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bookと経済に関するsizukanayoruのブックマーク (72)

  • 『財政破綻後』という奇貨居くべし: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    問題は、いつ起きるかではないし、どう回避するかでもない。起きることは必然で、そのときどんな打ち手が「いま」準備できているかだ。 だれも財政破綻を気にしていない? 財政破綻とは何か 財政破綻の始まり 財政破綻後の日 財政破綻後にやれること 切りやすいところから切る もしもゼロから作るなら 生きかたを選ぶ=死にかたを選ぶ 財政破綻という「奇貨」 1. だれも財政破綻を気にしていない? 興味深いことに、Googleトレンドを見る限り、「財政破綻」を検索している人は過去最低ラインとなっている。問題が消え去ったわけでもなく、債務は積みあがっているにもかかわらず、財政はまだ詰んでいない。 大きく2つの波がある。リーマン・ショックを発端とした2007年の世界金融危機と、ギリシャ経済破綻が大きく報道された2010年のユーロ危機だ。順番からすると次は日中国か。中国がコケて日が無償で済むはずがない。

    『財政破綻後』という奇貨居くべし: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  • 【読書感想】アフター・ビットコイン―仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者― ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者 作者: 中島真志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/10/27メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る Kindle版もあります。 アフター・ビットコイン―仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者― 作者: 中島真志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/11/10メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) ビットコインは「終わった」。ブロックチェーンは「これから番」。日銀出身の決済システムの第一人者が、ビットコインの崩壊をいち早く予測。ゴールドマン・サックスから三菱東京UFJ銀行、そして各国の中央銀行が繰り広げる次なる覇権争いを鮮やかに描く それでも気になるビットコイン、というわけで、僕も少し勉強してみよう、と思ったのです。 最

    【読書感想】アフター・ビットコイン―仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者― ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 文庫版『国家破産はこわくない』まえがき – 橘玲 公式BLOG

    文庫版『国家破産はこわくない』のまえがきを、出版社の許可を得て掲載します。 ****************************************************************************************** 書は2013年3月に発売された『日の国家破産に備える資産防衛マニュアル』(ダイヤモンド社)を文庫化したものです。 親の発売当時はギリシアが国家破産寸前に追い込まれ、地中海の島国キプロスはそのギリシアに多額の融資をしていたことで財政破綻し、実質的な「金融封鎖」に追い込まれました。島内の銀行は2週間にわたって閉鎖され、顧客は預金を引き出すことができなくなり、EUによる支援の条件として10万ユーロ超の預金に9.9%、それ以下の金額に6.7%が課税されることが発表されて大騒動になりました(その後、修正のうえ大口預金者のみが負担)。 その一

    文庫版『国家破産はこわくない』まえがき – 橘玲 公式BLOG
  • 『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』:書評と考察 : 富士通総研

    2017年6月22日(木曜日) (はじめに) 玄田有史東京大学教授の編集で『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』(慶應義塾大学出版会)という書物が出版された(以下、書と呼ぶ)。このの帯にもあるように、これはまさに現在の日経済の「最大の謎」に挑む試みだと言えよう。実は筆者自身も、このオピニオン欄などで何回か雇用と賃金の問題に取り組んできた(注1)。ただし、従来の筆者の考察は主に「日的雇用」(大企業の正社員を中心としたメンバーシップ型雇用)に焦点を当てたものである一方(注2)、現実の日の労働市場は遥かに複雑で多面的なものである。 この点、書の大きな特徴は、敢えて書物としての見解の統一性に拘ることなく、総勢20名以上の研究者を動員することで、序と結びを併せて18章にも及ぶ多様な観点からこの「謎」に挑んだことにあろう。具体的には、正規・非正規雇用の違いに注目しつつ(【正規】)、正統

  • 経済はごまかしに満ちている──『不道徳な見えざる手』 - 基本読書

    不道徳な見えざる手 作者: ジョージ・A.アカロフ,ロバート・J.シラー,George A. Akerlof,Robert J. Shiller,山形浩生出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2017/05/12メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る書はあまりまとまっては指摘されることのない、"市場で行われる釣り/詐術"の手口についての一冊である。わかりやすい例から紹介すると、"ジムに来場一回ごとに金を支払う"か"月次の自動更新払い"か"年額払い"かといった選択肢がある時に、ほとんどの顧客は月次契約を選ぶが、八割の人は一回ごとの方が安上がりとなる。 つまり、ほとんどのジム会員は"月次で支払っても元がとれるぐらい来る"という思い込みに釣られて無駄な金を支払っているのである(心当たりがある人も多いのではなかろうか)。ジムだけでなく、似たような事例は世の中に溢れている。

