前回はOracle 10gをインストールするための下地作りがメインだったが、いよいよインストール作業に入ることにする。 Oracle 10gのインストール画面は、LinuxとWindowsで共通のGUIになっている。GUIで操作できるため、前回行ったRHEL4のカーネル設定などに比べると、手順に沿って効率的に進められると言える(インストール作業の一部分ではコマンドを打つ場所もある)。また、Oracle 10gから、管理ツールであるEnterprise Manager(以下、EM)にWebインタフェースが用意されたので、インストール後はWindowsでもMacでもLinuxでも管理ができるようになった。つまり前バージョン(9i)に比べると、まったくクライアントを選ばなくなった。 本稿ではOracle 10g Enterprise Editionのx86_64版をRHEL4にインストールして、
Red HatのJBoss部門のマーク・フルーリ上級副社長がインタビューに答えた。Red Hatは誰からも愛される「かわいい」ペンギンから最大の敵へと変わったという。 Red HatのJBoss部門のマーク・フルーリ上級副社長は、11月20~22日に独ベルリンで開催された「JBoss World」カンファレンスにおいて米eWEEKの取材に応じ、JBossの開発研究に対するRed Hatの投資の拡大、JBossのコードベースとガバナンスモデルの進化、雇用および技術について語るとともに、Red Hatの「かわいい」ペンギンに歯が生えてきたと述べた。 ―― この半年間、JBossの開発者たちはどうしたのですか。おとなしいですね。 フルーリ 確かにおとなしいです。わたしの感覚からすれば、少しおとなしすぎるくらいです。この間、Red Hatとの統合作業を進めてきました。販売部門は統合が完了しました。
Red Hatは,サーバソフトウェア「JBoss」での増収を図るため,本製品をサポートなしの無償版と,サポートありのサブスクプション版の2つのバージョンに分割することを計画している。 現在,JBossには1つのバージョンしか存在しない。Red Hatは本製品を開発していた企業を2006年4月に買収してから,これに対するサポートを販売していた。しかし同社の最高財務責任者(CFO)であるCharlie Peters氏は,米国時間11月14日に開催されたUBS Financial Conferenceにおいて,「Linux」で利益を上げるために用いてきた,2つのバージョンを提供するという戦略をJBossにも適用することを検討中であると述べた。 Red Hatは,OracleやNovellとの熾烈な競争に直面しており,JBossで収益を上げなければならないという切迫した状況にある。JBossは11
図1 Red Hat Enterprise Linux 5ではアップデート版の提供時期やメンテナンス・サポートの時期が変更されている。旧版でも18カ月間は更新ソフトが提供される。 米Red Hat社は,同社が開発・販売するLinuxディストリビューションの次期版「Red Hat Enterprise Linux 5」(以下,RHEL5)のベータ2を今週中に公開する予定である。 ベータ2の公開は,2006年11月15日に開催されたカンファレンス「HP/Red Hat Open Source Summit」のために来日した米Red Hat社上級副社長のTimothy Yeaton氏(写真1)が明らかにしたもの。同氏によると,RHEL5の注目すべき新機能は,1台のマシン上で複数のOSを動作させる「仮想化」と,個々のホストの設定などをサーバーで集中管理できる「Stateless Linux」の2点
「いつ、どういう形で起こるのかは想像の域を出ないが、OracleはLinuxが1つのディストリビューションに収れんされていけばいいと考えている」── 10月14日、「Oracle Summit 2006」カンファレンスのために来日した、グローバルテクノロジービジネス部門のロバート・シンプ副社長はこう話し、OracleにはLinux分断の意図がないことを改めて明確にした。 Oracleは、10月のOracle OpenWorld San Francisco 2006で同社がRed Hat Linux自体のサポートに乗り出すことを明らかにしている。米国で発表されたOracleのサポート料金は、年額99ドルから始まり、Red Hatの半値以下。さらにRed Hatが提供していない、データセンターのデータベースをサポートするのと同等の品質水準もメニューに加えている。 大きな打撃を受けるとみられてい
10月27日時点の米Red Hatのトップページ。Oracleのサービス「Unbreakable Linux」に対し「Unfakable Linux」を掲げ対抗心をむき出しにしている [画像のクリックで拡大表示] 米Red Hatは,米Oracleが10月25日にLinuxのバグ修正を含むサポートを行うと発表した(関連記事)ことに対し「Red Hatは回答する。(Red Hat Responds.)」と題するQ&Aを公開した。 「Oracleとのパートナーシップに変わりはない」(Red Hat)としながらも,「Oracleによるバグ修正は分岐(fork)となり,Red Hat Enterprise Linuxとのソフトウエアとハードウエアの互換性は保証されない」(Red Hat)と再三にわたって訴える内容となっている。 Red Hatが公表したQ&Aの概要は以下のとおり。 Oracleとの
