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racism 意味の検索結果1 - 40 件 / 85件

  • 共感格差

    21世紀の格差は、他者からの共感の格差をめぐるものになるだろう。 この記事で言いたいこと (社会的)共感は政治的・社会的リソースである。 物理的資産がリソースであるのと同様だ。 共感はアイデンティティごとに分配される(女性黒人LGBT,労働者階級,白人子供etc)。 共感は物理的資産と同じく分配に差がある。 共感の分配は主にマスメディアによってなされる。 トランプ大統領が当選する以前、労働者階級に関するメディアのツイートは60件、同性愛 LGBTに関するツイートは、9664件であった。 ツイートの比率は、労働者階級 60 対 LGBT 9664 で 161倍だ。 ツイートの差を共感の差だとみなせば、労働者階級とLGBTで大きな格差がある。 共感の格差を放置すれば、そこはポピュリストにつけこまれる。 もしあなたがポピュリストになりたければ、次のターゲットを狙うと良い。 ある程度人口ボリューム

      共感格差
    • 「黒人よりもアジア人が差別されている」の誤解 日本人に教えたい米国の「制度的人種差別」 | 文春オンライン

      動画には「描写がステレオタイプ的だ」「複雑な背景をあまりに簡略化している」との批判が相次いだ(NHKは9日に動画を削除し、謝罪)。中には、米国の人種差別の実態を理解するには、「制度的人種差別」を学ぶことが欠かせないとする声もあった。 BLM運動や米国の人種差別についてより詳しく知るため、米国史の専門家で、米国研究者がNHKに提出した同動画への要望書の呼びかけ人の1人でもある一橋大学教授の貴堂嘉之先生にお話を伺った。 ◆ ◆ ◆ 社会構造に組みこまれている「制度的人種差別」って? ——白人警官によるジョージ・フロイドさんの殺害、そしてその後のBLM運動を受けて米国では「制度的人種差別」についての議論が活発に行われています。「制度的人種差別」とは何か、教えてください。 貴堂嘉之先生(以下、貴堂)英語ではinstitutional racism(インスティトゥーショナル・レイシズム)というのです

        「黒人よりもアジア人が差別されている」の誤解 日本人に教えたい米国の「制度的人種差別」 | 文春オンライン
      • 極右勢力が使っている北欧神話のシンボルについて(議事堂乱入男のタトゥーを読み解く)※今日は英文法はお休み - Hoarding Examples (英語例文等集積所)

        【追記】本稿には続きがあります。そちらも併せてお読みください。 hoarding-examples.hatenablog.jp 本稿を書いたことで、改めて、英語で情報を入れている人とそうでない人の基本的な了解事項の格差(ギャップ)を知らされました。少しでも埋めたいので、当ブログはしばらくこの話題でこんな感じで続けます。受験シーズンに英文法から離れてしまって申し訳ないです。英文法の実例・解説が必要という方は、過去記事をあさってみてください。【追記ここまで】 今回は、英文法の実例とはちょっと方向性の違う内容で。 現地時間1月6日の米国会議事堂乱入についての報道で、やたらと目立っていた人物がいる。角のついた毛皮の帽子をかぶり、槍にくくりつけた星条旗を持って、顔にも星条旗の模様をペイントした男だ。とても目立つので取材陣のカメラにもよく写っていて、この日のために現地に入っていたというフリージャーナリ

          極右勢力が使っている北欧神話のシンボルについて(議事堂乱入男のタトゥーを読み解く)※今日は英文法はお休み - Hoarding Examples (英語例文等集積所)
        • 浅沼優子氏の小沢健二氏への批判について、ちょっとだけコメントします|モチダ ヨウヘイ

          初めての投稿となります。 私は、シンガポール華人(中国系移民)の社会史の研究を行っている歴史学者の持田といいます。専門は、イギリス植民地統治下のシンガポール・マレーシアにおいて「人種」・「ネイション」というフィクショナルな政治的カテゴリーが人為的に創出されていった過程、およびそれが中国本土の政治的ナショナリズムと結びついていった過程などを、実証的に議論する、というようなものです。あまり頭はよくないのですが、何とか研究者を続けています。 数年前に大腸がんで死にかけまして、今も1年に1度ほど検査が欠かせない状態です。現在は慶應義塾大学などで華人史を講義しています。来年度くらいに専門書を出す予定なので、興味があればぜひ(宣伝です)。 さて、浅沼優子氏のnoteでのご投稿を見て、少し思うところがあったため、少しだけコメントさせていただきます。 最初に言っておきたいのですが、私は誰も不快な気持ちにさ

            浅沼優子氏の小沢健二氏への批判について、ちょっとだけコメントします|モチダ ヨウヘイ
          • 「ジャップ」使うリベラルは「黒人同士はニガーと」というが。

            ttp://archive.ph/G1bYF このコメント欄に寄生する荒らしは(他にもいるが)、何年このブログに寄生続けりゃ気がすむのかねえ。日本人が自分のことをジャップと言う、黒人同士でニガーと言う、そういう皮肉や自虐を全く受け付けないんだな はてなに住む日本リベラルの中には、ジャップという単語を好む者がいる。 id:grdgs ttps://archive.fo/Zve3cid:ribbentrop189ttp://archive.ph/G1bYF あと、↑のgrdgsのコメントとかに星をつけてたりする。id:pratto ttps://archive.ph/DKI8Xid:bogus-simotukare ttp://archive.ph/Fxj5Zttp://archive.ph/JGcFFid:wattottp://archive.ph/MvsDoid:quick_past当人が

