八代目中村芝翫(しかん)襲名でにぎわう東京・東銀座の歌舞伎座そばのビルにある「松竹大谷図書館」。松竹創立者の1人、大谷竹次郎の文化勲章受章を記念して設けられた。映画・演劇関連の資料を一般に公開し調査・研究に供する。 最近の成果は、戦後GHQの検閲状況がわかり、英語の書き込みなどもある歌舞伎の台本をクラウドファンディングで資金を集めデジタル化したこと。より古い明治・大正期の資料の方が先にデジタル化が必要と思いがちだが、戦後は物不足で紙もわら半紙のため、保存策は急務だったという。 寅さん映画の台本もそろい、当時の城戸(四郎)社長宛と書かれた準備稿から完成稿やシノプシスまで見られる。第1作準備稿には「男はつらいよ」のタイトル横に(仮題)と記され、臨場感が伝わる。 歌謡曲全盛時代、昭和35(1960)年の浅草国際劇場のパンフレットは正月から美空ひばり、フランク永井、マヒナスターズなどのショーが開か
求人票とはまったく違う条件で働かせ、過酷な労働を強いる…。そんな「求人詐欺」が激増している。近年は手口が悪質化し、入社するまで会社の実態を見抜くのは難しい状況に。新卒者や転職者が食い物にされて心身を病み、労働市場から離脱するケースは後を絶たない。専門家は「まっとうな会社を選べないという深刻な状況が生まれている」と警鐘を鳴らす。 「月額20万円、実働8時間、年間休日数は105日」 4年制大学に通うAさんは、厳しい就職活動の末、コンビニチェーンの求人票に応募、正社員での採用が決まった。 「基本給に残業代が上乗せされれば、二十数万円は稼げるだろう」などと思っていたが、入社直前に渡された「採用内定通知書」に目を疑った。 求人票にあった「月額20万円」は大きく後退。内定通知書には「基本給15万円、営業手当A2万円、営業手当B3万円」の文字が記されていた。 営業手当A、Bが何に相当するかははっきりしな
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私立大学志願状況の大勢が判明した。明治大が確定値を出した早稲田大を上回りトップに立ったが、現在4位の近畿大は後期入試で大幅な上積みが予想される。明大がこのまま逃げ切るか、近大が追い抜くか。トップを争うのは、この2大学に絞られそうだ。昨年より出だしが悪い関西大と東洋大の伸びも期待され、志願者レース上位は最後まで波乱含みだ。 明大の志願者数は今月8日現在、10万8054人で首位を走っている。 2位の早大は10万8039人(確定)とわずかに及ばなかったが、「志願者が増えたのは実に9年ぶり。東京大で後期日程が廃止されたことの影響を受けたとみられる」と、受験関連の情報分析に定評のある「大学通信」の安田賢治ゼネラルマネジャーは語る。 早大は今春、文学部と文化構想学部で、従前の方式(センター試験+一般方式)に加え、センター試験の成績で合否を決める方式を採用。新たな取り組みも注目を集めたとみられるという。
2016年卒の大学生らに対する主要企業の採用内定が1日、正式に解禁され、各社で内定式が開かれた。就職活動(就活)日程繰り下げの見直し論が強まる中、注目されるのは各大学の就職格差だが、受験関連の情報分析に定評のある「大学通信」の「有名400社就職率」最新ランキングによると、1位は一橋大、2位は東京工業大、3位は豊田工業大と続いた。ベスト30には意外な大学もランクインし、その動向は見逃せない。採用ルールにも左右されない、本当に就職に強い大学はどこなのか。 三井住友銀行は1日午前、東京都内と神戸市の計2会場で内定式を開催し、内定者計約1800人が出席。東京会場では、国部毅頭取があいさつした。バンダイナムコグループの15社は、都内の東京ドームシティで合同内定式を実施し、JR西日本は大阪市の本社で、内定式を開いた。 大学生の就活をめぐっては、経団連は16年卒業生から企業が面接などの選考を始める時期を