米OracleエリソンCEO、“同じレベルで価格は半分以下”のRed Hat Linux向けエンタープライズサポートを発表 米サンフランシスコで10月22~26日の5日間にわたり、Oracle OpenWorldが開催されている。25日の午後には、OracleのCEO、ラリー・エリソン氏の基調講演が行われた。 ■ NASDAQ Closing Bell エリソン氏の基調講演に先立ち、NASDAQの閉幕ベル(Closing Bell)を鳴らすセレモニーが行われた。Oracle OpenWorld開催と、同社の株式公開20周年を記念してのもので、ニューヨークにあるNASDAQの取引時間終了の合図を、サンフランシスコから生中継で行うという趣向だ。ステージ上に「移動式ベル」といった感じのセットが用意され、エリソン氏のほか、社長のチャールズ・フィリップス氏、サフラ・カッツ氏なども顔を揃えた。 セレモ
写真3 仮想マシン管理ソフトの「Virtual Machine Manager」。制御用のOS「Domain-0」のみが動作しているところ。CPUやメモリーの使用率をリアルタイムで表示できる(この画面はFedora Core 6 test3のもの)。 無償のLinuxディストリビューション「Fedora Core」を開発するFedoraプロジェクトは2006年10月24日,最新バージョンである「Fedora Core 6」の正式版を公開した(写真1)。 Fedora Coreは,広く普及しているLinuxディストリビューションの一つ。年に2回の頻度でメジャー・アップグレードされる。前バージョンの「Fedora Core 5」が公開された2006年3月20日から,ほぼ7カ月ぶりの改定となった。バージョン6の公開予定は当初9月20日(米国時間)だったが,バグが発見され,何回か延期されていた(関
SELinuxは優れたセキュリティ強度を提供してくれるが、その設定の困難さ故か、SELinuxは使いにくいかのようなレッテルが貼られている。しかし、現状を見ると、2つのアプローチによって大きく変わりつつあることが分かる。 使いにくさが問題になっているSELinux Red Hat Linux、Fedora Coreなどの最近のディストリビューションには、セキュアOS「SELinux」が標準搭載されるようになってきた。SELinuxの肝は、「ポリシー」と呼ばれる設定にある。ポリシーには、「アプリケーションがどんなリソースにアクセスが許可されるか」が設定されている。このポリシーの設定に手間が掛かるかどうかで使い勝手が大きく左右される。しかし、アクセス制御可能な操作が700を超え、さらには、設定書式が1000以上存在しているため、ポリシーは難解だ(表1)。 policy_module(apach
Red Hatは米国時間9月8日、「Red Hat Enterprise Linux 5(RHEL 5)」の最初のテスト版をリリースした。これはRed Hatにとって仮想化技術「Xen」を組み込んだ初めての製品である。 Linuxベンダー最大手のRed Hatは、Xenを7月から出荷していたライバルのNovellに比べて慎重な姿勢を見せていた。Xenは1台のサーバで複数のOSを同時に動かすためのソフトウェアで、コンピューティングインフラの信頼性および柔軟性を高めることが期待されているが、これを利用するにはOSの基盤部分に変更を加える必要がある。 Red Hatはベータ版の発表にあたり、「Xenについてどんなフィードバックが寄せられるか強い関心がある」と述べた。 RHEL 5の正式版は2006年末までにリリースされる予定だが、同社ではこの計画が2007年初頭にずれ込む可能性があることを示唆し
米Red Hat社,Enterprise Linux 5ベータ版を公開 サーバー版とクライアント版のISOイメージを用意 米Red Hat社は,サーバー用途のLinuxディストリビューションの新版「Red Hat Enterprise Linux 5」(RHEL5)の最初のベータ版となる「Beta 1」を2006年9月7日(米国時間)に公開した。32ビット版(i386/i686)と64ビット版(x86_64)に加えて,PowerPC版,米IBMのzSeries版も利用できる。 従来版(RHEL4)に比べ,(1)仮想化ソフト「Xen」を組み込んだことと,(2)ネットワークにつながったどのパソコンにおいてもユーザー独自のデスクトップ環境をサーバーから呼び出して使える「ステートレスLinux」機能を組み込んだこと,が大きな違い。このほか,インストーラやカーネル・ドライバ・モデルの改良,iSCSI
