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「本」に関する本と人物に関するsynapse_booksのブックマーク (17)

  • ビッグコミック創刊物語 - 本屋のほんき

    ビッグコミック創刊物語 (祥伝社黄金文庫) 作者: 滝田誠一郎出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2012/06/13メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログを見るまだ、漫画が子どものものだと思われていた60年代後半、青年コミックというジャンルを開拓した「ビッグコミック」とその創刊に携わった人たちの奮闘を描くノンフィクション。 ビッグコミックを創刊した伝説の編集長、小西湧之助は、漫画雑誌を作ろうとは思っていなかった。大人が読むに耐えうる文芸誌をつくろうと考えていた。だから漫画家とは呼ばず作家と呼んだし、掲載作も作品と呼んだ。 でもまだ漫画の地位が低かった時代、小学館でも青年コミック誌に人材をまわそうという空気は薄く、かつては行き場のない編集者が集まる“吹き溜まり”と社内で揶揄された。小西湧之助は吹き溜まりを水の澱んだ沼になぞらえ、自分たちを泥底に棲む夜行性の小ナ

    ビッグコミック創刊物語 - 本屋のほんき
  • 『随筆 本が崩れる』草森紳一(文春新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 ―「書刑または屈葬」の現場検証― 父は、貧乏性で、滅多に単行を買わなかったが、日課の屋通いは死ぬまで続いた。耄碌しても、徘徊の行き先は屋と決まっていたから、警察のお世話にもならずに済んだ。その父が、早晩死の床となる枕の横に置いていたのは、『ゴキブリ三億年のヒミツ』(安富和男著 ブルーバックス)だった。害虫や寄生虫を偏好し、何よりもブラック・ユーモアを好んだ父らしい選択だ。もっとも、死後、書棚を整理したら、『ゴキブリ…』は二冊出てきた。後にも先にも、二度買いしてしまったはそれ一冊らしい。貧乏性の父も耄碌には勝てなかったのかと思うと哀れだが、それはそれで『ゴキブリ…』への執心が惻惻と感じられ、一生の終い方としては悪くない。 こんなことを思い出したのも、『が崩れる』を読んだからだ。 2008年春、草森紳一は他界した。当時の新聞でも日付がまちまちなのは、他でもない臨

    『随筆 本が崩れる』草森紳一(文春新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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    synapse_books 2013/06/04
    『随筆 本が崩れる』
  • 紹介 - あたらしい書斎 : 404 Blog Not Found

    2012年09月20日22:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 紹介 - あたらしい書斎 あたらしい書斎 いしたにまさき 著者より献御礼。 というより書の場合私も書一部なので、書評でなく紹介だけ。 書「あたらしい書斎」を一文で紹介すると、「以外にも読むべきものが溢れた現代人が、書斎を作るとしたらどんな書斎になるか」という一冊。 目次 - 【新刊告知】デジタル・クラウド時代の書斎を考える『あたらしい書斎』:[mi]みたいもん!より 第1章 「あたらしい書斎」の姿をさぐる 第2章 1畳の空間とIKEA家具での書斎作り 第3章 デジタルとウェブが可能にする「開かれた書斎」 第4章 ノマドワークスタイルと「外にある書斎」 第5章 私のあたらしい書斎、究極の書斎、未来の書斎 私自身「空気を読むな、を読め。」「新書がベスト」という具合に「」、つまり「コンテンツに関するコンテンツ」は

    紹介 - あたらしい書斎 : 404 Blog Not Found
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    synapse_books 2013/04/09
    「あたらしい書斎」
  • 『装丁山昧』小泉 弘(山と溪谷社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「の品格は表紙にある」 私の大好きなブックデザイナー、小泉弘さんのが山と溪谷社から出版された。 題して『装丁山昧』(そうていざんまい)。 と同じくらい山を愛する「紙のアルピニスト」小泉弘さんが、これまで装丁してきたたくさんのの中から、とくに「山の」に焦点を当ててまとめたものだ。 ページをめくるたびに、ため息が出るような美しいが登場する。どれも小泉さんらしい、清楚で、品のある装丁の数々。そして、それらのについて語られた文章が、またいい。たんに外周を飾る装丁ではなく、内容を深く理解した上でを装おうとしている小泉さんの態度に、心が揺さぶられた。 たとえば『立山のふもとから』(船尾美津子、山と溪谷社)について書かれた文章。 毎日新聞の富山版に連載しているエッセイをにしたいというお話だった。 一読して文章の上手な方だなと思い、そして行間に漂う空気に、ああ、東京