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最近、私の中の「HotSpot」がある。そこは、区が運営する“図書館”。ある日、海外旅行に出掛けるお友達が、図書館のシールが貼られた‘地球の歩き方’を持っていたのを偶然見掛けたの。こんな本まで借りられるんだ~。これはナイスアイデア!よく海外旅行に出掛ける私の本棚には、何カ国分のガイドブックがあることやら…。帰ってくれば、ほぼ二度と開く事はなくお蔵入り。そんな過去の相棒が何冊待機していることか…。 いざ旅行に行くとなり、利用してみようとネットで検索してみた。なぁんだ、こんなところにあったのか!そこはいつも使う駅すぐそば。 さっそく、お目当てのガイドブックを探す。定番の旅先はもちろん、以外とどこの国でも揃ってる事に驚く。私は、今回の旅先である、スペインとモロッコを借りてみる事に! 無料で借りられる分、情報は最新のものではないけれど、地図や定番の観光スポットが分かれば十分。あとはネットで情報収集
就職協定を順守すると8月1日が選考活動解禁日だ。いわゆる「内定」を出せるようになる。しかし、多くの企業が、ずっと前から実質的な選考活動を行っており、「内々定」または「内定予約」とでも表現すべき意思表示を学生と取り交わしていたのが現実だ。 正直に期日を守って選考活動を行うのは、優秀な学生の人気が集中する大手商社など「横綱相撲」が可能な会社に限られる。 筆者は、ある私大の学生たちと継続的に接触があったが、4年生の多くはこの日よりもずっと前に、内々定を1つないし複数持っていた。 同時に内定を出して学生を引っ張ろうとした場合、相対的に弱い立場にある会社では、内定が欲しければ就職活動を終えると確約せよと学生に強要する通称「オワハラ」戦略に訴えることがある。学生を圧迫する感心しない行為だが、優秀な学生を確保する可能性が上がるなら、やる価値のあるビジネス上の努力だ。 学生側に立つと、就職活動を終えると嘘
「たばこと塩の博物館」が東京都渋谷区から墨田区横川に移転して先月25日、リニューアルオープンした。 新しく生まれ変わった同館は5階建てで、渋谷時代と比べ約2倍のスペースを誇る。常設展示室に加え、多目的スペースなど新しい施設を充実させているのが特徴だ。 たばこの常設展示室は4コーナーに分かれ、世界のたばこ文化や喫煙具などを紹介している。「メディアウォール」では、近代から現代におけるたばこの商品パッケージや広告を目にすることができる。塩の常設展示室は、塩の性質と製法などを学習できるほか、ポーランド・ヴィエリチカ岩塩坑で信仰されている「聖キンガ像」を再現した岩塩彫刻が展示されている。 同館の学芸部長、榊玲子さんは「自分たちの研究成果をいかしつつ、これまではできなかった上映会やイベントなども積極的に行っていきたい」と意欲を見せている。 開館は午前10時から午後6時まで。月曜休館(祝日の場合は直後の
私立大学が願書を受け付けるなか、出願状況の途中経過をもとに、受験関連の情報分析に定評のある「大学通信」(東京)の協力を得て、主力校の難易度を徹底検証した。本紙では、現時点で志願者数が1万人を超えた上位58校に注目。昨年、激しい首位争いを繰り広げた明治大、近畿大が拮抗(きっこう)し、早稲田大も堅調だ。青山学院大、慶応大、上智大などはすでに昨年の最終確定数を上回る人気となっている。 昨年の志願者数ランキングでは関西の近大が4年連続トップの明大を抜いて初の1位になった。だが、1位の近大から3位の早大までが466人差という大接戦だった。今年も現時点では明大がトップだが、激しい首位争いが予想される。 大学通信の安田賢治ゼネラルマネジャーは、「後期試験の動向が注目だ。近大は後期試験のウエートが大きく、昨年は1万人近くが受験した。今年も、後期試験で明大に追いつけるかどうかだ」と語る。 今年の入試は受験生
