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批判的 言い換えの検索結果1 - 40 件 / 47件

  • コードレビューの目的と考え方 - osa_k’s diary

    まえがき コードレビューの目的 大目的 小目的 チェックリスト 優先度高(大きな損失を生む問題・後からの修正が困難な問題) 優先度中 優先度低(システムに大きな影響を与えない問題・後からの修正が容易な問題) レビューを負担にしないために レビューサイズのコントロール 誰がレビューをするか 議論をどうまとめるか 批判と個人攻撃 レビュワー向けアドバイス Code author向けアドバイス 参考文献 まえがき コードレビューの有効性が説かれるようになって久しい。しかし、コードレビューをするべきという観念ばかりが先立ってしまい、何のためにコードレビューをするのか、どのような点をレビューするべきなのかといった、目的や進め方に対する意識が曖昧なケースも数多くあるように思われる[6]。コードレビューの目的を理解せずに惰性でレビューしているだけでは、いずれレビューそのものが形骸化し、単に承認のハンコを

      コードレビューの目的と考え方 - osa_k’s diary
    • ものすごくいい加減なディズニー映画史

      ディズニー映画に埋もれた名作などというものは存在せず、有名なやつは出来がよく、無名なやつは出来が悪い。 以下、備忘録をかねてウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ制作の長編アニメ映画史を概観したい。 『メイク・マイン・ミュージック』以外はディズニープラスで全部見れる。 1. ディズニー黎明期 『白雪姫』(1937年)から『バンビ』(1942年)までおすすめの作品:『白雪姫』『ファンタジア』(ミッキーのやつだけ)『ダンボ』 ディズニー長編アニメの歴史はアニメ史に残る傑作『白雪姫』とともに幕を開ける。この作品はとにかく作画が凄まじく、戦後の日本人が衝撃を受けたという逸話も納得の出来である。著作権が切れているのでYoutube等でも見れるが、できるだけきれいな画質で見たほうがいい。7人の小人たちの非モテ自助コミュニティ描写もピカイチで、増田を見ているような人々は目を通しておいて損はないと

        ものすごくいい加減なディズニー映画史
      • 高木浩光@自宅の日記 - Claude 3に例の「読了目安2時間」記事を解説させてみた

        ■ Claude 3に例の「読了目安2時間」記事を解説させてみた Anthropicの先日出たばかりのClaude 3(Opus)が、ChatGPTのGPT-4を超えてきたと聞いて、自分の原稿を解説させてみたところ、確かに革新的な進歩が見られる。もはや内容を「理解」しているようにしか見えない。GPT-4では、昨年11月に試した時には、そうは見えず、優れた文章読解補助ツールという感じでしかなかった。 一昨年のCafe JILIS「高木浩光さんに訊く、個人データ保護の真髄 ——いま解き明かされる半世紀の経緯と混乱」は、発表した当時、長すぎて読めないから誰か要約してという悲鳴があがっていた。その後、ChatGPTの登場で、その要約能力に期待されたが、冒頭のところしか要約してくれなかったり、薄い論点リストが出てくるだけで、その期待に応えられるものではなかった。 もっとも、GPT-4でも、質問力があ

        • GPT-4はどのようにして「不適切な回答」を回避するように学習されているのか - Qiita

          先日OpenAIより発表されたGPT-4が話題ですが、同タイミングで公表されたTechnical Reportを読んでみたところ、全99ページのうち後半60ページを占めるドキュメント「GPT-4 System Card」において解説されていた、言語AIが抱える危険性と、いかにしてGPT-4が危険な回答を回避するように学習されているかについての内容が非常に興味深かったため、簡単にまとめてみました。 https://arxiv.org/pdf/2303.08774.pdf サマリ GPT-4のリリースに向けて、OpenAIでは安全性を評価するために50人超の専門家らを含む"レッドチーム"を結成。2022年8月から8ヶ月に渡ってリスクの評価とその軽減に向けたチューニングを実施してきた リスク評価における実験の中には「自身をコピーするプログラムを実行できるGPT-4が自己増殖をしないか確認する」と

            GPT-4はどのようにして「不適切な回答」を回避するように学習されているのか - Qiita
          • 「同和」という言葉をめぐって - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

            本当は専門家が語るべきだろうと思うが、今回の騒動で問題となった同和という言葉を中心に少しだけ。僕らの世代では当たり前でも、今の若い人たちはあまり知らないことなのかもと思うし、極めて党派的対立が強い分野なので、専門家ではない一般人がアウトラインを語る意味は少しはあるだろうと思う。 もともとこの言葉は被差別部落の環境改善と差別解消を目的とした事業を、差別によって立ち遅れていた生活インフラや都市環境を他の地域と同じような水準にすることで差別を解消しようという意味で同和事業と呼んだことから来ている(追記あり)。地方で個別に行われていたものが、69年、同和対策事業特別措置法として正式に立法化され国策事業になった。10年の時限立法だった。 多額な予算を投入する国策事業なので、どうしても利権ができる。で、その利権を巡るいくつかの騒動が事件となり同和利権という言葉ができた。一方で、部落解放運動の中で、大き

              「同和」という言葉をめぐって - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
            • 筒井康隆「美女」は消えますか?|文藝春秋digital