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  • jyoshige.com

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  • 百姓の力 江戸時代から見える日本 渡辺尚志 ISBN:4044000034 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    1)15世紀以前 惣村が成立する前の村 法的・政治的主体として公認されていない 村をいくつか合わせて枠組みである庄や郷の単位で領主と交渉 2)15世紀後半から16世紀 戦国時代 気候が寒冷化し飢饉が頻発、さらに戦国の争乱 <惣村の成立> 自ら武力をもって防衛 村掟という村独自の法を定めて秩序維持 土地や貨幣などの村有財産をもつ 家ごとに労働力を提供させるなどの村役を賦課 領主にかわって年貢・諸役の徴収・納入を請け負う 村の指導者は土豪(有力農民)や侍(地侍)たち 3)17世紀 江戸時代 気候のいくぶん温暖化 統一政権の成立。 水利灌漑。治水工事 人口と耕地面積が急増 人口2倍、耕地面積約1.8倍 17世紀における農業生産力の発展がめざましい 牛馬の飼育と厩肥の使用が一般化 <江戸時代の村> 各地の新田村が生まれる 兵農分離。侍層の経済力低下。 商脳分離。村の商人が城下町へ移住。 自立経営を

    百姓の力 江戸時代から見える日本 渡辺尚志 ISBN:4044000034 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • 新年なので、最近考えていることなど – 橘玲 公式BLOG

    昨年末に『「読まなくてもいい」の読書案内』を出版して、「これまでとテーマが変わったんですか?」との質問が寄せられたので、新年ということもあり、私のなかでどのようにつながっているのかをちょっと説明したいと思います。 これまで何度か述べてきたことですが、「私たちがこの世界に生まれ、いまを生きているということがひとつの奇跡であり、限られたその時間をできるだけ有効に使うには人生を正しく(合理的に)設計しなければならない」というのがすべての前提です。 私たちは金融資、人的資、社会資という3つの資から富(ゆたかさ)を得ています。 これらの資をすべて失ってしまった状態が「貧困」です。 これら3つの資のなかで、金融資は、金融市場から富を獲得するための投資理論としてモデル化されています。 金融市場についての理論には、経済学の効率的市場仮説と、それを批判したベノワ・マンデルブロのフラクタル理論

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  • この一冊 2015年から2016年へ - Chikirinの日記

    今年もあと一週間で終わりですね。 今日は「新しい年を迎えるにあたって、ぜひ読んでおきたい一冊」をご紹介します。 それは、ロバート・アラン・フェルドマンさんによる日経済についての分析、そして提言であるコチラ ↓ 日経済の問題点と可能性を超わかりやすく解説する凄腕エコノミストのフェルドマンさん。彼が書いたこののクオリティは、前書き冒頭の一文に凝縮されています。 経済学とは何かと訊ねられれば、「希少資源の最適な利用の学問」と答えます。 さらにその目的は「希少性からくる争いを減らし、世界を平和にすること」と言えるでしょう。 国や人間が争ってきた歴史を振り返り、世界の現状を見れば、争いが希少な物や足りない物が原点になっている場合が多いことが分かります。 水や石油、べ物や環境など、希少資源や希少商品をどうやって公正配分し、どうやって希少性を解消するか、それを考えるのが経済学です。 奇しくも今

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  • 【読書感想】ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ポスト資主義――科学・人間・社会の未来 (岩波新書) 作者: 広井良典出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/06/20メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る Kindle版もあります。 ポスト資主義 科学・人間・社会の未来 (岩波新書) 作者: 広井良典出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/09/17メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 富の偏在、環境・資源の限界など、なおいっそう深刻化する課題に、「成長」は解答たりうるか。近代科学とも通底する人間観・生命観にまで遡りつつ、人類史的なスケールで資主義の歩みと現在を吟味。定常化時代に求められる新たな価値とともに、資主義・社会主義・エコロジーが交差する先に現れる社会像を、鮮明に描く。 20世紀は、資主義と社会主義の邂逅の時代でした。

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  • 【読書感想】希望の資本論 ― 私たちは資本主義の限界にどう向き合うか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    希望の資論 ― 私たちは資主義の限界にどう向き合うか 作者: 池上彰,佐藤優出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2015/03/30メディア: 単行この商品を含むブログ (7件) を見る 内容紹介 閉塞感と焦燥感で混迷を極める現代。 私たちは資主義の矛盾や限界にどう向きあっていけばいいのか? 現代日の知の水先案内人、池上彰と佐藤優が、 トマ・ピケティの『21世紀の資』の世界的大ヒットなどで にわかに注目を集めるマルクスの『資論』を、 革命の書としてではなく、 資主義を相対化し過酷な社会のなかで 生き延びるための指南の書として読み解く。 いま、『資論』を読む意味とは? 『資論』からみえる現代日は? 幸せな資主義は可能か? 資主義社会をサバイバルする技術、 資主義に絡め取られない生き方とは? AERA2014年11月10日号の 「資主義の限界を生き抜く『資

