師の人材確保・質向上に関する検討本部」について - kimilab journal
                                                          • 子供の創造的な未来を作る、熊本市のiPadを使った授業

                                                            子供の創造的な未来を作る、熊本市のiPadを使った授業2022.07.05 12:4011,503 大野恭希 学校にエアコンがついていたことにびっくりです。 お子さんをお持ちの方は度々耳にしているであろうGIGAスクール構想。子供ひとりひとりに個別最適化を図りながら、創造性を育む教育のICT環境整備の名称です。 ギズモードでは、iPadを授業に活用する様子をお届けしてきました。 毎回学校を取材すると子供たちがiPadを使って勉強する様子をうらやましく思っちゃうんですけど、今回は、GIGAスクール構想のiPad事例として語られることが多い熊本県の熊本市立楡木(にれのき)小学校、熊本市立藤園中学校へ取材してきました。 理科の授業はARを使うのが当たり前?最初にお邪魔したのは藤園中学校、理科の授業です。 理科室へ入る前に学校で見つけたのは、学校から生徒へのメッセージのようなものが看板でありました

                                                              子供の創造的な未来を作る、熊本市のiPadを使った授業
                                                            • スタートアップ躍進ビジョン

                                                              スタートアップ躍進ビジョン ~10X10X を目指して~ 2022 年3月 15 日 2 目次 Ⅰ. はじめに ................................................................................................................................................. 3 Ⅱ. 5年後の目標 10X10X の世界へ .................................................................................................. 5 Ⅲ. 5年後に起こすべき7つの変化 .......................................................

                                                              • AI型教材「Qubena(キュビナ)」が宮崎県都城市で正式採用

                                                                株式会社COMPASSが提供するAI型教材「Qubena(キュビナ)」が、宮崎県都城市の全市立小中学校における指導の一環として正式採用され、2022年4月より利用開始されました。 このAIニュースのポイント 宮崎県都城市の全市立小中学校でAI型教材「Qubena(キュビナ)」が正式採用 市内全小中学校56校の小学3年生~中学3年生約11,000人が対象 一人ひとりの基礎固めと、主体的・自律的な学習態度の育成への貢献が期待 今回、宮崎県都城市教育委員会は、COMPASSが提供するAI型教材「Qubena(キュビナ)」を正式採用しました。市内全小中学校56校の小学3年生~中学3年生、約11,000人が対象となっています。 「Qubena」は、AI が子どもたち一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材です。2021年度からは小学校・中学校の5教科対応版がリリースされており、全国

                                                                  AI型教材「Qubena(キュビナ)」が宮崎県都城市で正式採用
                                                                • NEC、テスト採点支援ソフト強化と導入代行サービス--分析・指導サポートも

                                                                  日本電気(NEC)は9月8日、テスト採点支援ソフトウェアの最新バージョンとなる「EdLog クリップ採点支援システム Ver3.3」(開発:EdLog)の販売を9月30日より開始すると発表した。合わせて、導入支援サービスの提供も開始する。 昨今、教育現場では教員の長時間労働是正に向けた校務効率化などの働き方改革が進められる一方で、文部科学省が提唱する「個別最適な学び」「児童生徒の学習状況の見取り」「評価と指導の一体化」といった質の向上も求められている。 こうした中、校務効率化を目的にテスト採点支援システムを導入した利用者からは、「採点作業は早く終わるが、ひとりひとりの児童生徒の理解状況が見えにくくなった」「もっとひとりひとりに向き合った指導を行いたい」という意見や要望もあるという。 今回強化したEdLog クリップ採点支援システム Ver3.3では、このような効率化によって見落としがちな理

                                                                    NEC、テスト採点支援ソフト強化と導入代行サービス--分析・指導サポートも
                                                                  • 「デジタル庁」準備室担当が語る「1人1台」の盲点 | 東洋経済education×ICT