              そんな世の中にしないためには一人一人が戦わなければいけない。/文・筒井康隆(作家) 使っていた言葉が消えている今の社会 30年以上も前に出した『残像に口紅を』という私の小説が、いま話題になっているそうです。20代の若者が動画投稿サイトで話題にしたところ、急に売れ出して、4ヶ月で11万5000部も増刷されました。 4年くらい前には同志社大の後輩、タレントのカズレーザー君がテレビ番組で紹介してくれたのですが、あのときも10万部くらい売れました。若い人が紹介してくれることで、これまで僕の作品など読んだこともないような中高生が手に取ってくれていると聞きました。時代を超えて読みつがれることは、作者冥利につきますね。 この小説は日本語の音が消えていく「文字落とし」という、和歌などで古来より使われている手法で書いています。「あ」という音がなくなれば「愛」という言葉は消えるし、「あなた」と呼びかけることも

                筒井康隆「美女」は消えますか?|文藝春秋digital
              • ニューヨークタイムズからJ.K.ローリング擁護記事が出ました(日本語訳を掲載)|女性スペースを守る会

                2023年2月16日、ニューヨークタイムズで、トランス活動家・アライから苛烈なバッシングを受けてきた『ハリー・ポッター』原作者のJ.K.ローリング氏を擁護する記事が出ました。 ローリング氏は2019年に、マヤ・フォーステイター氏が「生物学的性別は変えられない」という趣旨のツイートをして職場を解雇されたことに抗議して連帯したことから「トランス差別者」のレッテルを貼られ、多くのトランス活動家・アライから苛烈なバッシングや、バッシングという言葉では収まらない酷い迫害を受けてきました。 -殺害予告やレイプ予告などの脅迫、住所の暴露、『ハリー・ポッター』記念イベントから排除されるなど- しかしローリング氏を擁護する声も徐々に出るようになり、ついにニューヨークタイムズも擁護記事を出すに至りました。 ニューヨークタイムズは、部数は米国の2大全国紙のUSAトゥデイ(227.8万部)ウォール・ストリート・ジ

                  ニューヨークタイムズからJ.K.ローリング擁護記事が出ました(日本語訳を掲載)|女性スペースを守る会
                • さくらインターネットで活躍中の id:y_uukiを訪問 | はてな卒業生訪問企画 [#9] - Hatena Developer Blog

                  こんにちは、エンジニアリングマネージャーの id:onk です。 Hatena Developer Blogの連載企画「卒業生訪問インタビュー」では、創業からはてなの開発に関わってきた取締役の id:onishi、CTOの id:motemen、エンジニアリングマネージャーの id:onkが、いま会いたい元はてなスタッフを訪問してお話を伺っていきます。 id:onkが担当する第9回のゲストは、さくらインターネット株式会社の組織内研究所であるさくらインターネット研究所の上級研究員で、SRE (Site Reliability Engineering)の研究者としても活躍する id:y_uuki さんこと、坪内佑樹さんです。 2013年にはてなに新卒でWebオペレーションエンジニアとして入社後、サーバー監視サービス「Mackerel」をはじめとするサービス開発やはてなのインフラ開発・運用にSR

                    さくらインターネットで活躍中の id:y_uukiを訪問 | はてな卒業生訪問企画 [#9] - Hatena Developer Blog
                  • 現代芸人用語「いかつい」「本域」「人(にん)」

                    元々在宅の仕事の上にコロナ禍の影響でますます自宅にいる時間が増えてしまった結果、なにかながら聴きのできる音楽以外のものがほしくなり ここ一~二年で以前にも増して多数のお笑い芸人さんのラジオ・テレビ番組等をよく聴いたり見たりするようになりました コロナ禍の暗い情勢の影響でみんな笑いたいのか、この数年でずいぶんお笑い番組が増えたような気がします(シソンヌがでかい画面で見られて嬉しい) 様々な芸人のラジオを聴いていると芸人同士の横や縦のつながりがどんどんわかるようになり面白い 逆につながっていないこともわかったりしてこれも面白い radikoという便利なものがあるので作業中料理中食事中お風呂中寝る前等々耳さえ空いていればいつでも縦横無尽に色々な芸人さんのラジオを聴いています 今聞いているのは「ナイツラジオショー(箕輪はるかさんの喋りがとても良い)(安藤なつさんは地下芸人に詳しい)」 「中川家ラジ

                      現代芸人用語「いかつい」「本域」「人(にん)」
                    • テクノ楽観主義者からラッダイトまで

                      テクノ楽観主義者からラッダイトまで 2023.10.11 Updated by yomoyomo on October 11, 2023, 12:39 pm JST 前回の「先鋭化する大富豪の白人男性たち、警告する女性たち」を書いた後に、「中央公論」2023年10月号に掲載された八田真行氏の「イーロン・マスクは一人ではない」(前半部がウェブ公開されています)を読み、イーロン・マスク、ピーター・ティール、マーク・アンドリーセンといった「シリコンバレーのテクノクラートたち」の思想を表現する「TESCREAL」という造語が紹介されているのが注意を引きました。 「TESCREAL」とは、トランスヒューマニズム(Transhumanism)、エクストリピアニズム(Extropianism)、シンギュラリタリアニズム(Singularitarianism)、宇宙主義(Cosmicism)、合理主義(R

                        テクノ楽観主義者からラッダイトまで
                      • 『オブジェクト指向 UI デザイン』 に書かれていないもの|ai

                        私は普段、家の脱衣所で仕事をしているのだが、デスクの隣にある縦型洗濯機がちょうどいい高さということもあり、そこにいつも仕事中に参照する本を積んでいる。洗濯機の蓋もまさか、漬物石みたいに本が置かれることになるなんて思ってもみなかっただろう。それらの本は主に、その時々の仕事に関係するものとか、読みかけのものだったりするから、頻繁に入れ替わっていくのだけど、ずっと置いているお気に入りが、いくつかある。そのうちの一つが、OOUI 本こと『オブジェクト指向 UI デザイン 使いやすいソフトウェアの原理』- ソシオメディア株式会社、上野 学、藤井 幸多(著) 上野 学(監修)だ。 出版されてから 3 年以上たっても、私は時折この本をふと、開いてみてはいつの間にか没頭し、そういえば私は仕事をしていたんだっけな、みたいになってしまう。端的に言って大好きだ。この 3 年間で読書会も 2 度主催したことがある

