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日本とBookに関するsizukanayoruのブックマーク (78)

  • 「〈身売り〉の日本史: 人身売買から年季奉公へ」下重 清 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    中世・近世を中心に日において人身売買がいかにして無くならず生き残り続けたか、を通史として浮き彫りにした文字通り「身売り」の日史の概説。 古代から中世にかけて、人はものとして売り買いの対象だった。鎌倉・室町時代を通して時の政権も例えば無理やり誘拐や騙して売り飛ばしたりといったものは不正とされたが人身売買そのものは禁止されなかったし、戦国時代は文字通り「人取り」という奴隷売買が国内のみならず海外向けにも行われていた。江戸幕府になっても禁止されたのは人商い業と人をかどわかして売る行為であって人身売買そのものは禁止されなかった。ただ、譜代下人から年季奉公へと雇用形態が変化したことによって人身売買の対象は大きく縮小したが、男性の人身売買はほぼ無くなったものの、いわゆる遊女・売女など苦界に沈めるという行為を通しての女性の人身売買は残り続けることになった。 何故江戸時代に女性の身売りは無くならなか

    「〈身売り〉の日本史: 人身売買から年季奉公へ」下重 清 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 『街場の憂国論』文庫版のためのあとがき - 内田樹の研究室

    文庫版のためのあとがき みなさん、こんにちは。内田樹です。 文庫版お買い上げ、ありがとうございます。お買い上げ前でこの頁を立ち読みしているかたにも「袖すり合ったご縁」ですので、ひとことご挨拶を申し上げます。できたら、この「あとがき」だけ読んでいってください。 この文章を書いているのは2018年の3月です。 少し前の頁にある「号外のためのまえがき」が時間的には収録されたものの中で一番新しいテクストですが、その日付は2013年12月10日です。ということは、それを書いてから今日まで4年半が経ったということです。 その間に何があったか。 巻末に僕が不安げに予測した通り、「現在の自民党政権は、彼らの支配体制を恒久化するシステムが合法的に、けっこう簡単に作り出せるということ」を特定秘密保護法案の採決を通じて学習しました。その結果、2014年夏には集団的自衛権行使容認の閣議決定があり、2015年夏には

  • 日本人としての MUST READ (必読書) - Chikirinの日記

    来年の 4月末には現天皇が退位され、翌日には新天皇が即位されます。また今秋には秋篠宮眞子様もご結婚され、皇籍を離脱されます。 おそらく来年以降はふたたび「皇室存続の危機」が取りざたされ、女系天皇ありやなしやの議論が再興するのではないでしょうか。 だからこそこのタイミングで 日国民全員が! とまでは言いませんが、少なくとも皇室のあり方について関心のある方、なんらか意見を持ちたいという方にぜひ読んでおいてほしいがあります。 それがコレ。ほんとに MUST READ な一冊です。 知られざる皇室外交 (角川新書)posted with amazlet at 18.01.25西川 恵 KADOKAWA (2016-10-10) 売り上げランキング: 191,225 Amazon.co.jpで詳細を見る → キンドル版 → 楽天ブックス 話を少し戻しましょう。 2005年、今から 13年前、小泉

    日本人としての MUST READ (必読書) - Chikirinの日記
  • なぜ「菊と刀」は名著なのか - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    人の贈与論 「菊と刀」は、太平洋戦争時にアメリカ政府が敵である謎の民族日人を知るために、文化人類学者ルース・ベネディクトに分析を依頼して作成されました。文化人類学と言えば、モースの「贈与論」が有名です。未開社会では贈与と返礼というエコノミーにより、社会秩序が運営されていることを発見しました。贈与のエコノミーとは、贈与に対して返礼するという交換を基とします。モースの贈与論では、贈与されると返礼がマナという神的な力にまで昇華されて、人々の行動を強制します。 「菊と刀」もまた贈与論の系譜にあります。日人は恩、義理、恥などの贈与のエコノミーが強く働く人びととして、西洋人の合理主義と相対化して描かれました。この方法は多くにおいて成功していると思います。ある面で、これほど日人の特性をうまく分析しているは他に見当たりません。 ルース・ベネディクトは日を一度も訪れずにこのをかきましたが、

