【リマ=加藤淳】麻生首相は22日のメドベージェフ露大統領との首脳会談で、「ドラえもん」とロシア民話に登場する「ドラフェイ」が共演するアニメの共同制作の提案を見送った。 外務省幹部によると、共同制作はもともとスベトラーナ大統領夫人のアイデアだったが、著作権者との調整がつかなかった。 日本政府は文化交流の一環と位置づけ、「マンガ」に強い首相から提案する方向で調整を進めていた。
日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見する宮崎駿(Hayao Miyazaki)監督(2008年11月20日撮影)。(c)AFP/Kazuhiro NOGI 【11月20日 AFP】(一部更新)アニメ映画監督の大家、宮崎駿(Hayao Miyazaki)氏(67)が20日に行われた記者会見で、麻生太郎(Taro Aso)首相が度々自らの漫画好きを強調することに苦言を呈した。 保守派のベテラン政治家である麻生首相はイメージを和らげようと機会のあるごとに「オタク」文化を理解する人物として自分を打ち出している。 しかし、都内の日本外国特派員協会(FCCJ)で行われた記者会見で、麻生氏がアニメ好きだと大々的に公言していることについてどう考えるかと聞かれた宮崎氏は、「恥ずかしいと思う。それはこっそりやればいいことです」と述べ、熱心に漫画を読んでいることを首相が宣伝する必要はないという考えを示した。
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