                          『オブジェクト指向 UI デザイン』 に書かれていないもの|ai
                        • 『この世界の片隅に』と凶器としての「普通」 - wezzy|ウェジー

                          私がこうの史代原作のアニメ映画『この世界の片隅に』を見たのは最近のことです。単に出遅れていました。でも、本作が上映され始めたとき、少し衝撃を受けたことはよく覚えています。「祖母と見に行った」「祖母のことを思い出した」というつぶやきがSNSやブログにあふれたのです(注1)。 (注1:例えばこのまとめにある記事など。http://momomomo1232.hatenablog.com/entry/2016/11/30/010619) その時は素直に、これはすごい作品なのかもしれないと思いました。ですが、なぜこんなにも、北條すず(旧姓浦野)というヒロインを自らの祖母や母に重ねる人が多いのか、と奇妙な感じも残りました。 仕事で予定が合わず、1月の末にようやく映画を見に行きました。そして漫画原作も購入して読みました。以下では基本的に映画版についての感想を中心に書きますが、必要に応じて適宜漫画版につい

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                          • 新入生しょくん、まずは「論文の書きかた」を身につけよう――対談:山内志朗×戸田山和久(前編)|本がひらく

                            新入生のみなさん、入学おめでとうございます。新しい一歩を踏み出す前に覚えておきたいのが「論文の書きかた」。『新版 ぎりぎり合格への論文マニュアル』(平凡社新書)の著者・山内志朗先生(慶應義塾大学)と、『最新版 論文の教室』(NHKブックス)の著者・戸田山和久先生(名古屋大学)に、論文執筆をテーマに語り合っていただきました。大学新入生のみならず、学び直しを目論む社会人のみなさんにも必ず役に立つ「知の羅針盤」。まずはその前編をお届けします。 戸田山 きょうのお題は、山内さんの『新版 ぎりぎり合格への論文マニュアル』と私の『最新版 論文の教室』の刊行記念として、大学新入生や新社会人のみなさんを念頭に置いて、論文を書くってそもそもどういうことかを話し合ってみよう、ということです。 山内 私たちは大学時代からの同窓生で、ともに哲学の専攻です。生まれた年は一年違いますが、ともに黒田亘わたる先生のところ

                              新入生しょくん、まずは「論文の書きかた」を身につけよう――対談:山内志朗×戸田山和久(前編)|本がひらく
                            • Daily Life:『〈現在〉という謎』の感想

                              March 03, 2020 『〈現在〉という謎』の感想 編者の森田さんよりご恵贈いただいた。 www.keisoshobo.co.jp/book/b477659.html 最近はいただいた本でもなかなか読む時間がとれず、お礼もままならないことが多い。しかし、本書については著者の一人である谷村さんが追加の論考「一物理学者が観た哲学」を公開され、著者間でかなりの行き違いが生じているらしいことがわかった。哲学者と科学者の対話は私にとっても大きな関心事であるので、本書を通読して感想を述べさせていただこうと思った。 そういう経緯であるので、以下の感想は谷村さんのノートに触発されて書き始めたものである(ずいぶん時間がかかってしまったが)。しかし、今回の感想は『〈現在〉という謎』の本に限定して書いており、谷村さんのノートの内容や、谷村さんのノートにさらに反応していろいろな人が書いたものは念頭においてい

                              • 合法と違法の線引はどこに? 現代美術のアプロプリエーション

                                合法と違法の線引はどこに? 現代美術のアプロプリエーション現代美術の手法のひとつ「アプロプリエーション」は、過去の他者の作品の一部または全部を自身の作品に取り込むものとして、様々なアーティストたちが実践してきた。しかしアプロプリエーションをめぐっては裁判沙汰に発展するケースもある。そこで今回は過去の判例を紹介し、時代とともに変わるアプロプリエーションの受容のされ方を紐解く。 文=木村剛大 アンディ・ウォーホル 花 1964 出典=クリスティーズ・ウェブサイト (https://www.christies.com/lotfinder/Lot/andy-warhol-1928-1987-flowers-6141800-details.aspx) 1964年11月にニューヨークのレオ・キャステリ・ギャラリーで発表されたアンディ・ウォーホルの「花」シリーズ。コレクターの間で大人気となり1000点近

                                  合法と違法の線引はどこに? 現代美術のアプロプリエーション
                                • 川添 愛 (Ai Kawazoe) - 研究のススメ 再掲 - researchmap

                                  私にとっては、研究者になろうと思ってから今日までは、自分の「良くない癖」に気づいては、治そうとする日々の連続であるような気がします。 中でも苦労している癖の中に、「なんとなく分かったつもりになる」「とりあえず分かったことにしてしまう」というものがあります。 勉強したり、他人の論文を読んだりしていて、書いてある言葉の字面を覚えたり「共感」できたり、周辺の「あらすじ」をそこそこ追えたりすると、あまり深く考えずに「もう分かったもんね」と片づけてしまう、というものです。 おそらく、学生のみなさんの中にも多かれ少なかれ、同じ傾向を持った人がいるかと思います。 大学院に進学するまでは、こういう癖を自分の「物わかりが良いところ」とか「素直なところ」の現れと思っていたふしもありました。 しかし、大学院以降は、この癖のためにずいぶん痛い目に遭いました。 今日は、「なんとなく分かったことにする」ということが研

