長崎、広島両市の二つの被爆地の図書館が連携して企画した原爆展「つながる、つたえる、ナガサキ・ヒロシマ」が5日、長崎市興善町の市立図書館で始まった。両市の図書館が共同で企画展を行うのは初めての試みで、それぞれの被爆の実相を伝える取り組みを知ることができる。 被爆70年に合わせ、同館と広島市立中央図書館が連携。広島被爆者の峠三吉の「原爆詩集」の初版本や原爆ドームの歩みを紹介するパネル、子どもたちが作った紙芝居など約110点を展示。9日には永井隆博士の孫で、永井隆記念館長の永井徳三郎さんが講演する。 諫早市小野町の主婦真崎京子さん(67)は「改めて原爆の恐ろしさを感じた。核兵器は絶対ダメだと思う」と話していた。 17日まで。観覧無料。問い合わせは同館(095・829・4946)へ。
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