    なぜ「菊と刀」は名著なのか - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • 【読書感想】日本人なら知っておきたい天皇論 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    人なら知っておきたい天皇論 (SB新書) 作者: 小林よしのり,田原総一朗出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2017/10/06メディア: 新書この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 日人なら知っておきたい天皇論 (SB新書) 作者: 小林よしのり,田原総一朗出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2017/10/05メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 小林よしのり×田原総一朗の天皇論 小林よしのり×田原総一朗による、日人が知っておきたい天皇論の 23万部突破のベストセラー『天皇論』の著者小林よしのりと ジャーナリスト田原総一朗が、 いまこそ日人が知るべき天皇論を語る! 小林よしのりさんと田原総一朗さんという、「曲者」どうしの対談、しかも内容は「天皇論」ということで、僕としては、「言いくるめられないようにしなく

    【読書感想】日本人なら知っておきたい天皇論 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 1653夜『江戸の思想史』田尻祐一郎|松岡正剛の千夜千冊

    先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

    1653夜『江戸の思想史』田尻祐一郎|松岡正剛の千夜千冊
  • 2020年までに働き方を変えないとヤバイかもしれないという話~『日本3.0』のレビュー - 本で死ぬ ver2.0

    今回紹介するはこちら。 日3.0 2020年の人生戦略 作者: 佐々木紀彦 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/01/25 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る NewsPicksの編集長、佐々木紀彦氏による日社会と働き方についての提言書。この人は東洋経済新報社に勤務しているとき、東洋経済オンラインの編集長となって、同サイトを超人気にした立役者である。 もくじ 日1.0と日2.0とは何か? 愛国心とは何か? 天皇はなぜ敬愛されるのか? 日3.0で生き残れる人々 T字型人間とH型人間 今日の一首 後記 書によれば、2020年を契機に、日社会は大きな変容を遂げるらしい。そもそも、近代日の歩みは次のようなものだった。ちなみに、シンギュラリティは2020年ともいわれているが、書では特に人工知能については述べられていない。 日1.0と日2.0とは何か?

    2020年までに働き方を変えないとヤバイかもしれないという話~『日本3.0』のレビュー - 本で死ぬ ver2.0
  • 山川出版の日本史がいかに凄いかについて情熱的に説明する

    高校生の頃は、たんなる事実の暗記にしかすぎない歴史に何の面白みも感じなかったのだけど、この歳になって物事を検証するのに様々な視点がある事を遅まきながら理解でき、歴史も1つの壮大なストーリーとして興味深く読めるようになった。 さて、歴史というと山川出版の日史の教科書が有名だ。高校時代にお世話になった人も多いだろう。 僕は高校生時代にあれを読んで「なんでこんなにわかりにくくを書くんだろう」と憤慨したものだけど、最近は一周回ってむしろ逆に山川凄ぇ!と思うようになってしまった。 というわけで今回は山川出版の日史がなんであんなにもわかりにくいのかについてと、わかりやすさの罠についてを書いていこうかと思う。 物事を中立に語ると事実の羅列にしかなれない 大化の改新、645年。 いい国作ろう、鎌倉幕府。 こんな感じで年表をいかに暗記するのかが日史の勉強だと思ってる人も、結構いただろう (ちなみに今

    山川出版の日本史がいかに凄いかについて情熱的に説明する
  • 『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』 伊藤祐靖著 自主独立の物語を追求すると、究極的には、世界がすり鉢状で、全く余裕がなくなる - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 日初の特殊部隊の創設者の書いた。非常に面白かった。彼が、1999年イージス艦「みょうこう」の航海長であった34歳の時に、能登半島不審船事件に遭遇したことが、彼が日に特殊部隊が必要だと思うようになるスタート地点。指揮官として、部下たちに北朝鮮の工作船であるのが間違いない船に、立ち入り検査を命じなければならない。しかし、プロの軍人が乗り込んでいるのが明白な船に、ほとんど法律的にも武器的にも準備なしで、自爆装置がついているであろう船に突入しなければいけないことから考えると、まず間違いな全員殺される。でも、命令しなければいけない・・・・という状況で初めて、日が何の準備もしていなければ、そういう覚悟も訓練もない部下たちに、死んで来いと命令しなければいけないことに気づき、彼は愕然とするところから、このは始まる。非常に、真摯にそのことを追う

