R.パトレーゼ氏、ホンダF1をドライブ - FMotorsports F1
9日(火)、元F1ドライバー、リカルド・パトレーゼ氏がスペインのヘレス・サーキットでホンダのF1マシン『RA107』をドライブした。 Riccardo Patrese (C)Honda Racing 拡大します 1977年から1993年に引退するまで実に17年間に渡ってF1をドライブ、ウィリアムズなどで通算6回の優勝記録を持つパトレーゼ氏は、この日トータル5ラップを周回、ベストタイム1'30.210を記録したという。 (コースレコードは1'17.974) マシンを降りたパトレーゼ氏は｢15年の歳月を経て再びマシンをドライブすると、この間のF1の進歩に驚きを禁じ得ない。 ただ、マシンは快適で、スピードは著しく速くなったとはいえ自分のドライビング・スタイル自体は変更する必要がないことも知ったよ。 とても楽しい経験になった。こうした機会を設けてくれたホンダや関係者に感謝したい｣と、その感想を語っ
ハミルトンの処分で騒然とするF1 : F1通信
元チャンピオンでテレビ解説者のニキ・ラウダは、レース・スチュワードがマクラーレンのチャンピオンシップ・リーダーに、遡及的に25秒のペナルティを与えて3位に降格させたことについて「これはF1史上最悪の裁定だ」と激怒した。 ラウダはドイツの記者らに「3人（のスチュワード）がこのようにチャンピオンシップの影響を与えるとは全く許し難い」と語った。 行列レースとなったヴァレンシアのヨーロッパGPのあと、スリルとオーバーテイクの欠如という背景に、レースを制する者がチャンピオンシップを制するというハミルトンとフェラーリのキミ・ライコネンのスパでの一騎打ちは、まさにF1が必要としているものだった。 ファンは感動的なハミルトンの勝利を称えたが、わずか数時間後にフェラーリのフェリペ・マッサが優勝者となった。 ハミルトンのキャリアの中でも最高の勝利と称賛されたレースのあとで、英国のタブロイド各紙は予想通り激しい
F1レース開催料が初めてテレビ放映権料を上回る : F1通信
Formula Money report reveals that Formula One race fees exceed television right for the first time F1の商業権保有者の収入において、今年初めてテレビ放映権よりもレース開催料が上回った。シンガポールおよびヴァレンシアの新レースの高額の開催料が追加されたおかげで、レース開催料は4億350万ドル（436億8,291万円*）に達し、テレビ放映権を2,300万ドル（24億8,998万円*）上回った。 今年のF1全事業の収入は記録的な47億ドル（5,088億円*）に達する見込み。収入のうち最大を占めるのはチーム・オーナーが支払った16億ドル（1,732億円*）であり、2007年の14億7,000万ドル（1,591億4,220万円*）から増加した。これは主にフォース・インディアチームを運営するインドの大富
ヨーロッパGP主催者、観客に謝罪 : F1通信
アスパールは「サーキットには延べ10万人以上の観客が来場した。将来に向けたプロジェクトであることを実証できたので満足だ。しかし、詳細についてはまだ詰める必要がある。しかしF1関係者からいただいたコメントはすべて前向きだった」と述べ、「入場チケットの98％」が売られたことを認めた。 そして「このプロジェクトに関わった全員に感謝」し、「スタンドからの視界に問題があった観客には謝罪」したいと述べた。アスパールは、T11のシートの一部からはトラックを見ることができなかったことを認め、観客のクレームにはしかるべく対処すると述べた。 「縁石や周辺エリアなど細かい部分については改善しなければならない。来年は今年よりよいものにするつもりだ。しかしそれでも非常に満足している。例えば、グランプリに来場した非常に多くの観客数にもかかわらず、アクセスポイントに関しては何の問題もなかった」 彼はまた、来年ヴァレンシ
フライホイール： 機械的運動エネルギー回生システム（KERS） : F1通信