                                                                    「デジタル社会形成」進む中、必要となる「個人の情報」 ――2020年5月に開催された「学校の情報環境整備に関する説明会」の動画は、髙谷さんが発信した「えっ、この非常時にさえICTを使わないの なぜ?」などの強いメッセージが一部で話題となり11万回を超える再生がありました。それから約1年、GIGAスクール構想を推進された立場から、現状をどう評価されていますか。 今回のGIGAスクール構想によって、教育界全体がデジタル化に大きく舵を切ることになりました。これは教育界にとって、かなり大きなパラダイムシフトだと考えています。端末や通信ネットワークの整備については、これまでのように積み上げ式ではないやり方をしたこともあり、教育現場の方々にとってはベストではないこともあったかもしれません。それにもかかわらず、ご対応いただけたことに当時の担当者として本当に感謝しています。 現在「1人1台」の端末が整備さ

                                                                      「デジタル庁」準備室担当が語る「1人1台」の盲点 | 東洋経済education×ICT
                                                                    • 「学校は午前中だけで十分だ」教育の専門家がそう力説する納得の理由 1日中先生の話を聞く授業は不要

                                                                      一人で学ぶ、ほかの人と学ぶ 学校では、子どもたち一人ひとりの「もっとこれについて勉強したい」「こういうことができるようになりたい」という思いを形にできる時間が必要です。 それと同時に、自分が学んだことを他者に伝え、他者からの疑問に答え、他者の学びを聞いて面白そうだなと興味の世界を広げる時間も必要です。子どもたちが何か疑問を持ったときに語り合うこと。そして、その疑問について「面白いことを考えているね」と受け止め合うことが、これからの教育の場には欠かせません。 つまり学びの個別化と学びの共同化の原理が組み込まれていることが望ましいのです。 文部科学省の中央教育審議会も、「2020年代を通じて実現すべき『令和の日本型学校教育』の姿」(2021)として、個別最適な学び(個に応じた指導)、協働的な学び(多様な他者と協働する学び)を答申に挙げています。 理想的な教室のあり方 トーク&チョーク方式で先生

                                                                        「学校は午前中だけで十分だ」教育の専門家がそう力説する納得の理由 1日中先生の話を聞く授業は不要
                                                                      • 何があっても“学び”を止めない――茨城県守谷市が全小中学校のオンライン授業をいち早く実現できた理由(前編)

                                                                        何があっても“学び”を止めない――茨城県守谷市が全小中学校のオンライン授業をいち早く実現できた理由(前編)(1/3 ページ) 都道府県や市区町村によって多少の差はあるが、3学期制の公立学校では一般的に9月1日前後から「2学期」が始まる。2学期(前後期)制を取る公立学校では、夏休みによって休止された「前期」の授業を8月25日前後から再開することが多い。 ところが2021年は少し様子が違った。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の猛威が続き、夏休み明けの時点で新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が発令されていたのだ。多くの公立小中学校は、この事態に対して夏休みの延長や児童/生徒の分散登校といった措置を講じた。 しかし、茨城県守谷市は違った。夏休みの延長でもなく、分散登校でもなく、全小中学校の全クラスにおいて「オンライン授業」を実施することで対応したのだ。このような

                                                                          何があっても“学び”を止めない――茨城県守谷市が全小中学校のオンライン授業をいち早く実現できた理由(前編)
                                                                        • 文科審議官・伯井美徳「日本の教育の根本揺らぐ危機」、教員の処遇改善に全力 | 東洋経済education×ICT

                                                                          2020年に小学校から順次スタートしている新学習指導要領をはじめ、G I G Aスクール構想による小中学校への「1人1台端末」と大容量通信ネットワークの整備、教員の働き方改革──。学校現場は世の中の変化とともに、さまざまな課題が生まれ、そしてそれは複雑に絡み合っている。山積する課題の現状と学校教育のこれからについて、文部科学審議官の伯井美徳氏に話を聞いた。 必要なのは端末使用の学習効果の分析 ──OECD(経済協力開発機構)が行っているPISA(国際学習到達度調査)2018では、日本で教育のICT活用が進んでいない現状が浮き彫りになりました。GIGAスクール構想により20年度、小中学校に1人1台端末が整備されたことで変化はありましたか? PISA2018では、日本の子どもたちはスマホなどのICT機器に触れてはいるものの、ゲームやチャットで利用しており、宿題など学習に使用する頻度はOECD加

