category02 2014年05月10日10:00 【オトナ女子映画部】玉の輿結婚にかいま見る、女の弱さ・醜さ、そして強さ「ブルージャスミン」 第71回ゴールデングローブ賞と第86回アカデミー賞で共に主演女優賞を獲得した「ブルージャスミン」。女性を描くことに定評のあるウディ・アレンの最新作だ。 これまでコメディ色の強かったアレン監督だが、今回は女性の弱さ、醜さ、そして強さを、ホラーに近いトーンで赤裸々に表現し、新境地を切り開いた。 実業家の夫ハル(アレック・ボールドウィン)の心変わりで突然すべてを失ったジャスミン(ケイト・ブランシェット)。セレブな生活だけでなく、何の財産も残して貰えなかったジャスミンに残ったのは、莫大なカードローンだけ。行き場を失ったジャスミンは、庶民的な生活を送っているシングルマザーの妹、ジンジャー(サリー・ホーキンス)のアパートに居候することになるが……。 [続き