クラスキャットは8月28日,Red Hat Linux 7.3のセキュリティ・パッチを2007年1月から無償配布すると発表した。Red Hat Linux 7.3に対しては現在,オープンソース・コミュニティ「Fedora Legacy Project」がセキュリティ・パッチを提供しているが,2006年12月末にサポートを終了すると発表している。 クラスキャットはLinuxサーバーで稼働するWebアプリケーションを開発,販売しており,Red Hat Linuxで動作する製品もあることなどから,Fedora Legacy Projectによるサポートの終了後もRed Hat Linux 7.3のセキュリティ・パッチを作成し「Fedora Leagcy Projectの理念を尊重し,無償で配布することを決定した」(クラスキャット)。 セキュリティ・パッチはクラスキャットのWebサイトで配布する。
JBossの創立者であり、現在はRed HatのJBoss部門上級副社長を務めているマーク・フルーリ氏は「JBoss World」に出席し、今後も企業によるオープンソースミドルウェア利用の促進にリーダーシップを発揮していくつもりだと明言した。 「プロフェッショナルのためのオープンソース」戦略を標榜する企業の先頭に立ってきたJBossは今や、諸般の通過儀礼を乗り越え、Red Hatの一部門として成熟期に入りつつある。 JBossの創立者であり、現在はRed HatのJBoss部門上級副社長を務めているマーク・フルーリ氏は、現地で開催されている「JBoss World」カンファレンスに出席し、Red Hat傘下における同社の事業体制はすでに整っており、今後も企業によるオープンソースミドルウェア利用の促進にリーダーシップを発揮していくつもりだと明言した。 同氏はイベント中に行った記者会見で、「買
Red Hat、JBoss買収を完了 Red Hatは5日(米国時間)、JBossの買収が完了したことを発表した。同社は4月10日(米国時間)、JBoss買収に向けての合意に至ったことを発表。買収金額はおよそ3億5000万米ドル。将来的にさらに7000万米ドルも追加される予定になっている。同社の第1会計四半期(2006年5月)中には買収が完了する見通しとされていたことから、概ね予定通りに買収が完了したことになる。 本買収によってRed HatはJBossの保有しているエンタープライズアプリケーションポートフォリオを一気に獲得。Red Hat Enterprise Linuxをベースプラットフォームとし、JBossプロダクトをミドルウェアとした、SOAやWebアプリケーションプラットフォームとして強力なポートフォリオを手に入れた。 OSとエンタープライズミドルウェアの両ポートフォリオを備えた
[an error occurred while processing this directive] Fedora のCDを入れて、boot:のところで、 text console=ttyS0 これでシリアルコンソールが利用可能です。また、Redhat9からだったと思うのですが、 telnet経由でのインストールも可能です。同じようにboot:から text telnet これで、telnetからのインストールが可能です。このばあい、dhcpサーバからipアドレスを振られます。なので、dhcpサーバにアクセスして、どのipが降られたか調べてから、 telnetでアクセスして下さい。固定でアドレスも割り当てることができるとは思うのですが、 どなたか教えて下さい。でも、telnet経由でのインストールができることは、最近のPCではシリアルがなかったりして、 便利です。でもシリアルがあったほう
X-seq: zsh-users 9648 From: Scott Murray <semurray@xxxxxxxxxxxx> To: zsh-users@xxxxxxxxxx Subject: Completion for yum Date: Sat, 05 Nov 2005 23:30:46 +0000 Mailing-list: contact zsh-users-help@xxxxxxxxxx; run by ezmlm Hi Zsh-Users, I am a Fedora Core user and have been annoyed by the lack completion for yum (the apt equivalent for FC and some other distros). So I've developed a compdef fopr yum wh
2006年9月下旬に公開される予定のLinuxディストリビューション「Fedora Core 6」(関連記事)では,デスクトップ環境「GNOME」のバージョン2.16,およびオフィス・ソフト「OpenOffice.org」のバージョン2.0.3が採用される見込みだ。Fedora Projectが,Fedora Core 6の公開スケジュールを掲載しているサイトで明らかにした。 現行版のFedora Core 5では,GNOMEバージョン2.14とOpenOffice.orgバージョン2.0.2を公開当時に採用している(関連記事)。現時点ではGNOMEバージョン2.16は2006年9月6日,OpenOffice.org2.0.3は2006年5月30日にいずれも正式版が公開される計画。Fedora Core 6の正式版の暫定的な公開日は9月20日なので,9月6日に予定されているGNOMEバージ
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