              「ジャップ」使うリベラルは「黒人同士はニガーと」というが。
            • ハンナ・アーレント黒人差別主義者疑惑|加藤弥(Wataru Kato)|note

              後世の研究によって評価が変わった偉人は少なくない。 2014年、死後40年近くを経て公刊された「黒ノート」によって、20世紀最大の哲学者マルティン・ハイデガーが反ユダヤ主義者だった疑惑が浮上した。 同じく2014年、別の疑惑が浮上する。 ハイデガーと不倫関係にあったユダヤ人の哲学者ハンナ・アーレントが黒人差別主義者だった可能性が、アメリカの哲学者によって指摘された。 アーレントの人種差別的語り口 アメリカで黒人に対する人種差別の撤廃を訴える運動「Black Lives Matter/ブラック・ライヴズ・マター」が盛り上がっている。ナチスドイツの排外主義を研究したアーレント著『全体主義の起原』が参考になると思い、手に取って読み進めた。 これまで何度か再読しているのに気づいていなかった記述に不意を突かれた。アーレントが黒人差別と読み取れる文章を書いていたなんて。 Googleで「アーレント 黒

                ハンナ・アーレント黒人差別主義者疑惑|加藤弥(Wataru Kato)|note
              • グーグルが普及する前、みんな何使ってた?

                グーグルが普及する前、みんな何使ってた?2020.08.01 11:0026,182 Daniel Kolitz - Gizmodo US [原文] ( Rina Fukazu ) 今でこそ、たいていのことは「ググればわかる」時代だけど...。 1997年、最近お気に入りの映画『オースティン・パワーズ』のことを友達にアツ〜く語るあなた。すると友達は「ランディ・クエイドが最高だった」と一言。あなたの頭のなかでは「あれ? 」と戸惑いつつ、話を聞いていたら友達がクリント・ハワードのことを言っていることに気づく。友達にそう伝えてみるも、お互い納得しあえず...。一日モヤモヤしつつ、家に帰ってパソコンを立ち上げてから40分ほど経過...「やっぱり、ランディ・クエイドは出演してないよ!」 2020年、Google(グーグル)が広く使われる前の時代、人々はどのようにして日常の疑問を解決したり、情報収集し

                  グーグルが普及する前、みんな何使ってた?
                • スティーヴン・ピンカーに対する除名請願運動とその顛末 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                  7月の上旬にアメリカ言語学会(LSA)に対して「ピンカーの言動はLSAの代表にふさわしくなく,LSAの目的からいって受け入れられないものであり,『アカデミックフェロー』や『メディアエキスパート』の地位からの除名を求める」という請願が行われるという騒動が勃発している. このブログではピンカーの著書や講義について紹介してきており,またこのような「キャンセル・カルチャー」について,アメリカのアカデミアの雰囲気についてのルキアノフとハイトの本やミラーの徳シグナリングの本の書評も載せてきたこともあり,私も無関心ではいられない.簡単に紹介しておこう. 請願 docs.google.com 7月1日付で600名弱の署名付き公開書簡がLSA宛てに出されている. これは言語学者のメンバーによる公開書簡であり,スティーヴン・ピンカーをLSAの『アカデミックフェロー』や『メディアエキスパート』の地位からの除名を

                    スティーヴン・ピンカーに対する除名請願運動とその顛末 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                  • JPHUBは悪なのか|tokagelove01

                    For non-Japanese readers https://note.com/kawanerio/n/n51b89ba59f34 vrchatプレイヤーの皆さん。 こんにちは、長くプレイしてるだけのTrustedユーザーです。 ちょっと前にJPHUBというワールドがプチ炎上しましたね。 JPHUBというのはvrchat上で最近できた日本人向けワールドです。追記:「日本語話者向け」に修正されました。 そこでは、日本語話者の交流を促すために、入り口に日本語能力試験3級の過去問など、日本にまつわるクイズが設置されています。 ↑これは日本語学習者には相当難しいと思われる 解ければ奥の部屋へ進めて、解けなかった人は締め出されて、代わりに別ワールドへのポータルが自動で設置される仕組みです。 この実質的に日本人以外を除外する仕組みが少々論争を呼びました。 追記:実はJPHUBでは、クイズを導入する

                      JPHUBは悪なのか|tokagelove01
                    • 【英国】 反人種差別活動家「ピラミッドは奴隷を働かせて造った建築物だから破壊しろ」と要求 : 痛いニュース(ノ∀`)

                      【英国】 反人種差別活動家「ピラミッドは奴隷を働かせて造った建築物だから破壊しろ」と要求 1 名前:スナフキン ★:2020/06/13(土) 23:22:15.89 ID:ef/U0Xk49 CNNの報告によると、イギリスの反人種主義抗議者たちは、ブリストル市の奴隷商人の像を破壊し、エイボン川に投げた後、エジプトのギザのピラミッドを破壊するよう求めた。 ピラミッドは、過去数時間にわたって英国で最も頻繁に議論されたトピックの1つであり、誰がそれらを構築したかについての論争に触発されています。 アメリカのミネアポリス市の白人警官によるアフリカ系アメリカ人のジョージフロイド殺害への対応の一環として、イギリスの人種差別を非難する抗議の2日目に、抗議者たちはイギリスの奴隷商人エドワードコルストンの像を破壊した。 。 CNNによると、コルストンは、17世紀のアフリカから新世界への8万人以上の奴隷化と

                        【英国】 反人種差別活動家「ピラミッドは奴隷を働かせて造った建築物だから破壊しろ」と要求 : 痛いニュース(ノ∀`)
                      • 人種は存在しない…のか? - 道徳的動物日記