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  • 本の世界に生きて50年 - 本屋のほんき

    の世界に生きて五十年―出版人に聞く〈5〉 (出版人に聞く 5) 作者: 能勢仁出版社/メーカー: 論創社発売日: 2011/07メディア: 単行購入: 4人 クリック: 54回この商品を含むブログ (4件) を見る出版、書店業界に生きて50年!の能勢先生のこれまでをインタビュー形式でまとめたです。 能勢先生は今はなくなってしまった千葉の多田屋(いい店でした)に25年勤めた後、平安堂でFCビジネスをはじめ5年間勤め、創業期のアスキーでパソコン書を出版してヒットさせた後、太洋社で取次も経験され、書店コンサルタントになって15年という、大大大先生です。僕が就職活動していたときに業界研究で読んだのも、能勢先生のでした。大変尊敬しております。 能勢先生の書店理論は、当に基からぶれないんですね。そしてお客様のことを当によくわかってらっしゃるので、お客様不在の論が目立つ出版業界にあって、お

    本の世界に生きて50年 - 本屋のほんき
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    synapse_books 2012/02/09
    「本の世界に生きて50年」
  • 神保町の匠 - 鉄板の面白さ! 古本訪ねて三千里

    ちょっと前まで失業していた。かすかに残るツテを頼み、東へ西へ。土下座モードで臨んだ出版社40社はことごとく門前払い。「いよいよ独立か……」。開業資金に頭を抱えていた矢先、50歳の男を雇ってくれるという版元が運良くあらわれ、築35年の陋屋を売らずに済んだのであった。ヤッホオオオウ!(雄叫びである) つまりこの秋は「就活」に明け暮れたが、実は読書量は生涯最大級であった。中途採用の面接に臨む40社の新刊を片っ端から読んだからである。平均10冊、物理的に一冊に割く時間は一時間が限度(最後は普通預金の残高が底をつき、図書館のお世話になった)。こういっちゃ悪いが、世の中にいかに「いけない」が多いことか(殊にビジネス書)。編集者生活29年目にして、あらためて実感したのである。 今回ご紹介するのは勿論、その雲霞のごとき「いけない」ではない。いや、日が大変なときに何にウツツを抜かしているのかと顰蹙を買

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    synapse_books 2012/02/09
    『オックスフォード古書修行』
  • 神保町の匠 - 海外での翻訳出版に賭けた先駆者のドラマティックな記録

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    synapse_books 2012/02/09
    『海の向こうに本を届ける』
  • 『ミステリーの書き方』日本推理作家協会編著(幻冬舎) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 小説家ってどうやって小説を書いているのでしょう。私には未だにわかりません。大学では文芸を専攻し、小説の学校にも通いましたが、そういうところには作家という肩書きの先生方はいても、リアルタイムで作品を書き生き馬の目を抜く出版界で生計を立てている、いわゆる「物の作家」はほとんどいませんでした。「作家として生きていくにはどうしたらいいか」なんて誰も知らないわけです。勿論、世間には「物の作家」が教えている学校もあります。しかしタイミングが合わなかったり、授業料が高額だったりして、結局「物の作家」に教えてもらう機会はありませんでした。 私同様、多くの作家志望者のほとんどは独学で小説を学ぶしかありません。運良く賞を獲ってデビューしたとしても、小説の書き方なんて誰も教えてくれません。同じ作家でも売れっ子作家は雲の上の存在、近づくことはおろか「どうやって書いてるんですか?」なんて

    『ミステリーの書き方』日本推理作家協会編著(幻冬舎) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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    synapse_books 2012/01/25
    『ミステリーの書き方』
  • 宮崎駿「本へのとびら 岩波少年文庫を語る」書評 児童文学伴侶に、創造に絶望せず|好書好日

    アニメーション映画監督・宮崎駿が、長年親しんできた岩波少年文庫の中からお薦めの50冊を紹介。あわせて、自らの読書体験、児童文学の挿絵の魅力、3.11震災後の世界についてな… へのとびら 岩波少年文庫を語る [著]宮崎駿 縁側の板間の廊下で肘(ひじ)をついて寝そべった姿勢でを読み耽(ふけ)っているオカッパ頭の少年の側(そば)に寄り添う庭の白い犬。犬がに代われば僕の少年時代の自画像と言ってもちっとも不思議ではない宮崎駿さんの少年時代の自画像が、書の口絵をカラーで飾っています。 そして次の見開き頁(ページ)には400点を超える岩波少年文庫の中から50冊を選ぶため候補を床に並べて感慨深げに沈思黙考しておられる仕事着の宮崎さんの嬉(うれ)しそうな優しい顔に、児童文学への愛が語られているのが読み取れます。 巻頭カラー頁で宮崎さんが選ばれた50冊の岩波少年文庫の表紙や挿絵が紹介され、その一冊ず