    『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』 伊藤祐靖著 自主独立の物語を追求すると、究極的には、世界がすり鉢状で、全く余裕がなくなる - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
  • 【読書感想】謝罪大国ニッポン ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    謝罪大国ニッポン (星海社新書) 作者: 中川淳一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/08/26メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 日人は、なぜ謝り続けなければいけないのか? この国に、謝罪のない日はない。致命的な失態はもとより、些細なあやまちですら盛大に揚げ足をとられ、ネットを通して徒党を組んだ「怒りの代理人」の攻撃によって謝罪会見に追い込まれた挙句、今度はその内容を品評され、「反省していない」とさらに騒がれ……。この仕打ちは、新たな標的が現れるまで続き、謝った人をボロボロになるまで追い込む。書では、ネット編集者・ライター、PRマンとして数多くの謝罪を目撃し体験してきた筆者が、現代社会に渦巻く謝罪の輪迴の実情と原因を、山一破綻会見、東京五輪エンブレム問題、ベッキー不倫騒動など数々の事例とともに検証・分析。“謝罪大国ニッポン”を生き抜くための処

    【読書感想】謝罪大国ニッポン ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 山本七平『日本人と中国人』の没解説 - 内田樹の研究室

    七平の『日人と中国人』の文庫化に解説を書いてほしいと頼まれて書いたのだが、このの著者はイザヤ・ベンダサンという架空の人物であることになっており、著作権継承者が「イザヤ・ベンダサンは山七平の筆名」だということを認めていないので、誰が書いたのか曖昧にしたまま解説を書いてくれと原稿を送ったあとに言われたので、「そんな器用なことはできません」と言って没にしてもらった。 せっかく書いたので、ここに掲載して諸賢のご高評を請う。 「日人と中国人」はかつて洛陽の紙価を高めた山七平の『日人とユダヤ人』を踏まえたタイトルであり、その造りも似ている。いずれも「日人論」であって、タイトルから想像されるような比較文化論ではない。中国人もユダヤ人も、日人の特性を際立たせるために採り上げられているだけで、主題的には論じられているわけではない(『日人とユダヤ人』では、著者イザヤ・ベンダサンが「米国籍

  • 「甘え」の構造 - 何も考えないこと(読書メモ)

    「甘え」の構造 (1971年)postedat 2010.6.15土居 健郎 弘文堂 売り上げランキング: 314889 Amazon.co.jp で詳細を見る 2002-05-29 BKNT 92円(780円) 2008-08-29/09-16 ★3.5 図書館蔵書146.1ア 感想 6年前に古屋で見かけ、有名なだと思って、安かったこともあり、買っておいたまま積読していた。一度、何かのきっかけで読んだけど、途中まで読んで放置した記憶がある。 ■きっかけ 何の利害関係もないのに「甘えるな」と言われたことに、物凄く違和感を覚えた。これをきっかけに、「甘え」そのものを、もっと具体的に理解したくて、読んでみたくなった。 ネットコミュニティで、書き込みして意見しあうだけのつながりしかなく、何かを授受するとか提供されるあてもないのに、私の意見に反論して「甘えるな」と書かれたことがあった。 「甘え

    「甘え」の構造 - 何も考えないこと(読書メモ)
    sizukanayoru
    sizukanayoru 2016/06/21
    "日本語に一人称がたくさんあるのは、統合失調(精神分裂)の傾向があるからだ" "個人ではなく集団で行動するから、自分と相手が区別できないという意味では納得" "集団を離れて、単独行動するのは裏切り行為らしい"
  • 人口から読む日本の歴史 鬼頭宏 ASIN:B016O8V0HS - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    縄文時代 ・60万年以上前 日列島に人が住み着く ・1万年前までの氷河の時代(寒冷な氷期と比較的温暖な間氷期が何度も繰り返し)から温暖化へ ・20歳代の死亡がほぼ半数。50歳まで生存する人は少ない。人口維持のために複婚制 ・早期 2.0万人 ・中期 26.1万人 東日が96% サケ、マスの遡上のため ・後期 16.0万人 気候寒冷化による特に東日で人口減。西日焼き畑農業。「照葉樹林焼畑農業文化」 ・晩期 7.6万人 弥生時代〜10世紀 人口増 ・稲作農耕とその普及により人口増 ・縄文晩期以降に気温上昇し温暖化へ ・紀元前3世紀 弥生時代 人口急増 59.5万人。西日が多い。渡来人の帰化 ・3世紀 邪馬台国時代 180万人以上 ・4〜7世紀 古墳寒冷期 ・8世紀 奈良時代 600〜650万人 気温上昇 ・9・10世紀 小温暖期 57 倭の奴国(後漢書) 239 卑弥呼(魏志倭人伝)