                        gendai.ismedia.jp 上記の記事は3ヶ月前のものだ。ブコメは現時点で30ほどしか付いていないが、わたしを含めて、違和感を表明しているコメントが多い。 特に違和感があるのは、やはり、「人種は存在しない、あるのはレイシズムだ」というタイトルだろう。ここには、ある種の文系の"学問"や"社会学"に独特なレトリックと、市井の感覚との乖離が見出せる。今回は上記の記事を直接批判したり反論したりするわけではないが、このタイトルが象徴するような、"社会学的"なレトリックや議論に対してわたしたちが感じる違和感について、ちょっと書いてみたい。 人種の問題に限らず、ある種の社会学(あるいは、ある種の「哲学」や「思想」)では、"わたしたちが「自然」であったり「普通」であると思っている物事は社会的に構築されている"、ということが強調される場合が多い。 そして、多くの場合には、その社会的構築の背景には"レ

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                        • あなたは「自分は森さんじゃない」と言えますか? マジョリティの“特権”とは何なのか

                          あなたは「自分は森さんじゃない」と言えますか? マジョリティの“特権”とは何なのか森喜朗氏の女性差別発言から浮かび上がった「特権」とは何なのか。マジョリティは多数派ではなく、「気づかないでいられる人々」であると指摘する社会学者の投げかける疑問とは。 「差別する意図はなかった」「私は差別したわけではない」。そんな謝罪文句を何度聞いたことがあるだろうか。 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長としての発言を女性差別と批判された元首相の森喜朗氏が「女性を蔑視するとか、そういう気持ちは毛頭ありません」と言ったことは記憶に新しい。 人種や障害、セクシュアリティ。様々な社会課題が注目されるたび、同じような言葉が繰り返されている。そこには「気づかないでいられる人々」たちの存在があるのではないかと、研究者は指摘する。 「社会問題が取り上げられるたびに、型にはまった否認の言葉が出てくることに、まずは注

                            あなたは「自分は森さんじゃない」と言えますか? マジョリティの“特権”とは何なのか
                          • ジョセフ・ヒース「人種差別を再定義する:伝統的人種差別と制度的人種差別」(2018年3月6日)

                            Redefining racism Posted by Joseph Heath on March 6, 2018 | Ontario, race 最近世間でちょっとした意味論的〔言葉の定義使った〕お遊戯がよく行われているが、そういったお遊戯は分析する価値があるように思われる。(哲学者は「意味論的な問題」に拘ってよく批判を行うのだが、哲学者の誰かがそういった批判をこのお遊戯に対して行ったら良いんじゃないか? と) カナダ社会をあらゆる社会制度と十把一絡げにして、全面的かつ体系的に人種差別主義的である、と糾弾するのが、いたる所で非常にスタンダードになってきている。しかしながら、「人種差別」という言葉の使われ方には、重要な曖昧さがあるのだ。人種差別を批判する人達はしばしば、「人種差別」という言葉の2つの全く異なる意味をふらふらと言ったり来たりして使うことで、ある意味で批判の効力を弱めてしまって

                              ジョセフ・ヒース「人種差別を再定義する:伝統的人種差別と制度的人種差別」(2018年3月6日)
                            • Very Short Introductionの邦訳まとめ - 清く正しく小賢しく

                              オックスフォード大学出版会のVery Short Introductionという有名な入門書シリーズがある。短くて内容も平易なので、まずはこの1冊という感じで推薦されることも多いシリーズだ。 さて、このシリーズは当然ながら邦訳もたくさん出ているのだが、複数の出版社がそれぞれの形で刊行しているため、どれがVery Short Introductionの邦訳なのか分からないという問題がある。 ありがたいことにオックスフォード大学出版会が以下のページに邦訳の一覧をエクセルのファイルで貼ってくれているが、ちょっと見にくい。*1*2 Very Short Introductions - Oxford University Press www.oupjapan.co.jp ということで、このページではVery Short Introductionの邦訳を一覧の形でまとめてみた。無秩序に並べていくのもな

                                Very Short Introductionの邦訳まとめ - 清く正しく小賢しく
                              • ジョセフ・ヒース「人種差別と人種意識:『啓蒙思想2.0』没原稿より」(2014年5月28日)

                                On racism and race consciousness Posted by Joseph Heath on May 28, 2014 私の本『啓蒙思想2.0』の抜粋を一連のシリーズとして、ナショナル・ポスト紙で4月14日から19日にかけて1週間掲載できたのはジョナサン・ケイおかげだ。感謝している。ただ紙面で、連載の最後の見出しが「人種差別を打ち負かす方法」と掲載されたことで、私は少し不利益を被っている(新聞を読む時には、見出しをつける人と、記事の執筆者が別人であることに覚えておくことは重要だ)。このような見出しで掲載されたことで、人種差別を克服するのに取り込み可能な簡単な処方箋が存在していると、まるで私が考えているかのように思われてしまった。(Ivor Tossellも、グローブ&メイル紙で、記事にして取り上げ、「ジョセフ・ヒースは、アメリカの人種差別問題を軽減させる診断と治療を

                                  ジョセフ・ヒース「人種差別と人種意識:『啓蒙思想2.0』没原稿より」(2014年5月28日)
                                • トーン・ポリシング - Wikipedia

