前回「次はサイゼリヤのメニューの構造について書く」と言ったがあれは嘘だ。 いや、いちおう最初はそのつもりだったのだが、書き始めてすぐにこれはどう考えても建設的な内容にはならないという事に気付いたのである。 なぜなら、前回私はサイゼリヤというレストランを最大限に楽しむ方法を私なりに提案した。 という事は、これ以上今のメニューについて何を書いたとしても、それは前回紹介した以上の物にはなりようがないのだ。 つまりあれがサイゼリヤの限界という結論になってしまいかねないという事である。 それではいけない、と私は考えた。 その限界を突破してさらなる高みを目指すには何をなすべきか。 答えは自ずと出た。 烏滸がましくも今回私が行うのは サイゼリヤ新メニューの提案 である。 ただし。 既存の飲食店に対して「俺の好きなこれを置け」というだけなら簡単だし、またそれは腹が立つほど無責任なだけの物にもなりかねない。