                                  • 幸福には「仕事」が欠かせない理由 - 道徳的動物日記

                                    しあわせ仮説 作者:ジョナサン・ハイト 発売日: 2011/07/06 メディア: 単行本 『しあわせ仮説:古代の知恵と現代科学の知恵』の第10章から、仕事(労働)に関する議論を紹介しよう。 カール・マルクスによる資本主義批判は、産業革命が、職人と生産物とのあいだの歴史的な関係性を壊してしまったというもっともな主張に基づいている。組み立てラインは人を巨大な機械の歯車へと貶め、機械は労働者の効力感に対する欲求など気にかけなかった。その後の労働満足度に関する研究は、マルクスの批判を支持しているが、微妙な追加がある。1964年に社会学者のメルヴィン・コーンとカーミ・スクーラーが3100名のアメリカ人男性の職業について調査し、「職業的な自己主導性」と名づけたものが、職業の満足度の高さを知るためのキーとなっていることを見出した。複雑度が低く、ルーチン性の高い仕事に従事し、きっちりと管理されている人は

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                                    • 谷口一平「「マイナス内包」としての性自認の構成」&査読コメント を検証する - 落ち着けMONOLOG

                                      【拡散希望】本日、日本大学哲学会『精神科学』に投稿していた私の論文「「マイナス内包」としての性自認の構成 (Gender as Irifuji’s Minus-Intensions)」に、不採用の通知が届きました。来年出る『精神科学』に掲載されるよう今年春に書いたもので、トランスジェンダーを巡っても注目を集めている pic.twitter.com/EaJD44DVxv — 谷口一平 A.k.a.hani-an (@Taroupho) 2023年12月25日 独立研究者・谷口一平氏の日本大学哲学会『精神科学』への投稿論文がリジェクトされた。 そこで谷口氏は査読過程、及び匿名査読者2名の査読コメントに疑義を投げかける連投ツイートを昨年末にしていた。 谷口氏のツイートを見る限り、この疑義にはもっともな部分もありそうだが、谷口氏の論文本体が公開されているわけではないので、判断しかねる部分もある。

                                        谷口一平「「マイナス内包」としての性自認の構成」&査読コメント を検証する - 落ち着けMONOLOG
                                      • 第2回 結局、人文学は何の役に立つのか?

                                        いまわたしたちが直面している社会的諸問題の裏には、「心理学や進化生物学から見た、動物としての人間」と「哲学や社会や経済の担い手としての人間」のあいだにある「乖離」の存在がある。そこに横たわるギャップを埋めるにはどうしたらよいのか? ポリティカル・コレクトネス、優生思想、道徳、人種、ジェンダーなどにかかわる様々な難問に対する回答を、アカデミアや論壇で埋もれがちで、ときに不愉快で不都合でもある書物を紹介しながら探る「逆張り思想」の読書案内。 2020年10月11日、橋下徹・元大阪府知事は「日本の人文系の学者の酷さ」を指摘するツイートを行なった[1]。橋下によると、「"自分は賢い!一般国民はバカ"という認識が骨の髄まで染みている」日本の人文系の学者は、「税金もらって自分の好きなことができる時間を与えてもらって勉強させてもらっていること」や「社会に対して何の貢献をしているのかわからん仕事」をして生

                                          第2回 結局、人文学は何の役に立つのか?
                                        • お嬢様とメイドさんの間にシスターフッドはあるのか?『おだまり、ローズ』から『荊の城』まで - wezzy|ウェジー

                                          2021.06.12 07:00 お嬢様とメイドさんの間にシスターフッドはあるのか?『おだまり、ローズ』から『荊の城』まで 「シスターフッド」は最近とてもよく使われる言葉です。文字通りには「姉妹であること」を指しますが、フェミニズムの文脈では血縁を越えた女性同士の連帯を表す言葉として使われています。この使い方は意外と古くからあり、オクスフォード英語辞典によると1914年からあるそうです。 シスターフッドという言葉は、とくに知り合いではないような多数の女性が同じ目的とか理想に向かってゆるやかに政治的に連帯する時から、場合によってはレズビアンの恋愛など特定の女性同士のかなり排他的で強い結びつきまで、わりと広い範囲を指してもやっと使われます。「百合」とも重なる概念ですが、百合はレズビアンの恋愛を中心にその周りにある必ずしも恋愛とまでは言えないかもしれないけれどもロマンティックな女性同士の友愛を指

                                            お嬢様とメイドさんの間にシスターフッドはあるのか?『おだまり、ローズ』から『荊の城』まで - wezzy|ウェジー
                                          • クリストファー・アレグザンダーと知の水脈の継承

                                            クリストファー・アレグザンダーと知の水脈の継承 2022.11.15 Updated by yomoyomo on November 15, 2022, 09:31 am JST この10年ほど、だんだんに同年輩の人たちの死を意識するようになっている。私たちの世代は去ろうとしていて、誰かが亡くなるたびに、まるで剥離(はくり)のように、自分自身の一部を引き裂かれるように感じる。私たちがこの世を去れば、私たちのような人間は誰もいなくなるのだが、そもそもほかの人と同じような人間などいないのだ。人が死んだとき、誰もその人に取って代わることはできない。(オリヴァー・サックス) 世間は新しいものを価値として要求する。百番指したという大山、升田戦が棋技としていかに至宝のごとき内容を持つものであっても、その人としての限界を越えることは出来ない。そこで世間はちがった“人”を要求し、その限界を破ろうとする。こ