                                  トーン・ポリシング (英語: tone policing) とは、論点のすり替えの一種であり、発生論の誤謬に基づいて人身攻撃を行ったり議論を拒否したりする行為である。発言の内容ではなく、それが発せられた口調や論調を非難することによって、発言の妥当性を損なう目的で行われる[1]。 実例[編集] ベイリー・ポランドは『Haters: Harassment, Abuse, and Violence Online』において、女性が頻繁にトーン・ポリシングの対象となることを示している[2]。「女性たちの話の中身ではなく、女性たちの口調を批判するという戦術に切り替えることを通じて、男性たちが築いたものは、議論によってではなく、男性たちが善意で議論に参加するかどうかによって論争の結果が決定するような環境である」と彼女は述べている[2]。また、女性たちが議論で主張することを妨げる手段として、トーン・ポリシ

                                  • #BlackLivesMatter と人種差別問題の理解を深めるために(モチダヨウヘイさんへの返答)|浅沼優子

                                    持田さんはこのコメントをするために私の記事を読んだ当日にnoteにアカウントを作り、これを執筆され公開されたのですから、よほど強く私の「小沢批判文」に憤りを感じられたのだろうと察します。研究者の立場から発言されたということは、ご自身の研究領域を侵害されたとお感じになったということでしょう。 私もすぐに読ませていただき、かなり攻撃的にも取れる表現にはやや面食らいましたが、非常に重要な指摘が含まれておりましたので、真摯にお答えしたいと思います。 持田さんの指摘された最も重要なポイントは以下の二点だと考えます。 ①人種という概念そのものの捉え方の問題と、この概念を再生産することへの懸念 ②「無知」を非難することは言論の自由と政治参加を妨げることになるという懸念 これらについては私の元のnoteでは説明されていません。特に①については、小沢健二さんのツイート内容の問題点とも深く関わることなので、以

                                      #BlackLivesMatter と人種差別問題の理解を深めるために(モチダヨウヘイさんへの返答)|浅沼優子
                                    • ChatGPTのセキュリティへの影響 | Cloud Security Alliance Japan

                                      © Copyright 2023, Cloud Security Alliance.All rights reserved. 1 Acknowledgements Authors: Kurt Seifried Sean Heide Bogdan Filip Vishwa Manral Lars Ruddigkeit Walter Dula Eric E. Cohen Billy Toney Supro Ghose Marina Bregkou Additional Staff: Stephen Lumpe (Cover illustration, with assistance from Midjourney) This is a Release Candidate version and is subject to change. © 2023 Cloud Security Allian

                                      • 【#シンこれフェミ 3】規制の問題を考えるときには、まずは「わいせつ」と「性差別」を区別しよう:堀あきこさん「性表現の規制をフェミニストは求めていない」(基礎文献1)を読んで考えたこと - ポストフェミニズムに関するブログ

                                        wezz-y.com 1.「わいせつ/性差別」の区別は重要 まず、堀さんは「わいせつ」と「性差別」を区別されています。これ重要です。 堀さんの議論によると、性器表現などの「わいせつ」は法規制されてきたが、フェミニズムにとっては「わいせつ」を規制することは、弊害の方が大きい。それに対して、「性差別」はこれまで法規制の対象になってこなかったが、現在*1ツイッター等での炎上が頻発しているところのものである。 もう少し詳しく整理すると、こういうことになります。 で、堀さんによると、青少年健全育成条例の有害図書指定の場では、「わいせつ」の問題ばかりを議論していて、「性差別」については考えることができていないのが問題である(と読解したのですが、なにせ私は有害図書指定関連の議論を今勉強しているところなので、詳しいことをまだきちんとは理解していません。すいません)。 このように「わいせつ」と「性差別」の違

                                          【#シンこれフェミ 3】規制の問題を考えるときには、まずは「わいせつ」と「性差別」を区別しよう:堀あきこさん「性表現の規制をフェミニストは求めていない」(基礎文献1)を読んで考えたこと - ポストフェミニズムに関するブログ
                                        • マイクロアグレッション - Wikipedia

                                          マイクロアグレッション(英語: Microaggression)とは、1970年にアメリカの精神医学者であるチェスター・ピアス(英語版)によって提唱された[1]、意図的か否かにかかわらず、政治的文化的に疎外された集団に対する何気ない日常の中で行われる言動に現れる偏見や差別に基づく見下しや侮辱、否定的な態度のこと[1][2]。 提案したピアスは、黒人以外のアメリカ人がアフリカ系アメリカ人に対して行うものをさしていたが、その後、2000年代にコロンビア大学心理学教授のデラルド・ウィング・スー(英語版)によって再定義され、様々な人種やLGBTをはじめとした性的少数者、障害者など、社会的に疎外されているといわれているあらゆる集団も対象とされた[3]。 定義[編集] 1970年にアメリカの精神医学者であるチェスター・ピアスによって提唱された[4]。マイクロアグレッションは本来、人種主義が精神衛生に及

                                          • 【インタビュー】SITE 『少年イン・ザ・フッド』|「死んだまま生きてて楽しいか?」本当のB-BOYが描く“混ぜ物なし”のヒップホップコミック

                                            featured 【インタビュー】SITE 『少年イン・ザ・フッド』|「死んだまま生きてて楽しいか?」本当のB-BOYが描く“混ぜ物なし”のヒップホップコミック 80年代に音楽〜ファッション業界の人々、都市の不良たちによって種がまかれ、90年代後半に「さんピンCAMP」世代が花咲かせた「ジャパニーズ・ヒップホップ」ムーブメント。2010年代に、いくつかのTV番組がフリースタイル・ラップのブームを作り出すと、ヒップホップ・シーンを飛び出した「日本語ラップ」は、猛スピードで社会のオーバーグラウンド・サイドに浸透していく。その一方、2010年代末からは、それまで身バレや顔バレを嫌ってきたアンダーグラウンド・サイドの人間たちまでもが、こぞってマイクを握り始め、いわゆる「半グレラップ」のシーンを形成している。いまや「日本語ラップ」は、日本の表と裏を両面から覆い尽くしていると言っていいだろう。 もしい