    人口から読む日本の歴史 鬼頭宏 ASIN:B016O8V0HS - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • 葬儀と日本人 位牌の比較宗教史 菊地章太 ISBN:4480066179 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    中国 前三世紀〜二世紀 戦国時代末〜漢代 「儀礼」、「礼記」 儒教が冠婚葬祭の基準を構築。 招魂の儀礼(死者の霊魂を呼び戻る) 11世紀後半 宋代 朱熹 朱子学 人は誰でも学んで聖人になりうる。 「家礼」。冠婚葬祭の儀礼を簡略化して、庶民に開放。 没後に時を定めて故人の祭りを行う。(四十九日の満中陰、年忌法要、忌明け) 12世紀 南宗 禅宗 来は坐禅の宗教。只管打坐(しかんたざ) 「禅苑清規」(中国の僧院生活の規律) インド仏教で禁止されていた労働を取り入れる。作務。普請。 「家礼」の影響で葬儀作法の完成。僧侶の葬儀のための作法。おおむね儒教の作法を踏襲している。 在家にも準用。在家の信者をいったん出家したことにして、戒名を授ける。 日 中世 禅宗 中国より坐禅の宗教として伝わる。 曹洞宗 禅宗に密教思想の導入とともに俗世へ近接。 地方の支配者層や下級武士に、さらに農民に普及。 葬儀を

    葬儀と日本人 位牌の比較宗教史 菊地章太 ISBN:4480066179 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • 武士と世間 なぜ死に急ぐのか 山本博文 中公新書 ASIN:B00LMB0A5Q - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    近世以前 世間 「世間」は仏教的な世界の意味か世の中一般を指すことが多い。 「万葉集」の中に「世間」を作った歌が45首。漠然と社会全体をあらわす。 中世から近世 世間 個人に対して圧力をかける厳しい「世間」が形成されてきた。 統一政権が成立し流動的な社会が固定してきた。 日全国どこであってもそれぞれの「世間」がついて回る。 武士の外聞 武士が命を惜しまず戦うのは、主君のためと同時に恩賞のため。ただし名か利かと言えば名を取るのが武士の習い。 義理あるいは義務としての主君への忠誠心のためではなく、武士として生まれた自分の名自体を惜しむ意識からであった。誇り高い武士の身分意識そのものだった。 武士として立っていくため、なにより名誉を大事にした。世間の評判、「外聞」。 戦国時代から統一政権へ移る時代に、個々の戦国大名やその部将、配下の武士を見つめる「世間」があった。 武士は、自分の感情よりも、自

    武士と世間 なぜ死に急ぐのか 山本博文 中公新書 ASIN:B00LMB0A5Q - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • この一冊 2015年から2016年へ - Chikirinの日記

    今年もあと一週間で終わりですね。 今日は「新しい年を迎えるにあたって、ぜひ読んでおきたい一冊」をご紹介します。 それは、ロバート・アラン・フェルドマンさんによる日経済についての分析、そして提言であるコチラ ↓ 日経済の問題点と可能性を超わかりやすく解説する凄腕エコノミストのフェルドマンさん。彼が書いたこののクオリティは、前書き冒頭の一文に凝縮されています。 経済学とは何かと訊ねられれば、「希少資源の最適な利用の学問」と答えます。 さらにその目的は「希少性からくる争いを減らし、世界を平和にすること」と言えるでしょう。 国や人間が争ってきた歴史を振り返り、世界の現状を見れば、争いが希少な物や足りない物が原点になっている場合が多いことが分かります。 水や石油、べ物や環境など、希少資源や希少商品をどうやって公正配分し、どうやって希少性を解消するか、それを考えるのが経済学です。 奇しくも今