KERSシステムは基本的に、減速と連動するフライホイールに接続されたCVT（無段変速機）であり、これは、ブレーキの熱として転換されるエネルギーの一部を回収する。このエネルギーはフライホイールに回転を与え、フライホイールは加速を後押しするよう命じられるまで回転を続ける。2009年から施行される新規約によると、ドライバーは、規定の時間と率についてのみ、KERSによる加速促進を利用することができる。これはチャンプカー・ワールドシリーズ・レーシングの「追い越しボタン」技術とよく似ている。これをトラクション・コントロール廃止と組み合わせることで、現在のF1を苦しめているオーバーテイクが難しいという状況の改善が期待される。 かなり単純に聞こえるが、KERSユニットの実際の製造は、複雑かつ小型であるため、驚くほど難しい。F1の厳しさに耐え、マシンのパフォーマンスを有意義に改善できるほどのトルクを伝達でき
フェラーリのF1シミュレータを製造する企業 : F1通信
現在最高のシミュレータを有しているのはフェラーリの宿敵マクラーレンであると見られているが、ムーグ社（本社：ニューヨーク）がマラネロに設置予定の「次世代」のシミュレータを製造しているようだ。 ムーグ社は、航空宇宙および防衛産業に関わっており、航空機、宇宙船、兵器、ミサイル制御装置などを製造している。 フェラーリのマシン・パフォーマンス責任者のマルコ・ファイネロは「ダイナミック・ドライビング・シミュレータは仮想テスト開発における新たな前進であり、ドライバーに実際の環境を実感させ、彼らの反応に直接フィードバックを与えるものだ」と認めた。 ムーグ社もこのニュースを認めた。 シミュレータの重要性はF1チームにおいて高まりつつあり、フェラーリは19日、パートナーである自動車メーカー、フィアットのチェントロ・リチェルケの施設を利用して、ヴァレンシアの新レイアウトに備えたと述べた。 しかし現ワールドチャン
オランダPhilips社，F1初の夜間レースに照明システムが採用される
オランダRoyal Philips Electronics社は，同社の投光器が伊Valerio Maioli S.p.A.に採用されたと発表した（発表資料）。Valerio Maioli社は，シンガポールで2008年9月28日に開催される「F1（Formula One）世界選手権」の夜間レースの照明システムを手掛ける企業。Philips社は，Valerio Maioli社と今回のレースの照明システム専用の反射器を共同開発した。F1世界選手権が夜間に開催されるのは初めて。Valerio Maioli社の照明システムの設計が安全性に関する基準を満たすことを世界自動車連盟（International Automobile Federation：FIA）が承認した。 照明システムの明るさは約3000lux。通常のスタジアムの約4倍の明るさで，日中の状況に近い明るさを確保できるという。レース中に時速
F1のナイトレースを照らす1,500個のフィリップス社製プロジェクター : F1通信
ヴァレリオ・マイオーリ社のエンジニアが開発したオランダのフィリップス社の専用リフレクターは、垂直とは異なる角度から光線を照射することにより、ぎらつきを防止するよう設計されている。これによって、時速300kmを超える速度で走行するドライバーは、雨によるぎらつきやスピンした場合の事故を回避することができる。3,000ルクスの照明は非常に明るいので、夜間でもほぼ日中のコンディションが再現できる。ちなみに、サッカースタジアムの明るさは800ルクス、街路照明は約30ルクスである。 マリーナべイ地区を車で走るシンガポール住民は、5月からパイロンと照明システムが設置されていることに気づいているだろう。1,500基の照明プロジェクターの完全装備は8月31日までに準備される予定である。公道サーキットなので、この照明システムは一時的なもので、地上10メートルの高さに4メートル間隔でトラックの片側のみに並んでい
知っていましたか？ Part 2： ブラックボックスとバリア : F1通信
- 安全性を改善するために、ピットレーンに適用される規約はトラックと同じく厳格である。規定速度（フリー走行中は時速60km、予選とレース中は時速80km）を超えたドライバーはペナルティを受ける。フリー走行と予選中は、超過した速度1kmごとに200ユーロ（3万2,672円*）の罰金が科せられる。レース中は、タイムをロスするドライブスルー・ペナルティが与えられる。 - 特に高速のトラックや、ランオフ・ゾーンが限られたコーナー向けに、安全性を改善するための特殊な高速バリアが開発された。新しい衝撃保護対策は、通常の積み上げタイヤを補強し、時速200kmの衝突エネルギーを吸収することができる。 - ドイツのニュルブルクリンク・サーキットのトラック事務局は、最近ドライバーと観客の安全性を改善するために約5,000万ユーロ（81億6,804万円*）を投資した。 - モノコックには、約30平方メートルのカ
