挨拶で感極まって涙ぐむ橋下徹大阪府知事=17日午前11時49分、大阪市中央区の大阪府庁別館(恵守乾撮影) 「知事がこだわっている数字は非現実的」「まず、府庁内部で阿修羅のごとく血と汗を流すべき」。17日、橋下徹知事が府内43市町村の首長に財政再建試案を説明した意見交換会では、出席した首長から反発する意見が相次いだ。橋下知事は懸命に理解を求めたが、最後には「大阪を立ち直らせたい」と涙も。試案の前途は多難となりそうだ。 意見交換会では冒頭から、府市長会会長の倉田薫・池田市長が「今日は思いの丈を述べさせてほしい。時間が限られているので、実のある議論をしたい」と“先制攻撃”。 これに対し橋下知事は「ご迷惑を掛けて申し訳ない」とあらためて頭を下げた。その上で「府庁だけでなく、市町村におかれても財政再建を果たしてほしい。府が一丸となって少しずつ我慢をして、全国初のモデルとして実現していきたい」と理解を