    宮崎駿「本へのとびら 岩波少年文庫を語る」書評 児童文学伴侶に、創造に絶望せず|好書好日
    synapse_books
    synapse_books 2011/12/07
    「本へのとびら 岩波少年文庫を語る」
  • 神保町の匠 - 司修の仕事

    著者: 司修 出版社: 白水社 参考税込価格: 2,100円 ISBN-10: 4560081433 ISBN-13: 978-4560081433 今回は一冊の書評ではなく司修の仕事について書く。『の魔法』は、15人の作家や詩人、学者のをどんなふうに装丁したかという書き下ろしエッセイ。取り上げられる著者は古井由吉、武田泰淳、埴谷雄高、島尾敏雄、中上健次、江藤淳、三島由紀夫、森敦、真壁仁、河合隼雄、松谷みよ子、網野善彦、水上勉、小川国夫。このうち私は森敦さんから、「『月山』が今も読まれ続けるのは、一にかかって司さんの装丁のおかげなのです」という言葉を直接聞いた。 司修は澁澤龍彦の『黒魔術の手帖』などの装丁を1960年ごろから始め、その後、上記の作家たちや大江健三郎の主要作品、野坂昭如や向田邦子など多くの戦後文学者の装丁をしてきた。日の戦後文学の顔はかなりの部分、この人が作

  • ニッポンの書評 - 情報考学 Passion For The Future

    ・ニッポンの書評 「文学賞メッタ斬り」で有名な書評王 豊崎由美氏の書評論。面白かった。 についてコメントする立場の人、必読。「トヨザキ流書評の書き方」も付箋の使い方まで書いてあって実践的。 豊崎氏は「粗筋+評価」だけの書評をプロの芸がない「ガター&スタンプ」として批判してきた。書評界ではそれなりに影響力を持つ意見だったが(私も自戒にしてきた)、ここにきて心境の変化があったようで、方針転換を宣言する。 「つまり極端な話、粗筋と引用だけで成立していて、自分の読解をまったく書かない原稿があったとしても、その内容と方法と文章が見事でありさえすれば立派な書評だと今のわたしは考えているのです。」 そして新ルール。 1 自分の知識や頭の良さをひけらかすために、対象書籍を利用するような「オレ様」書評は品性下劣 2 贈与としての書評は読者の信頼を失うので自殺行為 3 書評は読者に向かって書かれなければなら

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    synapse_books 2011/06/03
    「ニッポンの書評」
  • 文筆家・大竹昭子の書評ブログ : 2010年11月30日

  • 神保町の匠 - 装丁もまた人間そのもの

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    synapse_books 2010/11/24
    『本は物である』
  • Amazon.co.jp: 書店ほどたのしい商売はない: 本

    Amazon.co.jp: 書店ほどたのしい商売はない: 本
    synapse_books
    synapse_books 2010/11/17
    「書店ほどたのしい商売はない」
  • 星野リゾート急成長の背景に「教科書」あり - 日経トレンディネット

    synapse_books
    synapse_books 2010/05/27
    『星野リゾートの教科書』
  • ■ - 本屋のほんき

    屋の女房 作者: 田中栞出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/11/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (37件) を見るそういえば、このについて何も書いていなかった気がします。ちょっと古いですが、名著なので改めて紹介を。 なんで、このを思い出したかというと、このの冒頭で、著者の田中栞さんが古屋の女房になったきっかけとなった渋谷の山下書店が、今日で閉店となったからなのでした。副都心線の開通に伴う東急文化会館のあたりの再開発で、テナントインしているビル自体が立ち退きになるらしいです。田中さんは、この店が山下書店になる前の、まだ渋谷書店と呼ばれていた昭和54年にバイトを始めご主人に出会われたと書いておられます。 まあ、そのへんの話は冒頭の11ページでおしまいになって、編は横浜にあった古屋黄麦堂での日常を描いた秀逸なエッセイ。

    ■ - 本屋のほんき
  • 『本棚』(ヒヨコ舎) : 本屋さんへ行こう!

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