今週は、進路指導教諭が勧める改革力が高い大学ベスト10を紹介する。ランクは進学校約2000校にアンケートを実施し、716校から回答を得た結果から作成した。5校連記で記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。 近年、大学改革が学生募集に大きな影響を与えている。改革なくして志願者は集まらない状況になっている。 その改革力でトップ評価だったのが立命館大。この20年間に6学部を新設し、1994年には滋賀にキャンパスを新設した。来年も大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)を新設予定。この新キャンパスには滋賀から経営、京都から政策科学の2学部が移転する。すでに今年の入試で2学部の志願者は増えている。 さらに、中国の大連理工大と共同で、大連に国際情報ソフトウェア学部を開設した。定員は100人で上位40人が3年次に立命館大に転入し、卒業時には両大学の学位を取得できるという。
今週は、進路指導教諭に聞いた生徒に人気の大学を紹介したい。ランクは進学校約2000校にアンケートを実施し、716校から回答を得た結果で作成した。5校連記で記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。 トップは明治大で、昨年トップの早稲田大から奪還した。この2校が3位以下に大差をつけている。3位以下は立教大、東京大、慶應義塾大、京都大と続いた。 東京6大学が5位までを占め、残る1校の法政大も10位に入った。東京の大学が多く、それ以外では京大と東北大しか入っていない。 予備校の入試担当者は「地元志向が強いと言っても、受験生は本音では東京の大学に進学したいというのがあるのでしょう。ただ、経済的な問題もあります。また、最近は親の言うことをよく聞く素直な子も多く、断念している面もあると思います」と話す。 トップの明治大は新校舎建設などキャンパス整備に力を入れ、初めて地方
今週は、進学校の進路指導教諭が選んだ「就職に力を入れている大学ランク」を紹介したい。 近年、少子化、大学の増加などにより、大学に入りやすくなって大学選びが変わってきた。3大予備校といわれる代々木ゼミナールが20校舎を閉鎖するほど浪人生が減少。私立大の5割近くが定員割れとなり、大学に入りやすくなっている。 そのため、偏差値で選ぶ傾向が弱まり、代わる指標として不況の影響もあって各大学の就職状況重視の傾向が強まっている。受験生の保護者は「どこの大学でも入学後、学生を伸ばす教育を実施していると言いますが、いい教育を実践しているのなら就職がいいはず。同じ程度の学力で合格できるなら、就職の良い大学に進学させたい」と話す。 さらに、進路指導教諭は「卒業後の就職を考えながら大学を選ぶのは、今や当たり前。入試で理系の人気が文系より高いのも、就職がいいからです。その上、理系には国家資格が取得でき、就職率の高い
このお盆休み、飛行機を利用して旅行した方も多いことだろう。今週は、客室乗務員のキャビンアテンダント(CA)に就職者が多い大学ランクを紹介したい。 CAは、今も女子の憧れの職業だ。志望者は多く、狭き門であることは昔も今も変わらない。 教育ジャーナリストの小林哲夫氏は「CAになるために何か特別な資格や能力が必要かというと、そんなことはありません。例えばCAに外国語・コミュニケーション能力が必要と言っても、一般企業でも求めている能力です。CAに受かる学生は他の企業の内定も取っていることが多いと聞きます。だからCAの就職者が多い大学のキャリアサポートで、CAになるための特別講座やコースは設けていません。OGに来てもらって、説明会で話をしてもらうことぐらい。それで十分なようです」と話す。 トップは関西外国語大で、2位以下は青山学院大、関西学院大、上智大、獨協大、明治学院大と続き、すべて私立大。関西外
Q.自分史をつける意味ってなんですか A.過去を振り返れば、やり残したことが明確に 市販のエンディングノートには必ずといっていいほど、自分史を書くページがある。東京都府中市の大沼修さん(59)=仮名=は、ひと通り書き終えた自分史を見返して首をひねる。 「幼稚園から大学までいつ入って、いつ卒業と書いたのですが、見直せば単なる履歴書。定年後の職探しじゃあるまいし」 なるほど、これでは終活ではなく就活といった体だが、実は就活生も自分史をつけているというから、あながちダジャレというわけでもない。 就活の場合、過去の経験やそこで感じたことを振り返ることで自己分析ができ、目指すべき業界が見えることになる。終活も考え方は全く同じ。過去の出来事、感想を掘り起こしていくと思いがけずやり残したこと、やりたかったことに気付かされるというわけだ。 書き方としては、「小学1年、担任は山本先生」「中学3年、当時の夢は