                                              【インタビュー】SITE 『少年イン・ザ・フッド』|「死んだまま生きてて楽しいか?」本当のB-BOYが描く“混ぜ物なし”のヒップホップコミック
                                            • 問題作「主戦場」デザキ監督 過去に“日本人女性蔑視動画”製作 | 東スポWEB

                                              日系米国人のミキ・デザキ監督による、慰安婦強制連行を巡るドキュメンタリー映画「主戦場」が、出演協力した保守系論客らから上映差し止めなどを求められている騒動が拡大している。出演者から「作品は中立性を欠いている」「歴史修正主義者などのレッテル貼りされた」などの怒りの声が噴出。加えて、渦中のデザキ氏が過去に“日本人女性蔑視動画”を製作していたことが明らかになった。デザキ氏は、どんな人物で、何を考えているのか…。 先月30日に「デザキ氏に騙された」として、保守系の出演者が同作品の上映差し止めや肖像権の侵害を求めて裁判を起こす旨の記者会見を開いた。これに対し、デザキ氏は上映差し止めには応じない構えを見せ、今月3日に会見した(いずれも本紙既報)。 原告の一人で「テキサス親父日本事務局」の藤木俊一氏は、こう語る。 「出演にあたって交わした同意書上の約束が守られていないのです。作品が出来上がった時点で私に

                                                問題作「主戦場」デザキ監督 過去に“日本人女性蔑視動画”製作 | 東スポWEB
                                              • なぜアメリカの黒人の寿命は短いのか?BLMから考える人種と健康の関係- Part 1|古賀林観

                                                私が2015年にハーバード公衆衛生大学院に最初に来た当初から、アメリカのどこかで黒人が残酷な死を迎えたというニュースが報道されるたびに、お昼休みに学生、教授やスタッフが食堂に集まり、黙祷を捧げていました。 Black Lives Matter (日本では最近この運動が有名になりましたが、アメリカでは 2013年に始まったムーブメントです)をサポートするために、黒い服を大学院に着ていく日もありました。 最初は何のことだかよく分からないまま、なんとなく周りの真似をしていたものの、大学院で人種間の健康格差について学ぶに連れ、こんなにも根深い問題なのかと思うようになりました。 人種差別の健康影響について、今アメリカで大きな問題として取り上げられている警察の暴力による健康被害や死亡については、今回のデモで広く知られるようになりました。実際、黒人は白人に比べて法律施行関連で死亡するリスクが5〜19倍も

                                                  なぜアメリカの黒人の寿命は短いのか?BLMから考える人種と健康の関係- Part 1|古賀林観
                                                • 「日本人立入禁止」「No Japs」の看板は“人種差別”…批判相次ぐ

                                                  フリーランス記者のラファエル・ラシッド氏、ツイッターに投稿し批判 「韓国の『安倍批判』は理解するが『日本人立入禁止』は差別」 「差別に対する教育不備・差別禁止法の不在が関連ある」 フリーランス記者のラファエル・ラシッド氏(32)が今月10日、自身のツイッターアカウントに投稿したツイート=ツイッターよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社 「『日本人立入禁止』と書いてあるが、韓国語だけで書かれており、日本の人たちは何を意味するか知ることはできません。このような垂れ幕を掲げた理由は、本当に日本人を拒むためだったのでしょうか?垂れ幕広告の対象は、実は韓国人です。韓国人顧客に『愛国心がある私たちの食堂に来てください』という愛国マーケティングです」 今年で韓国生活9年目のフリーランス記者のラファエル・ラシッド氏(32)は、今月10日、自分のツイッターアカウントに「日本人立入禁止」と書かれた垂れ幕を掲げた

                                                    「日本人立入禁止」「No Japs」の看板は“人種差別”…批判相次ぐ
                                                  • 鈴木武蔵の「134字」から考える、人種差別に私たちは何ができる? - footballista | フットボリスタ

                                                    9月の日本代表合宿に選出された北海道コンサドーレ札幌のFW鈴木武蔵に対して、Twitter上で差別要素を伴う心ない言動が投稿された。これを知った鈴木武蔵が引用RTの形で言葉を綴ると、そのツイートは多くの称賛とともに拡散。発言者が「大分サポーター」と自ら定義していたことから、クラブが声明を出す事態に発展し、その経緯はニュースとしても扱われた。話題は過ぎ去り、終息したかに思われる一連の発展を眺めた一人として、今この話題に言及するのはなぜか。ここからできることはなんだろうか。 本当に「サッカーで見返すしかない」のか? 「僕に報告してくれた方ありがとうございます。でも大丈夫ですよ。サッカーで見返すしかないですからね。そうやって小さいころからやってきたので。お父さんの血がなかったら日本代表になれていなかったと思いますし、ハーフであること、日本という素晴らしい国で育ったことに感謝しています」 力強い言

                                                      鈴木武蔵の「134字」から考える、人種差別に私たちは何ができる? - footballista | フットボリスタ
                                                    • 南部連合のディアスポラ - himaginary’s diary

                                                      というNBER論文が上がっている(H/T タイラー・コーエン)。原題は「The Confederate Diaspora」で、著者はSamuel Bazzi(UCサンディエゴ)、Andreas Ferrara(ピッツバーグ大)、Martin Fiszbein(ボストン大)、Thomas P. Pearson(シラキュース大)、Patrick A. Testa(テュレーン大)。 以下はungated版の結論部。 A debate has raged in recent years among the general American public as to the significance of Confederate memorials and iconography. Some claim that these serve merely as innocuous symbols of

