学生の就職先として人気の地方銀行に、気になる動きがある。地銀のビジネスモデルについて、金融庁が「中長期的には成立しない可能性がある」と言及したのだ。 従来の地銀の収益基盤は、地元の中小企業などに資金を貸し出して利益を得る「貸出資金利益」が中心だが、これだけではとても将来性があるとはいえないのだという。 地域の「生産年齢人口の減少」が大打撃 経営が安定している、遠方への異動がない、などの理由で、地銀を魅力的な就職先と捉える就活生は少なくない。特に地元志向が高く、「ブラック企業」への就職を恐れる学生からは、「地銀に入ればとりあえず安心」と評があるそうだ。 実際、給与や福利厚生、休暇などの待遇に恵まれた人もいるようだ。2011年には2ちゃんねるに、「入行5年目」で法人融資を担当すると自称する人のスレッドが立った。月の給与は額面で約35万円、賞与は年2回で70~80万円程度だという。 駅10分の3