    この一冊 2015年から2016年へ - Chikirinの日記
  • 反知性主義3 Part 2: 内田編『日本の反知性主義』:白井総の文は、無内容名同義反復。他の文は主に形ばかりのおつきあい。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    はい、まだ反知性主義の話は続きます。第3部を前編と後編にわけるなんて、最近の無内容を引きのばそうとする『トワイライト』とか『ホビット』『ハリポタ』『ハンガーゲーム』みたいでいやなんだけどさ、お金とるわけじゃないし、どうせ読む側もあんまり長いのは飽きるでしょ?(といいつつ、今回もえらく長いんだけど) ブレイキング・ドーンPart2/トワイライト・サーガ [DVD] 発売日: 2013/10/25メディア: DVD これまでの話は以下の通り: 反知性主義1:ホフスタッター『アメリカの反知性主義』は、知識人のありかたを深く考えていてとってもいいよ 反知性主義2:森『反知性主義』は、アメリカに限ったまとめとしてはまあまあ 反知性主義3 Part1; 内田編『日の反知性主義』の編者による部分は変な思いこみと決めつけだらけ 白井の文は、グローバリズムとかポストフォーディズムとか聞きかじりだけで並べ

    反知性主義3 Part 2: 内田編『日本の反知性主義』:白井総の文は、無内容名同義反復。他の文は主に形ばかりのおつきあい。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 反知性主義3 Part 1: 内田編『日本の反知性主義』は編者のオレ様節が痛々しく浮いた、よじれた本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    しばらく間が空いた。で、反知性主義についての簡単なお勉強を経て、ぼくが手に取ったのは『日の反知性主義』だった。 このの題名は、明らかに『アメリカの反知性主義』を意識しているようだ。その一方で、この面子を見ると、ぼくが冒頭に挙げた『現代思想』の執筆者と重なるようであり、「反知性主義」を「バーカ」の意味で使う連中の集団のようにも思える。で、どうなのよ? それがぼくの興味だった。が、その前に…… 「反知性主義」をちがう意味で使ってはいけないの? まず、そもそも「反知性主義」を「バーカ」の意味で使ってはいかんのか? ぼくはそうは思っていない。ぜんぜん構わないと思う。ただ、その場合にはホフスタッターとかを引き合いに出してはいけない。まるで意味がちがうからだ。 なぜか? ホフスタッターのは、名著とはいえ決してだれでも知っているメジャーなではない。ぼくはたまたま、漠然とホフスタッター的な意味合い

    反知性主義3 Part 1: 内田編『日本の反知性主義』は編者のオレ様節が痛々しく浮いた、よじれた本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 今こそ読もう!「中空構造日本の深層」 - アンカテ

    史上で有力者が誰も朝廷を潰そうとしなかったのって不気味じゃない?:哲学ニュースnwk これって、天皇=部長、将軍=次長と考えると、サラリーマンならピンと来る話じゃないでしょうか。 つまり、部長がおかざりで、NO2の次長とか部長代理が実権を持って仕切ってる部って、意外と仕事がしやすいということです。もちろん条件はいくつかあって、 部長は大幅に次長に権限移譲している 次長は叩きあげで、現場の細かいことまでよく知っている 部長の「出自」がいい (親会社や銀行からの出向組とか) これだと、部長と次長が仲良くなくて違うこと言ってても、下の者は迷うことが少ないんです。 部長が、朝礼で何かトンチンカンな方針を言うと、すぐに次長が「あの人は現場のことがわからないから、適当に合わせておいて、今まで通りやればいいんだよ」とかフォローしてくれる。 逆に、部下が失敗して次長から厳しく叱責された時には、部長がフ

    今こそ読もう!「中空構造日本の深層」 - アンカテ
  • 【読書感想】日本の反知性主義 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    の反知性主義 (犀の教室) 作者: 内田樹,赤坂真理,小田嶋隆,白井聡,想田和弘,高橋源一郎,仲野徹,名越康文,平川克美,鷲田清一出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2015/03/20メディア: 単行この商品を含むブログ (14件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 集団的自衛権の行使、特定秘密保護法、改憲へのシナリオ…あきらかに国民主権を蝕み、平和国家を危機に導く政策が、どうして支持されるのか?その底にあるのは、「反知性主義」の跋扈!政治家たちの暴走・暴言から、メディアの迷走まで、日の言論状況、民主主義の危機を憂う気鋭の論客たちによるラディカルな分析。『街場の憂国会議』に続く、緊急論考第2弾! 【目次】 反知性主義者たちの肖像 内田樹 反知性主義、その世界的文脈と日的特徴 白井聡 「反知性主義」について書くことが、なんだか「反知性主義」っぽくて イヤだな、と思った

    【読書感想】日本の反知性主義 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言