                                                        南部連合のディアスポラ - himaginary’s diary
                                                      • (2ページ目)「この女はモンスターだ」片づけを諦めた“こんまり”に批判が殺到…日本の“掃除のカリスマ”がアメリカで攻撃されるワケ | 文春オンライン

                                                        番組の中で近藤氏は「個人的には本は30冊に抑えている」と話しているものの、「本は30冊になるまで捨てろ」とは言っていない。それなのに「30冊になるまで本を捨てろとは、文学に対する冒涜だ」という記事が書かれたり、「この女はモンスターだ」とツイートで書かれたりもした。 アジア系移民である作家のエレン・オー氏は、近藤氏に対する白人の反応について、 <近藤に対する反発は、彼女のつたない英語から、使う用語を揶揄することまで、多岐にわたる。“ときめき"というコンセプトを揶揄するミーム(編注:ネット上などで拡散されて消費される特定の表現のこと)をたくさん目にしたし、私の(移民の)両親が使うようなカタコトの英語を、意図的に誤解して揶揄する人たちを連想してしまう。> (出典:The Marie Kondo Debate Has Classist & Racist Undertones That Can't

                                                          (2ページ目)「この女はモンスターだ」片づけを諦めた“こんまり”に批判が殺到…日本の“掃除のカリスマ”がアメリカで攻撃されるワケ | 文春オンライン
                                                        • Jeanine Cummins"American Dirt"炎上騒動の時系列と覚え書き - 真っ白な館

                                                          【2020/08/16 全体的に記述が足りなかったところを追記】 2020年1月21日に発売されたJeanine Cumminsの小説"American Dirt"をご存じだろうか。麻薬カルテルによって新聞記者の夫を含めた家族をほとんど殺された女性が、子どもと2人でアメリカに不法入国で逃げ出そうとする話。日本ではジャニーン・カミンズ『夕陽の道を北へゆけ』として2020年2月に早川書房から翻訳出版されている。 この作品、アメリカでは初版50万部を突破し、スティーヴン・キングやマイケル・クライトン、ドン・ウィンズロウが大絶賛するベストセラーになった一方、「白人作家の著者がメキシコ移民をネタに書いたトラウマポルノだ」ということで結構な炎上騒ぎに発展した。 この概要だけ聞くとうんざりする人は少なからずいると思う……が、Twitterで創元SF短編賞宮内悠介賞受賞作家の千葉集先生a.k.a.ネマノさ

                                                            Jeanine Cummins"American Dirt"炎上騒動の時系列と覚え書き - 真っ白な館
                                                          • 不可視の被ばく者たち アメリカ国内の核被害と「語り」の抑圧――『なぜ原爆が悪ではないのか アメリカの核意識』(岩波書店)/宮本ゆき(著者) - SYNODOS

                                                            2021.03.30 不可視の被ばく者たち アメリカ国内の核被害と「語り」の抑圧――『なぜ原爆が悪ではないのか アメリカの核意識』(岩波書店) 宮本ゆき(著者) 2021年1月22日、国連の核兵器禁止条約が発効されました。この条約は、核実験はもちろんのこと、核兵器使用の威嚇を含め禁止したもので、核により様々な被害を被った人々や環境回復への支援をも念頭においた、画期的な条約と言えましょう。 残念ながら日本、そしてアメリカも、この条約に批准していません。アメリカ国内でもこの条約を歓迎する人は少なからずいましたが、主要新聞の一面を飾ることはなく、2日前に就任式を終えたバイデン新政権の話題でもちきりでした。しかしこのことは、「核により様々な被害を被った人々や環境回復」の問題に、アメリカ国内が無縁だということを意味しません。最大で約3万もの核兵器を保持していたアメリカは、自国とその統治領域で千回以上

                                                              不可視の被ばく者たち アメリカ国内の核被害と「語り」の抑圧――『なぜ原爆が悪ではないのか アメリカの核意識』(岩波書店)/宮本ゆき(著者) - SYNODOS
                                                            • 「Black Lives Matter」(黒人の命は重要だ)運動がよくわかる、systematicとsystemicの違いって?【ニュースな英語】 - ENGLISH JOURNAL

                                                              2020年5月25日、ミネソタ州のミネアポリスにて発生した、ジョージ・フロイドさん死亡事件に端を発して、「Black Lives Matter 」運動が広がっています。今回は知っておくとさらに理解が深まる「制度的人種差別」(systemic racism)などを取り上げます。 今回のニュースな英語systemic racismアメリカに端を発した、「Black Lives Matter 」(黒人の命は重要だ)運動。そこには、単なる人種差別ではなく、 「制度的人種差別」や「構造的人種差別」と呼ばれるものがあると 指摘 する声が多く見られます 。この「制度的人種差別」とか「構造的人種差別」という言葉、いったいどういう意味なのでしょうか?systematic ではなくsystemic"> systematic ではなくsystemicジョージ・フロイドさんが偽造20ドル札を使用した疑いで身柄を拘

                                                                「Black Lives Matter」(黒人の命は重要だ)運動がよくわかる、systematicとsystemicの違いって?【ニュースな英語】 - ENGLISH JOURNAL
                                                              • 米辞典、「人種差別」の語義変更へ 制度的抑圧を考慮 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                                米国で人種差別が国民的議論を巻き起こす中、メリアムウェブスター辞典は、ユーザーからの指摘を受け、オンライン版辞典での「racism」の語義の変更を決めた。世界の人種差別に関する理解と今後の反人種差別運動に大きな影響を与える画期的な語義変更だ。 同辞典は現在、racismを「人種上の偏見や差別」で、「人種が人間の特徴や能力を決定付ける第一の要素であり、人種間の違いにより特定の人種が生来の優越性を持つという考え」などと定義している。アイオワ州のドレーク大学を最近卒業したケネディー・ミッチャムは、同辞典の編集部に宛てた一連の電子メールで、この定義には制度的抑圧が考慮されていないと指摘した。 メリアムウェブスター辞典におけるracismの定義は、多くの人が「逆人種差別」の存在を主張するために利用してきた。有名な例としては、テキサス大学オースティン校の入学選考で落選したアビゲイル・フィッシャーが同校