今週は、卒業生3000人以上の大規模大学の就職率(就職者数÷<卒業生数-大学院進学者数>×100)ランクを紹介したい。 トップは4年連続で名古屋大だった。就職先企業は、デンソーの60人がトップで、以下トヨタ自動車34人、豊田自動織機25人、三菱電機24人、アイシン精機20人の順。三菱電機を除き、ほかはすべて地元大企業だった。 名古屋の予備校の理事長は「東海地区の受験生や保護者は、地元にとどまることを望みますから、受験でも東海圏外の大学を受けない傾向にあります。優秀な子は名古屋大でいいとの考えが強く、就職も地元のトヨタ系列の会社が第一志望です」と話す。 確かに、名古屋大の愛知・岐阜・三重の東海3県からの合格者は、7割近くを占め、他の難関国立大と比べても高い。大学進学の時から地元中心に選び、就職でも地元を望んでいるようだ。 2位は東京理科大で、理、工、薬、理工、基礎工と理系学部が充実している。
今週は、卒業生1000人以上3000人未満の大学の就職率(就職者数÷<卒業生数-大学院進学者数>×100)ランクを紹介したい。 トップは4年連続で福井大。学部別でも教育地域科学部が98・5%、医学部が96・2%、工学部が94・5%だった。福井大が注目されるのは、離職率が低いこともある。 一般的に新卒就職者の3年以内の離職率は3割とされる。厳しい就活を勝ち進んでも、すぐにやめてしまう人は少なくない。だが、福井大は7・1%と低く、それだけ定着率が高い。 大学関係者は「丁寧な就職支援と就職率アップのために、学生を企業に押し込むような本末転倒のようなことはしない。就職率=定着率との考えが徹底していて、学生、企業双方が納得のいく就職を目指している結果でしょう」と話す。 2位以下は東京福祉大、九州工大、金沢工大、東京工大、芝浦工大と続く。理工系の大学の就職率が高いことが分かる。上位10校の内、7校が理
今週は、一般入試で競争率(受験者数÷合格者数)が高かった大学・学部ランクを紹介する。合格者500人以上の大学・学部を取り上げた。 トップは明星大の教育。唯一、2ケタの高率だった。明星大のアドミッションセンターの鈴木隆センター長は「2010年に人文学部心理・教育学科を人文学部心理学科と教育学部に改組して注目度が高まりました。複数の教員免許状が取得できることで、志願者が増え、競争率が高くなっていきました。今年は1期生が卒業し、約100人が教員採用試験に合格しました。もともと小学校教員養成に定評があったのですが、今年は中高の教員も送り出しました」と話す。 2位は早稲田大・社会科学、3位が千葉工業大・情報科、4位が青山学院大・経営と続く。今年は経営が人気で6位に立教大も入っている。 この理由について、予備校の入試担当者は「経営学部は早稲田、慶應、上智の上位校にはなく、MARCH(明治大、青山学院大
国立国会図書館が所蔵している図書や雑誌の中で、明治以降に刊行され、著作権がクリアになっているものについては「近代デジタルライブラリー」としてインターネット上で公開されている。このデータを印刷・製本するサービスも始まっており、読書好きの注目を集めている。雨の休日や夏休みの徒然に、古書をひもとく楽しみを味わうのはいかがだろう。 近代デジタルライブラリーの公開点数は、今年2月の時点で4000点。書名や著者名、出版年などの書誌情報はリスト化され、テキスト検索もできる。現存の書籍や雑誌をスキャンして画像データ(JPEG形式)化したもので、表紙や裏表紙、紙質なども分かる。本好きの人は、当時の本の作りをながめるだけでも楽しいはずだ。 たとえば、1800年代に出版された「鳥獸類剥製大略」という本=写真〔1〕=は、ほとんどが手描きの絵で占められた4ページの本だが、丁寧に和綴じで装丁されているのが見て分かる。
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