                                              クリストファー・アレグザンダーと知の水脈の継承
                                            • 鼻血デマから考える情報災害を拡大した報道災害/首都圏からの自主避難者研究|加藤文宏

                                              いまだにALPS処理水を汚染水と呼ぶなど、虚像をもとにした情報操作が行われているため風評被害が長期化しています。マスメディアや活動家が生み出した虚像は風評加害そのものです。目に見えない放射線の、存在しない被害を、虚像で可視化したはじまりは「鼻血」報道でした。この問題はマスメディアが社会的にも、政治的にも異論の者を沈黙させ、一地域を抑圧できる権力であることと、報道やコンテンツが暴力そのものであることを教えてくれています。 (自主避難者問題と風評加害問題を語るため必要な整理と分析をすることが、当記事および関連記事の目的です) 構成・タイトル写真 加藤文(加藤文宏) はじめに構造解明にむけて 原子力発電所事故に不安を覚えるのは当然だが、安全な場所から、しかも事故を起こした原発と250kmほど離れた首都圏から避難する人々がいた理由をデータと証言からあきらかにしてきた。続いて、安全性を伝える広報を信

                                                鼻血デマから考える情報災害を拡大した報道災害/首都圏からの自主避難者研究|加藤文宏
                                              • 論文を書く上での規則 - Qiita

                                                スライドの作り方 → イショティハドゥス的スライドの作り方 やりがちだけど、やらないべきだよねって思っていること。 論文を書く上でどちらにするか迷うところ。 この記事さえ読めば体裁はまずまともになると思います。 日本語・英語両方について書きます。英語は適当なので雰囲気だと思ってください。 ここで出している例はほとんどすべて実在する論文から引用しています。 面倒くさいので引用元は書いてありませんが、Google Scholar などで検索すればすぐ出てくると思います。 Disclaimer あくまで僕の考えなので、参考にするかしないかはおまかせします。 おすすめの文献 科学英文のチェックマニュアル 英語論文におけるポイントはかなりまとまっている上、かなり信頼できます。 英語論文を読む前に一通り目を通しておくとよさそうです。 日本語論文を書く上でも参考にになる場所があります。 科学論文に役立つ

                                                  論文を書く上での規則 - Qiita
                                                • 03_清塚.indd

                                                  論 文 E・H・ゴンブリッチの画像表象論: 『芸術と幻影』を中心に 清 塚 邦 彦 画像表象 1 の本性をめぐる現代英語圏における哲学的考察の展開は,ゴンブリッチの貢献を抜 きにしては語れない。ゴンブリッチ自身は美術史家であり,哲学の専門的研究者ではないが,そ の理論上の主著『芸術と幻影』 (1960 年,以下引用の際には A&I と略記する)は,画像表象の本 性を考える手掛かりとなる理論的着想と興味深い事例紹介に富んでおり,その後の美学の展開に 非常に大きな影響を与えた。英米哲学における画像表象の問題圏は,ゴンブリッチの著作によっ てはじめて形成されたとさえ言えそうに思われる。 しかし,そうした大きな影響力を持ちながら,ゴンブリッチの理論的業績は,その後の議論の 中で必ずしも正当に評価されてこなかった。後ほど見るように,よく取り上げられる一部の論点 は誤解を受け,また他の論点は注目を集め

                                                  • 愛を問い直す術はまだあるか? ベルサーニ+フィリップス『親密性』読書会【闇の自己啓発会】|江永泉

                                                    ■はじめに 闇の自己啓発会は6月6日、ベルサーニ+フィリップス『親密性』読書会を行いました。今回は洋菓子を食べて親密性を高めながら、さまざまな親密性のあり方について話しました。 ※課題本は大手通販サイトでは品薄となっていますが、版元( http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27163.html )から購入してます。 ■参加者一覧 役所【暁】 洋菓子を買った人。最近プレイしているゲームは「アークナイツ」。 【江永】泉 洋菓子ありがとうございました。最近トレイラー等を視聴していたゲームは「Atomic Heart」。 【木澤】佐登志 洋菓子ありがとうございました。最近視聴していたVtuberのゲーム配信は天宮こころの「ぼくなつ」。 【ひで】シス 暁さんが持っていらっしゃったケーキ美味しかったです。マスクをしたまま喋り狂っていたら熱中症になってしまって、今回は自分の発言

                                                      愛を問い直す術はまだあるか? ベルサーニ+フィリップス『親密性』読書会【闇の自己啓発会】|江永泉
                                                    • 「#政治部日本語大辞典」 ~政治報道を読み解くために~|上西充子/ Mitsuko Uenishi

                                                      ※ 下記は、政治家が国会答弁や記者会見などで使う用語ではなく、報道各社の政治部による国会報道や政局報道、社説などで使われる特有の政治用語に注目したものです。 ※ 事実を言葉で伝える記者の方々に、「野党は反発」のようなお決まりの表現を立ち止まって見直していただきたいとの意図を込めています。同時に、「野党は反発」といった表現から「野党は反対ばかり」と受け取ってしまう読者の側にも記事の受け取り方を振り返っていただきたいとの意図があります。 ※ 記者の方々を委縮させたり、冷笑・嘲笑・罵倒したりすることが目的ではありません。このハッシュタグを用いる方々にはご留意ください。 ※ 皆さんのツイートはこちらの判断で、ここに出典URLつきで収録させていただくことがありますが、ご提案いただいたものを必ず収録するわけではありませんので、その点、ご了承ください。 ※ このサイトは、友弘克幸さん(@tytk_TOM