知っていましたか？ Part 1： カーボン、ザイロン、ノーメックス : F1通信
黎明期は、深刻なクラッシュや致命的なクラッシュでさえ、グランプリ週末の一部として容認されていた。しかし今や、FIA、チーム、イベント主催者は、非常に高い安全基準を維持するために努力している。広範な規約、専任スタッフ、革新的な技術がリスク管理のために団結し、ファンが本当に大事なレースに集中できるようにしている。 知っていましたか･･･？ - ノーメックス®-3を着用したドライバーは、840℃の高温中でも11秒間生存できる。ちなみに、サウナの最高温度は100℃、マンションなどの火事では800℃に達する。火山の爆発における溶岩は750〜1,000℃である。 - 2007年シーズン前に、安全対策がさらに厳しくなった。マシンのノーズとリアの構造物は、より柔軟につぶれなければならなくなり、6mm厚さのカーボンとザイロンが、安全セルの側面を保護しなければならない。コックピットに進入する破片などの物体を阻
マクラーレン、来シーズンはスタッフをローテーション : F1通信
彼は、来年のスケジュールにおけるカレンダーの拡大、3週間の夏休みの消滅、テスト禁止のため、チームメンバーがすべてのレースに参加することは期待できないと考えている。 デニスはCNNに「この夏休みは、移動するスタッフにとって絶対に必要だ」と語った。「家族と過ごす時間が十分ないので、夏休みは少なくとも1週間はオフィスや職場に出てこなくてもよい機会になる」 「大変な来年のカレンダーに対応するためには、スタッフのモチベーションと満足感を維持することは重要な要素だ」 「スタッフをローテーションすることでこれに対応しなければならないだろう。スタッフはシーズンの全戦に参加しなくてもよい」 -Source: autosport.com -Mobile: Amazonﾓﾊﾞｲﾙ
佐藤琢磨、2009年はトロ・ロッソか : F1通信
当時、彼は「何も決まっていません。複数のチームと交渉しています」と述べていた。 スイス誌 "Motorsport Aktuell" は、2002年ジョーダンでデビューして100戦近くグランプリに参戦した佐藤が2009年トロ・ロッソのレース・シートのひとつに座るのではないかと予測している。 セバスチャン・ヴェッテルがシニアチームのレッドブルに移籍が決定しており、セバスチャン・ボーデが低迷しているため、ファエンツァのチームは年末に両シートとも空く可能性がある。 共同オーナーのゲルハルト・ベルガーは、2009年の理想的なラインアップは、例えばブルーノ・セナやセバスチャン・ブエミなどの若手と、経験豊富なチームメイトであると述べている。 "Motorsport Aktuell" は、佐藤はその経験と闘争心だけでなく、手強い日本市場に対するエネルギー飲料パートナー、レッドブルの浸透に役立つことから、候
F1の失われたマシン： 童夢F105 : F1通信
スーパーアグリF1チームの設立が発表されたときは、かなり革新的なアイデアのように見えた。オールジャパンのホンダ「B」チームがワールドチャンピオンシップに参戦したが、当初は誰が新しいSA05マシンを作るのかは不明であった。新チームはゼロからマシンを製造する能力がなく、外注しなければならないことは明確だった。しばらくすると、彼らがアロウズA23のシャシーを使うことが判明した。 一方、日本ではレースカー製造メーカーの童夢が、F1チームの運営に理想的な最先端のファクトリーをオープンしたばかりであった。10年前に童夢がワールドチャンピオンシップに参戦直前まで行ったことがあったので、噂が流れ始めた。 1965年、林みのるは前年登場したホンダS600スポーツカーをベースに、最初のレーシングカーを製造した。そして1970年代初めに日本の500ccフォーミュラ向けにシングルシーター・シャシーの製造を開始した
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