                                                                  米辞典、「人種差別」の語義変更へ 制度的抑圧を考慮 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                                • 【レビュー】『「社会正義」はいつも正しい』を全部読んだ(前編)|まつきりん|note

                                                                  ヘレン・プラックローズとジェームズ・リンゼイの『「社会正義」はいつも正しい』を読んだ。この本は現代アメリカにおける「社会正義」思想の流行を、フランス思想であるポストモダニズムがアメリカに渡ったことで生じた「応用ポストモダニズム」であると批判し、それに対する処方箋として「リベラリズム」を提示する…という内容である。それだけなら良かったのだが、早川書房が訳者による解説文をいささか炎上商法気味に投稿したこと(およびその解説文の内容)で批判を呼び、かつそれを謝罪したことでまたひと騒動が起きた。 元々、この本のことは邦訳が出る前からネットで見かけて興味を持ってはいたし、著者らの主張とは多少問題意識が重なるところがないでもない(読んだ後だと一緒にされたくないという思いの方が強いが…)ので、ともかく中身を読んでみることにした。 結論から言うと、かなりひどい。巷で噂されているようなヘイト本では辛うじてない

                                                                    【レビュー】『「社会正義」はいつも正しい』を全部読んだ(前編)|まつきりん|note
                                                                  • 【問題視】黒人の人権問題で「黒人のためにハゲよう」と嘘のハッシュタグ拡散 → 信じた多数の女性らが坊主頭に | バズプラスニュース

                                                                    黒人男性が警察官によって不当に拘束され、その場で窒息死するという悲惨な事件が発生し、黒人の人権を守るためのデモや暴動が各地で発生しているなか、新たな問題が発生し、物議を醸している。 ・人権に関する不平等をなくす意思表示 現在、多くの人たちがTwitterで「#BlackLivesMatter」というハッシュタグをつけてツイートし、人権に関する不平等をなくす意思表示をしている。個人だけでなく企業や団体もそのハッシュタグをつけてリツイートしており、最近ではゲームメーカーであるスクウェア・エニックスも「#BlackLivesMatter」というツイートをし、人権団体等に多額の寄付をすると発表した。 ・丸坊主にする写真をTwitterに掲載 そんななか「#goBaldForBLM」(黒人のためにハゲよう)というネタ的な嘘のハッシュタグが発生。どうしてハゲ頭にすることが黒人の人権に繋がるのか不明だが

                                                                      【問題視】黒人の人権問題で「黒人のためにハゲよう」と嘘のハッシュタグ拡散 → 信じた多数の女性らが坊主頭に | バズプラスニュース
                                                                    • 昭和天皇の部分を訂正し動画再投稿:ウクライナ政府「前のバージョンの誤りを謝罪します」 - 事実を整える

                                                                      削除・訂正・謝罪がありました。 昭和天皇の部分を訂正し動画再投稿:ウクライナ政府「前のバージョンの誤りを謝罪します」 外務省が対応:佐藤正久議員へのリプライ、中日ウクライナ大使らなどの働きかけ ウクライナ政府へのロシア侵略に対抗するための支援と本件の対応について 昭和天皇の部分を訂正し動画再投稿:ウクライナ政府「前のバージョンの誤りを謝罪します」 we will fight ruscism, here and now ✊🇺🇦 pic.twitter.com/V92TT6K7LV — Ukraine / Україна (@Ukraine) 2022年4月24日 Our sincere apologies for making a mistake in the previous version of the video. We had no intention to offend the

                                                                        昭和天皇の部分を訂正し動画再投稿:ウクライナ政府「前のバージョンの誤りを謝罪します」 - 事実を整える
                                                                      • CA2007 – 動向レビュー:図書館を内側から問いなおす―米国社会とライブラリアンシップのゆくえ― / 吉家あかね

                                                                        図書館を内側から問いなおす―米国社会とライブラリアンシップのゆくえ― 利用者サービス部政治史料課:吉家あかね(よしいえあかね) 1.はじめに 2020年1月、筆者の米国滞在(1)における用務先のひとつである米国国立公文書館(NARA)に関して、ある新聞記事を目にした。女性参政権100周年を記念する特別展示 “Rightfully Hers: American Women and the Vote”の会場入口に掲げられた、2017年ウィメンズマーチのパネル写真に加工が施されていたというのである(2)。マーチ参加者の掲げるプラカード上に見られる、トランプ前大統領の名前や女性器を指す用語などがぼかされていたこの件について、NARAは後日公式に謝罪声明を発表し(3)、展示会場にはあらためてオリジナルのパネル写真が、当初より小さなサイズで掲げられた(4)。 資料の改変を禁じるアーカイブの初歩的大原則

                                                                          CA2007 – 動向レビュー:図書館を内側から問いなおす―米国社会とライブラリアンシップのゆくえ― / 吉家あかね
                                                                        • 不満研究事件・「『わが闘争』論文」について - まとまり日記