                                                        「#政治部日本語大辞典」 ~政治報道を読み解くために~|上西充子/ Mitsuko Uenishi
                                                      • 知的誠実さとは何か (2) ~ リソースの観点からの包括的な説明 - 已己巳己ブレイクダウン

                                                        [概要]「知的誠実さ」の基準は、議論の参加者が、自分の手の届くリソースについてどのように認識しているのかによって決まり、これが一致していないと話が通じない状態となる。この枠組みによって、多種多様な「知的誠実さ」に関する意見の多くについて、それぞれの視点で正当性があることを説明できる。 目的と方針 目的:包括的な説明 方針:「リソース」に着目 仮説:知的誠実さの基準は「リソース逼迫度合いの認識レベル」に依存する Lv.1 協働 Lv.2 競争 Lv.3 衝突 リソース逼迫度合いの認識を整理すると何が分かるのか 注意点 どの認識を取りたがるかは目的によって変わる 「発散/収束」に対する考え方の違い Lv.1 観点の発散/収束 Lv.2 観点の発散/収束 Lv.3 観点の発散/収束 はてブにおける発散/収束 「議論とは何か」の考え方の違い Lv.1 観点の「議論」 Lv.2 観点の「議論」 Lv

                                                          知的誠実さとは何か (2) ~ リソースの観点からの包括的な説明 - 已己巳己ブレイクダウン
                                                        • E2465 – 大学図書館とWikipediaの連携がもたらすものは?<文献紹介>

                                                          大学図書館とWikipediaの連携がもたらすものは?<文献紹介> 北海道大学附属図書館・川村路代(かわむらみちよ) Bridges, L.M.; Pun, R.; Arteaga, R.A. ed. Wikipedia and Academic Libraries: A Global Project. Maize Books, 2021. ISBN 978-1-60785-672-6. 近年,オンライン百科事典Wikipediaを教育に活用する試みが展開されており,2017年には国際図書館連盟(IFLA)により大学・研究図書館とWikipediaの連携に関する報告書が発行された(E1922参照)。さらに2021年9月,世界各国の大学図書館員等がWikipediaおよびその姉妹プロジェクトとのコラボレーションについて報告した単行書“Wikipedia and Academic Librar

                                                            E2465 – 大学図書館とWikipediaの連携がもたらすものは?<文献紹介>
                                                          • アニメーション的な誤配としての多重見当識― 非対人性愛的な「二次元」へのセクシュアリティに関する理論的考察[PDF]

                                                            対人性愛中心主義、性別二元論、 〈字義どおり化〉という幻想、ポルノグラフィ、パフォーマンス /アニメーション Ⅰ.背景と目的 マンガやアニメなど、いわゆる 「二次元」 の性的表現を愛好する営みについては、こ れまで 「オタク」 や 「マンガ読者」 や 「ファ ン」として研究されてきた。これに対して 近年では、 「二次元の性的表現を愛好しつ つ、生身の人間への性的惹かれを経験しな い」人々や「二次元」キャラクターのみに 性的に惹かれる人々について、セクシュア リティの観点からの議論がなされている。 こうした人々はアセクシュアルの人々と似 た仕方で周縁化される場合があり(松浦 2021a) 、またアセクシュアルをめぐる近年 の問題提起と同じく、セクシュアリティを めぐる従来の認識枠組みを問い直す視座を アニメーション的な誤配としての多重見当識 ― 非対人性愛的な「二次元」へのセクシュアリティに

                                                            • 責任と欲望を生み出すために──國分功一郎×東浩紀「哲学にとって愚かさとはなにか」イベントレポート(標準語ver.)

                                                              旧知の思想家からの批判に、闘う哲学者はどう応答するのか――。 東浩紀は、今年9月に刊行した『ゲンロン11』の巻頭論文「悪の愚かさについて2、あるいは原発事故と中動態の記憶」で、國分功一郎の議論を重要な参照項としている。しかし、そこには國分に対する批判も多分に含まれる。 同論文を読んだ國分からの申し出によって実現した三年ぶりの対談は、どのように展開したのか。イベントレポートをお届けする。 なお、東の論文についての議論をひととおり終えたのちに交わされたイベント後半の対話については、関西弁ver.として別のレポートが執筆された。そちらもぜひお読みいただきたい。(ゲンロン編集部) 帰責性と責任 イベントは國分による応答プレゼンをもとに進行した。結論から述べると、意外にも國分と東の問題意識はかなり近いということが明らかになり、意外なほど生産的な議論が交わされることとなった。その一部を紹介したい。 「

                                                                責任と欲望を生み出すために──國分功一郎×東浩紀「哲学にとって愚かさとはなにか」イベントレポート(標準語ver.)
                                                              • 「ビジネスパーソンのためのアート」本の流行と,教育的に注意すべきこと

                                                                人間生活文化研究 Int J Hum Cult Stud. No. 31 2021 [査読無し] 「ビジネスパーソンのためのアート」本の流行と,教育的に注意すべきこと 409 「ビジネスパーソンのためのアート」本の流行と,教育的に注意すべきこと The recent trend of “Art for Business” ― How should we incorporate it into university education? ― 森 功次 大妻女子大学国際センター Norihide Mori International Center, Otsuma Women’s University 12 Sanban-cho, Chiyoda-ku, Tokyo, 102-8357 Japan キーワード:アート,ビジネス,アート思考,対話型鑑賞教育,創造性 Key words:Art, B