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  • 【読書感想】池上彰の「経済学」講義 歴史編 戦後70年 世界経済の歩み ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    池上彰の「経済学」講義 歴史編 戦後70年 世界経済の歩み 作者: 池上彰出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ発売日: 2014/12/29メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 内容紹介 テレビ東京・BSジャパンの放送でも話題。 池上彰の愛知学院大学・2014年講義を書籍化。 戦後社会の歴史と仕組みを経済の視点から読み解く池上「経済学」講義。東西冷戦、日の戦後の歩みなど、歴史を学ぶことで未来が見えてくる。 戦後70年の今こそ必読! 第1弾 歴史編 戦後70年 世界経済の歩み プロローグ 経済学を学ぶということ 1 経済、そして経済学とはそもそも何か 2 廃墟から立ち上がった日 3 東西冷戦の中の日 4 日はなぜ高度経済成長を実現できたのか 5 成長の歪み――公害問題が噴出した 6 バブルが生まれ、はじけた 7 社会主義の失敗と教訓――ソ連、東欧、

    【読書感想】池上彰の「経済学」講義 歴史編 戦後70年 世界経済の歩み ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • トマ・ピケティ「21世紀の資本」書評 富の格差鋭く分析、分配問題を核心に|好書好日

    ISBN: 9784622078760 発売⽇: 2014/12/09 サイズ: 22cm/608,98p 21世紀の資 [著]トマ・ピケティ [訳]山形浩生、守岡桜、森正史 資主義の格差拡大傾向を鋭く分析した世界的ベストセラーの邦訳版が、ついに出版された。書は、富の格差や社会階級の問題に関心を失った現代経済学を批判、分配問題を経済分析の核心に戻すと宣言する。これは、19世紀までの古典派経済学が持っていた良質な問題意識の復活でもある。18世紀から21世紀初頭の膨大な各国データで歴史的実証分析を行い、そこから資主義に内在する傾向法則を掴(つか)み出そうとする。そのタイトルはもちろん、マルクスの『資論』を意識したものだ。 書の分析結果が国際的に敬意を払われているのは、ピケティが、「分配論」(第3部)の科学的基礎として「資蓄積論」(第2部)を、詳細な実証分析に基づいて展開している

    トマ・ピケティ「21世紀の資本」書評 富の格差鋭く分析、分配問題を核心に|好書好日
  • 「日本経済の構造変化」書評 税制による所得再分配強化を|好書好日

    経済の構造変化 長期停滞からなぜ抜け出せないのか (シリーズ現代経済の展望) 著者:須藤 時仁 出版社:岩波書店 ジャンル:経済 日経済の構造変化―長期停滞からなぜ抜け出せないのか [著]須藤時仁、野村容康 日経済の構造と問題点を、長期的な視点から実証的に解き明かしてくれる好著だ。読者は、目の前の霧が晴れる気分を味わうだろう。 まず書は、日経済の長期停滞要因として、GDPの約6割を占める消費低迷を指摘、その背景に1970年代後半以降、雇用者報酬の伸び率が一貫して低下し、98年以降はマイナスとなった事実を明らかにする。その原因が「産業構造の転換」と「労働分配率の抑制」だとして分析を進める点に、書の特徴がある。 進行する「経済のサービス化」で、第3次産業は付加価値額と従業者数で経済全体の約6割を占める。ところが機械化が難しいため、その労働生産性の伸び率は低いのが実情だ。したがって

    「日本経済の構造変化」書評 税制による所得再分配強化を|好書好日
  • 実はみんな読み切れない トマ・ピケティ『21世紀の資本』を簡単図解 恥をかかないために(週刊現代) @gendai_biz

    せっかく買ったんだから、読まなきゃなあ。でも、そんな時間もないし—『21世紀の資』ブームに乗りたくても乗れない人にご朗報。600ページ超の内容も、たった6つの図で理解できるんです。 金持ちの資産に課税せよ フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が来日した。1月29日からの3泊4日の分刻みのスケジュールをこなし、後述する東大での講演会も大盛況となった。 今や雑誌・テレビに引っ張りだこのピケティ教授。だが、彼の著書で、現在日で13万部のベストセラーとなっている『21世紀の資』を読破した強者はどれほどいるだろうか。何せ注釈を抜きにしても608ページに及ぶ専門用語をちりばめた大著である。実のところ、多くの人が読み切れていないのではないか。 そこで、どんな内容なのかを押さえておくため、単純明快な図解を試みた。ここに示した6つの図に目を通せば、『21世紀の資』を直感的に理解できるはずだ。 ポイント

    実はみんな読み切れない トマ・ピケティ『21世紀の資本』を簡単図解 恥をかかないために(週刊現代) @gendai_biz
  • ピケティ『21世紀の資本』訳者解説 (pdf, 750kb)