                                                                            文科審議官・伯井美徳「日本の教育の根本揺らぐ危機」、教員の処遇改善に全力 | 東洋経済education×ICT
                                                                          • 全中学校の設置目指し、岡崎市が校内フリースクール「F組」を増やす訳 | 東洋経済education×ICT

                                                                            校内フリースクールの設置で長期欠席者の増加を抑制 Fit、Free、Fun、Futureの頭文字を取った「F組」。愛知県岡崎市が、長期欠席者や集団になじめない子などに個別最適な学びの場を保障し、多様な教育機会を確保するために設置した校内フリースクールだ。 県教育委員会主導で校内フリースクールの設置を広げる広島県の取り組みなども参考に、2020年度に3校でスタート。21年度に5校増設、22年度には6校が加わり計14校に設置された。市内の中学校は全部で20校なので、7割の学校で整備が進んだことになる。 「21年度時点で非設置の12校も、不登校生がいない1校を除いて残り11校はすべて設置を希望しました。予算の関係で22年度の新規設置は6校に絞られましたが、選外となった5校では保護者からもF組の設置を望む声が多く上がっており、23年度には市内全中学校にF組を整備する予定です」(岡崎市教育委員会 教

                                                                              全中学校の設置目指し、岡崎市が校内フリースクール「F組」を増やす訳 | 東洋経済education×ICT
                                                                            • 児童1人1台のデジタル時代でも教員が「これだけはノート&ペン」を譲らない"あの勉強" 前頭前野が働かなくなるとの指摘も

                                                                              コロナ禍で早まった学校のICT環境整備 文部科学省がGIGAスクール構想を掲げたのは、2019年12月のこと。GIGAとは「Global and Innovation Gateway for All」の略で、これからの社会(※1)を生きる子供たちに必要な教育をするために、ICT(情報通信技術)の効果的活用を目指す構想だ。 当初の計画では、学校のインターネット環境を整えながら、23年度までに児童・生徒に1人1台端末を整備していくことになっていた。 そんな矢先、教育現場に突如降りかかったのが、20年3月からの新型コロナウイルス感染拡大予防のための休校要請だ。ICT環境が整っていた私立校がオンライン教育へ切り替えて授業を再開できた一方で、多くの公立校は、なすすべもなかった。これを重く受け止めた文科省は、「教育を止めてはいけない」と20年度中に計画を前倒しして環境整備に取り組んできた。 進捗状況に

                                                                                児童1人1台のデジタル時代でも教員が「これだけはノート&ペン」を譲らない"あの勉強" 前頭前野が働かなくなるとの指摘も
                                                                              • GIGA HUB WEB

                                                                                文部科学省「GIGAスクール構想」の実現に向けて取り組む自治体や学校等を支援するために、一般社団法人ICT CONNECT 21が運営する情報のポータルサイト。GIGAスクール構想実現のハブ(HUB)。児童・生徒に1人1台端末(PC・タブレット)環境を整備し、学習者中心の、個別最適な学びの確立に向けた最新動向を掲載。

                                                                                  GIGA HUB WEB
                                                                                • 中村高康 先生(東京大学) | JCERIレポート | 河合塾グループ

                                                                                  2021年度JCERIレポート制度改革の視点から高大接続の今後を考える~個別大学の自主性を尊重し、受験生に配慮した設計を 教育改革の継続と方向性の問題(1/4) 2032年までに中等教育は変化するのか 大学入試改革が頓挫したことによって、元に戻るのではないかと言う人もいますが、これで終わりではないだろうというのが、私の認識です。もちろん、入試改革の柱と言われた「記述式」「英語民間試験の活用」「JAPAN e-Portfolio」が、実現に至らなかったことは事実です。けれども、その背後にある思想自体は生きていて、その後の改革の議論でも受け継がれているのです。 とくに、学習指導要領・指導要録が変わった影響は、非常に大きなものがあります。学習指導要領は、「主体的・対話的で深い学び」や、学力の3要素で貫くような形で構成されています。それから、最近では、「個別最適な学び」が強調され、導入が進みそうな