                                                                • 【社会人・大学生必見!】読書感想文の書き方を多数の例文&画像で解説してみる - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                                                                  読書感想文の書き方は、なかなか教わらないもの。大人になっても、読書感想文に苦手意識をもっていませんか? 「書き方がさっぱりわからない。どうしよう……」 「どうすれば、おもしろい感想文を書けるのかなぁ?」 ……そんな大学生や社会人には、この記事がおすすめです。豊富な例文とともに、上手な読書感想文の書き方のコツを徹底的に解説します。 社会人・大学生向け読書感想文の構成 書き出し・本題・締め 本題は後回し 4つの構成例 社会人・大学生向け読書感想文の書き方 1. 本を読みながら感想をメモする 2. 最も書きたいことを決める 3. 書きたいことを型に当てはめる 4. 「書き出し」と「締め」のあいだを箇条書きで埋める 5. 文章を補完し、完成させる 社会人・大学生向け読書感想文の見本 感想→展開型 例文 解説 問い→答え型 例文 解説 ビフォー→アフター型 例文 解説 マクラ→主張型 例文 解説 社

                                                                    【社会人・大学生必見!】読書感想文の書き方を多数の例文&画像で解説してみる - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                                                                  • 分析哲学的なスタイルでニーチェを解釈する――21世紀のニーチェ研究最前線(前編) |じんぶん堂

                                                                    記事:春秋社 ニーチェの肖像 1875年頃 書籍情報はこちら ニーチェ研究の最前線へ 19世紀ドイツの哲学者ニーチェ(1844〜1900年)。哲学者としては随一の知名度と人気を誇りながらも、難解で型破りな思想の持ち主。本書はそんないまいちつかみどころのない哲学者に関する研究書です。 原著者のブライアン・ライターは、現在世界で最も影響力のあるニーチェ研究者といえます(ちなみに法哲学の分野でも国際的に著名な人物です)。原著の第一版は2002年に刊行されたのですが、それ以来きわめて多くのニーチェ研究文献で参照されており、まちがいなくここ数十年で世界的に最も重要なニーチェ研究書と呼べるほどです。ニーチェ哲学、とくにその倫理学や『道徳の系譜学』を研究するためには、避けては通れない必読書と評価できるでしょう。 このように本書は第一級の研究書で、しかも大著ではあるのですが、対象読者層は専門家に限られませ

                                                                      分析哲学的なスタイルでニーチェを解釈する――21世紀のニーチェ研究最前線(前編) |じんぶん堂
                                                                    • 原稿の墓場。超長文。小学校英語論争 - こにしき(言葉・日本社会・教育)

                                                                      第NNN章 導入の是非――小学校英語論争 第1節 小学校英語論争の分析 論争全体像の理解 論争の構造への注目 第2節 賛成論 賛①「英語力を育成すべし」 賛②・賛③「国際化に対応すべく、異文化理解・会話への積極性を育成すべし」 賛④「会話への積極性を育成すべし」 賛⑤ 英語学習への肯定的態度の育成 賛⑥ 機会均等のために導入すべし 第3節 反対論「効果がない」 「効き目がない」 英語力育成は期待できるのか 経験者・非経験者を比較した実証研究 実証研究による英語熱の冷却 教育条件 論争の空白地帯である「診断」 グローバル化 日本人のメンタリティ 機会均等 「コミュニケーション能力が低い」 効能をめぐる論争 「効果がない型反対論」のまとめ 第4節 反対論「副作用が大きい」型 害①・害② 英語力・英語学習への悪影響 反対論に対する応答 2つの反反論に関する考察 害③・害④・害⑤ 日本語力や学力な

                                                                        原稿の墓場。超長文。小学校英語論争 - こにしき(言葉・日本社会・教育)
                                                                      • 一般紙から科学専門誌まで、海外メディアが報じた「日本学術会議拒否問題」。菅政権の所業はファシズムの一丁目一番地 « ハーバー・ビジネス・オンライン

                                                                        今、世界でもっとも注目されているニュースといえば、アメリカの大統領選挙、アルメニアとアゼルバイジャンの紛争、そしてもちろん冬を前にしたコロナウイルスの動向だろう。しかし、そんななかに割って入っているのがご存知、発足したばかりの菅政権による日本学術会議問題だ。 これまで推薦に基づいて総理大臣が任命することが通例となっていたが、なぜか法律を勝手に捻じ曲げて慣例を無視し、安倍政権に対して批判的な姿勢を見せていた6人の任命が見送られたこの問題。 法律無視であり学問の自由に対する介入だとの批判が沸き起こると、突然「日本学術会議の在り方」が議論され、「科研費4兆円を再配分している圧力団体」「死ぬまで年金250万円」といったデマがネット上で拡散され始めた。こういったデマの流布には大手メディアや政治家も加担しているのだから、あきれるほかない。 いったいなぜ特定の6人が任命されず、どのような経緯でこのような

                                                                          一般紙から科学専門誌まで、海外メディアが報じた「日本学術会議拒否問題」。菅政権の所業はファシズムの一丁目一番地 « ハーバー・ビジネス・オンライン
                                                                        • 朝日新聞&共産党「反撃能力は敵基地攻撃能力と書き続ける」安保関連3文書改訂で:「汚染水・共謀罪・戦争法案」などと共通点 - 事実を整える