    ピケティ『21世紀の資』 訳者解説 (v.1.1) 2015.1.23-2.1 山形浩生 hiyori13@alum.mit.edu この資料はクリエイティブコモンズ Attribution-ShareAlike 4.0 国際ライセンス下で公開されています. 今日の構成 • 1. 『21世紀の資』とピケティのえらさ • 2. あらすじ: r > g から格差拡大へ • 3. 格差是正の処方箋は? • 4. ピケティの受容・誤解・批判 • 5. 日への示唆とは? • 6. 落ち穂拾い 2 まずはじめに…… • ピケティのと、ピケティの他の論文での記述と、 ピケティがインタビュー等での発言とは、分けて 考えよう! – がいちばんストイック。たぶん意図的に書いていな い話もかなりある。 – 前二つは、それなりにきちんと考えてまとめたものだ けど、インタビューは(特に日のことなんかは

  • ピケティあんちょこ、あげよう。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    21世紀の資 作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行この商品を含むブログ (107件) を見る 某所のために作ったピケティあんちょこ、みんなにもあげよう。そこらの解説より詳しいよ。いずれこれをベースに書いてもいいけど、まずはこれで。読書会とかしてる人々はご活用ください。 ピケティ『21世紀の資』訳者解説 v.1.1 (pdf, 686kb) ピケティ『21世紀の資』訳者解説 v.1.1 印刷用 (pdf, 624kb) ちょっと加筆してバージョンアップしました。あと、印刷用バージョンも作った。トナーが節約できます。(02.02) 山形浩生の「経済のトリセツ」 by 山形浩生 Hiroo Yamagata is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承

    ピケティあんちょこ、あげよう。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • ピケティ的な格差は日本でも拡大するか

    世界中でベストセラーになったトマ・ピケティの『21世紀の資』が、日でも発売された。このの最大の特徴は、資蓄積によって資家と労働者の格差が拡大するという事実を過去200年以上のデータにもとづいて明らかにしたことだが、異論も多い。 特に最上位0.1%の大富豪の年収は、アメリカでは1億5000万円以上なのに対して、日では3300万円以上だ。日の格差はアメリカのように上位1%と残り99%ではなく、正社員と非正社員の格差である。 総務省の調査によれば、2013年の非正社員の比率は38.2%で、これは20年前の2倍以上だ。非正社員の時給は正社員の約6割なので、これが増えると平均賃金は下がる。図のように年収300万円以下の労働者の比率は40%を超え、200万円以下の貧困層が25%近い。 その一つの原因は、ピケティも指摘するテクノロジーの変化である。今まで高い賃金をもらっていたホワイトカラー

  • なぜ格差は広がっているのにアベノミクスが支持されるのか - 第三の波平ブログ

    ピケティの「21世紀の資」が自由主義に与えた衝撃 自由主義は、自由競争を徹底すれば機会の平等が得られるという思想である。誰にでも均等に成功のチャンスはある。格差は結果でしかなく、敗者は再び成功に向かってチャレンジすればよい。その象徴がアメリカンドリームだ。現在の経済学は単なる科学ではなく、このような思想をもとにしている。 ピケティの「21世紀の資」(ISBN:4622078767)はここに楔を打ち込んだ。過去の資を分析した結果、資主義は原理的に固定した格差を生み出す。金持ちはより金持ちに貧乏人は貧乏人のままで、それが資主義の原理であると。それは、ピケティが資主義の第一法則と呼ぶもので単純に表せた。資の平均年間収益率r>経済成長率g さらにピケティは、なぜ現在の経済学がこのような間違いを犯したか、説明する。それは戦争である。世界大戦で、金持ちの資産は解体した。そのために戦後は、

    なぜ格差は広がっているのにアベノミクスが支持されるのか - 第三の波平ブログ
  • 『21世紀の資本』 増刷相次ぐ NHKニュース

    主義の下での格差の拡大をデータで実証し、世界的にベストセラーとなっている『21世紀の資』の日語版が、先月発売され、増刷が相次ぐなど日国内でも大きな反響を呼んでいます。 10日都内の書店で開かれたの内容を解説する催しには、幅広い年齢層のおよそ250人が集まり、関心の高さがうかがえました。 『21世紀の資』は、フランスの経済学者、トマ・ピケティ氏が、日を含む世界20か国以上の税金のデータを基に、「所得」や「資産」を分析し、資主義の下での格差の拡大を、データで実証した経済書です。 世界各国で格差の拡大が問題視されるなか、英語版は去年発売されたアメリカでベストセラーとなり、先月、日語版の発売が始まった日でも大きな反響を呼び、増刷が相次いでいます。 10日は、都内の書店で翻訳した評論家や経済学者が内容を解説する催しが開かれ、「先進各国で資産を持つ人が、より資産を増やし、資産を持