2015年には自動車の中で動作するソフトウェアのコード行数が1億行を突破する。総務省が発表した文書「高度情報化社会における情報システム・ソフトウェアの信頼性及びセキュリティに関する研究会の中間報告書」では、こうした表現でITが社会の基盤となってきている状況を表しています。 ITの大規模化や複雑化が進むことで、システム障害の発生による社会の被害も大きくなることから、現状の把握と取り組みの強化に向けて作成されたのが総務省のこの中間報告文書です。企業の情報システムに関わる人たちに有益な情報や提言が行われています。ポイントをいくつか紹介しましょう。 米国やカナダにおけるミッションクリティカルなシステムの平均停止時間は、ここ3年で倍増しているそうです。 こうした現状を踏まえ報告書では、ITによってもたらされる便益と、その裏側に潜むリスクとコストが適切にバランスした水準を実現していくことが極めて重要で
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