                                                                          言葉を破壊する工作 安保関連3文書改訂:いわゆる「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」へ 朝日新聞&共産党「反撃能力を敵基地攻撃能力と書き続ける」 「汚染水・共謀罪・戦争法案・新基地建設」などの言い換え或いは捏造表記との共通点 安保関連3文書改訂:いわゆる「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」へ 国家安全保障戦略について | 内閣官房ホームページ 防衛省・自衛隊:「国家安全保障戦略」・「国家防衛戦略」・「防衛力整備計画」 安保関連3文書(国家安全保障戦略・国家防衛戦略・防衛力整備計画)の改訂に伴い、政府はいわゆる「敵基地攻撃能力」と呼ばれてきたものについて、「反撃能力」という用語を用いることを明確にしました。 この反撃能力とは、我が国に対する武力攻撃が発生し、その手段として弾道ミサイル等による攻撃が行われた場合、武力の行使の三要件に基づき、そのような攻撃を防ぐのにやむを得ない必要最小限度の自衛の措置と

                                                                            朝日新聞&共産党「反撃能力は敵基地攻撃能力と書き続ける」安保関連3文書改訂で:「汚染水・共謀罪・戦争法案」などと共通点 - 事実を整える
                                                                          • SNS誹謗中傷問題をニュースメディアが自分事として考える理由(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                            日本新聞協会が総務省に意見書を提出7月22日、日本新聞協会が総務省に意見書を提出した。今、大きな社会問題となっているSNS上の誹謗中傷問題への法的対策のあり方についての意見だ。 この意見書は各ニュースメディアでも昨日中に報道された。 新聞協会、SNS規制に「被害者救済と表現の自由のバランスを」意見書提出(毎日新聞7/22(水)) 過度な規制、「表現の自由」の萎縮に…総務省対応案に新聞協会が意見書(読売新聞7/22(水)) ネット中傷で意見書提出 「事業者が透明性確保を」 新聞協会(時事通信7/22(水)) 報道の見出しを見るだけでも、おおよその方向が見て取れる。SNS規制を考える場合、「被害者救済と表現の自由のバランス」をとることが必要で、そこを見誤ると「表現の自由」の萎縮につながってしまう。そして対策の中心は、言論への規制ではなく、SNS事業者や通信事業者の責任の範囲をどう考えるか、とい

                                                                              SNS誹謗中傷問題をニュースメディアが自分事として考える理由(志田陽子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                            • 「Hey QA、なぜそのバグを見つけられなかった?」 - Qiita

                                                                              Hey QA、なぜそのバグを見つけられなかった? この質問が有害である理由と、代わりに聞くべきこと 「次から気をつけます」に対抗する、反省文よりは効果が上がる再発防止、学びの機会 の後日談的に、タイトルだけでドキッとする記事を読んだのでその紹介と感想文、です。以下物語は元の記事をDeepL翻訳し、大きく抜粋・箇条書きしています。 物語 リリース日の翌日、重要なお客様から厄介なバグの報告。アラームが鳴り、ポケットベルが鳴り、メールが飛び交う。チームはすべてを投げ出し、緊急モード。修正プログラムを本番環境に迅速に投入する。アップデートが確認され、お客様も安心され、全員が安堵のため息をついた。その後、マネージャーはシニアマネージャーと非公開でミーティングを行い、「どうしてこんなことになったのか」「どうしてこんなことが二度と起こらないのか」などについて話し合った。 翌日そのマネージャーは、前日に受

                                                                                「Hey QA、なぜそのバグを見つけられなかった?」 - Qiita
                                                                              • 精神分析を患う国|フリー・グーグルトン

                                                                                ■ 20世紀で最も並外れた知的信用詐欺 1960年にノーベル生理学・医学賞を受賞した生物学者、ピーター・メダワーはかつて「精神医学の被害者(Victims of Psychiatry)」と題した書評において、精神分析を「20世紀で最も並外れた知的信用詐欺(the most stupendous intellectual confidence trick of the 20th century)」と表現した。*1書評の対象は、アメリカの神経外科医I.S.クーパーの著作『The victim is always the same』で、変形性筋ジストニア(DMD)の若い患者が、それが神経筋疾患であるにもかかわらず精神疾患と誤診され、フロイト派の精神分析医によって行われる医学的にも倫理的にも不適当な「治療」を受けさせられる悲劇が描かれている。*2 精神医学における精神分析は前世紀半ばまでは隆盛を誇

                                                                                  精神分析を患う国|フリー・グーグルトン
                                                                                • 批判の行方:『エクリヲ vol.12』「ポストクリティーク――いま批評には何ができるのか」

                                                                                  見かけを疑い、隠された真実を暴き出すこと。「中立」や「自然」や「普通」などなく、実際には特定のイデオロギーや世界観に基づいたものであると気づくこと。ばらばらに存在しているかに見える事象を、その背後にある体系や構造の次元に照準を合わせることで、あるまとまりをもって理解すること。賢くなるとはこうした知的営為に習熟することであり、テクストを読むとはこの隠れた次元をこそ見出すことであり、そうした実践を続けていくことで、わたしたちはきっと世界をよりよく知り、よりよく変えていけるはずだ。作品と批評的に向き合うとは何よりこうした姿勢を採ることであり、これが作品として囲われた領域とその外の世界とをつなぐ回路となる。例えば、それまで気づかれずにいた女性蔑視やホモフォビアを可視化し、西洋や日本の植民地主義や帝国主義、オリエンタリズムを指摘し、後期資本主義の様態や資本家による搾取の構造を描き出し、有形無形の権力

                                                                                    批判の行方:『エクリヲ vol.12』「ポストクリティーク――いま批評には何ができるのか」