                                                                          さて以前のエントリで述べた不満研究事件だが、このプロジェクトのメンバーのプラックローズとリンゼイが書いた本が翻訳されるという(原著についてもわたしは未読)。この本が話題になる理由の一つには彼らがこの事件を起こしたからだろう。しかしわたしは、少なくとも不満研究事件に関するかぎり、彼らの主張の解釈にはかなり注意が必要で、きちんとした検討なしに額面通りうけとることはできないと考えている。このエントリではそれを一つの偽論文を題材にして述べる。 なおこのエントリは長くなってしまった(一万字を越えた)ので目次を付けた。 不満研究事件と偽論文の概要 偽論文は『わが闘争』とどこまで似ているか 偽論文が採択されたことはどこまで問題か 倫理的問題? 政治的アジテーション? 結論 不満研究事件と偽論文の概要 事件全体については詳しくは以前のエントリを見てほしいが、簡単に説明すると上の二人にボゴシアンを加えた三人

                                                                            不満研究事件・「『わが闘争』論文」について - まとまり日記
                                                                          • Make: Japan | Mini MakerCon Tokyo 2019セッション(1)「未来のメイカーを育てるために」|“面白い” が持つラディカルな価値

                                                                            2020.01.17 Mini MakerCon Tokyo 2019セッション(1)「未来のメイカーを育てるために」|“面白い” が持つラディカルな価値 Text by Junko Kuboki Mini MakerCon Tokyo 2019(2019年11月2日開催)では2つのセッションが開催された。セッション(1)は「未来のメイカーを育てるために」と題し、コミュニティを発展させていくために不可欠な、新しいメンバーの育成についてのディスカッションがなされた。未来のメイカーが継続して参加するための方策や工夫、方法について議論は広がった。 このセッションに登壇したのは、Maker Faire Tokyoの名物イベント「ヘボコン」を主催する石川大樹さん(デイリーポータルZ)、「乙女電芸部」で活躍しながら山口情報芸術センター[YCAM]で教育事業やコミュニティ形成の活動を行う今野恵菜さん(山

                                                                              Make: Japan | Mini MakerCon Tokyo 2019セッション(1)「未来のメイカーを育てるために」|“面白い” が持つラディカルな価値
                                                                            • ワンパンマンが海外で問題視される 「クロビカリというキャラは人種差別的な表現がされている」 : 痛いニュース(ノ∀`)

                                                                              ワンパンマンが海外で問題視される 「クロビカリというキャラは人種差別的な表現がされている」 1 名前:バヤ坊(東京都) [ニダ]:2019/06/21(金) 22:16:11.02 ID:InyjtId10 ワンパンマン2期の最新話で描かれたクロビカリに批判殺到中。 主に「黒く描かれたこと」「唇が分厚いこと」が原因。 ↓ One-Punch Man's New Hero Blackluster Sparks Racism Controversy https://comicbook.com/anime/2019/06/19/one-punch-man-season-2-blackluster-racism-controversy/#9 11: りんかる(富山県) [ニダ] 2019/06/21(金) 22:20:38.64 ID:EHk/2t6k0 まーた始まった 20: そなえちゃん(

                                                                                ワンパンマンが海外で問題視される 「クロビカリというキャラは人種差別的な表現がされている」 : 痛いニュース(ノ∀`)
                                                                              • なぜ警察官は黒人を差別し、迫害し、殺すのか―アメリカの「黒人差別」の根底にあるもの(中岡望) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                ■ 黒人差別の根底にあるもの 毎日のように警察官に黒人が殺されたというニュースが伝えられる。黒人差別問題が、これほど社会的に注目されている時期にも拘わらず、なぜ警察官は黒人を殺害し続けるのだろうか。その不条理に人々は怒り、抗議活動の「Black Lives Matter運動(以下BLM運動)」に共感を寄せ、支持する。いつの日か黒人差別がなくなることを心から願いながら。だが、現実には黒人差別は容易にはなくならない。 BLM運動が始まったのは2013年である。2012年2月に17歳の女子高校生トライヴォン・マーチンが自警団の男性に射殺された。犯人の男性はすぐに釈放され、これに抗議する集会が全国で始まった。その時、活動家アリシア・ガーザが「黒人の命は大事よ」と呟いた。それがBLM運動の始まりである。運動は注目されたものの、やがて下火になる。2020年にジョージ・フロイドが警察官に首を圧迫され、殺

                                                                                  なぜ警察官は黒人を差別し、迫害し、殺すのか―アメリカの「黒人差別」の根底にあるもの(中岡望) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                                • 日本にも依然としてある、レイシズムとはなにか|ちくま新書|梁 英聖|webちくま

                                                                                  アメリカを中心に巻き起こったBLM運動。そこで再度、注目を集めたのが、レイシズムという差別である。それは、一般的には人種差別として理解されており、そのため日本には人種差別はないと単純に考えることも多いが、実態はそのような単純な話ではない。人種はなくても人種差別は存在するのである。そういった背景を説明した「レイシズムとは何か」の冒頭を公開します。 「できるだけたくさんのメキシコ人を撃ちたかった」 「できるだけたくさんのメキシコ人を撃ちたかった」――。二〇一九年八月三日、米南部国境に近いテキサス州エルパソのウォルマートで、メキシコ系移民を狙って銃乱射事件を引き起こした犯人は警察にそう語ったという。その日のうちに二〇名を殺した犯人は二一歳の白人男性だった。彼は白人至上主義者が頻繁にヘイトスピーチ(差別煽動言説)を書き込むインターネット掲示板「8ch」(元々日本の「2ちゃんねる」を真似たもの)に犯

                                                                                    日本にも依然としてある、レイシズムとはなにか|ちくま新書|梁 英聖|webちくま